映画『アンノウン(2011)』の口コミ・レビュー

アンノウン(2011)

[アンノウン]
UNKNOWN
2011年カナダ上映時間:113分
平均点:5.77 / 10(Review 87人) (点数分布表示)
公開開始日(2011-05-07)
アクションサスペンスミステリー小説の映画化
新規登録(2011-04-04)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2022-07-03)【S&S】さん
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監督ジャウマ・コレット=セラ
キャストリーアム・ニーソン(男優)マーティン・ハリス博士
ダイアン・クルーガー(女優)ジーナ
ジャニュアリー・ジョーンズ(女優)エリザベス・ハリス
エイダン・クイン(男優)もうひとりのマーティン・ハリス
ブルーノ・ガンツ(男優)エルンスト・ユルゲン
フランク・ランジェラ(男優)ロドニー・コール
セバスチャン・コッホ(男優)レオ・ブレスラー教授
スタイプ・エルツェッグ(男優)ジョーンズ
カール・マルコヴィクス(男優)ファルジュ医師
石塚運昇マーティン・ハリス博士(日本語吹き替え版)
岡寛恵ジーナ(日本語吹き替え版)
辻親八もうひとりのマーティン・ハリス(日本語吹き替え版)
小島敏彦エルンスト・ユルゲン(日本語吹き替え版)
楠見尚己ロドニー・コール(日本語吹き替え版)
佐古真弓エリザベス・ハリス(日本語吹き替え版)
音楽ジョン・オットマン
製作ジョエル・シルヴァー
レナード・ゴールドバーグ〔製作〕
アンドリュー・ローナ
ダークキャッスル・エンタテインメント
製作総指揮スーザン・ダウニー
スティーヴ・リチャーズ
配給ワーナー・ブラザース
衣装ルース・マイヤーズ[衣装]
編集ティモシー・アルバーソン
あらすじ
学会出席のため、妻とともにベルリンに降り立った植物学者のマーティン。彼は、ホテルで妻がチェックインする間、大切な鞄を置き忘れたことに気付いて一人空港へ引き返すが、乗っていたタクシーが交通事故に巻き込まれ川に転落して意識を失ってしまう。そして、病院で意識を取り戻した彼は宿泊先のホテルに向うが、妻は彼のことを全く知らないと言い、しかもそこにはもう一人の「マーティン」が居たのだった。彼は、自分こそが本物の「マーティン」だと主張するのだが、彼自身も記憶を失っていて…。
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💬口コミ一覧

