映画『刑事コロンボ/構想の死角<TVM>』の口コミ・レビュー

刑事コロンボ/構想の死角<TVM>

[ケイジコロンボコウソウノシカク]
Columbo: Murder by the Book
1971年上映時間:76分
平均点:5.77 / 10(Review 44人) (点数分布表示)
サスペンスTV映画シリーズもの犯罪ものミステリー刑事もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2025-05-20)【イニシャルK】さん
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監督スティーヴン・スピルバーグ
助監督ラルフ・フェリン
演出左近允洋(日本語吹き替え版)
伊達康将(日本語吹き替え版追加録音)
キャストピーター・フォーク(男優)コロンボ
ジャック・キャシディ(男優)ケン・フランクリン
マーティン・ミルナー(男優)ジム・フェリス
ローズマリー・フォーサイス(女優)ジョアンナ・フェリス
バーバラ・コルビー(女優)リリー・ラ・サンカ(雑貨屋の女主人)
リネット・メッティ(女優)グロリア(取材インタビュアー)
ヘイヴン・アール・ヘイリー(男優)取材カメラマン
バーニー・クビー(男優)マイク・タッカー(保険会社社員)
ホーク・ハウエル(男優)警官(雑貨屋で記者団の応対をする)
マーク・ラッセル〔男優・1933年生〕(男優)警官(ノンクレジット)
アニトラ・フォード(女優)ケンのガールフレンド(劇場で)
マーシア・ウォレス(女優)(クレジットのみ)
小池朝雄コロンボ(日本語吹き替え版)
田口計ケン・フランクリン(日本語吹き替え版)
堀勝之祐ジム・フェリス(日本語吹き替え版)
寺島幹夫刑事(日本語吹き替え版)
緑川稔警官(日本語吹き替え版)
沢田敏子(日本語吹き替え版)
城山堅(日本語吹き替え版)
高村章子(日本語吹き替え版)
原作リチャード・レヴィンソン(キャラクター創造)
ウィリアム・リンク(キャラクター創造)
脚本スティーヴン・ボチコ
音楽ビリー・ゴールデンバーグ
ジェームズ・D・ヤング(音楽編集)(ノンクレジット)
撮影ラッセル・メティ
製作リチャード・レヴィンソン
ウィリアム・リンク
ロバート・F・オニール(製作補)
制作東北新社(日本語版制作【追加録音】)
美術リチャード・フリーマン〔美術〕
アーチー・J・ベーコン(美術監督)
衣装バートン・ミラー
編集ジョン・カウフマン・Jr.
スティーヴ・ジョンソン〔カラリスト〕(ノンクレジット)カラリスト
録音デヴィッド・H・モリアーティ
字幕翻訳岸田恵子
日本語翻訳岸田恵子(追加翻訳)
スタントフービー・カーンズ・Jr.(ノンクレジット)
その他ヘンリー・クライン(ユニット・マネージャー)
あらすじ
ベストセラーのミステリー小説「ミセス・メルヴィル」シリーズの作者は、フェリス(マーティン・ミルナー)とフランクリン(ジャック・キャシディ)のコンビ作家。ところが執筆しているのはフェリスだけで、フランクリンは広報担当。フランクリンはシリーズをやめたいと言い出したフェリスを殺害、電話トリックで完璧なアリバイを用意するが、コロンボ警部(ピーター・フォーク)が彼を追い詰めていく。若き日のスティーブン・スピルバーグが監督を担当。歴代最高傑作との評価も高い。
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💬口コミ一覧

