映画『あなたへ』の口コミ・レビュー

あなたへ

[アナタヘ]
2012年上映時間:111分
平均点:5.88 / 10(Review 32人) (点数分布表示)
公開開始日(2012-08-25)
ドラマロードムービー
新規登録(2012-06-16)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2024-09-28)【イニシャルK】さん
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監督降旗康男
キャスト高倉健(男優)倉島英二
田中裕子(女優)倉島洋子
佐藤浩市(男優)南原慎一
草彅剛(男優)田宮裕司
余貴美子(女優)濱崎多恵子
綾瀬はるか(女優)濱崎奈緒子
三浦貴大(男優)大浦卓也
大滝秀治(男優)大浦吾郎
長塚京三(男優)塚本和夫
原田美枝子(女優)塚本久美子
根岸季衣(女優)笹岡紀子
浅野忠信(男優)警官
ビートたけし(男優)杉野輝夫
岡村隆史(男優)お好み焼き屋の客
芦川誠(男優)
不破万作(男優)
石倉三郎(男優)漁協の役員
井上肇(男優)
脚本青島武
音楽林祐介
和田亨(音楽プロデューサー)
作詞宮沢賢治「星めぐりの歌」
作曲宮沢賢治「星めぐりの歌」
撮影林淳一郎
さのてつろう(別班撮影)
製作市川南〔製作〕
平城隆司
冨木田道臣
テレビ朝日(「あなたへ」製作委員会)
東宝(「あなたへ」製作委員会)
電通(「あなたへ」製作委員会)
朝日放送(「あなたへ」製作委員会)
東宝映画(製作プロダクション)
企画林淳一郎
市古聖智
配給東宝
美術矢内京子
鈴村高正(装飾)
編集菊池純一
照明中村裕樹
その他森沢明夫(小説「あなたへ」(幻冬舎文庫刊))
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💬口コミ一覧

32.ネタバレ 原作未読。全体的なテーマ・ストーリーは悪くない。
2組の夫婦の時間・生と死のクロスオーバーを手紙・メモ書きや写真といった道具を巧みに使い、夫婦(の時間)とは何か?を問うている。
が、脚本に無駄多くバランスがよくない。
まず、ビートたけしや草なぎは必要なのか?岡村・浅野も同様。大人の事情での出演なのだろうが、作品のテンポ・リズムを崩しており、登場人物として余計だ。道中での有名人の起用によるネタ仕込みより、前作のような素人の町人相手かマイナー俳優でよかったのではないか?また、ヘタなロードムービーにしたため、ワザワザ観光地を挿入しているが、高倉健主演でそんな観光地の風景に頼るような演出が必要なのか?これも余計だ。海や湖をバックとした高倉健の後姿のシーンが3~4回あるが、定番でカッコイイんだけれども、カッコ良すぎてちょっと浮いているし、果たしてこの作品に必要なシーンなのか?そして最後の冗長な説明臭いオチ解説の長台詞が最悪だ。このオチになることは観客の誰もがわかっていること。お互い黙って見つめあい、写真だけ渡して立ち去ればいいんじゃないのか?大俳優2人の折角の演技の見せ所なのに、ハトがどうだのクドイ説明させるなよ。これじゃラストが大無し。
逆に、夫婦2人の物語があまりにも淡白で時間軸も滅茶苦茶で説明不足であり、どのような夫婦関係であったのかがよくわからない。よって「大切な思い」というのが、非常にわかりにくくなっている。田中裕子はいいのだが、年齢的に釣り合わないのは気になる。
一方、平戸のシーンは風景・俳優4人の演技も素晴らしく、大変よいものに仕上がっている。特に写真館のシーンは説明できない感動がある。
高倉健は高倉健なので、まあいいんだけれども、この役が高倉健に相応しいか否かは疑問だ。もう80歳を超えており、真っ直ぐ普通に歩けない姿を見るのは少々辛かった。もう20年以上前に山田洋次が「高倉健には笠智衆のような俳優になって欲しい」と言っていたのを記憶している。2人とも演技力は低いが存在感や味があるという点では共通しているが、ある種の老いぼれ爺さん役を高倉健が演じる事への不安や悲しみがないわけじゃない。映画人は高倉健をどうしたいのか?映画界の至宝・高倉健で何を撮りたいのか?もう残された時間もない。真剣に考えて欲しい。


