映画『苦役列車』の口コミ・レビュー(2ページ目)

苦役列車

[クエキレッシャ]
2012年上映時間:114分
平均点:6.54 / 10(Review 35人) (点数分布表示)
公開開始日(2012-07-14)
ドラマ青春もの小説の映画化
新規登録(2012-04-04)【目隠シスト】さん
タイトル情報更新(2025-03-17)【イニシャルK】さん
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監督山下敦弘
キャスト森山未來(男優)北町貫多
高良健吾(男優)日下部正二
前田敦子(女優)桜井康子
マキタスポーツ(男優)高橋岩男
田口トモロヲ(男優)古本屋の店長
高橋努(男優)
篠原ゆき子(女優)
我妻三輪子(女優)
松浦祐也(男優)
宇野祥平(男優)
いまおかしんじ(男優)
原作西村賢太「苦役列車」
脚本いまおかしんじ
音楽津島玄一(音楽プロデューサー)
挿入曲マキタスポーツ「俺はわるくない」
撮影池内義浩
製作木下直哉
東映(「苦役列車」製作委員会)
キングレコード(「苦役列車」製作委員会)
ビターズ・エンド(「苦役列車」製作委員会)
木下グループ(「苦役列車」製作委員会)
東映ビデオ(「苦役列車」製作委員会)
配給東映
美術安宅紀史
衣装伊賀大介(スタイリスト)
録音深田晃
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💬口コミ一覧