87.例えば写真展のシーンなど、ヒッチコック的なショットを交えながら、決してオマージュにとどまらない自分の画面としているあたり実に大人だし、ブルーノ・ガンツとフランク・ランジェラのやりとりをフルショット主体で捉える、ダイアン・クルーガーのとまどいや恐怖を不意に挿入する等、繊細な演出も光る。「蝋人形」「エスター」に続いて、ジャウム・コレット=セラ、なかなかやる。
まぶぜたろうさん [映画館(字幕)] 10点(2011-05-25 10:11:27)
👍 1
86.いやー実に実に面白かった、興奮しました。謎に満ちた発端がイイですね。テンポよく挿入されるアクションがイイですね。待ち受けているのは思わぬ展開(そりゃま、似たアイデアの作品は過去にあったけど、この程度の類似を見咎めて楽しまないのでは、日頃からミステリ小説なんて読んでいられない(笑))。そして何より、このサスペンスの雰囲気がイイですね。ミステリってのは、単なる「こんなトリック思いつきました」という報告書じゃなくて、本分は、そのトリックをいかに「語る」か、にある訳で。本作は、まずはその「語り」に徹している、その丁寧さに非常に好感が持てます。一体何が起こっているのか。誰が敵で誰が味方なのか。単純にプロットやトリックという意味での物語ではなく、それらを含めた、サスペンスの流れとしての「物語」、それをいかに「語る」か、どのようなカットを積み上げていくか。例えば“主人公が電話帳のページを破る前に辺りを確かめる視線”、などというレベルから、省略せずに描写をひたすら紡いでいく。この映画には「適当に色々撮って、後で編集で何としよう」みたいな発想は無く(そんないい加減な映画があるのかどうか知らんけど)、どのようなシーンにも強い意思が感じられて、しかもそれが、意思のための意思じゃあない、あくまでサスペンスを盛り上げ、映画を面白く「語ろう」とする意思であるのが、実に嬉しいじゃないですか。強いて文句をつけるなら……このタイトルはもうちょっと考えてつけてもよいのでは(こんなタイトル、どんな映画にもついちゃうよね)。
鱗歌さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2012-05-20 08:34:54)
👍 2
85.ネタバレ 予想外に面白かった。最初は「博士」のくせに強すぎるし運転もうますぎで、なに?と思ったが、エンディングで納得。破綻もなく、よく出来たストーリーですな。
kaaazさん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2011-12-10 00:57:31)
84.ネタバレ 最初から最後まで、サスペンス一杯で面白かった。自己存在の不確かの意味もあり、怖い映画。ダイアンクルーガーが、セクシーで素敵。
にけさん [映画館(字幕)] 8点(2019-01-14 11:03:41)
83.ネタバレ とても面白かった。?がいっぱいでわくわくしましたね。類似作品を観ていなかった我が幸運を思います。
この雰囲気、この映像。サスペンスの舞台に雪降るベルリンはもう最適。青みがかった病室、モノクロの写真展、そこに一点映えるJ・ジョーンズの金髪。苦虫顔のL・ニーソンに憂い顔美人のD・クルーガー、そして重鎮B・ガンツまでが揃ったら軽薄になりようがないのだけども。 
新旧の老スパイ同士の対峙する場面は、ストーリー上は横線ながらこの映画の見所の一つと言っていいほどの緊迫感があります。少しずつ表情を変えてゆく二人の男のせめぎあい、静かながら龍虎相搏つといった趣。ここシビれましたねえ。
マーティンの、記憶が戻ったあとの豹変ぶりはちょっと強引だけど(元仲間にしてみればとんだ裏切りですよね)それでもたくさん楽しめたので、私的にはそこはスルーしようと思います。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-11-05 23:59:57)
82.まさにミステリーです。素晴らしいシナリオです。これなら観て後悔しませんよ。おすすめします。
新しい生物さん [DVD(吹替)] 8点(2013-08-17 02:21:02)
81.ネタバレ (ネタバレあります。未見の方はご注意ください)物語を味わう上でポイントとなる部分。それは、“何故主人公は危険を冒してまで、暗殺計画を止めようとしたのか?”だと考えます。そもそも自分が携わっていたミッション。阻止する必然性はありません。それに未だ口封じされる危険性が残る中、余計な事はせず速やかに雲隠れするが得策のはず。しかし、彼はそうしませんでした。其処に意味があると考えます。ジーナは言いました。「大事なのは、今何をするかよ」と。過去を捨てるため、新たなアイデンティティを獲得するため、マーティン・ハリスという名の男(=かつての自分自身)と決着をつける必要があった。果たして結果は爆発炎上。彼の過去も綺麗に吹き飛んだ様子。生まれ変わりを望む人間にとっては、これ以上ない結末でした。アイデンティティを失った男と、IDの無い女は、新たな人生を手に入れました。『96時間』のリーアム・ニーソン主演。“頼れる男”が本作では散々な目に合います。彼の枯れた風貌は、所謂アクション俳優に比べ親しみ易い。感情移入が必須となるサスペンスでは大切な要素です。オチに新鮮味はありませんが、よく練られた脚本が心地よい作品でした。シュワルツェネッガー主演の某SF映画と類似点が多くありますので、比較してみるのも面白そうです。
目隠シストさん [DVD(吹替)] 8点(2012-07-14 09:08:26)
80.ネタバレ リーアム・ニーソンがパスポートの入ったバッグを空港に置き忘れるのは、ホテルのカウンターでジャニュアリー・ジョーンズだけがチェックインするのを監視カメラが捉える状況を作り出すというあくまで単純な作劇上の必要性から逆算した設定であり、その彼女が爆弾を止めようとして失敗するのも、届かない手のサスペンス(前半の鋏と照応)と爆破のスペクタクルを構成するというシンプルな映画的要請からくるものである。

フィクションに囚われ「<らしさ>とか<首尾一貫性>とか<心理>とかにばかりこだわる観客」(ヒッチコック&トリュフォー「映画術」)にとっては、単にキャラクターの愚かな行動という見え方でしかなくなるのだが、ジャウマ・コレット=セラ監督はそうした<らしさ>にも<首尾一貫性>にも<心理>にも拘ることなく、ひたすら状況設定とサスペンス感覚を核として映画を見せていく。

画面の意匠のみならず、そうした作法自体が「映画術」の忠実な踏襲として芯が通っている。

曰く、「マクガフィンには何の意味も無いほうがいい。」(ヒッチコック)
曰く、「映画作家は何かを言うのではなく、見せるだけだ。」(トリュフォー)