東京50km圏道路地図さん [映画館(邦画)] 6点(2012-09-02 06:51:35)
👍 5
31.健さんファンとしましては、そこそこ無難に観れる作品であれば、健さんの元気な姿が見られただけでもかなり満足です。そして、竹田城に健さんと田中裕子さんが行った事に感激!!!何度も行ってるので。
ケンジさん [映画館(邦画)] 7点(2012-09-02 20:40:36)
30.ネタバレ 6年ぶり映画出演の我らが“健さん”のイメージそのままを味わえる武骨で素朴でマジメな人情ロードムービーです。その道中で出会うのは豪華キャストで固める脇役たち。予想できたオチよりも、天空の城・竹田城や海面に沈みゆく太陽など美しい背景に呆然としました。
獅子-平常心さん [映画館(邦画)] 6点(2012-09-03 01:28:55)
29.ネタバレ 伴侶の死によって止まる時間、それを動かそうとしたのはその亡き妻の遺志だった・・・『幸せへのキセキ」のマット・デイモンや『ファミリー・ツリー』のジョージ・クルーニーや『ソラニン』の宮﨑あおいはそこから自身が未来に向かって歩み出す訳ですが、健さんは亡妻が誘った旅を通して触れあった他人の時間を動かした訳です。それは長い時を生き重ねた経験と、そして限られた未来ゆえのちょっと切ない生の姿。そんな残された時間を生きる旅を、触れあう人々のドラマと美しい日本の風景で情感豊かに彩る作品・・・だったら良かったのですが、豪華ゲスト陣共演!みたいな作りになっていてガチャガチャと騒がしい映画になってしまっていて。大体、みんなそういう人に見えないんですよね。タレントさんそのもの。脚本通りにセリフを言わされてますという状態で、それはもうバラエティドラマの如き世界。健さんがこれまで刻んできたイメージに頼り切った映画で、健さんの既に出来上がっているキャラがあるからこそ、そういう雑なバラエティノリでも通用させられますよ、って感じがするんですよね。だけどそんなに健さんにばかり頼れるほどの余裕があるの?って。ゆっくり次代へ継がれ老いたる存在は退いてゆくって、この映画が描いた事なのに当の映画そのものはその事に無自覚っていうのは、一体どんな皮肉なのでしょう? それはまるで集まった高齢の観客まで道連れに朽ちていこうとしているようですらあります。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 5点(2012-09-29 19:19:16)
28.ネタバレ 主役級の実力俳優があちこちにいて、健さんとは直接関係のない人間模様がいろいろ展開されていたのは残念。主役が他の俳優だったら、あの流れでも構わないし、本の中で同じ展開になっても大いに感動を呼ぶだろう。しかし彼が主演であれば、複合的なエピソードで感動を膨らませる必要はない。たった1つの、夫婦だけのエピソードで充分だ。それほど彼の存在感が大きいからだ。あるいは、無名の俳優が脇を固めていた方がしっくりきたと思う。
また、2通目の「さようなら」は意味深だった。「しあわせでした」「ともにいます」「ありがとう」すべて平凡だ。「さようなら」の言葉の余韻は測り知れない哀愁とミステリーを含んでいる。原作の手紙から一気にこの一言に絞った脚本はすばらしい。ストーリーには少々不満だが、健さんの魅力を十二分に味わえて、大満足の鑑賞だった。
tonyさん [映画館(邦画)] 10点(2012-10-01 20:21:33)
27.たいしたドラマもなく粛々と展開する感じで、そこが良いのだといわれればそれまでだが…物足りない。「幸せの黄色いハンカチ」「駅」に続く高倉健私選ベスト3になるのではと期待した当方としては消化不良の感。天空の城・竹田城の映像が良かったのでプラス1点。
Q兵衛さん [映画館(邦画)] 5点(2012-11-27 12:37:54)
26.ネタバレ 高倉健さんの散骨ロードムービー、なぁんて言ってしまっては軽すぎるでしょうか?
