映画『ヘルプ 心がつなぐストーリー』の口コミ・レビュー(2ページ目)

ヘルプ 心がつなぐストーリー

[ヘルプココロガツナグストーリー]
The Help
2011年インドアラブ首長国連邦上映時間:146分
平均点:7.60 / 10(Review 53人) (点数分布表示)
公開開始日(2012-03-31)
ドラマ小説の映画化
新規登録(2012-03-24)【放浪紳士チャーリー】さん
タイトル情報更新(2019-06-18)【Olias】さん
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監督テイト・テイラー
キャストエマ・ストーン(女優)ユージニア・"スキーター"・フェラン
ヴィオラ・デイヴィス(女優)エイビリーン・クラーク
オクタヴィア・スペンサー(女優)ミニー・ジャクソン
ジェシカ・チャステイン(女優)シーリア・フット
ブライス・ダラス・ハワード(女優)ヒリー・ホルブルック
アリソン・ジャネイ(女優)シャーロット・フェラン
シシー・スペイセク(女優)ミセス・ウォルターズ
シシリー・タイソン(女優)コンスタンティン・ジェファーソン
メアリー・スティーンバージェン(女優)ミス・スタイン
マイク・ヴォーゲル(男優)ジョニー・フート
アーンジャニュー・エリス(女優)ユール・メイ・デイヴィス
アシュレイ・ジョンソン(女優)メアリー・ベス・コールドウェル
デヴィッド・オイェロウォ(男優)プリーチャー・グリーン
甲斐田裕子ヒリー・ホルブルック(日本語吹き替え版)
井上喜久子シーリア・フット(日本語吹き替え版)
小宮和枝シャーロット・フェラン(日本語吹き替え版)
高島雅羅ミス・スタイン(日本語吹き替え版)
弥永和子ミセス・ウォルターズ(日本語吹き替え版)
加瀬康之ジョニー・フート(日本語吹き替え版)
脚本テイト・テイラー
音楽トーマス・ニューマン
編曲J・A・C・レッドフォード
主題歌メアリー・J・ブライジ"The Living Proof"
挿入曲ジョニー・キャッシュ"Jackson"
レイ・チャールズ"Hallelujah I Love Her So"
ボブ・ディラン"Don't Think Twice, It's All Right"
撮影スティーヴン・ゴールドブラット
製作クリス・コロンバス
マイケル・バーナサン
ドリームワークス
製作総指揮マーク・ラドクリフ[製作]
ジェフ・スコール
テイト・テイラー
配給ウォルト・ディズニー・ジャパン
特撮ピクセル・マジック社(視覚効果)
衣装シャレン・デイヴィス
編集ヒューズ・ウィンボーン
あらすじ
1960年のアメリカ南部、ジャクソンの町の富裕層の家に育ったスキーターは子供の頃からヘルプと呼ばれる黒人家政婦と共に育った。しかし大人になって彼女たちと雇い主の白人との間にある問題を本にしたくて、ある黒人家政婦にインタビューを申し入れる。それが、大変な問題を起こす事になる......
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💬口コミ一覧

33.ネタバレ DVDで鑑賞したので、ボーナストラックの未公開シーンを見ることができた。そこで監督が口にしていたのは、作風に合わないからカットした、でした。作風。そうなんですこの映画、他の人種差別映画と違ってトーンが比較的明るいんです。登場人物がほとんど女性ということもあって、暴力的なシーンもなく、差別問題も女性ならではの視点で描かれていて、愛情・嫉妬・家事・育児、見栄に虚栄、そしてユーモアと非常に生活色が強くて、親近感が持てました。好きなシーンもたくさんありました。主人公スキーターがブスって言われて泣いていたのを黒人メイドが、ブスは心がブスな人のこと、て慰めるシーン。執筆の協力を頼まれてエイビリーンが言う台詞、あたしが怖いのは法律よりも人の視線です。牧師が言います、自分の敵を愛せたならそれが勝利です。施設に入れられた大奥様がチャリティーオークションで、ミニーのチョコパイを娘名義で落札したシーン。クビにされて家を出て行く時に、柱の傷、スキーターの成長の印を見るコンスタンティン。そしてラスト、エイビリーンが無実の罪を着せられて、それに反抗したために職を失い去って行くシーン。ここで彼女は言う、自分の敵を愛せなんて難しい、まずは真実を、胸の内を語ることだ、と。隠し事をしてまで無慈悲な愛など出来ない、てことですかね。それはまさシーリア・フットそのものの気がします。私が本作で一番好きな登場人物です。ちょっと頭のネジが緩そうに見えるけれど、心が汚れておらず、差別という言葉自体彼女の辞書には存在していない。だから何でも話す。自分のことを隠さずに、黒人メイドのミニーに。それは主従の関係というよりも、もはや親友のようだ。そんなシーリア・フットのシーンはみんな、お気に入りです。本当にいい映画でした。実話かと勘違いするくらいでした。それ程感動した作品ですが気になったところも。まずオシッコの後、手を洗ってない。向こうじゃ普通なの?それからトイレは嫌がっているのに、子供を抱っこさせてキスさせてたり、口の中に入れる食べ物を作らせたり、その辺りの差別加減が私には少々疑問でした。で主人公と恋人のシーン。いりますかねこれ?別に恋人が主人公を励ますわけでもなく、むしろ逆だったしね。私はいらないと思いました。最後にもう一度、これ、実話じゃないんですよね?驚きです! 監督が男性、ていうのも驚きです!!