44.これはもう、若き日のスピルバーグの野心、というものを味わえばそれだけでも十分に楽しめちゃう作品でして。ビルの窓から見降ろす光景から室内の光景へ、という、めまいがするような冒頭シーンから、気分はもうヒッチコック。細かくカットを割ってみたり、長廻しやってみたり、人物配置にこだわってみたり。いっそ本作を観るにあたっては、ストーリーを気にせず、犯人が誰かも気にせず(これは明白なので気にする必要は無いけど)、カット割りとか、背景の窓外の光景とかを見ているだけでも、愉しかったりしちゃいます(時間や予算がもっとあれば、照明技術なんかももっと良くなったのでしょうが)。では内容に関してはつまらないのか(私はどうもこのシリーズが苦手なのです)、というと、いや、本作、ミステリとしてもなかなか面白い。脚本にも恵まれたんじゃないですかね。連続殺人モノで、しかもその二重殺人がちょっとシャレたラストに効いてる、というのが心憎い。犯人は例によって脇が甘く、犯行は発覚するべくして発覚したという印象はありますが(まあ短い作品ですし)、トボけた味わいのコロンボが(室内でもコートを脱がず、コート着たまま料理なんぞしてる)、チクチクと犯人の痛いところを突きつつ、最後に猛然と犯人を名指しし対決していく過程、実にスリリングな仕上がりで、「もしかしてコロンボシリーズって、本当は面白いのか?」とか、つい思っちゃうところでした(いや、実際、面白いのかも知れませんが・・・苦手なもんで)。
鱗歌さん [地上波(吹替)] 8点(2011-12-06 23:12:43)
43.ネタバレ  放送された前日に「スピルバーグ自作を語る」という、本人が90分間喋り続ける番組を観ました。
 今回のコロンボは、スピルバーグ自ら自信作と語っているほどで、名作「激突」の製作に漕ぎつけたきっかけにもなったそうです。
 聞き逃すと忘れてしまいそうな細かいセリフから犯人を嗅ぎわける推理ですが、この推理だと、殺された作家の奥さんも共犯として考えられるんじゃないかという気もしました。
 出来として他のエピソードより、ずば抜けた話しとはいえませんが、20代という若さで、これだけきっちりとしたドラマを作り上げたスピルバーグは、やはり天才であります。
 最後に口に出した犯人のセリフも、観る者の心に突き刺さるものを感じました。
 ピーター・フォークさんのご冥福をお祈りします。
 今回、NHK総合テレビのアーカイブスに選ばれた理由は、やはりスピルバーグ絡みと視聴者にとっても印象に残るものがあったからだと思います。
 二人目の犯行は、ちょっと酷だったかもしれませんね。
クロエさん [CS・衛星(吹替)] 8点(2009-10-09 05:35:17)
42.ジャック・キャシディはいいですねぇ。あのいやらしい顔!もう出てきた瞬間にこいつ犯人だな?ってのがバレバレですよ(笑) それにコロンボのしつこい捜査にも、終始余裕たっぷりなのがいいね、堂々としてて。ストーリー的にも見ごたえたっぷりですよ。テンポ良くて飽きさせないし、伏線の張り方もGOOD!です。
きのすけさん 8点(2004-06-04 16:35:36)
41.これも大好きだけど、ラストで「アッ」と言わされるのは、何と言っても「二枚のドガの絵」でしょうね。
ひろみつさん 8点(2003-06-21 21:48:52)
40.古畑任三郎にもこういうエピソードがありましたね。中盤まではとても面白かったです。ラストはもう一捻りあるかと思ったので拍子抜けでした。
次郎丸三郎さん [DVD(吹替)] 7点(2016-02-11 20:43:04)
39.ただただ、ジャック・キャシディを堪能する作品です。自信に裏打ちされたエレガントな立居振舞と語り口、冷酷非情な凶悪さを併せ持っている事を示す彼の眼に俳優の凄みを感じ、惹かれて止みません。軍門に下る姿も彼らしいので、その決め手が極めて弱い点が何とも惜しいです。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 7点(2009-08-09 01:24:03)
👍 1