単純に健さんを観れる喜びと、まだ健さんに頼ってしまうのかという自己嫌悪で複雑な鑑賞後感が残りました。
昨年逝ってしまわれた大滝秀治さんを劇中でお見受けしたので(本当に素晴らしい存在感でした)、なおのことそんな事を思ってしまったのかもしれません。
その他、脇を固める演者もそうそうたる面々で物語をサポートしていましたが、おお!と思ったり、ん?っと思ったり。
結局は役者も人間力なんですかねぇ。
レビュー冒頭、乱暴な表現をしましたが、健さんと次代を担う役者さんの共演という点において今後の日本映画に少なからずいい影響が出ることを願ってやみません。
ろにまささん [DVD(邦画)] 8点(2013-03-09 01:09:31)
25.ネタバレ 気がつけば主演級の役者が揃ったオールスターキャスト映画になっているが、皆さん、健さんを前に緊張していたのか、どうにも台詞がたどたどしい。当の健さんにしても、ちょっと見ない間に随分お年を召されたようで、田中裕子と夫婦役というのが苦しくなってきた。ゆったりとした日本映画らしい展開は安心できると言えば聞こえは良いが、全く新鮮味もなく、ラストのオチにしても特に感動に繋がらない。観光名所がいろいろ紹介されているので、天空の竹田城には行ってみたくなった。…あ、ナイナイの岡村さん、健さんとの共演おめでとう!10年前の日本アカデミー賞での約束が果たされましたね。
フライボーイさん [DVD(邦画)] 6点(2013-03-15 07:20:33)
24.ネタバレ 見終わって、しっとりとした温かい、いかにも日本映画らしい映画だな~と思ったものですが、あのおせっかいな草なぎ君やたけしが声をかけてこなかったら、もの凄いさっぱりした旅になってただろうな~って(笑)。直接的に、主軸に関わってくるわけではないんだけど、嫁さんの「さようなら」という簡素な手紙と、高倉健さんの「あなたにはあなたの時間があるのよ」という解釈を聞いて、あぁ、悲しんでばかりいないで、余生を楽しみなさい、という意味なのかな、と感じました。そう考えれば、ああいう人との出会いにも意味がある。パートナーを失うと、かつての思い出に浸るだけで抜け殻みたいになってしまう人も多いはず。そうならないようにと、嫁さんなりの気配りだったのでしょうな。手紙を海に向かってぱぁ~っと投げるシーンを見て「捨ててしまうん?自分だったら死ぬまで大切に持ってるだろうな~」と思ったものですが、嫁さんの真意を理解しての行動なのですね。
あろえりーなさん [DVD(邦画)] 6点(2013-03-21 01:10:03)
23.ネタバレ ストーリーも、豪華だが絡みのない人間関係も関係もどうでもいい、所作に痛々しさがあってもしかたがない、ただ、80を超えた健さんが主役の映画。それでいい。、
minさん [DVD(邦画)] 6点(2013-03-30 20:43:48)
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22.ネタバレ 健さんが、そこに居るだけでいいんです・・・(涙)

ぐうたらパパさん [DVD(邦画)] 8点(2013-04-21 04:17:30)
21.ネタバレ 久しぶりに元気な秀治ば観た。(漁村の厳しさが心に突き刺さる語り方で)
アキラさん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-04-24 03:43:08)
👍 1
20.夫婦の絆などが描かれていないので、「さよなら」に込められた想いなども説明を聞いても共感が出来ないんですね。
ストーリーは全然たいしたことはないが、何故か心温まるという気は確かにする・・やはり健さんの存在感か?
高倉健は80でも60の役、もちろんかっこいい健さんのまま・・・80の高倉健の映画を誰か撮らないかな?
