映画『ステキな金縛り ONCE IN A BLUE MOON』の口コミ・レビュー

ステキな金縛り ONCE IN A BLUE MOON

[ステキナカナシバリワンスインアブルームーン]
2011年上映時間:142分
平均点:6.01 / 10(Review 90人) (点数分布表示)
公開開始日(2011-10-29)
ドラマサスペンスコメディファンタジー法廷ものミステリー
新規登録(2011-05-31)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2025-05-26)【イニシャルK】さん
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監督三谷幸喜
助監督片島章三
演出山田一善(アクションコーディネート)
キャスト深津絵里(女優)宝生エミ
西田敏行(男優)更科六兵衛
阿部寛(男優)速水悠
竹内結子(女優)矢部鈴子/日野風子
浅野忠信(男優)木戸健一
草彅剛(男優)宝生輝夫
中井貴一(男優)小佐野徹
市村正親(男優)阿倍つくつく
小日向文世(男優)段田譲冶
小林隆(男優)裁判長・菅仁
山本亘(男優)法廷画家・日村たまる
山本耕史(男優)日野勉
戸田恵子(女優)旅館の女将(しかばね荘女将 猪瀬・妻)
浅野和之(男優)旅館の主人(しかばね荘主人 猪瀬・夫)
生瀬勝久(男優)タクシー運転手・占部薫
梶原善(男優)伊勢谷
阿南健治(男優)野島
近藤芳正(男優)心霊研究家
佐藤浩市(男優)村田大樹
深田恭子(女優)ファミレスの店員・前田くま
篠原涼子(女優)悲鳴の女・コールガール・ヨーコ
唐沢寿明(男優)ドクター
大泉洋(男優)羽柴大輔
相島一之(男優)漆原
西原亜希(女優)ナース
中村靖日(男優)裁判官
榎木兵衛(男優)被告人の老人
山田キヌヲ(女優)
迫田孝也(男優)
飯田基祐(男優)
山寺宏一ラブ
脚本三谷幸喜
音楽荻野清子
作詞三谷幸喜「ONCE IN A BLUE MOON」
作曲荻野清子「ONCE IN A BLUE MOON」
編曲荻野清子「ONCE IN A BLUE MOON」
主題歌深津絵里「ONCE IN A BLUE MOON」
西田敏行「ONCE IN A BLUE MOON」
中井貴一(法廷ボーイズ)「ONCE IN A BLUE MOON」(コーラス)
阿部寛(法廷ボーイズ)「ONCE IN A BLUE MOON」(コーラス)
小林隆(法廷ボーイズ)「ONCE IN A BLUE MOON」(コーラス)
撮影山本英夫〔撮影〕
製作亀山千広
島谷能成
東宝
フジテレビ
企画石原隆〔製作〕
市川南〔製作〕
配給東宝
特撮大屋哲男(VFXプロデューサー)
佐藤敦紀(VFX)
美術種田陽平
編集上野聡一
照明小野晃
動物ラブ(演:ナナ)
あらすじ
ある殺人事件を担当することになった弁護士のエミ。被告人は「自分は犯行時刻には金縛りにあっており、上には落ち武者がまたがっていた」と主張する。エミは、その落ち武者の幽霊を裁判の証人にしようとするのだが・・。
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💬口コミ一覧

