映画『4デイズ』の口コミ・レビュー

4デイズ

[フォーデイズ]
Unthinkable
2011年上映時間:97分
平均点:7.07 / 10(Review 29人) (点数分布表示)
公開開始日(2011-09-23)
ドラマサスペンス
新規登録(2011-05-23)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2011-07-04)【+】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督グレゴール・ジョーダン
助監督スティーヴン・P・ダン(第1助監督)
キャストサミュエル・L・ジャクソン(男優)H
キャリー=アン・モス(女優)捜査官 ヘレン・ブロディ
マイケル・シーン(男優)スティーヴン・ヤンガー
スティーヴン・ルート[男優](男優)チャールズ・トンプソン
マーティン・ドノヴァン〔男優〕(男優)ジャック・サンダース
ギル・ベローズ(男優)捜査官 ヴィンセント
ヴィンセント・ラレスカ(男優)捜査官 レアンドロ
ブランドン・ラウス(男優)捜査官 D.J.ジャクソン
ホームズ・オズボーン(男優)ポールソン将軍
ベニート・マルティネス(男優)アルバレス
カーク・B・R・ウォーラー(男優)
音楽グレーム・レヴェル
撮影オリヴァー・ステイプルトン
配給ショウゲート
編集スコット・チェスナット
あらすじ
アメリカ国内の3箇所に仕掛けられた核爆弾。テロ犯からのメッセージは4日後の爆発だった。そして、即座に逮捕されたイスラム系アメリカ人の犯人。わずかな残り時間を賭け、FBI捜査官は取調べを始める。そして送り込まれたCIAの尋問スペシャリスト。多数の犠牲を防ぐためには非人道的な拷問さえ許されるのか?捜査陣が割れる中、運命の瞬間は刻一刻と近付いて来る…。
スポンサーリンク

💬口コミ一覧

29.いやきたこれ。数千万人の命か罪のない女子供数人の命か。後味も非常に悪い。でもそこに妙にリアリティがある。クソくだらないヒューマニズムのためなら罪のない数千万人を犠牲にするか?アメリカ人だからとか女子供だからとかそんな見方がすごい陳腐にみえてくるつくりは非常にいい。
とまさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-03-17 19:28:17)
28.ネタバレ 拷問をテーマにした重い作品。肉体的に痛いシーンは多いけれども、むしろ精神的な痛さを感じさせられる。

■拷問は、一見すると拷問している側が圧倒的に有利なように思う。だが、いかなる苦痛にも耐えしのぶ覚悟と、適宜相手を錯乱するだけの戦略を持っていると、一転して拷問される側が有利になる。本作は、核爆弾をこっそりと配備した男と、拷問のスペシャリストとを登場させている。そしてその微妙な力関係をあぶりだすことで、互いの精神的な追い詰められ方を描いている。

■誰も決定的に間違った行動をとっているわけではない。拷問をしてでも市民を救わざるを得ない状況もある程度理解できる。Hが拷問のたびに薬(恐らく精神安定剤)を飲んでいるのも、拷問が決して楽しいものではなく、自らの精神を削るものであることを示している。まさに情報を引き出すために必死なのだ。

■しかしヤンガーは狡猾である。爆弾が同じ場所にあったということは、つまり「4つ目の爆弾」の存在は誰も確認できないのである。処理班が失敗したのか、彼がウソをついていたのか、それはヤンガーと処理班以外は知り得ない。だが両者ともに死んでしまっている以上「拷問をした」という汚点と、実際の核爆発の被害だけが残る。妻が死んでも口を割らなかった男が、たかだか子供であっさり口を割るのは怪しいと思ったが、狙いはそういうことであろう。「子供で口を簡単に割ったのは不自然」という意見が散見されるが、あれは「子供を使った脅迫に屈した」のではなく「屈したように見せかけた(4番目の爆弾があるから問題ない)」と解釈するのが正しいのだと思われる。