東京ロッキーさん [DVD(邦画)] 5点(2013-05-09 19:01:41)
19.ネタバレ 失礼ながら、なんとかわいげのある方なのだ、高倉健さんは。なんかしてあげたくなる。声をかけてみたくなる。老犬が、目的地目がけて真っ直ぐ進んでいくかのようなセンチメンタルな本作。そこに、健さんのたたずまいに引きつけられた人々のエピソードが挟み込まれています。見たあとに静かな気持ちになれる映画。やっぱりよかった。【追記】たけしとの2ショットシーンでくっきりする大物っぷりもすごい。
なたねさん [DVD(邦画)] 9点(2013-05-26 08:09:44)
18.ストーリー自体は物足りなかったし、映像も所々過剰気味なのが気になったけど、高倉健が出てるってだけで最後まで見ちゃうんだよね。これが存在感ってやつか。半世紀にも渡って大スターであり続け、80歳を超えてもなお映画で主演。そして当たり前のようにヒットさせる。もうこんな俳優は出てこないな…。
リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-06-19 22:53:42)
17.高倉健のための高倉健の映画。それ以上でも以下でもない。個人的にはたけしの役を武田鉄矢にやってほしかった。時をこえて再会する黄色いハンカチ、みたいな感じがね。
Dream kerokeroさん [DVD(邦画)] 4点(2013-07-23 20:30:50)
👍 1
16.高倉健さんでなければ、この役はできなかったでしょう。個人的には、カメラワークが、比較的、独特な構図であったので、そういう角度からも観ていました。
大滝秀治さん、遺作となってしまいましたね。残念です。
G&Gさん [地上波(邦画)] 6点(2013-08-22 14:52:18)
15.ネタバレ 最愛の妻からのラストメッセージ。それは絵手紙にしたためられた僅か5文字の言葉。「さようなら」たった一言を伝えるために、妻は夫に旅をさせました。環境を変えること、体を動かすことで見えてくるものがあるということ。「あなたは、あなたの時間を生きて」過去の思い出に囚われることなく、新しい人生を歩んで欲しいという妻の願いは夫に届いた様子。篭の中の鳥、いや刑務所に餌づけされた雀は、大空に飛び立つ決意をしたようです。ただ薬が効きすぎたのか、刑務官の職まで手放してしまいました。退職後も請われて仕事が出来るなど誇らしいこと。ニセ教師や南原の例を見ても分かるように、居場所があるのは幸せな事です。新しい生き方を模索する気持ちは尊重したいですが、今まで積み重ねてきたものも大切にして欲しいと感じました。根なし草の放浪とならぬ事を祈るばかりです……。齢八十の大スター・高倉健を主演に迎え、豪華キャストでお送りする和製ロードムービー。健さんは流石に若々しいものの、それでも80歳のおじいちゃんには変わりありません。本作のテーマを扱う上で主人公の年齢は重要なファクターとなりますので、明らかにミスキャストでしょう。吉永小百合もそうですが、主役しか許されぬ役者人生というのも虚しい気がします。年齢相応の適役でこそ、役者は一番輝けるのでは。イベントは発生してもアクシデントは皆無であること、移動距離と期間及び移動手段のバランス上、ロードムービーとしては極めてコンパクトで平凡な印象です。大仰なBGMに頼るのも限度があります。ロマンには欠けては、ロードムービーの醍醐味半減と言わざるをえません。
目隠シストさん [地上波(邦画)] 5点(2013-08-22 18:49:46)
👍 3
14.雰囲気はよく出ていて、故人を偲ぶというシチュエーションは個人的に好み。だけれど、特殊すぎる・美しすぎる夫婦に見えてしまい感情移入しづらい。役者も有名どころを揃えている割にはわざとらしさ感があって萎えてしまう。高倉健への思い入れもさほどない自分からすると、見るべき所の少ない映画と言わざるをえない。
もんでんどんさん [地上波(邦画)] 4点(2013-09-13 14:09:11)
13.期待を越えず、しかし下がらず。健さんのための映画。健さんを鑑賞する作品。だからゲスト出演者がいちいち目について邪魔だし、メインのキャラですら邪魔な人もいた。ストーリーはロードムービー仕立てで映像は楽しめる(特に竹田城)が、嫁の気持ちに近づくヒントは少ない。見終わった後は佐藤浩市さんのお話が一番印象に残ってしまった。私も竹田城に+1点。
movie海馬さん [地上波(邦画)] 5点(2013-10-23 01:41:01)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 32人
平均点数 5.88点
000.00%
100.00%
213.12%
300.00%
426.25%
51134.38%
61031.25%
7412.50%
826.25%
913.12%
1013.12%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 4.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review4人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 3.00点 Review2人

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