90.ネタバレ 尺は長いんですけど、存分に笑わせていただきました!少々無理のある展開も、うまーい具合にサクサク進んじゃうんですよね。(そこで置いてけぼり感が生じる時もたまにあるが…)なんだかんだでオチに持っていってしまうところは、三谷監督ならではでしょうか。阿部寛さん、あんな単純にコトが運ばれて良かったの?ってぐらい(笑)しかし豪華キャスト陣は濃いですね、相変わらず。三谷ファミリー大集結しています。私、怖いのは苦手なんですけど、落ち武者の西田さんが初登場するシーンは、貞子並にホラー顔じゃないかと、「絶対アップで迫るじゃーん」とドキドキしていましたが…ソコは安心しました。いや~ホラーの要素がまったく無くてよかった◎と思っていたら、小日向さん、色んな意味で怖かったです。好きな俳優さんなのにw
西川家さん [試写会(邦画)] 7点(2011-10-15 14:44:45)
89.ネタバレ 三谷幸喜監督待望の新作は相変わらずの三谷映画的な笑いに満ち溢れている。そして、何よりもここでもまた前作「ザ・マジックアワー」同様に色んな映画に対するオマージュ的な要素を持ち込むことでその映画が大好きな映画ファンの心を掴もうとしているし、そういう気持ちを素直に受け入れて見れば楽しむことも出来るということを教えてくれている。満員の劇場で馬鹿みたいに大笑いする。何て楽しいひと時だ。冒頭からしておや?「刑事コロンボ」の世界か?最初から殺しの場面、本当の犯人を我々に見せる。そして、その犯人をどのようして見破るか?という楽しみと裁判ものという所の面白さ、三谷幸喜監督がビリー・ワイルダー監督が大好きなのが改めてよく解るし「情婦」というあの傑作に同じくフランク・キャプラ監督の「スミス都へ行く」「素晴らしき哉、人生!」が大好きなのも解る。私もこれらの映画は全部好きです。話をこの映画の笑いという点に戻すと裁判における証人が幽霊であるなんてそんな発想、三谷幸喜監督じゃなきゃ思い付かないでしょ!その発想の面白さやら色んな意味で笑えて楽しい映画でした。タクシーの中での深津絵里演じる女弁護士と西田敏行演じる幽霊落ち武者とタクシーの運転手のやりとり、ファミレスでの二人と深田恭子とのやりとり、他にも阿部寛の変なダンスなどはあまりにも下らな過ぎて余計に可笑しかった。全体的にあれもこれもと色んなものを詰め込んだりしすぎていて長い気もしなくもないけど、それでも映画は映画館で観るものである。観に来ている大勢の観客、どこの誰かも全く知らない人達きりの中で声を出して笑うなんてことは映画館だからこそ出来るものだと思うし、三谷幸喜監督は映画は映画館で観るものだと教えてくれている。監督デビュー作「ラジオの時間」は面白かったけどその後の「みんなのいえ」「有頂天ホテル」と自分には合わないものだったけど前作同様、この監督の笑いに対する熱意、映画への愛というものに対する姿勢は十分評価したいと思います。
青観さん [映画館(邦画)] 8点(2011-10-29 22:53:09)
👍 1
88.ネタバレ 圧倒的につまらない。「三谷幸喜が最も描きたかった物語」に期待が大きすぎたのかもしれない。しかしそれを差し引いても値はマイナスだ。
三谷幸喜にはお世話になっている。当たりはずれはあったと思うが、「ラヂオの時間」「マジックアワー」「12人の優しい日本人(脚本)」ドラマでは「古畑任三郎」これらは傑作だった。思いっきり笑わせてもらった。しかし断じて、映画の中の登場人物たちは、笑わせようなどしていない。皆自分の役目に熱意をもって、真っ直ぐなのだ。その熱意や思いのぶつかり合いの中で、笑いが起こる。
では「金縛り」はというと、?だ。熱意や思いが、まるで伝わってこない。言葉では表現されていた感があるが、温度がない。笑いはあった。だが出てくるのは、視覚に訴える笑い(顔芸等)や、安い天丼、リアクション芸。自宅のTVか?といった印象だ。笑ってちょうだい、の気持ちが前面に出すぎている。
笑いには2種類あると思っている。笑わせる笑いと、笑ってもらう笑い。この映画の笑いの大部分は後者だなと思う。それは映画館の反応にも表れる。本当に哄笑を誘うときは、どっ!笑いが起こるはずだ。しかし多かったのが、何人かが笑い、ここ笑う場面なんだな、といった様相でつられて笑っていた。件の顔芸の場面などだ。あの三谷幸喜監督が笑わせようとしているのだから、笑わなければ……なんと、両者にとって哀しい笑いだろう。
笑えるのだから、それを楽しめばいいのかも知れない。だがただ笑って映画を楽しめばいいというなら、まさしくTVのお笑い番組と変わらない。お笑いを見るために映画館に足を運んだんじゃない!
次作は期待します。ドラマのある笑いを!厚みのある笑いを!奥行きのある笑いを!!