【追記】アメリカ版ではラストの「4つ目の爆弾」がカットされているらしい。日本公開版のラストの方でないと、そもそもストーリーとして成り立っていないように思う。9・11後のアメリカには精神的によくないとはいえ・・・
θさん [映画館(字幕)] 9点(2011-12-20 01:23:22)
27.ネタバレ 視聴者に突きつけられる選択肢は何か?ブロディの選択は正しいのか?間違っているのか?
人の命は尊い。しかし、愛する家族の命と見知らぬ誰かの命どちらがより尊いか?現実ではどちらの命も尊いなんて選択肢はないのです。必ずどちらかを選択をしなければいけません。

爆弾が爆発した後のブロディは何を想うか。救えたかも知れない何百万の命とどう向き合っていくのか。
Hiroさん [DVD(字幕)] 8点(2014-01-02 06:01:31)
26.ネタバレ 非常に重いテーマ。まさに「究極の選択」とはこのこと。一人の人間として、この選択を苦もなくなしうる者はいないでしょう。というか、いないと信じたい。大量破壊兵器の出現は、間違いなく人の心を極度に歪ませてしまった。連続する緊迫感に目を離せない一本。同時に重苦しく後味が悪い一本。秀作です。
タコ太(ぺいぺい)さん [DVD(字幕)] 8点(2013-03-30 20:38:08)
25.ネタバレ ポール・ハギスの「スリー・デイズ」にレニー・ハーリンの「5デイズ」と紛らわしくて仕方がない”デイズもの”の一本ですが、これがなかなかよくできています。ワンシチュエーションもののサスペンスとしては年に一本出会えるかどうかというレベル。設定に無理はあれど90分ならば勢いで乗り切れる。これは思わぬ拾いものでした。
【注意!ここから壮絶にネタバレします】
とにかく凄いのが脚本で、観客の先読みを巧みに利用する形で物語をぐいぐいと進めていきます。「実は核爆弾などなかったことがラストで明かされ、拷問の無意味さを説いて映画は終わる」、私はこんな結末を予想しながら観ていました。私以外の多くの観客も同じようなことを考えたのではないでしょうか。しかしそんな浅はかな先読みなど脚本家は百も承知であり、この”狂言説”はまんまと中盤のトリックに利用されます。「どうせ”狂言でした”がオチだろう」と思っている観客の目の前で53人の市民を爆殺してみせ、この犯人はホンモノであることを強く印象付けるのです。こうして予想を裏切られた観客はその後の展開がまったく見えなくなるのですが、観客が真っ白になったところで「ここからが本番だ」とばかりに二転三転の怒涛の展開を叩き込んでくる周到さには舌を巻きました。。。
この結末が読めない物語の中では、観客は己の倫理観をも問われることとなります。容疑者を痛めつけることは悪いことだということは明らかです。一方で、本気で人を殺そうとしている犯人を相手にした時には、綺麗ごとだけでは解決しないこともまた事実。では、どこまでの強硬手段ならば許されるのか?現実の戦いを知っているサミュエルは徹底的にやろうとしますが、トリニティらオーディエンス達はいつまで経っても腹を決められません。ショッピングモールを爆破された直後には殺意を持って犯人に襲いかかるものの、怒りが喉元を過ぎると再び生温いヒューマニズムが頭をもたげる。最終的には、米国人の良識によって核爆発が引き起こされるという皮肉な結末を迎えます。エグイ拷問をやっているサミュエルと犯人は、実は冷静な計算の中で動いており、良識派ぶってその拷問を眺めているオーディエンスの方が感情に流されているという構図こそが本作のミソ。「世論は本当に戦いを理解しているのか?」ということを鋭く問いかけてきます。
ザ・チャンバラさん [DVD(吹替)] 8点(2012-05-04 02:03:16)
👍 1
24.ネタバレ そう。こう言った問題提起。
プロ市民的な道徳。商業的な道徳。社会を無視した自己完結的な道徳。全てが怪しい。

この映画には、作品自体にトリックが掛かっている。
それは、登場人物以外には道徳もクソも無いのであって、どのような手段で得られた平穏であろうとその大切さに価値などと言う概念は無いと言うことだ。ここに出てくるヒューマニティは作り物だ。人間は、見殺しにした見ず知らずの人間に対しての罪の意識で壊れる生き物なのだ。目の前のテロリズムに対するヒューマニティでは救われない生物だ。

