映画『ゴーストライター』の口コミ・レビュー

ゴーストライター

[ゴーストライター]
The Ghost Writer
2010年上映時間:128分
平均点:6.35 / 10(Review 55人) (点数分布表示)
公開開始日(2011-08-27)
サスペンスミステリー小説の映画化
新規登録(2011-05-31)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2022-01-05)【イニシャルK】さん
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監督ロマン・ポランスキー
キャストユアン・マクレガー(男優)ゴーストライター
ピアース・ブロスナン(男優)元英国首相 アダム・ラング
キム・キャトラル(女優)アダム・ラングの元秘書 アメリア・ブライ
オリヴィア・ウィリアムズ(女優)アダム・ラングの妻 ルース・ラング
トム・ウィルキンソン(男優)ポール・エメット
ティモシー・ハットン(男優)シドニー・クロール
ジョン・バーンサル(男優)リック・リカルデッリ
ジェームズ・ベルーシ(男優)ジョン・マドックス
イーライ・ウォラック(男優)年老いた男
ジョエル・カービー〔男優・1957年生〕(男優)モーテルの受付
森川智之ゴーストライター(日本語吹き替え版)
てらそままさき元英国首相 アダム・ラング(日本語吹き替え版)
幸田直子ルース・ラング(日本語吹き替え版)
志村知幸シドニー・クロール(日本語吹き替え版)
間宮康弘(日本語吹き替え版)
脚本ロマン・ポランスキー
音楽アレクサンドル・デスプラ
編曲アレクサンドル・デスプラ
撮影パヴェル・エデルマン
製作ロマン・ポランスキー
アラン・サルド
製作総指揮ヘニング・モルフェンター
配給日活
その他アレクサンドル・デスプラ(指揮)
あらすじ
主人公は、元英国首相アダム・ラングの自伝執筆を依頼される。いわゆるゴーストライターである。だが、取材をするうちに、次第にラングの過去に違和感を抱き始める。そして明るみになる前任者の不可解な死と巨大な組織の陰謀。ロマン・ポランスキーが描く本格サスペンス。ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞。
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💬口コミ一覧

55.好きです。こういう真剣なミステリー/サスペンス映画。
全体的に暗い画面。どこか不気味な建物とセキュリティ。
力がないのに陰謀と戦う(?)主人公。
見せ方もこぎみ良いドキドキ感。
凄く絶妙だなと感じました。
ただ、終わり方とオチのあっけなさはマイナス。
始まりから陰謀に気づいて、アクションを起こすまで重厚な出来なのに、オチの腰抜かし感はダヴィンチコード並です。
全体的にはダヴィンチより全然面白いですが。
予告編は見ずに、何も考えずに見たら中々楽しい上品な映画でした。
ronronvideoさん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2011-05-31 22:24:48)
54.ネタバレ 本当に手堅く作ったなぁといった印象。ただCIAの陰謀とか日本には馴染みがなく少し日本人がみるには敷居が高くなるのと登場人物の把握が親切ではない部分があってそこのところはちょっとなと思った。あとはラストはなぜ主人公ひかれちゃったんだろってのはある。ただユアンマクレガーはやっぱりかっこいい。
とまさん [映画館(吹替)] 6点(2011-09-03 12:42:53)
53.重厚な作り、いい感じの独特な雰囲気。良い映画だとは思うのだが、それほどのめり込むことが出来なかった。前半のテンポがものすごくゆったりし過ぎていて疲れてしまったという事もあるが、最大の理由は、政治色の強い内容が自分に合わなかったということですね、きっと。合う人が観ればかなり面白い映画なんだと思う。この監督さんの他の映画をちょっと観てみたくなりました。政治っぽくない奴で。。。
ふじもさん [映画館(字幕)] 7点(2011-09-06 21:44:11)
52.ネタバレ 流石、巨匠。一つ一つの映像が計算しつくされていて、見とれられる。その上、かなり印象的な音楽が、素晴らしいタイミングで華麗に使われる。これぞ上質映画。バカ映画ばかり観てると、こういうのはなかなか新鮮なのである。そのおかげで内容は地味ながら
飽きることなく没頭できた。

真相が明らかになってからあっという間に終わってしまうので、ちゃんと1つ1つのシーンの伏線の答え合わせができなかった。説明しすぎないことが、こういう映画の美徳でもあるので批判はしないけど、僕のように集中力のない人にはあまりオススメできないかも。ミステリーファンの人は是非!