Dream kerokeroさん [DVD(字幕)] 8点(2013-06-16 18:25:07)
👍 2
32.うんこが入ってても美味しい物は美味しいんだと 初めて知りました。
むしろ良い隠し味になるんだと分かり感心しました。
ケンジさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2013-04-21 11:41:11)
😂 2
31.ネタバレ こういった題材の作品を評価するのってとても難しい。素晴らしい映画だと思うが、そこに孕んでいる暗く重い現実を考えると、とても楽しい気分にはなれない。全体的にコメディタッチに描かれており、必要以上に深刻化しないで描いている点は好感触。ミニーの「復讐」に到っては、笑える反面、マジでやられたらと思うとゾッとする。差別が慣例になっちゃってるって物凄く怖い。いじめや虐待もそうなんだろう。やってる方は当然のように考えていたり、ただちょっとからかっているだけだったり、躾をしているつもりなのかもしれない。でも、被害を受けている方からしたらそれこそ生死にかかわる問題なのだ。いじめられっ子だったスキーターが、年老いたメイドから言われた言葉。「私は信じるのか?あんな連中の言ったことを」(←正確ではないですが、確かこんな感じ)…泣けました。自分にもそんなことを言ってくれる人がいてくれたら、もう少し前向きに生きてこられただろう。
フライボーイさん [DVD(字幕)] 8点(2012-10-03 07:46:52)
👍 1
30.ネタバレ 僕は、「いじめを見てみぬふりする奴は、いじめをしてる奴と同じいくらい悪い」という大人が大嫌いです。で、この映画はいじめじゃなくて差別なんですが、差別する側される側、そして差別が悪いとわかっていながら差別する側に回ってしまう人たちを等しく描いていてよかったと思う。差別しなければ自分も排斥されてしまうような状況。だから差別ってやっかいなのかしらん。僕が好きなのはミニーがフライドチキンを焦がしてしまう、ほんの短いカット。「私がフライドチキンを焦がすなんて!」とプライドを持って家事をしていたミニーが、思わずはしゃいでしまうシーンが大好きです。●▲×入りチョコパイも強烈でしたけどね(笑)。
ゆうろうさん [映画館(字幕)] 8点(2012-05-20 22:51:07)
29.この映画、おもしろいです。すっごくおかしかったです。でも笑えるだけじゃないんです。ストーリーもしっかりしていて、アメリカに根強く残る人種問題を、わかりやすく教えてくれるんです。
shoukanさん [映画館(字幕)] 8点(2012-04-28 00:10:28)
👍 1
28.シリアスなテーマにも関わらず、物語が暗い雰囲気にならないのは、ミニーなど出演者の人間的な強さと明るさのおかげかなと思いました。映画の中でいくつもうまい伏線があって、それによって映画館にいくつもの笑いを生まれました。自分は一番前の座席で観ていたのですが、思わず笑ってしまうシーンでは後ろからもたくさんの笑い声が聞こえました。ヒューマンドラマなのでもちろん家のテレビで観ても面白いかと思いますが、大きなスクリーンで見ず知らずの観客たちと笑いながら、時にはグスッと鼻を啜りながら観れる、この映画にはそんな素晴らしさがあります。
珈琲時間さん [映画館(字幕)] 8点(2012-04-09 12:36:32)
👍 1
27.ネタバレ まず最初に日本じゃ絶対にこういう映画は作れないであろう!二つの人種、白人と黒人が同じ国の中で同じように1つの家の中で生活する。アメリカだからこそより強く感じられる人種差別問題と人種を超えた友情、そういうものが丁寧に描かれていて感心させられた。タイトルにある「ヘルプ」という本を書くことになる白人女性、ヒステリーな白人女性と金髪姿に巨乳を意識させるかのような馬鹿女全開の白人女性、いずれも全くタイプの異なる3人の白人女性の存在があるからこそそれとは対照的な黒人のメイド達の白人女性に対する接し方の難しさというものを大きく感じられる上にこの映画、白人にも黒人にもそれぞれ共感出来るようにきちんと描かれているのがこの映画の良い所である。黒人だというだけで白人の警察官に逮捕されてしまうエイビリーン、そんな中でもめげずに頑張ろうとする姿、そして、無事に帰ってきたエイビリーを優しく向かえる同じ黒人達大勢の姿に仲間意識、仲間を思いやることの素晴らしさを教えてくれる。色んな意味で考えさせられる映画になっていて見応え十分!ほとんど女性の視点的な雰囲気の映画ではあるけれど、男諸君も見て損のない映画である。それにしても見ている間、やたらと腹が減ってきて困った。そういう意味でも「ヘルプ」な映画でした。暗くなりがちなテーマなのに笑える部分もあったりと単なる暗いだけの人種問題映画になってないという意味でも評価したい。