Hが自ら凶人を演じ切り贖罪を引き受けると言い、テロリストとの戦いを続けたにもかかわらずその場の雰囲気に流されてしまった。通常兵器の居住区への誤爆でさえどれだけの火力があるか、どれだけの死傷者がでるのか、どれだけの人が悲しむのか。爆発するまで思い出せない。それが人間だったりする。

だから、ラストショット。ブロディが子供を抱えて自己憐憫に酔う様を見たとき、吐き気に似た憎悪を覚えた。リアルで絶妙。現実であれば、この後彼女はこれまで人類が経験したことの無い罪の重さに耐えることは出来ない。これほどで有れば事後の罪の重さで決めるしか無いのだ。

難しくない。凶人の命と正常な社会に生きるそれ以外の全ての人類の命は等価では無い。視野狭窄なヒューマニティに対して映画という媒体で手をつけたという意味で非常に意義のある作品だと思う。こう言った問題にはプロ市民が積極的に介入しようとしているが、プロ市民が口出しできる分野では無い、と言うことは様々なテロ事件で彼ら自身が身にしみているはずだ。だが、ホモサピエンスである彼らにも実装されているはずの精神機能が作動しないのは何故なのだろう。見せかけのヒューマニティはより多くの人を殺し、それにすがった者の精神も壊すはずなのだが。

ちなみに、米国内では『ジュネーブ協定で』拷問は禁止されている。この作品、そういう意味も含まれている。いろいろなメッセージがいろいろなセリフで発せられている。
黒猫クックさん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2012-04-21 17:06:54)
👍 1
23.ネタバレ 疲れたー。
寝る前にこういったの観てはいけないですね。眠れなくなる。
テーマだ重すぎて私には語る事は出来ませんわ。
でも面白かった。
Pea Shanさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2012-03-20 02:21:45)
22.ネタバレ 多人数の命を救うためなら無実の女、子供を拷問してもいいのか?と問うてくる。これは困った。映画の中では対立する2つの考え方を示している。結果的には拷問に失敗し大都市が破壊されることになるのだが、それでも「人間として間違ったことをしてまで助かることに意味は無い」「拷問をして得た情報は誤った使えない情報」という考え方を示している。考えさせられた。
小鮒さん [DVD(字幕)] 8点(2012-03-12 07:00:20)
21.ネタバレ 拷問される側の苦痛を描くだけでなく、拷問する側がどんどん追いつめられて、
疲弊していき、時に投げやりになっちゃったりするのが描かれているところが面白い。
「犯罪者と言えど、拷問するのは、どうかと思いますよ・・・」
というところから、こちらの気持ちはスタートするんだけど、徐々に拷問する側に感情移入する気持ちにさせるような構成が巧みで、怖い。
終盤は、切に「もう、吐いちゃえ! 頼むから吐いてくれ!!こっちだって、好きでこんなことしてるんじゃないんだ!!」って思った。
「これから、どんなヒドイことするの!?」的な緊迫感、緊張感がずっと持続しているので、観終わった頃にはヘロヘロ。登場人物達は、アン・モスさん以外普通には見えないが、狂人はいない。皆、冷静に自分の立場や、色んな事を考えた上で、ある種「道徳的」に行動しているのに、こんな事になってしまうのが、逆に怖かったりする。
ハッキリとした答えを用意しないながらも、驚かされる終盤からラストまでは相当に秀逸。
すべからさん [映画館(字幕)] 8点(2011-10-11 01:56:24)
20.ネタバレ どだい三原橋は銀座なのか?半地下に降りるとそこは昭和が息づいている...。妙に食べ物の臭いが漂う館内には中学生の頃に心臓をバクバクさせながら入った日活系映画館の空気が漂っていた気がするのは私だけのunthinkable? さて、そんな事はどうでもよくて肝腎の本篇だが、なにが貴方にとってのunthinkableになるかは本篇への参加意識で異なるだろう。テロに対する恐怖?家族と痛みと信念(宗教)のせめぎ合い?常に2面性を引きずるアメリカの正義?暴力の応酬に対しての恐怖? どこかでこれと似たなにかを観たぞという既視感は、そう「大統領の隠謀」(lion and lumb)を思い出した。本篇の、観る者にその立ち位置を半強制的に意識させる事をもとめる脚本は、もし尺がこれ以上長かったら考える事を放棄したくなるインテンシティー。 そう、それがunthinkableなのかもしれない…。自らの命を差し出した者には、すでに恐怖も絶望も未来や生きる事への枯渇感がないのか?それともそのせめぎ合いに揺れる90分だが、正義とは何か?大儀とは何か?考えろ!その思考不可能を…と追い立てる映画だ。
crushersyuさん [映画館(字幕)] 8点(2011-09-27 09:25:51)
スポンサーリンク
19.ネタバレ 鑑賞後たっぷり一日半は考え込んでしまった。
突き付けられたのは悪魔の質問。「目の前の子どもを殺すか それとも何万もの人命を犠牲にするか」
悲劇の規模を考えれば、理性的な選択はS・L・ジャクソンの言う通りでしょう。しかしわたし含め多くの人はキャリー・アン・モスなのではなかろうか。とてもじゃないが幼子の血で手を汚した後に正気で生きられるとは思えない。だからこそ、サミュエルはすでに狂気の人なのですが。
わたしは逃げるな・・。そして吹っ飛ぶな。周囲の人もろとも。申し訳ない。そんな訳なので私をFBI主任捜査官に据えないでください。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-05-13 14:56:57)
18.爆弾サスペンスというよりは、H、ヘレン、ヤンガーの心理劇がみもの。読める展開ではあったが、それは現代の国際状況まんまだからであり、改めて「考えさせられる」映画ではある。
kaaazさん [インターネット(字幕)] 7点(2017-04-08 01:07:25)
17.ネタバレ 面白かった。
普通に、期待してなかっただけに。