透き通るBlueさん [映画館(邦画)] 2点(2011-10-30 02:18:13)
👍 4
87.ネタバレ 三谷監督は、この映画を思いついたときについて、「金縛りにあった弁護士が幽霊に、『証人になってください!』って言っている絵が理由もなく浮かんだ」って言ってましたが、これが天才ということだと思います。ただ、その思いつきをこの映画ですごくよく昇華したかというと、そうでもないと思います。まず、長すぎる。監督のサービス精神が過多すぎます。テレビ出身の人らしいやり方ですが、大物役者を出して間を持たせる、という手法に頼りすぎるあまり、彼らを出すためだけのシーンってのが多すぎます。それがストーリーの本質とずれて上映時間を引き延ばす結果となっている。さらに、この映画の笑いのパターンって実はそんなになくて、「幽霊が見える人と見えない人の差による面白さ」という手法を手を変え品を変えで繰り返していることがほとんどです。だから、今一つ飽きてしまう。あと、歌で場面が切り替わるシーン。監督がやってみたかったのはわかるんですが、すごくこちらが当惑するだけのものになっていた。…悪い部分ばかり書いてしまいましたが、僕は三谷監督が大好きなのです。たとえばタップダンスや、犬のシーン、僕は心から笑っていました。そして深津&西田両名の演技は日本最高峰だったと思います。だからこそ、すごくもったいなく感じるのです。エンターテインメントとして楽しめるテレビドラマみたいな映画をつくるだけじゃなくて、せっかくこんなに才能があるんだから、三谷監督にはさらに上に行って頂きたい。監督の大好きなアメリカの映画監督たちのように。今回は、正直ハッピーフライトみたいな娯楽映画だなーという印象でした。そんなレベルで留まる才能じゃないので、三谷監督には、観客や興行主やテレビ局の評価を得ることを一旦忘れて、自分のためだけに映画を作って頂きたい。これが一映画好きとしての切なる願いです。
コダマさん [映画館(邦画)] 7点(2011-10-31 01:51:42)
86.ネタバレ  三谷幸喜という人は、どういうわけか、閉ざされた環境・状況におけるドラマにおいては大変面白いコメディを書く。もし、コレが舞台だったら、宿屋に行くシーンなど無くたって、彼は法廷だけで、面白い展開を作ったことだろう。そういう意味では、もっと舞台を法廷に限定しても良かったと思うし、その方がピュアな三谷作品になったよう気もする。
 幽霊を証人に呼ぶというのは、奇想天外と言えるが、幽霊が見えない人の視点で描く、「一人芝居」的なおかしさ、「見える人、見えない人がいる事によるおかしさ」は、今に始まったことじゃなく、昔何処かで見たような気もする。だから、たしかに面白いんだけど、評価するなら7割方といったところ。
 この映画ならではの仕掛けとして、「実は見えていた」というのを、もっと最後の方に効果的に使う手は、なかったものか?
Tolbieさん [映画館(邦画)] 7点(2011-11-01 18:22:44)
👍 2
85.面白かったです。
かなり期待をして見に行ったのですが、肩透かしを食らった感は無く最後まで楽しめました。
でも、12人の優しい日本人など、他の傑作と比べると負けるかなぁ。
ぬーとんさん [映画館(邦画)] 7点(2011-11-02 01:32:14)
84.ネタバレ 大笑いする映画を期待していったのだが残念ながらそうではなかった。独特の世界観ではあったのだが、それだけだった。前作・前前作と比べても客席の笑い声は少なく感じた(映画館はほぼ満員だったが)。
HKさん [映画館(邦画)] 5点(2011-11-03 18:49:41)
83.ネタバレ 主人公の宝生エミは、亡き父と再開することで心が晴れた。落ち武者の更科六兵衛は、慰霊碑が建てられたことで心が晴れた。エミと六兵衛を、表裏一体として捉えてみる。するとこの表裏一体が、三谷幸喜自身に見えてきた。表の部分(エミ)の三谷幸喜は「低能な人間が、才能を開花」していくサクセスストーリー。一方、ダークサイドである裏の部分(六兵衛)の三谷幸喜は、後世になってようやく正当な評価を受ける(無念が晴れる)。要するに「最初は低能だったよ。でも才能開花したんだよ俺!だけど周りがちゃんと評価してくれなくてイライラ。でもきっと、後世になったら三谷幸喜の才能が真っ当に評価されるはずだ!」という願望が、エミと六兵衛という姿で現れてるんではなかろうか。エミと対決する小佐野(中井貴一)を、「世間一般の大衆の目」と仮定する。小佐野は実は幽霊が見えていた、という設定は、「世間は、実は三谷幸喜の才能は見えてる(分かってる)んだけど、見えてないフリをしてるんだ」ということになる。ここら辺に、三谷幸喜の自信の表れが垣間見える。
VNTSさん [映画館(邦画)] 7点(2011-11-04 19:08:29)
👍 1
82.三谷ワールドは健在! クスクスっと笑いを誘い、それでも時折ホロッとさせてくれます。
もちろん締めはやっぱり明るく笑顔で楽しくオチャらけてくれる。