青観さん [映画館(字幕)] 8点(2012-04-06 21:44:51)
👍 2
26.非常によく出来た映画。黒人差別を題材にする映画は数あれど、黒人メイドに着目したのが素晴らしい。スパイク・リーに代表される、スラムや貧しい黒人に注目するよりは、黒人メイドが白人上流階級の家で働いている点、すなわち完全に分離されてはいない(業務的な会話はするし、白人の子守もする)が、そこには確実に壁があるというところに注目したのが白眉。人間を決してステレオタイプに描かず、人間をよく描いている。この映画で象徴的なのが「トイレ」である。勿論これは見ればわかるが、今までにない視点であり、それがこの原作が売れた理由でもあるだろう。ユーモアに溢れていて、感動的でもある。
Balrogさん [映画館(字幕)] 8点(2012-04-04 00:12:14)
👍 1
25.ネタバレ 笑って泣ける上質な作品でした。深刻な展開と笑いの展開のバランスが絶妙で、シリアスな話の中にもつい笑ってしまう演出があったりして不思議です。苦境は笑い飛ばすという黒人独特の空気感なのかも知れません。一部観客全員が爆笑したシーンもありしたし、こういう映画って劇場で観ていて面白いですね。個人的にとっても良かったのは、キャラクターの二面性を非常に上手く描写していたこと。こういう黒人差別に関する映画ではとにかく白人が威張っていて、黒人は哀れで可哀そうな人達に描く作品が多いのですが、この映画に限ってはそういったことが殆ど無い。ヘルプさん達の境遇をルポしようとする主人公も自宅ではヘルプさんにちょっと傲慢な態度を取っていたりするし、その逆で最初は頭カラッポのギャルとして登場するシーリアは実は誰に対しても真正面からコミュニケーションを試みる良い娘なことが段々わかってくるし、流産を繰り返す自分の体に強い不安とコンプレックスを抱いていることが伝わってくる。最初は超嫌な奴として登場するボーイフレンドのスチュワートも同様。サロンで日々バカ騒ぎしているヒリー一派もそうで、特にラストに生粋のレイシストであるヒリーがエイヴリーンに「あなたそんなこと(差別)してて疲れないんですか?」と強く迫られ泣き出してしまう辺りは素晴らしかった。とどのつまり差別は生まれてきた環境が作り出すのではなく、人が差別する姿勢を取っているから生まれるものなのでしょう。だからヒリーは「疲れませんか?」と聞かれて泣いてしまった。普通の映画だったらこんなレイシストは最後まで最低の誰も感情移入できないクズ野郎として描き切るでしょう。悪役の細部まで実在感のある“人間”に仕上げた脚本の素晴らしさに驚かされました。
民朗さん [映画館(字幕)] 8点(2012-04-01 21:55:41)
👍 2
24.ネタバレ 時は1960年代。アメリカは経済的に成功していました。しかしそれも一部の白人富裕層のものでした。根の深い黒人、有色人種との人種問題。それは、アメリカのかかえる大問題でした。そのテーマにミシシッピー州ジャクソン出身の原作者と監督が内なる目でこの作品に取り組んだと思います。主人公スキーターが、家政婦の問題を書こうとしたけれど誰一人協力を申し出るものはいませんでした。その中でも息子を職場で虫けらのように殺されたアビリーンは密かに協力を申し出てくれました。その後彼女の友達ミニーも加わり、本は彼女たちの友情と共に出版へとむかいました。全体に解かりやすく60年代南部アメリカを描き人種差別の根の深かったことを確かな演技力の女優陣の演技で見事表現しています。悪役ともいえるヒリー役のブライス・ダラス・ハワードは名監督ロン・ハワードの娘ですよ。益々うまくなりましたね。
黒人のアカデミー賞があればヴィオラ・デイビスも主演女優賞をとっていたでしょうね。ちょっと、批判めいた事書いちゃいました。とにかく映画が真に好きな人には是非観てもらいたいですね。
としべいさん [映画館(字幕)] 8点(2012-03-31 20:16:34)
👍 1
