映画『くまのプーさん(2011)』のいいねされた口コミ・レビュー

くまのプーさん(2011)

[クマノプーサン]
Winnie the Pooh
2011年上映時間:63分
平均点:5.38 / 10(Review 8人) (点数分布表示)
公開開始日(2011-09-03)
コメディファンタジーアニメシリーズものファミリー動物もの小説の映画化
新規登録(2011-09-27)【枕流】さん
タイトル情報更新(2021-03-14)【イニシャルK】さん
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監督スティーヴン・J・アンダーソン〔監督〕
ドン・ホール〔脚本・アニメ監督〕
演出木村絵理子(日本語吹き替え版)
ジョン・クリーズナレーター
亀山助清プーさん(日本語吹き替え版)
石田太郎イーヨー(日本語吹き替え版)
上田敏也オウル(日本語吹き替え版)
小形満ピグレット(日本語吹き替え版)
片岡富枝カンガ(日本語吹き替え版)
龍田直樹ラビット(日本語吹き替え版)
玄田哲章ティガー(日本語吹き替え版)
三宅健太スグモドル(日本語吹き替え版)
青森伸ナレーター(日本語吹き替え版)
原作A・A・ミルン「クマのプーさん」シリーズ
脚本スティーヴン・J・アンダーソン〔監督〕
ドン・ホール〔脚本・アニメ監督〕
音楽ヘンリー・ジャックマン
編曲ジョン・アシュトン・トーマス
撮影ジュリオ・マカット
製作総指揮ジョン・ラセター
制作ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
東北新社(日本語吹き替え版)
配給ウォルト・ディズニー・ジャパン
日本語翻訳佐藤恵子
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💬口コミ一覧

2.ネタバレ くまのプーさんは当然知ってはいたけれども、童話もアニメも観た事がなかったので、本作を鑑賞してそのあまりのシュールさに少々驚いてしまいました。絵本の文字とプーさんの世界がリンクしたり、ナレーションの声とプーさんが会話したりすると言う構成上のシュールさもあるのですが、なによりもキャラクターとストーリー運びが他のディズニー映画と比べてかなり特異。ミュージカルをしている点はディズニーなんだけど、寸劇そのものは他に似たようなものはなく、アヴァンギャルドですらある。そして、クリストファー・ロビン以外の動物たちが、みんなもの凄く「おバカ」なんですよね。みんなボケをかましていくんだけど、誰もつっこまないからずっとボケだけが積上っていくというシュールな世界。しかも動物たちは、ただ単におバカなだけでなく、みんなちょっと病んでるわけですよ。ある者は鬱だし、ある者は恐怖症だし、そして肝心のプーさんは、「はちみつ好き」というよりも、「はちみつ狂い」と言った方が相応しい。はちみつをしばらく切らすと、幻覚が見えてきてしまうその様はまさしくジャンキーですよ。いつも画だけで可愛らしいプーさんの世界を認識していた自分にとっては、このプーさんの裏の世界にちょっとしたカルチャーショックを感じてしまった次第です。まぁ、でも子供が観る分にはいいのかもしれないけどね。そんな裏とか考えたりしないだろうし。
あろえりーなさん [ブルーレイ(吹替)] 5点(2012-03-15 13:39:37)
👍 1
1.ネタバレ くまのプーさんの世界というのは恐ろしくて魅力的だと感じた。
まずは、この作品のキャラクターたち。非常に親しみを持てるキャラクター達であるが、その誰もが著しく過剰な一面を持っている。カンガとルーは比較的まともだが、プーさん、イーヨー、ピグレット、アウル、ラビット、ティガーはいずれも妙にリアルな恐さを持っている。これを実写かつ人間でやられたら、少し精神を病んでいるのではないかと心配になってしまう人物のオンパレードだろう。こういう濁った目で無邪気なディズニーアニメを見てはいけないと思いつつも、ついついこう感じてしまう。イーヨーはうつ気質、ピグレットは異常なほどの怖がり、アウルは傍若無人な知ったかぶり、ラビットは神経質なしきりたがり、そしてティガーは常に躁状態である。実際、クリストファーのモデルであるミルンの子クリストファーは、この物語のキャラクターのイメージと自分自身の比較に生涯苦しめられたという。何とも後味の悪い話ではあるが、この異様なほどに「身近」に感じられるキャラクターこそがこの作品の魅力ではないか。人間の特性を細かに分割し、無邪気なビジュアルを持つぬいぐるみ由来のキャラクターに付与するという行為のアンバランスさ、不自然さ。デカダンスすら感じるのは私だけだろうか?
また、この作品でのハチミツという物質のもつ強烈な存在感も印象的である。ハチミツに飢えたプーさんは恐ろしい幻覚に苛まれながらも、ハチミツを手に入れるためにデスパレートな努力をささげ続ける。カエルがハチミツ入りのポットに見えるシーンやハチミツを手に入れたと錯覚したプーさんが泥の中を転げ回るシーンは異様な迫力に満ちていた。最終的にハチミツよりも友人を取ったことをクリストファーに褒められるプーさんを見て、思わず薬物の更生施設でのワンシーンを連想した私のほうが病んでいるのだろうか?
奇抜な不思議の国のアリスよりも、親子連れが客席の大半を占めるこの映画のほうがよっぽどヤバい作品を観た気持ちになった。「時計じかけのオレンジ」の「雨に唄えば」のような狂気を感じた。
枕流さん [映画館(吹替)] 7点(2011-10-05 22:41:19)
👍 1
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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 5.38点
000.00%
100.00%
200.00%
3112.50%
400.00%
5450.00%
6112.50%
7225.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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