落ち武者のコトバ使いとか、緊張感が全く無い裁判シーンとか、突っ込みどころは満載ですが、幽霊が見える理由や幽霊を証人に呼んだ裁判をいかにして成立させるか という点は、それなりに合点がいきました。

エンドロールで流れるお二人のデュエットの上手さにはちょっとビックリです。
たかたかさん [映画館(邦画)] 7点(2011-11-06 00:34:15)
👍 1
81.ネタバレ 個人的には犬と再会するシーンに心を打たれ最高潮に達しました。犬の体全体で表現する喜びに幸せだったんだなって思えます。
いっちぃさん [映画館(邦画)] 7点(2011-11-06 11:07:09)
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80.ネタバレ 相変わらず不粋だなぁ。『スミス都へ行く』のビジュアルを見せる、更に言及する、って。どうせ引用を明らかにするならば、実際の中身をキチンと説明しないと、これじゃただのスノッブだっての。判る人にだけ判るようにするならば、即物的なモノでなくてそれとなく判らせればいいのにさ。今回、深津絵里をほぼ出づっぱりにする事で映画の流れに芯が通って、必要以上に脇キャラが自己主張しまくって五月蠅い状態は多少抑えられているのでまだマシな感じですが、エピソードやイメージの断片がぶち撒けられた状態もまた相変わらず。笑えるエピソード、いいエピソードもありますが、それがキチンと映画を組み上げてゆく礎となっているかというとそうでもなくて、あくまで断片だったりして。この世を去った者に対するスタンスまでバラバラでしょ。六兵衛やお父さん、犬には死んでいった者の心、残された者の心を語りつつ、速水はギャグ扱い。『レベッカ』か昔のホラーみたいな冒頭のビジュアルも他と融和する事なく3人のキャラのみに与えられたイメージですし、なんかもうひたすらバラバラと雑多な断片ばかりで組みあがってる感じ。「それこそが三谷作品なんです」って言われたら、あー、そうですか、としか、ねぇ。テンポを殺す尺の長さやラストの引っ張りっぷりもまたまた不粋な感じで、この人って自分にとっては『やっぱり猫が好き』だけの人なのかも。あ、でも笑えた事は笑えた、そこそこ面白かった、それは事実です。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 6点(2011-11-06 14:21:40)
👍 1
79.ネタバレ 大いに笑わせてもらった。ただね~。監督デビュー作の『ラヂオの時間』は傑作だと思うが、それ以降はどうにもスケールが大きいだけで、笑いの取り方が雑になっているような気がする。今回も、『ザ・マジックアワー』とのリンクネタなどあるが、ああいう「分かる人には分かる」シーンに尺を取りすぎ。あと、豪華俳優陣なのは良いが、みんなに見せ場を作ろうとして全体のバランスが悪くなっている。『ラヂオの時間』や『12人の優しい日本人』(脚本のみ)、TV『古畑任三郎』が何故傑作だったのかと言うと、「時間、空間、人物」が限定されていたからだと思う。所謂「密室劇」にこそ三谷幸喜の面白さがあると思うので、次回は予算や役者に気を遣わずに思いっきり面白い密室コメディを作ってほしい。
フライボーイさん [映画館(邦画)] 7点(2011-11-06 17:41:08)
👍 2
78.三谷幸喜。この小心者の人気脚本家は、与えられた潤沢な製作費と大衆の反応を気にするあまり、“コメディ”の面白さそのものを見失っているように思えてならない。

