映画『マイ・バック・ページ』の口コミ・レビュー(2ページ目)

マイ・バック・ページ

[マイバックページ]
2011年上映時間:141分
平均点:6.18 / 10(Review 39人) (点数分布表示)
公開開始日(2011-05-28)
ドラマ青春もの小説の映画化
新規登録(2011-05-08)【8bit】さん
タイトル情報更新(2024-08-17)【にじばぶ】さん
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監督山下敦弘
キャスト妻夫木聡(男優)沢田雅巳
松山ケンイチ(男優)梅山(片桐優)
忽那汐里(女優)倉田眞子
石橋杏奈(女優)安宅重子
韓英恵(女優)浅井七恵
中村蒼(男優)柴山洋
山崎一(男優)徳山健三(週刊東都デスク)
中村育二(男優)島木武夫(週刊東都編集長)
菅原大吉(男優)小林(東都ジャーナル編集長)
山内圭哉(男優)前園勇
近藤公園(男優)
並樹史朗(男優)
あがた森魚(男優)飯島(東都ジャーナルデスク)
山本浩司(俳優)(男優)佐伯仁
岸井ゆきの(女優)
熊切和嘉(男優)
宇治田隆史(男優)
本田隆一(男優)
仁後亜由美(女優)
小寺智子(女優)
ノゾエ征爾(男優)
早織(女優)キネマ旬報編集者
水崎綾女(女優)タモツの妻
赤堀雅秋(男優)私服刑事
松浦祐也(男優)タモツ
青木崇高(男優)キリスト
古舘寛治(男優)中平武弘(週刊東都記者)
長塚圭史(男優)唐谷義朗(東大全共闘議長)
三浦友和(男優)白石(東都新聞社社会部部長)
康すおん(男優)高峰(刑事)
足立智充(男優)
脚本向井康介
作詞ボブ・ディラン「My Back Pages」
作曲ボブ・ディラン「My Back Pages」
主題歌真心ブラザーズ「My Back Pages」
奥田民生「My Back Pages」
撮影近藤龍人
製作バンダイビジュアル「マイ・バック・ページ」製作委員会
WOWOW「マイ・バック・ページ」製作委員会
アスミック・エース「マイ・バック・ページ」製作委員会
日活「マイ・バック・ページ」製作委員会
制作ビターズ・エンド(制作協力)
配給アスミック・エース
特撮オダイッセイ(VFXスーパーバイザー)
美術安宅紀史
衣装伊賀大介(スタイリスト)
録音小川武
この作品のラストや重要展開が気になる方に向けて、ネタバレありのレビューを厳選して掲載。結末や伏線、キャラクターの動向について深掘りしたい方におすすめです。
あらすじ
「週刊東都」の記者沢田(妻夫木)は、学生運動に共感しながらも、ジャーナリストとしての立場もあり、身の置き場の無い日々を送っていた。ある日、活動家を名乗る梅山(松山)という男と知り合う。「京西安保」の幹部であり、武装決起を起こすなどと打ち明けられるが、なぜか沢田は親近感を覚えていく。やがて梅山は学生仲間と「赤邦軍」という組織を作り、自衛隊を襲撃して武器を奪うという計画を立てる。それを明かされた沢田は独占取材を申し出、やがて事件に巻き込まれていく。評論家川本三郎の回想録が原作。
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ネタバレのみ表示しています。
未見の方は注意願います!
(ネタバレしていない口コミも表示)

💬口コミ一覧

6.ネタバレ 当時をまったく知らない自分ですが、この映画はものすごく面白かった。
「梅山」ははっきり言って、大うそつきのエゴイストでした。ダメな人間でもあります。
梅山は、結局何者だったかは(さんざん沢田が聞いたにもかかわらず)語られません。
でもこの映画はこれでいいのでしょう。
「きちんと泣ける男が好き」
映画のラストシーンで、忽那汐里演じる女子学生が言ったことばも、彼は思い出していたのかもしれません。
国家に反逆し、自分の信念を押し通している─そう思っていた梅山は、大ボラ吹きで、結局人を殺しただけだった。
そんな彼をかばい上司に激昂し、証拠は燃やして(真偽はわかりませんが)、それでも刑務所に入れられてしまった沢田は、哀れと言うほかありません。
この「期待の裏切り」が、とても意地悪で、とても面白いのです。
ヒナタカさん [映画館(邦画)] 8点(2011-06-05 18:16:24)
5.ネタバレ 何をおいても、まず松ケンのガンリキの印象が強い。

たびたび映画や小説で題材にされる時代。当事者達ですら、何と闘っていたのか分からない。と、口をそろえて言う。本当に思想をもって行動していた人達もいたのだろうが、
それはほんの一握りだろう。そんな一部のカリスマや偉大なリーダーに群がっていた若者は、結局時代の流れでワーワーやっていただけ。
松ケン演じる梅山は、そんな中でのカリスマなのかと思っていた。
しかし、違った。
それは最初のシーンで分かる通り、薄っぺらいリーダーとして描かれている。狂気でもないし、正気だで薄っぺらいけど、何かしでかしそうな男。暗がりからヌっと現れる梅山の眼には、何も映っていないようだった。

最終的に、全く奇をてらったりするわけではなく、どんでん返しがあるわけではないんだが、最後、そんなんなんだ。っていう、驚きがあったな。いい意味で。
 
YO-KINGの日本語マイバックページは、やはりグっとくる。「あの頃の僕より、今の方がずっと若いさ」のフレーズいいよなー。タイトルも含めて、これは一つ流されていただけの青春物語であり、ちゃんと考えて行動してる今の自分らの方が若く、活き活きとしてるんじゃねーの?という投げかけのようなのでもあった。
 