鏡面を使った看護師瞬殺シーンの絶妙な構図。アフリカ系タクシー運転手の亡骸に当たる照明。
その状況の秀逸な見せ方ゆえに、ブルーノ・ガンツ、フランク・ランジェラらは勿論、僅かな登場シーンしかない端役キャストに至るまで個性があり、そのいずれもが印象強い。

鏡面に映る二人の虚像を破砕するリーアム・ニーソン。その破片を握りしめる右手と、立ちすくむダイアン・クルーガ―の構図。
爆発による停電でモノトーンとなった画面に漲る一瞬の緊張と、交感する二人の表情がいい。
ユーカラさん [DVD(字幕)] 8点(2012-05-22 23:46:06)
79.終盤まで、引き込まれましたね~ オチは、ありがちでしたが..シリアスで、謎あり、アクションあり..ツッコミどころも、ちらほら散見されますが..なかなか楽しめます...
コナンが一番さん [DVD(字幕)] 8点(2011-12-22 12:56:45)
78.ネタバレ  つかみが100点。オープニングからぐいぐい惹きこまれます。
 最初はよくあるなりすまし系のサスペンスなのかと思っていたのですが、リズ(妻)と自分でない男のツーショット写真が出てきたあたりで、実はすべてリーアム・ニーソンの妄想なのかと思ってみたり。『これはちょっと先が読めないぜ…!』と映画にのめり込んじゃいます。
 マーティン・ハリスが頼みの綱にしていたロドニー・コールもなんやら危ないやつだし。そのロドニー・コールにもう一人の現地の協力者ユルゲンが殺されてしまうし・・・。この辺までは8点~9点くらいの、もうかなりよくできたサスペンスです。
 ただ、正直申し上げて、真相がわかり始めてからオチに至るまでの盛りあがりが弱い。これぞ典型的な尻すぼみ映画。
 そんななか終盤のお気に入りシーンは、プラスチック爆弾の解除が間に合わずにリズが爆死してしまうシーン。ここで間に合わせないのはちょっと好きな演出です。珍しいパターンだし、ちょっと笑っちゃいました。
 殺し屋グループのみなさまも、個性があって良い味出していました。
 ただそれぞれの最期はあっけない。ロドニー・コールの最期なんて、本当にあれで良いのだろうか。素人のジーナに瞬く間に二人もやられているんですけど・・・。
 それにしても『リーアム・ニーソンが普通のおっちゃんやってる!なんか新鮮!』って思っていましたが、その正体はやはり凄腕の暗殺者。ですよねー!でも一流の殺し屋が空港に忘れ物してんぢゃねーよ。
たきたてさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-07-24 21:17:15)
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77.ネタバレ 視聴者をなんで、なんで?って引き込む導入が良かった【7点】

最初バッグを取りにタクシーで空港に戻るときに事故に遭い記憶が飛んでしまい、そこからなんで?なんで?
とリーアム・ニーソン演じるマーティン博士と共に視聴者もunknownへと導くのはよくある導入のひとつかも
しれませんが、最初に学会とか博士とか夫婦の会話等があったのでそこは直ぐには疑わなかった。というか全く
気がつかなかった。

でも博士なのにカーチェイス凄いやんとか格闘もなんかできるんじゃね?とか劇中のマーティン博士とは別の疑問
がプラスされ完全にunknownでした。普通に偽のマーティン博士による背乗りかと思わせられました。でも都合良く
忘れ物+事故が腑に落ちませんけどね。

そして物語の核心は中盤を過ぎた当たりの写真展での奥さんとのシーンで微妙な思いに駆られました。奥さんは理解
した上で二人の妻の演技してるようでモヤモヤが募るシーンでしたね。それと真相究明に協力した元スパイ?ユルゲン
は入管のマーティン博士夫妻の写真を手に入れ、本来は感謝祭で休暇のはずのブレスラー教授がライプチヒの学会から
来る事に矛盾を感じているようでしたが実際何処まで突き詰めていたのかチョットあいまいでした。でも渋くて良かった
ですね。

そして物語は一気に架橋に入って行きマーティン博士が何者かようやく思い出していきますが、ここから少し変な展開
になってゆきます。自分の目的を思い出したのに何故それを自分で阻止しようとするのか謎です。事故が原因とはいえ
私だったら散々な目に遭わされたわけですから彼女とさっさと国外逃亡ですよ。
カワイイ彼女と行動を共にする内に良心に目覚めたのでしょうかね?笑