最後、子供たちを守った捜査官、ブロディ。

だけど結局、彼女は負けてしまったんだと思います。
目の前の子供たちの危険を見過ごせなかったのは、彼女の弱さのせい。
しょせん、彼女自身の「エゴ」でしかなかった。

…などと、つらつら考えさせるなんて、良作以外の何物でもありませんね。
プラネットさん [DVD(吹替)] 7点(2016-01-27 22:25:47)
16.ネタバレ 全体的には見やすかった。
残念な点は主人公Hです。拷問はぬるいし、CIAの尋問スペシャリストって聞いて相当タフなプロをイメージしてたけど最後は自決のきっかけをつくるし、傲慢だし暴走するし「なんなの?コイツ」みたいな感じ。FBIのブロディとの絡みは必要だとは思うけど最後の問いかけはいらないかな~。4つ目の爆弾をなんとかして欲しかった、、と思わせられた点が良かったとこです。
mighty guardさん [地上波(字幕)] 7点(2015-02-01 01:01:37)
15.ネタバレ 2010年公開のアメリカ映画。その地味すぎるタイトルの割にはこれがなかなかの変わり種で掘り出し物の秀作であった。「テロリストの仕掛けた核爆弾を解除すべく捜査官が奔走するタイムリミットサスペンス!」…と粗筋だけ抜き出すとどこにでもあるB級アクション映画のように聞こえると思うが、本作が異色なのは《拷問シーン》がストーリーの主軸をほぼ占めているという点である。物語序盤においてテロ犯はみずから名乗り出るような形ですでに身柄を拘束されており、主人公の捜査官達は彼を拷問にかける事で爆弾の仕掛け場所を何とか聞き出そうとする。片っ端からノリノリで様々な拷問を加えていく尋問のプロフェッショナルである工作員と、指をちょん切られても爪を剥がされても歯の神経をほじられても頑なに耐え続ける犯人。タイムリミットが迫る中で彼に口を割らせるため最終的に用意された究極の拷問とは…?そこには“極限状態における倫理的な葛藤”みたいな問題も浮かび上がってきてとても面白い。アイデア一発勝負的な作風の小品ゆえに続編が望めそうにない部分は残念という他ないが、〈911以降〉の潮流に対して改めてテロリズムと対峙する覚悟を問う志の高い一本だと思う。
オルタナ野郎さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-09-07 20:46:04)
14.ネタバレ 時間までにどうやって口を割らすのだろう?という見方を当然するわけだが、良いに付け悪いに付け「24」などで無茶苦茶を見せられているので驚けないのが少々気の毒。いかにも低予算映画のようだが、そこそこ見ごたえあり。
monteprinceさん [DVD(字幕)] 7点(2013-10-21 00:31:21)
13.ネタバレ 予備知識がまったくない状態で見たので、ぐいぐいのめりこみました。いったい、どーなんのか先が読めないのと、息づまる心理戦、そして最後のタイトルにもかかった結末に、うーわーです。拷問ダメ絶対と思っていた自分の心がゆらぐーです。
なにわ君さん [DVD(字幕)] 7点(2013-09-21 01:49:30)