まずはっきり言ってしまうと、この映画に稀代のコメディ作家が織りなす“ストーリー”の面白味として特筆すべきものは何もない。
三谷幸喜が、その役割を果たせた要素は、無意味に豪華なキャストを揃えたことくらいだ。彼の実績が、単独で映画の主演を務められる俳優たちを幾人も集め、別に彼らにその役を演じさせる必要の無い端役を演じさせている。
豪華なカメオ出演に彩られて、ストーリーが面白いのであればもちろん問題はない。でも、そうではないので、やはり問題視せざるを得ない。

殺人事件裁判の証人に落ち武者の幽霊を立たせるという荒唐無稽な設定自体に文句が言いたいのではない。
そこから始まるストーリーテリングが、あまりに論理性に欠け、陳腐だ。
“下らない”要素を論理的に積み重ね、物語に面白味に長けた説得力を持たせることが、三谷幸喜という脚本家の魅力だったはずだ。
舞台設定の雰囲気と、キャストの豪華さのみに頼り、ストーリーそのものの面白さが無かったことが残念でならない。

と、つらつらと酷評を綴ったが、それでもこの映画は観客をスクリーンに惹き付ける“要素”を持っている。
それは、主演女優の愛らしさだ。深津絵里が魅力的で仕方が無い。
昨年の「悪人」で見せた薄幸のささくれた表現からひっくり返ったような可愛らしいパフォーマンスに対して、頬のゆるみを止められなかった。