38.原作者のリチャード・レビンソン、ウィリアム・リンクを始め、脚本のスティーブン・ボチコなど製作スタッフが全シリーズの中でも最も気に入っているエピソードがこの作品らしいですが、そういう事実を踏まえた上で観たら以前より面白かったです。実質上コロンボの第一作目でもある本作は、監督の若き日のスティーブン・スピルバーグがその才能の片鱗を見せ付けます。ヒッチコックを意識した緊迫感ある犯行シーン、丁寧な描写。そして犯人役のジャック・キャシディの如何にも楽しそうな、ある種応援さえもしたくなる軽快な悪役ぶり。新鮮さに満ちたアイディアから、まさしく傑作と呼ぶに相応しい一本だと思いますが、こういう予備知識を仕込んだ上での鑑賞はやはり正当ではないと思うので、元のままの点数で採点させて頂きます。
かんたーたさん [地上波(吹替)] 7点(2005-12-30 15:47:34)
37.スピルバーグだからとは言いたくないが、映像もストーリーも、そして謎解きもシリーズ中で抜けていると思う。ただし、最後の「下げ」は、ちょっと弱い。 自白をひっくり返されたら、状況証拠だけ。
みんな嫌いさん [DVD(吹替)] 7点(2004-10-24 17:18:49)
36.犯人が最初から妙にえらそうにしているのが、かえって、「あんた、コロンボに嫌われたら犯人と思われるよ~」って感じで、最初から犯人!という感じが強すぎました。このシリーズではちょっと同情的な犯人の方が私は好きです。
でも最後の方のコロンボのセリフで2番目のどうしようもない殺人の方があんたが考えたというのにはなんかしてやったりという感じがしました。犯人の負け惜しみのようなセリフで最後は終わっていたけど。
証拠としてはなんか物足りない結末のような気がします。
JEWELさん 7点(2004-06-12 00:27:45)
35.ネタバレ これは何が魅力かというと、第二の殺人の被害者であるラサンカ夫人役でバーバラ・コルビーを起用したことでしょう。この濃いキャラはものすごく暑苦しくてうっとおしいのだが、それが犯人役のジャック・キャシディーの違う意味での濃いキャラ、悪役としての堂々としたワルの魅力とがっぷり四つに絡み合って、作品の中で強烈な印象を放っている。目撃者ラサンカ夫人の口をふさぐため、犯人キャシディーが親密さを取り繕う必要からいやいやキスをするシーンなどは、吉本喜劇も顔負けの爆笑シーン。いやあ、この組み合わせは最高でした。このキャスティングは多分監督が決めたのでしょう。監督はスティーブン・スピルバーグというらしい。この監督の他の作品もぜひ見てみたいものだ。
パセリセージさん [地上波(吹替)] 7点(2004-02-10 00:17:45)
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34.今まで唯一見たことがあるコロンボは確かこれだっと思うんですが…(汗)。コロンボのいいキャラにこれで惚れました。
カワセミさん 7点(2003-07-31 23:03:23)
33.コロンボの名作中の名作です。あのおばちゃんがいい。あんまり内容については話したくないんですけど、一言だけ。「見栄」うっ。ほかに「祝砲の挽歌」も見てね。
阿佐ヶ谷さん 7点(2001-04-17 00:44:20)
32.犯人の傲慢さが強い分、コロンボに細かくやり込められたときのカタルシス大きい。オープニングとラストの音楽でのタイプライターの音の使い方が素晴らしい。しかしながらコロンボ未見の人にはお勧めできません。色々見どころありますが、肝心のラストの仕掛が弱すぎます。
代書屋さん [インターネット(吹替)] 6点(2021-02-16 12:08:44)
31.たまたま新聞のテレビ欄見てたら、コロンボ見つけたんで見てみた。タイトルは聞いたかとあるような。昔から刑事コロンボは好きで観てたのですが、相変わらずのらりくらりと犯人を追い込んでいくのは面白いし、小池朝雄の声がそもそも好きなので、シナリオは凄くベタやけど特にゆーことなし。来週もあるみたいなので、録画予約しとこ!
SUPISUTAさん [CS・衛星(吹替)] 6点(2019-02-12 17:54:25)
30.ネタバレ いやぁ結構初期の頃の作品ですね。
コロンボの若いことといったら!