長くて、地味だけど、そんなことはほぼ感じられず楽しめた。思想なき暴力が肯定されるなんて変な時代だったんだな。地震さえなければ、「今の方がずっとマシさー♪」と唄いたかったものだ。
すべからさん [映画館(字幕)] 8点(2011-06-04 11:13:48)
4.ネタバレ ジャーナリズムとは何か?革命とは何か?全共闘とは?安田講堂とは?信じることとは?幸せとは? ぜーんぶ分かりませ~ん!凄く面白くもなかったし、つまらなくもなかった。松山ケンイチの艶っぽい詭弁家はハマリ役だった。妻夫木聡の男泣きも見どころ。やけに煙たい映画だった。
VNTSさん [映画館(邦画)] 6点(2011-06-03 13:07:22)
3.ネタバレ 山下敦弘監督はどこまでいっても、どんな俳優と組もうと、変わらない。彼の撮るもの全て、山下映画。結局はそこに落ち着くのだ、ということを見事に証明した作品。勿論、描いているテーマ自体はこれまでとは段違いに深い。何しろ学生運動だ。人が死ぬし、政治的だし、重い。しかしそれらが収束するところは結局人間の情けなさや弱さである。主人公たちはとにかくしょぼくて、ダサい。人間くさい。最後の妻夫木聡の男泣きシーンを見て、なるほど、これが撮りたいがための二時間ちょっとだったのだと納得した。余談だが、取り調べで言い逃れる松山ケンイチが山本剛史の演じる尾崎充や船木テツヲにみえたことにはかなり驚かされた。嫌味といえばの山本剛史よ、もっともっとメジャーになってくれ(ファンの切なる願い)。

よーちーさん [試写会(邦画)] 8点(2011-06-03 12:16:04)
2.ネタバレ 最初に”わたしはキチンと泣ける男が好き!”って、訳のわかんない、超ハクチ的なセリフを、変な女に言わせておいて、そんで、ラストでホンマに、何の脈絡もなく、妻夫木に泣かせるとこなんか、馬鹿らしくって、ああ、みてられねえ!!!なんか、俺はすぐに”ジョゼ”を思い出しちまって、なんじゃこりゃ?アホじゃねえの??!!??と、怒り心頭でした。
 また、やはり、みんな言っていることだけど、脇を固める、大勢の、あまり有名でない”俳優たち”のなんと現実味を帯びて、そして渋くて、イイ感じなこと!!だからこそ、すごい汚点は、やはり、超クソ俳優”三浦友和!!!”なんじゃあれは??監督、キャメラほんとにまわしてたの??クソ寒くなるほどのクソ芝居でした。彼が出た一瞬、スクリーンが腐りました。まあ、松ケン含めて、最後まで非常におしいなあ!という感じのデキなんだけど、最後、ほんと、妻夫木が泣くので、わたし的には”ドッチラケ!!”でした。なんか、地に足が付いていない感じ。やっぱり、こういう内容の作品なので、皆さん、カッコつけたいのかなあ??という感じにみえました。
男ザンパノさん [映画館(邦画)] 5点(2011-06-01 21:14:44)
1.ネタバレ 学生運動と60年代、70年代初頭を描くという強烈な「わかりやすさ」が物語の推進力となり、映画をエンターテイメントとして成立させている一方で、果たして彼らが目指していたものは何だったのか、あの時代はどこに向かおうとしていたのか、なぜ、そして何に対して彼は泣いたのか、というような強烈な「わかりにくさ」が映画を奥深いものにしている。沢田のキャラクターや唐谷と梅山との対比、映画のポスターや放浪生活など、脚本の妙にうならされる一方で、さまざまな技法や構図を駆使した山下監督の確かな画が、この映像を映画たらしめている。梅山をただのインチキ思想家だと非難することは簡単そうだが、沢田をインチキジャーナリスト呼ばわりする者は誰も居ないだろう。しかしそんな梅山に共感してしまった沢田自身は自分をジャーナリストとして合格だとはまったく考えていない。彼もまた自らの拳を通して語りうる思想を持ちえなかった、行動しえなかったという点において敗残者であるが、最後の一線(取材源秘匿)だけは守った。それは主体的な行動ではありえず、沢田は種類は何であれ、思想の先頭に立ち、それに殉じたかったに違いない。梅山もそれは同じで、ひとかどの人物になりたいという出世欲がうまく時代の潮流に沿わなかったのだろう。時代に合わなかった人物という点で彼らは同種の仲間である。総合的には、山下監督のエポック、ここまでの集大成としての代表作になりえている。もっと簡単にいえば、彼は「山下の映画」というだけの一種のブランドを確立したといえると思う。それだけこの映画には無数の仕掛けがあり、奥行きがあり、素晴らしく完成されている。まとまりのないまま書いてしまったが、一度観ただけではこの映画は測れそうもない。もう一度観てくることにしよう。
Balrogさん [映画館(邦画)] 9点(2011-05-30 00:28:59)
👍 1
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【点数情報】

Review人数 39人
平均点数 6.18点
000.00%
100.00%
212.56%
325.13%
412.56%
51025.64%
6820.51%
7615.38%
81025.64%
912.56%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review1人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人

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