12.ネタバレ 犯人から自供を得ないと百万千万が死に至る。辛さから「こんなやり方をするくらいなら吹き飛んだほうがマシ」とのたまうブロディと辛さを呑みこんで「こんなやり方」をしてでも百万千万を守ろうとするH。唾棄すべき人物はどちらか。二人が事あるごとに対立しながら、拷問を加え妻を切り裂き子供を引っ張ってきてようやく自供を引き出す。一件落着かと思いきやここからの展開に驚愕。子供を連れたブロディのナルシスト面に言いようのない憎悪と尻切れトンボな終わり方に唐突さを覚えました。観終わってアメリカ公開版がやり切れないラストシーンをカットした事を知りました。自ら捕まった点を除いてはリアルさが気味悪い作品です。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 7点(2013-02-02 00:51:22)
11.ネタバレ ついレニー・ハーリンの撮った映画だと勘違いして観ていたのだけど、途中からその重厚な人間ドラマに、自分の勘違いだったとすぐに気づいた。この映画、そうとうに深く面白い。正義とはなにか? 多くの人の命を救うためなら子供を拷問にかけても良いのか? そんな深甚なテーマを客観的に扱いながら、あくまでエンターテイメントとして枠組みを外していないのは相当な技量だと思う。ずっと密室のなかだけで続く話なだけに、役者陣にも相当の演技力が必要とされるが、みんなその要求に応える素晴らしい力演だった。本当に拾い物。次作が待たれる期待の新鋭監督に出会えた。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 7点(2012-09-09 20:08:12)
10.ネタバレ テロリストによって米国のどこかに仕掛けられた3つの爆弾を発見せよ。逮捕後の状況も戦略とし、拷問覚悟の上捕まったテロリスト"ヤンガー"。義務としてテロリストを拷問し、仕掛けた場所を吐かせようとする特別尋問官"H"。爆弾の在り処を特定することが至上命題とされても、人道的に拷問反対を唱えるFBI捜査官"ブロディ"。ほぼこの主役の3人の心理戦のみが描かれる心理サスペンスである。拷問室での描写中心で、次第にエスカレートする拷問に、国家を守るには何を為しても良いのか、最終的には人とは何か、という内容になっていく展開で、深く考えさせられる。しかしながら、最後まで観ても"H"の「拷問=尋問」に説得力が無い。彼の行為と結果にまるで意味が無い。拷問の効果に伴う結果が得られず、ただ肉体的な痛みを与えているだけに思える。最後まで「なるほど、それなら、」と思えない。"ヤンガー"が最後まで隠す「何か」を炙り出すためだとはいえ、「こいつは絶対に口を割らない」と知っていたわけで、その上を行くカタルシスを感じさせて欲しかった。ただ、次はどうなる?と観客の気持ちを引っ張って行く展開は良い。まあ、及第点ってことで。
しぇんみんさん [DVD(吹替)] 7点(2012-06-01 23:26:59)
スポンサーリンク
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 29人
平均点数 7.07点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
526.90%
6620.69%
71137.93%
8827.59%
926.90%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 Review0人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

■ ヘルプ