15.ネタバレ 原作未読。とにかく「痛い」映画だった。肉体的にではなく、精神的に。いわゆる中2病の「痛さ」など及びもしない、圧倒的痛み。青春映画と呼ばれる所以はそのイタさにあるだろう。安易な共感を許さないほどの主人公の卑屈さ、どうしようもなさは、彼が糊口をしのぐために使うまさに肉体そのものであり、単純な精神論に陥ることはない。友人との交流によって人間を深めたり、ヒロインとの出会いによって愛という真実を見つけたりすることはない。どこまでいってもいわば地(自)である肉体が前面に出る。彼に観客は憐憫すら覚えるだろうが、彼らとの出会いで、北町が変わらなかったわけではない。むしろ口先だけ変わることを徹底的に拒否し、肉体そのものの変革まで彼は至らなければならなかった。人はこれほどまでもがき苦しんでようやくほんの少し変われるのかもしれない。森山、高良は非常に良い演技だったし、前田敦子も思ったほど悪くない、というのが印象(出番は少なめだったが)。ただMVPはマキタスポーツにあげたい。時代、題材など山下監督向きの映画だと思った。山下ファンはぜひ。ただ近藤、向井が参加していないのはやや不満が残るかもしれない。彼らが居ればもっと面白かったかも、と思わせる実績を彼らは持っているから。
Balrogさん [映画館(邦画)] 7点(2012-07-15 01:59:26)
👍 1
14.こういうどうしようもない奴の物語、好きだな。主人公の演技も素晴らしい。ラスト、一人で海に来た時のシーン、数少ない「青春」の回想が結構切ない。
nojiさん [インターネット(邦画)] 6点(2018-05-16 23:32:03)
13.有り金は全部酒と、風俗に費やし、家賃も踏み倒してしまうような、本当にどうしようもない、社会的クズの話なのだが、どこか惹かれる部分がある。それは、まっとうに生活している自分の中に潜んでいる、自由へのあこがれなのか、それとも、こんなクズよりはましな生活をしているという優越感なのか、そこはよくわからないが、いづれにしてもなんか嫌な気分をもちながらも最後まで引き込まれてしまった。これは、この古くさい昭和の香りがする設定なのか、性欲しかない恋愛べたな主人公が、自分の若かりし頃の気持ちと重なるためなのか。前田敦子がどこにでもいそうな、それでいて可愛いく、また、主人公の森山未來がだんだんと原作の西村堅太に見えてくるのが不思議だ。
シネマファン55号さん [インターネット(字幕)] 6点(2015-02-18 11:15:23)
👍 1
12.森山未來はとてもいい役者だと思った。
この監督の映画は5-6本くらい見たけど、たぶんあまり好みじゃない。
すべて6点止まり。
aimihcimuimさん [DVD(邦画)] 6点(2014-08-28 00:11:32)
11.「主人公は何も持ってないようで、若さと健康を持っている。だから何でもできるんだよね」と、50歳近くの上司が言っていて、なんだかしみじみした作品です。
なこちんさん [DVD(邦画)] 6点(2014-02-09 06:09:16)
10.森山未來の最高のハマり役。稲中の前野に匹敵するクズっぷりで(前野があのまま大人になったら、こんな感じなんだろうな)共感できます。久しぶりに映画を観て笑った。脇役の人もいい感じにぶっ飛んでます。
Yoshiさん [DVD(邦画)] 6点(2013-01-11 17:43:54)
9.ネタバレ 「北町貫太」を演じ、表現できるのは、結局西村賢太しかいないということが良くわかりました。また、山下敦弘の世界観と西村賢太の世界観は似ているようで相容れないことも良く分かりました。
TMさん [DVD(邦画)] 5点(2024-03-03 01:03:49)
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8.ネタバレ 底辺にいながら未来も無くその日暮らしの若者が、友人が出来てきたことからちょっと変わって、でもまたもとに戻って、ということで、コミカルで面白いが観ていて気持ちいい映画ではない。
結局は人それぞれの地が出るような展開で、人は変われない、というメッセージを感じる。
最後のシーンは希望を持たせるが、全編を通しての雰囲気は真逆である。こういう作品からエネルギーを感じることもあるが、自分にとってはコメディ分野として受け取るしかない。
simpleさん [インターネット(邦画)] 5点(2022-08-07 17:25:44)
7.ネタバレ AKB時代にはまったく魅力を感じなかった前田敦子が綺麗にみえたのは監督の腕かカメラマンの技か本人の努力か単なる妄想か。いや、主役があんまりクズなので相対的に良くみえたのだろう。主役脇役含めて芸達者なのは十分認めるけど、風俗に使う金があるんだったら家賃払えよ、という感想と前田敦子の好印象しか残らなかった。
la_spagnaさん [DVD(邦画)] 5点(2015-05-19 18:17:48)
6.森山未來さんの入り込んだ演技が素晴らしかった。『モテキ』の彼とはまた違うベクトルのダメっぷり、と言うかクズっぷりに脱帽でした。しかし内容は私小説って事で、主役のカンタは、まさにテレビに出ている西村先生に近いキャラクターのようで。西村先生のゲスっぷりが、例え冗談だとしても笑えない私にとっては、想像通りの映画だった。カンタに対して何か裏を期待してたのが間違いだったな。原作は未読ですが読む気もなく、ただ原作の方が評判がいいので、まだどこかでカンタに期待してるのかもな。カンタは文才が有ったから良かったね。
movie海馬さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-11-05 15:57:06)
5.ネタバレ 家賃踏み倒してお土産にウンコとは「まさにゲスの極み」(笑)プライドと実態が伴わない甘ったれを上手く演じてました。
東京ロッキーさん [DVD(邦画)] 5点(2013-06-03 17:55:32)
4.原作は読んでいませんが、この映画を観ていたら「アフロ田中」(映画ではなく原作)とかぶってしまいました(笑)。山下監督は好きですが、題材が自分には合わなかった、そんな印象です。
ramoさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-05-26 00:20:04)
3.ネタバレ 主人公が本を読んでるシーンがもっとたくさんあってしかるべきでは? あと、前田敦子の女優としての才能がきらめいている。
わんたんさん [映画館(邦画)] 5点(2013-01-06 03:00:08)
2.ネタバレ この主人公の目的とはなんだったんだ?ぼくの目には彼が目的なき日常を、そしてそこにある時間をヌキヤ、煙草や酒で浪費し、無駄にしていたように見えるのだが、それが一行に変化する様子がないのが退屈だった。そんな彼に芽生える具体的な目的意識は前田敦子演じる康子を友達にすることであったが、それ自体があまりにも面白くないし、結局は他力本願であったし。それが物語の唯一の魅力として、なんとかこの物語を欠伸がでない水位の作品に留めていたが、それ以外のシーンのなんと退屈なことか。目的意識もなく、傲慢で独り善がりで、面白みが微塵も感じられない彼の全てが、現代的ではあるけれど、そんな人間は勝手にやってろと思わずにいられない。好き勝手にやって、自ら多くを棒に振っている。そんな人間好きになれない。山下監督の演出とあって滑稽な面は豊かに描かれているのは確かだけど、物語はいつまでも曖昧な目的意識のままフワフワとどこに向かうのか定かではない状態で進行する。着いて行く億劫さはもの凄い。所々で魅力的なシーンはあったけど、一本の映画として観た時にこの作品はあまりにも退屈だと思う。なにしろ目的意識がないのだから当然葛藤もない。自分でやって自分で失って勝手に苦しんでいるだけなのだから。ただ、終盤で彼が多くを無くし、無気力状態の最中で見るテレビ画面の奥の夢のような現実に夢中になったシーンからのクライマックスは見応えがあるのは、彼に目的がはっきりと現れたからで、それが具体的に「なにをしたい」という表現はされてはいないものの、確実にそこには変化が描かれている。興味の持続を演出力のみで乗り切った技量は本当に素晴らしいが、根本的に「目的意識のない主人公」というのが大前提としてやはり映画に不向だという事実が大変参考になった。物語が転がり始めたのは最後の10分というのは、興味を持続して観るのは難しい。何もなかった男が目的を見出す話というのはやっぱりつまらない。
ボビーさん [映画館(邦画)] 5点(2012-07-22 01:57:07)
1.鬱屈した日常を映画で観て何が面白いのか?
全く理解できなかった。映画や原作の問題ではなく、俺の気持ちの問題だけどね・・・
蛇足だが、原作は芥川賞を受賞しているんですね。芥川賞を受賞した作品を面白いとは一度も思ったことがない。
あきぴー@武蔵国さん [DVD(邦画)] 3点(2015-11-07 20:30:09)
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【点数情報】

Review人数 35人
平均点数 6.54点
000.00%
100.00%
200.00%
312.86%
400.00%
5822.86%
6514.29%
71440.00%
8514.29%
925.71%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review2人
4 音楽評価 7.50点 Review2人
5 感泣評価 6.50点 Review2人

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