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23.ネタバレ  人種差別がテーマとは知らず鑑賞。そうと知っていたら手に取らなかったかもしれないです。苦手なジャンル。評価もしづらい。
 で、実際見てみるとなかなかどうして、素直に映画として面白い。重いテーマをライトに描き、コメディタッチに仕上げる手法。映画というエンターテイメントとして成り立っています。
その一方で描かれる多種多様な差別。道徳的価値観を問いかけるエピソード。この映画では、『差別する側』『差別される側』『中間で揺れ動く人々』が描かれています。現代の『いじめ』に構図がそっくりです。『人』はやさしいが『人々』は残酷である、という誰かの名言を思い出します。
 そんななか、スキーターやシーリアのような差別意識のない人間がいることに、この映画が人間に込めている希望のようなものが感じられます。ただし辛らつなものの見方をすれば、彼女達、特にシーリアは白人でありながら黒人達と同じ差別される側の人間であり、マイノリティ。差別される理由が違うだけ。こうなると『人種差別』とは『いじめ』を国家レベルで正当化したものであり、本当に恐ろしいなと。これが発展すると戦争、虐殺へとつながっていくわけですね。それが人間の『業』であるならば、それを俯瞰して見ることができる映画という媒体は、『人種差別』『いじめ』『戦争』といったものを少しでも減らしていくことに、少しは役に立っているのかもしれません。
 話が横道にそれちゃいましたが、それぞれのクライマックスについて感想を。
 ミニーはヒリー夫妻という理想的な雇用主と出会います。スキーターは本を出版し、念願のジャーナリズムの世界へと足を一歩踏み出します。出版された本の印税は、協力者へ分配され、みんながハッピーで幸せな気持ちに。
 その一方で、息子二人の学費のため盗みで捕まる家政婦。濡れ衣をきせられてエイビリーンがクビにされて終わるラスト。これを一つのハッピーエンドととらえることもできるかもしれません。ですが私には、希望を描きながらも根深い差別意識を痛感させるほろ苦いラストでしめくくられちゃったことに、なんとなくすっきりしない余韻が残っちゃいました。
たきたてさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-10-06 17:24:01)
👍 2
22.ネタバレ 良い映画だった。テーマはやや重いのかもしれないが、軽快にテンポよく映画は進んで、退屈しない。特にシーリアのキャラクターが良かった。ジョニーがヒリーではなくシーリアを選んだ理由が分かるような気がする。とても後味のいい作品。
クロリンさん [地上波(吹替)] 7点(2019-03-08 20:56:43)
21.人種差別に加えて、家の中のことで、女性同士という環境設定が対立をはっきりさせている。
nojiさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-01-15 00:29:36)
20.ネタバレ 黒人差別が問題化され始めた頃のアメリカで黒人家政婦に取材をする新人作家が
怖がる黒人と打ち解けてインタビュー本を書き上げる話。
本題に入るまでがたるいけど入ってからはなかなか良い。感動作です。
Dry-manさん [DVD(字幕)] 7点(2015-02-14 02:33:47)
19.ネタバレ いい映画でした。ただ同じトイレを使うのも嫌うのに、黒人が作った料理を食べたり、大事な子供の世話を任せたりするのは平気なんですかね?不思議です。
モリーさん [DVD(字幕)] 7点(2014-09-20 18:28:56)
18.ネタバレ テーマ性がはっきりしていてとても観やすく、いい映画です。黒人差別をするのが常識として描かれているので、非常識な主人公、シーリアが輝いて見えます。

ところで、黒人に同じトイレを使わせないくらいなのに、子供とのスキンシップは普通にさせてしまうんですかね。



Yuさん [DVD(吹替)] 7点(2014-05-20 17:18:01)
17.ネタバレ ヒリーがこれ以上ないほど嫌な白人女として描かれる。
だからこそ、食べ物に汚物を入れるという復讐が正当化されるようにも感じる。
それが狙いだったろうけど、やっぱりこの方法は陰湿で卑劣だから引いてしまう。
もっと別の方法でやっつけて溜飲を下げてもらいたかった。
登場人物が少しステレオタイプの嫌いがあるため、もう一つ差別の深いところに切り込めていないような…。