最後、主人公なんであんな余計なことしたの? 義憤?
すべからさん [映画館(字幕)] 7点(2011-09-17 14:34:50)
51.見終わってからよく考えると主人公の行動が不自然だったり、ヤマがなかったり、結局あまり新味のない話だったりと、手放しで褒めることはできない。しかし見ている最中は語り口の上手さ、音楽の良さ等あってぐいぐい引き込まれる。「序盤中盤でこの調子なら、ラストにはどんな素晴らしいカタルシスが待っているだろう」とワクワクしていたら何のひっかかりもなくさらっと終わってしまった。テクニックはあっても熱いものがないのは、監督のお歳を考えると仕方のないことなのかもしれない。 ピアーズ・ブロスナンの大統領がはまり役なのと雨音や靴音など効果音が心地良いのに驚いた。
皮マンさん [映画館(字幕)] 6点(2011-09-26 11:20:03)
50.ネタバレ 「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 」を見て、ならば、似たような話を、私が「チャイナタウン」風に作りましょうって、ロマンスキー監督。音と映像は任せなさい。後味の悪い感じに仕上げましょうか。えっ?良さそうな人が悪い奴、悪いような奴が実は良い人だったりするって、ミステリーファンにはバレバレ?あ、ならば、少し俳優さんにがんばって演技してもらおうか。特にヒロインの貴女、貴女次第だってばさ。やっぱ、「チャイナタウン」風ってことを意識して、アジア人も入れときましょうね。ちょっと、見ている人には、これなんかあるんじゃないって、思わせる効果もあるし……って感じの映画でした。
K-Youngさん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2011-11-05 10:36:18)
49.ネタバレ 珍しくサスペンスを観たものだから、伏線に気を配るどころではなく話についていく事で終わってしまった。
それでも十分味わえたが。
DVDで確認しながら観てみたい。
カットとか音楽が不安を煽り、常にどきどきしていた。
知らしめるのが目的だったのか。
そして最後の事故は故意?
紙がばらばらと舞い散るシーンは余韻があってよかった。
えこーさん [映画館(字幕)] 5点(2011-11-05 19:31:29)
48.ネタバレ とてもまっとうに作りこまれたサスペンス映画。ストリングス主体の重厚な音楽が、骨太なストーリーを盛り上げる。登場人物の行動には動機がよく分からないところも色々あるし、最後のトリックも陳腐極まりないのだが、舞台設定と登場人物の心象風景が妙にリンクしており、それが僕にも伝わってきて興奮できたので良しとしよう。これが巨匠の風格なのか。何が面白いか分からないんだけど、「オーセンティックな映画を観た」という満足感は得られました。
枕流さん [映画館(字幕)] 6点(2011-12-24 23:11:38)
47.ネタバレ 暗く紗のかかったような画面を否応なく盛り上げる音楽、緊迫感あふれるカット割り・・
いいですねえ。
好きです、私。
監督もこの歳でまだまだ衰えてないなあって。
大体・・ユアン・マクレガー好きなので甘くなります;
イギリス映画かって思ったらあちこちの合作なんですね。
AKOさん [映画館(字幕)] 8点(2012-02-07 11:58:48)
46.ヒッチコック風の音楽と島の風景が素晴らしくて冒頭から一気に引き込まれる。ただエピソードの割には時間が長く間延び感もあり。ストーリーにさほどの面白さはないが、演出と映像がほかの全てを凌駕する良品。
kaaazさん [DVD(字幕)] 8点(2012-02-08 22:58:51)
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45.ネタバレ いや~、やっぱりポランスキーは、こういうミステリー映画が本当に得意ですね。彼の作品の中で描かれる世界は、なにからなにまで怪しげに見えてくる。ストーリー的にはそれほどぱっとしないんで、往年の彼の名作に比べれば見劣りするけれども、それでも常に曇りか雨が降るこの映画の世界では、どこにも逃げ場のない、不条理で出来ている世の中という風な雰囲気が漂っていて、それ故にたとえば車で追われ、フェリーで間一髪逃げる一連のシーンがごく普通の光景をそのまま撮っただけであっても十分に「映画的」な世界へと昇華されている。こういうところに職人技みたいなものを感じる。
あろえりーなさん [DVD(字幕)] 6点(2012-02-09 01:04:32)
44.地味~ではありますが、シリアスで、サスペンス風に、真面目に創られた作品です..終盤にかけて、駆け足で急展開しますが..なるほどね~ と思わせる、オチでした..ストーリーがシンプルな分、傑作とまでは言えませんが..玄人好みのおとなの演出で、じっくり鑑賞できました...
コナンが一番さん [DVD(字幕)] 8点(2012-02-10 12:55:19)
43.ネタバレ 謎解きにばかり気を取られていると、オチの部分で「な~んだ」とガッカリするかもしれない。この映画はそこに到るまでの雰囲気を楽しむべきものなのだろう。とにかく全編に渡ってほとんど何も起こらないのに、ず~っとドキドキしながら観ることができた。昔のヒッチコック映画を思わせる。重厚な映像と音楽が渋い。大人のサスペンス映画。
フライボーイさん [DVD(字幕)] 6点(2012-02-12 17:52:08)
42.ネタバレ 職分をわきまえない行動はハートを重視する所以か。勝ち目のない組織に対する優男の孤独な戦いを魅せるのはポランスキー監督の十八番。真綿で首を絞めるが如きの全編を覆う不穏な空気を堪能し、マカラのゴーストであってそもそもこの世に存在しなかったゴーストであったのかと思わせる無情なラストに痺れます。加えて「米国以外で引き渡し協定が無いのはイラク・リビア・北朝鮮・・・」との眼差しに御大の健在ぶりを見ました。いただけなかったググるシーンを差し引いても十分満足出来た作品です。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 7点(2012-02-13 17:50:11)
41.ネタバレ 人の名前が次々出てくるので置いていかれないように話にがんばってついていく必要有り。
そのせいか途中で「長いな」と感じてしまった。後半ちょっと盛り上がるが…。
雰囲気は良いが何も起こらない時間がとても長い。
虎王さん [DVD(字幕)] 5点(2012-02-15 00:10:31)
40.ロマン・ポランスキー監督の“巨匠ぶり”に改めて感じ入ることができる映画であることは間違いない。が、敢えて今回は主演のユアン・マクレガーに言及したい。