主演女優の存在感が、ぎりぎりのところでこの映画の娯楽性を繋ぎ止め、盛り上げていた。そんな気がする。
鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 5点(2011-11-06 20:10:52)
👍 2
77.ネタバレ 三谷監督の映画は「ラヂオの時間」が一番面白く、それ以降はだんだん先細りしていたのが心配だった。「みんなのいえ」も「THE有頂天ホテル」も「ザ・マジックアワー」も面白くない訳じゃないんだけど、ドタバタさせただけみたいに感じられ、「笑い」という点において突き抜け感が低下していた気がする。その点この「ステキな金縛り」は久々に笑えた。自分の中では「ラヂオの時間」に匹敵する面白さだった。主題歌「ONCE IN A BLUE MOON」もすばらしい。あと、「ステキな金縛り」というタイトルの意味はラストに亡き父の幽霊と抱擁する事を表しているんですかね。
MASSさん [映画館(邦画)] 8点(2011-11-07 11:33:33)
76.ネタバレ 陳腐で冗長で退屈な映画だった。この大して面白くない脚本で2時間以上持たせようというほうが無理なのだ。いくらコントが面白くても2時間観てれば飽きも来る。僕は「釣りバカ日誌」の何が面白いかさっぱり分からないが、なんだかそれを観たときと似た感覚を覚えた。西田敏行も出ているし。簡単に言うと「五月蝿い」のだ。この作品でも阿倍つくつく(市村正親)が出る必要は全くないし、更に言うとなぜ彼が主人公の部屋の外にいたのかも全く不明である。月に飛ばされるシーンなどはあまりの面白くなさ、俗っぽさにいたたまれない気持ちになった。
更に言うと無粋。他の方も仰っているように、キャプラ監督が好きなら好きで良いが、それをこういう形で提示するスノッブ根性は本当にどうかと思う。みんなキャプラなんか知らないし、知ってる人に示したいなら、こんなに御託を並べなくても、ちらっとビデオタイトルでも映しておけばよいことだ。「教育」してやろうというつもりはないにしても悪趣味である。
それにしてもいつから三谷監督はこうなってしまったのか。昔の作品はもっと上品ではなかったか?少なくとも、俳優陣の「名前」による出オチに頼り、繰り返し同じネタで笑いを取りにいくさもしさはなかったはずだ。もっとそのシーンの微妙な雰囲気を巧みに捉えて笑いに昇華させていたような気がする。「ラヂオの時間」の頃は期待していただけに心から残念だ。
以下はレビューから少し外れるが、映画館でずっと後ろのおばさん連中が笑っていたのには本当に腹が立った。製作者側が笑わせようとしているところだけで笑うなら良いのだが、三谷映画を観に来たならずっと笑っておけば良いとでも勘違いしているのだろうか。こんな笑いどころも分からないような観客が笑っている映画を作った三谷監督は、この状況をどう思うのだろうか。それでいい、そのおばさんたちこそ自分の客だと言うのなら最早何も僕が言うことはない。黙って去るのみである。最後に、深津絵里は頑張っていたと思う。
枕流さん [映画館(邦画)] 3点(2011-11-12 20:44:37)
👍 1
75.ネタバレ TVでステキな隠し撮りを観た後に、ステキな金縛りを観てきました。
隠し撮りで監督本人が言ってたみたいに、ちょっと長い部分はあったけど、笑って泣けました。
監督の演出だと、もともと面白い役者さんが更に面白くなりますよねー!
ラブラドールのラブちゃんのシーンでは泣けたけど、そこは流石監督。すぐに笑わせてくれました。
映画館で他の観客もいたので控えめに笑ってたけど、家で観てたら絶対声出して笑ってたと思う。
前作のザ・マジックアワーや有頂天ホテルのキャラクターも出てて思わずニンマリでした。
ちなみに古畑任三郎に、三谷ドラマで一番好きな「振り返れば奴がいる」で、鹿賀丈史演じる鹿賀丈史が犯人として出てたので、あの頃からこんな演出してたんだなと感心しました。
じわじわ面白いシーンが増えてきて、旅館から出てタクシー乗ってからが面白いですね。
皆さんも笑って泣いてください。
深津絵里可愛いです。西田敏行、生瀬勝久面白い。大泉洋ちゃん、気づかなかった。
まさかどさん [映画館(邦画)] 8点(2011-11-21 02:12:13)
74.三谷監督作品に共通するのが、観る者をちょっと戸惑わせる一風変わったシチュエーション、こじゃれた笑いの得意げな押し付け、芸達者な役者を集めての学芸会的小芝居。今回もそのパターン。あまり入っていなかった劇場だったけど、笑い声も起こらず、ラストの余計な感動シーンもみんな冷めて観ていた感じ。三谷作品、決して嫌いじゃないんだけど…。
Q兵衛さん [映画館(邦画)] 6点(2011-11-23 08:44:53)
👍 1
73.ネタバレ 三谷幸喜といえば、やはり脚本。ストーリーの面白さを期待したワケですが、少々あてが外れました。幽霊のハーモニカ答弁、シナモンの使い方、心温まるラスト。良いシーンは随所にあります。でも一本の物語としてみると、間延びしているような。お話の密度が薄いのです。ただし、つまらなかったワケではありません。豪華俳優陣の見事な演技は堪能できました。喜劇俳優、西田の面白さは鉄板。深津のハツラツさは高感度抜群。中井は文句なく上手かった。端役に至るまで有名俳優をそろえ、お得感は満点です。劇場スクリーンを前にした2時間半、楽しい時間を過ごせました。どんな手法、かたちであれ、楽しめればそれでOK。自分的にはアリです。ただし、新作映画とはいえ本作を「三谷幸喜最高傑作」と呼ぶのはちょっと寂しい気がします。次回作は本物の傑作を、脚本家三谷幸喜の本領発揮を期待します。
目隠シストさん [映画館(邦画)] 6点(2011-11-24 21:51:49)
72.ネタバレ 信心深くもなく、彼岸の墓参りにも行かないし、幽霊の存在なぞ露ほども信じない、そういう私ですが、この映画を観終わったとき、「これからはお墓参りに行こう!」そう思った。バカバカしい設定ではあるが、なのに引き込まれていく映画の力、素晴らしい。西田敏行もいいなあ。でもどの俳優も魅力的に見えた。清々しい気持ちで映画館をあとにした。帰宅して、家内にも見に行くように勧めた。
小鮒さん [映画館(邦画)] 8点(2011-11-24 22:11:43)
👍 1
71.ネタバレ 笑いのツボという点では、今回の作品はあまりハマらなかった。
なんというか、ギャグが大雑把で大振りすぎて、空回りも多かったように思う。(映画の中でも「笑えない」ってセリフがあったけど、こっちがそれを言いたい気分だったよ) タクシー運転手の生瀬勝久や裁判長の小林隆のキャラは少しツボだったけどね。あれは笑えた。