落ち着きもあってちょっとダンディ、吹き替えの声も石田さんじゃなかったんですね。
なんか変だなぁとゆーか、やはり初期は石田さんも抑えめの演技だったのかな?って妙なことばかり気にしてたら単なる勘違いでした。
さて作品の方ですが、なかなか面白いトリックでしたね。
本人が電話でハッキリ居場所を言ってるのに殺されたのは違う場所。
それまでの流れも自然で良かったと思いますが、最後がめちゃくちゃあっさりしてましたね。
なんだかもったいない印象が残りました。
結局は本筋とあまり絡まなかった、お店のおかみさんからの脅迫→殺害の件ですが、あれはあれでこの作品の雰囲気を創っていましたね。
ろにまささん [CS・衛星(吹替)] 6点(2013-09-07 19:40:16)
29.おもしろいことはおもしろいけど、えっ、これで犯人逮捕?という感じ。後々のシリーズの巧妙さと違って、自白だけじゃ。でも演じている役者さんたちは良かった。ジャック・キャシディはもちろんだが、2番目の被害者となったラサンカ夫人のバーバラ・コルビーも良い。あの特徴ある顔は覚えやすい。36歳で亡くなったそうだが・・・。
ESPERANZAさん [地上波(吹替)] 6点(2012-07-11 14:34:45)
28.ネタバレ 面白いと言えば面白いが、イマイチ追い詰める感が薄いというか最後がちと弱いような印象ですね まぁシリーズ化第1作目ということで、そこらへんの物足りなさは仕方ないカナ 若きスピルバーグが本作品の後にあの「激突」を撮影することになる と、いうことでそういう観点ではひじょうに感慨深い作品でアリマスデス
Kanameさん [DVD(字幕)] 6点(2010-07-04 00:21:15)
27.ネタバレ スピルバーグが監督したというので観ました。田舎のスナックのおばちゃんのギトギトした表情がすごい。スピルバーグって結構、映画監督なのに、顔のアップをよく使うんだよね。これはテレビ映画だから使っているのは当たり前なんだけど、この頃の手法を映画に取り入れたんだなぁと思った。ラストはシンプル。犯人が可哀そうなくらい追いつめるコロンボではなかったが、まぁ面白かった。
トントさん [DVD(字幕)] 6点(2010-01-12 16:40:32)
26.ネタバレ 犯人が徹頭徹尾、コロンボに対して居丈高に接していたのは、本当は自分が作家でないというコンプレックスの裏返し。そして、弱いラストは、最初の殺人のアイディアこそ、オレが作ったと言いたい自己顕示欲が後押しちゃったためと思いたい。ゆすりにかかる田舎の商店のおかみさんというキャラクターは秀逸。コロンボの作品は、ほとんど再見にたえるものばかりであり、全シリーズまとめて10点を上げたい気持ちだが、どうして個々の作品は5~7点になってしまうのだろう。
なたねさん [CS・衛星(吹替)] 6点(2009-10-10 01:24:39)
👍 1
25.ネタバレ コロンボシリーズの魅力は冴えない風貌でヨレヨレのコートに身を包みボロボロのクルマで犯人邸に乗り込むコロンボが富も地位もある犯人に執拗に食らい付き追い詰めていくところにあるのですが、その点から見ると今回の犯人役のジャック・キャシディはコロンボの犯人役が実によく似合う俳優さんだと思います。この後も度々シリーズでコロンボの相手を演じる事になるのですが、彼のゴージャスさを漂わせる雰囲気や品を感じさせる立ち振る舞いで、度々コロンボの相手役に抜擢されるのにも頷けます。で、今回は確たる証拠が無い中、犯人の高いプライドを巧みに操って自白に追い込むコロンボ。お見事です。
とらやさん [地上波(吹替)] 6点(2009-02-15 19:58:37)
👍 2
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 44人
平均点数 5.77点
000.00%
100.00%
212.27%
312.27%
449.09%
51125.00%
61534.09%
7818.18%
849.09%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review1人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 7.00点 Review1人

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