意味の捉え方次第で善し悪しは変わってくるが、ユアン・マクレガーはスター俳優としては珍しいくらいに存在感が“軽い”。
あれほど特徴のある顔立ちをしていながら、どんな役柄においても必要以上の存在感を示さない。だから、どれほどの大バジェット映画の人気キャラクターを演じようとも、そのイメージが俳優としての彼自身に固執されず、どんな映画のどんな役柄で登場しても観客は一旦フラットな状態で彼の立ち振る舞いを追うことが出来るのだと思う。
だからこそ、映画の規模と演じるキャラクターの性質に関わらず、とりあえずフィットしてみせることが出来るのだと思う。

そんな特異な性質を持ったスター俳優にとって、今作の役所は特にハマリ役と言っていい。
“ゴーストライター”を生業とする主人公が、英国元首相の自叙伝の執筆に携わることから始まる“巻き込まれ型ミステリー”。
まず印象的なのは、主人公には役名が無いということだ。明確に実在する平凡なキャラクターとして登場するにも関わらず、名前がことごとく紹介されない。ある部分では明確に省かれ、ある部分では主人公自身がはぐらかし、ある部分では名前を覚えてもらっていないという設定で済まされる。

目の前の謎を盲目的に追い求めていく主人公の行動を中心に物語は進んでいくが、しばらくすると、名前が明示されないことも含め、彼のキャラクターがとても軽薄なものとして意識的に描かれていることが分かる。
巨匠が描き出す上質なミステリー調子の中で、徐々にストーリー以上に主人公の男の“存在性”そのものが静かに際立ってくる。

そうして導き出されるあまりに印象的で巧いラスト。
物語自体の衝撃や驚きだけに頼らず、卓越した映画術の巧さと、キャスティングの妙で紡ぎ出した洗練されたサスペンス映画の世界を堪能出来た。
鉄腕麗人さん [DVD(字幕)] 7点(2012-02-21 16:32:29)
👍 1
39.なかなか。結末を彷彿させるモノトーンな雰囲気が良。ぐいぐい引き込まれ飽きずに観れました。外務大臣のくだりが微妙だったのが残念。
すたーちゃいるどさん [DVD(吹替)] 7点(2012-02-23 08:47:18)
38.ネタバレ 先ほど観終わりました。

ウーン。。。私はユアン君と相性が悪いんですかね。。。。。
はっきり言って面白くありませんでした。

そもそも、話の順序、序列が込み入っていて噛み合っていません。
また、ゴーストライターである主人公を何故黒幕のCIAが泳がせて居たのかが
はっきり描かれていません。

要するに真の黒幕は元首相の妻(CIA工作員)だった訳ですが
スパイの前任者が掴んだと思われる情報の謎解きを
後任でゴーストとなった主人公にさせたかったのでしょうか?