導入から中盤以降までストーリーは良かったです。エンディングもハッピーで何よりです。
いつもリーアム・ニーソンは渋いのである。
hibari_21stさん [インターネット(吹替)] 7点(2022-05-14 10:59:42)
76.ネタバレ 私のレビューリストをみていただけたらわかるかもしれませんが、最近の私は家族の趣味に付き合い、悪魔系の映画ばかりみてきたので、久しぶりにそれ以外の映画がみられて本当に嬉しい(>_<)
リーアム・ニーソンが本来はコロシヤだったというところには本当にびっくりした。そういう結末か!
ブリーバンデカンプさん [インターネット(字幕)] 7点(2021-08-21 00:28:21)
75.ネタバレ 主人公が何者かが分かった時は完全に予想外でした。そういった意味ではずっとドキドキしながらストーリーを追えたと言えます。何度も観るタイプの映画ではないのかもしれません。
いっちぃさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-11-02 04:05:35)
74.記憶を一つの題材にするなら、記憶を取り戻した後の行動に説得力を持たせて欲しかった。
でも魅せ方は良かったので概ね満足です。
TAKIさん [DVD(字幕)] 7点(2017-11-26 12:18:12)
73.ネタバレ 冒頭から序盤は何かの陰謀に巻き込まれたかのようなドクターであるリーアム・ニーソンがミスキャストに思えました。
ドクターにしては結構強そうで…。しかし、このドクターの真の姿が垣間見えるにしたがって、やはりニーソンが演じて正解だと思えました。
まあ、彼がドクターではないことや、職業の大体の方向性は結構早い段階で分かっちゃうんですけどね。
それでも水面下で進行する陰謀劇は最後までなかなか読めずラストのホテルでは、
必要な人は生き残り、そうでない人は残念ながら。よく全てを丸く収めてくれました。この結末にも納得です。
作品のテンポも良くミステリ・サスペンスとしてもエンターテイメントとしても最後まで十分楽しめます。
出番は多くなかったですが、脇を固めるベテラン勢が渋い。威圧感のあるフランク・ランジェラに、
久々に見たドイツの名優、ブルーノ・ガンツの健在ぶりが見られたことも嬉しい作品でした。
とらやさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-08-19 21:18:09)
72.リーアム・ニーソンが主演とのことで観賞しましたが、とても楽しいサスペンス・アクション映画でした。
この映画、ネタバレしてしまうと面白くないので書きませんが、どっかでよくある「意外な展開」はお約束どおりです。
サスペンスものは、つまらないと最初の30分でリタイヤしてしまうのですが、時間を忘れさせてくれたところがよかったです。
クロエさん [地上波(吹替)] 7点(2013-03-09 04:12:45)
71.さあ、話の風呂敷をひろげたのは分かった。どう収拾付けるのだろうと思いながら鑑賞。引き込まれる程の展開ではないにせよ確かに「なるほど」と思っ。合格。
monteprinceさん [DVD(字幕)] 7点(2012-11-13 00:47:02)
70.ネタバレ 娯楽作品としては十分楽しめるのだけれど、よくよく考えてみると実にいい加減なストーリー。これじゃB級扱いされても仕方ないです。
部分部分を観ている限り、スリリングでスタイリッシュなアクション作品なんですけどね。振り返って観た時の整合性に欠け過ぎ。撮りながらストーリーを考えたんじゃないだろかと疑いたくもなります。ラストも皆さんの御指摘どおり。ご都合主義にもほどがある。それじゃホントの意味でハッピーにはなれないって。それとも、そんなことなどものともしない、今が良けりゃいいの!って感じの強靭な意志の人を描いたのかしらん??
タコ太(ぺいぺい)さん [DVD(字幕)] 7点(2012-04-30 12:29:16)
69.リーアム・ニーソン、一時期のハリソンフォードみたいになってきました。彼が出てるだけで見たくなる。確かに最後はいただけないが、それは見終わってしばらく経ってから…。テンポもよくておもしろかったです。
木村一号さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-04-23 11:45:21)
68.ネタバレ なかなか面白かったが、まさか主人公自信が暗殺者とはわかりませんでした。でも理由もなく改心するのは、やっぱり納得いきません。それ以外は結構楽しめたのではないでしょうか。リーアム・ニーソンは好きです。
ぽじっこさん [CS・衛星(吹替)] 7点(2012-04-08 21:17:48)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 87人
平均点数 5.77点
000.00%
111.15%
200.00%
366.90%
444.60%
52326.44%
63236.78%
71213.79%
866.90%
922.30%
1011.15%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.50点 Review4人
2 ストーリー評価 3.85点 Review7人
3 鑑賞後の後味 2.80点 Review5人
4 音楽評価 3.33点 Review3人
5 感泣評価 2.00点 Review3人

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