この作品を観ている最中にイライラしたのは、有り得ない設定を納得させてしまうような展開の面白さが全くなかったということ。幽霊を法廷の証言台に立たせて、裁判を行うという設定を強引に進めていくのだけど、展開にリアリティがない、、、のは当然として、妙味がなくひねりも効いていない。最後に死んだ被害者を法廷に呼ぶという展開は唐突すぎるし、そこにストーリーテリングとしての驚きがない。そもそも、三谷幸喜にストーリーテリングの面白みは期待できないのだろうか。それは前作『マジック・アワー』でも同じだった。ディテールは面白くて結構笑えたのだけど。

コメディ映画としてみれば、彼の作品の中では、やはり『ラヂオの時間』が秀逸だったなぁ。この作品にはかなり笑わせてもらった。細やかな笑いの連続。意外性。ちょっとしたハラハラドキドキ。畳み掛けるような展開。それをコメディ映画と言うならば、完璧な内容だ。

笑えるコメディ映画としては確かに作りが大雑把でくだらなさが目に余る、、が、本作はこれまでの三谷作品の中で最も感動的だったとも言える。実のところ、ラストシーンで僕は泣きっぱなしだった。(40歳を過ぎて涙腺がかなりゆるくなったのも事実だけど) これまでの彼の映画でこんなに泣ける作品はなかった。もしかしたら、この路線が彼の目指すところなのかな。そういう映画としてみれば、僕はこの作品にそれほど文句もないのである。その路線に見事にハマってしまったのだから。。。うるうる
onomichiさん [映画館(邦画)] 8点(2011-11-27 22:19:49)
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【点数情報】

Review人数 90人
平均点数 6.01点
000.00%
133.33%
233.33%
344.44%
455.56%
5910.00%
62527.78%
72426.67%
81617.78%
911.11%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.14点 Review7人
2 ストーリー評価 6.08点 Review12人
3 鑑賞後の後味 6.81点 Review11人
4 音楽評価 6.88点 Review9人
5 感泣評価 6.22点 Review9人

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