それとも、この自叙伝作成自体が
元首相を暗殺する為にあの島でお膳立てされたCIAの作戦だったのか?
スパイと繋がる政敵を炙り出す為の謀略だったのか?

それは見た人間に考えさせるって映画だとしたら
非常に面白くない。

なんともはや、と、言いたく成ってしまいます。
あと、謎解きのプロットがかなりズサンです。

●前任者の部屋の棚の裏に無造作に貼り付けられた書類がキーに成ったり。。。
(酒飲ませて溺死に見せ掛けて殺すぐらいであれば、普通、その人間の部屋は徹底的に調べるでしょ。。。)

●主人公がネットでサクッと調べた情報を外務大臣まで上り詰めた政敵が
「うお-----!!」っとばかりに驚愕したり。。。。
(素人がネットに上げてるぐらいだから普通、そんなの分かっなきゃおかしいでしょ。。。)

●冒頭の文章を繋げて本当の黒幕を見つけたのは良いけど
事も有ろうか、それを当の本人に知らせてしまう訳ワカメな展開。。。
(それじゃあ自分を消してくださいって言ってる様なモンでしょ。。。)

はっきり言って、推理小説とか読み込んでる人が見れば
「はぁ~。。。。。」
っと、ため息が出てしまう映画です。。。

残念ですが、推理サスペンスとしては3級の出来と言わざろ得ないです。

追記ですが、そうか

この作品、何で借りたのか忘れてたんですが
あの名作「戦場のピアニスト」のポランスキー監督だったんですね。
だから借りたんでした。。。

いや、こんな評価に成ってしまって残念でなりません。。。。
一般人さん [DVD(字幕)] 4点(2012-03-06 00:21:12)
👍 2
37.ネタバレ この作品で描かれ、また、批判の対象となるのは国家的な陰謀である。陰謀というと聞こえが悪いが、要するに国家の利益を守るための活動である。成功する必要があり、反対するものにはそれなりの対応が必要になる。そこに、正義とか法令遵守などの甘い感情の入る余地はない。巨匠ポランスキーにとって、自身がこれまで、国家的な迫害や危険にさらされてきているだけに、こういう描写は、真に迫るものがある。夜や雨の場面がほとんどであり、ダークな雰囲気をかもし出している。ストーリーやしかけは単純であるが、見せ方がすばらしい。最初は乗り気でない主人公が、徐々にのめり込み、気がつけば、危険を顧みず深入りしている。最後には、真相を解明したかに思われるが、こうした組織が、簡単に見逃してくれるはずはない。監督自身が、体験上身にしみているという事を暗に示している、衝撃の結末となっている。
パセリセージさん [DVD(字幕)] 9点(2012-04-21 00:59:35)
👍 1
36.ネタバレ 冷戦時代、西側にとって悪役は東側陣営のスパイにしとけばよく、あとはナチの残党とか「とりあえず使える公認の悪役」ってのが存在した。それが今ではCIAだ。もちろんCIAが「それほど悪くない」と思ってるわけじゃないよ。CIAの悪行抜きでは南米の歴史も書けないだろう。でもこの「とりあえず」感というか、「公認性」に寄りかかっている横着さを、こういった「CIA陰謀史観もの」に感じてしまう。本気で詰めろ、と思ってしまう。悪玉をCIAにしとけば、みな何となくそれで納得してしまう、その作る側と観る側の横着さが(自戒も込めて)気に入らない。純粋にスリラーとしても、なんか横着に作られてて、メモが手渡しされていくあたりでやっとそれらしい空気が出てきたが遅いし、スリラー演出を離れストーリーとして見ると、主人公はアホなことやっちゃったことになる。カーナビの使い方など、もっと新鮮な味が出せそうだったが、そうでもない。車で追われてフェリーに逃げ込んだつもりでいたのが…、ってところでちょっとワクワクした。車の「無表情」感が生きてる。この手の映画では、重要人物の「日常」はこんなか、と思わせるあたりに味わい。散歩してると黙ってついてくる警備とか。
なんのかんのさん [DVD(字幕)] 6点(2012-05-19 09:08:08)
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マーク説明
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★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 55人
平均点数 6.35点
000.00%
100.00%
200.00%
311.82%
423.64%
51120.00%
61629.09%
71425.45%
81018.18%
911.82%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.50点 Review2人
2 ストーリー評価 4.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 5.50点 Review2人
4 音楽評価 6.00点 Review2人
5 感泣評価 3.50点 Review2人

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