その反面、差別をテーマにしながらどこかユーモアと軽さのようなものがあるので、この種の映画にありがちな重苦しさはない。
黒人メイドと白人の子供の親子のような絆にはホロッとさせられる。
飛鳥さん [DVD(吹替)] 7点(2013-09-04 19:07:33)
👍 1
16.ネタバレ 米国南部の人種差別のお話。時と場所を同じくする名作(と私が思っている)「ミシシッピ・バーニング」のような暴力沙汰はありません。描かれるのは黒人メイドと主人の関係。メイドたちをいたぶる主人の態度は、人種差別というより「イジメ」といった方がしっくり来ます。差別を現代的な問題にアレンジしている印象で、製作意図もその辺りにあったのだと思います。
境遇や立場が違う多くの登場人物たちが織り成すドラマの積み重ねで、根拠の無い悪意への対処が描かれます。差別意識のグラデーションが無理なく組み込まれ、それでいて常に前向きな姿勢が感じられる脚本が素晴らしい。エイビリーンとミニーを演じたお二人の泰然とした演技が、作品全体を力強く包んでいます。ピンボケなくらいに差別意識から開放されているグラマー姉さんの描写もかなりツボでした。「ゾンビランド」以来、エマ・ストーンのファンのつもりだったけど、あのヘアスタイルのおかげでエンドロールまで彼女だと気付かなかった。不覚(笑)。
ちなみに、イジメには毅然とした態度で臨むのが最良の対応だと思っています。チョコパイは強烈なスパイスになっていますが、あれだけは褒められた対応じゃないですね。陰湿な復讐です。自分が口にするところを想像して怖気が走りました。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-08-14 18:14:06)
👍 1
15.人種差別は許せない。でも、あの復讐も許せないよ…。それ以外は良い映画だと思います。
リーム555さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-07-08 22:06:58)
14.ネタバレ 激しい人種差別を受けても健気に働く黒人のヘルプに感心しました。色々な人生の教訓が語られていますが、最終的に高慢ちきな白人女の鼻をへし折るところが一番痛快で面白かったとは、自分のレベルの低さを痛感します。それとコンスタンティンが出て行くときの悲しげな表情には目頭が熱くなりました。いい映画だと思います。
ぽじっこさん [CS・衛星(吹替)] 7点(2013-06-30 20:41:51)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 53人
平均点数 7.60点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
535.66%
6713.21%
71324.53%
81732.08%
91120.75%
1023.77%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.50点 Review2人
2 ストーリー評価 8.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review3人
4 音楽評価 9.00点 Review3人
5 感泣評価 7.33点 Review3人

【アカデミー賞 情報】

2011年 84回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演女優賞ヴィオラ・デイヴィス候補(ノミネート) 
助演女優賞オクタヴィア・スペンサー受賞 
助演女優賞ジェシカ・チャステイン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2011年 69回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演女優賞(ドラマ部門)ヴィオラ・デイヴィス候補(ノミネート) 
助演女優賞オクタヴィア・スペンサー受賞 
助演女優賞ジェシカ・チャステイン候補(ノミネート) 
主題歌賞トーマス・ニューマン候補(ノミネート)"The Living Proof"
主題歌賞メアリー・J・ブライジ候補(ノミネート)"The Living Proof"

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