映画『黄金を抱いて翔べ』の口コミ・レビュー

黄金を抱いて翔べ

[オウゴンヲダイテトベ]
2012年上映時間:129分
平均点:6.08 / 10(Review 24人) (点数分布表示)
公開開始日(2012-11-03)
サスペンス小説の映画化
新規登録(2012-10-14)【+】さん
タイトル情報更新(2018-05-02)【イニシャルK】さん
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監督井筒和幸
助監督滝本憲吾
演出武正晴(演出補)
キャスト妻夫木聡(男優)幸田弘之
浅野忠信(男優)北川浩二
桐谷健太(男優)野田
溝端淳平(男優)北川春樹
西田敏行(男優)ジイちゃん(斉藤順三)
青木崇高(男優)キング
中村ゆり(女優)北川圭子
田口トモロヲ(男優)山岸
鶴見辰吾(男優)末永
駿河太郎(男優)
宇野祥平(男優)
原作高村薫「黄金を抱いて翔べ」(新潮文庫刊)
脚本吉田康弘[監督]
井筒和幸
主題歌安室奈美恵「Damage」
撮影木村信也
製作千葉龍平
エイベックス・エンタテインメント(「黄金を抱いて翔べ」製作委員会)
電通(「黄金を抱いて翔べ」製作委員会)
配給松竹
特撮オダイッセイ(VFXスーパーバイザー)
編集冨田伸子
録音白取貢
照明尾下栄治
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💬口コミ一覧

24.ネタバレ 俳優さんたちが役に入り込んで丹念に演技していました。
渋い。
男達の生き様に目が離せませんでした。

まず浅野忠信さんのトラック運転手が凄い。
ズボンのはき方や猫背でがに股で歩くとことか、しゃべると大声でうるさいなど。
あ~こんな運転手さんいるいる!と私にはツボでした。
妻夫木聡さんもさすがの演技。
静かだけど実行力はピカいちの役どころにぴったりでした。
桐谷健太さんのビビる演技には大笑い。
あのシーンもこの場面も面白かったなぁ。
西田敏行さんのお陰で、作品がびしっと締まりました。
そして東方神起のチャンミンさんの可愛いこと。
オバサンの私はすっかりとりこに(笑)

北朝鮮の事とか敵のヤクザの事とか、実は良く分からなかったことも多いのですが。
それでも充分楽しめました。
秀作。
たんぽぽさん [映画館(邦画)] 8点(2012-11-06 21:42:23)
👍 1
23.俳優陣の演技に関しては文句のつけどころがありません。多分、映画自体はイマイチだった、という人も俳優の演技にケチつける人はいないでしょう。それぐらい良かったです。モモのキャスティングも含め、これ以外の配役が思い浮かばないぐらい。
社会的背景は「古い」と思う部分がありますが、そこは無視するとして、映画としては「よく撮ってくれた」という感じです。無敵のヒーローヒロインが、バッタバッタと敵をなぎ倒し、怪我しても死んでもすぐ復活する映画だらけの中で。
画面の中の彼らは本当に生々しい。痛みも汗も苦しみも肌に伝わってくるようです。
これは完璧に「人間ドラマ」の映画なのです。間違っても「黄金強奪の爽快感」を求めて観てはいけません。
小説の時からですが、かなり「聖書的」な意味が含まれています。その部分からこの映画を解釈すると、またおもしろいです。
ふと、思ったのですが「深作映画」に近いかもしれません。
好き嫌いが分かれると思いますが「観て損はしない」と思います(だって、こんな贅沢なキャスティングでこんなアンチヒーローの邦画なんて、今時やってくれないよ;)
果月さん [映画館(邦画)] 8点(2012-11-07 23:26:32)
👍 3
22.ネタバレ 至極真っ当なクライムムービーでした。しかしこの真っ当な映画を作るのが如何に難しいか。こういう映画はサスペンス、スリルのテンポが命。ダラダラ登場人物の紹介をしたり、計画実行までの準備が長すぎたりすると、観ていて飽きが来てしまうものですが、この映画はそこのテンポが抜群に良かったと思います。主要登場人物を多すぎない6人に絞り込み、それぞれの金塊強奪計画の役割、それに付随する職業・性格・出自を的確に描写しています。その様にセットアップが見事だからその後のキャラクターの掘り下げも観ていてとても納得というか話の展開に整合性があります。こういう背景をしっかり描写できない映画が現在如何に多いか良く分かりますね。その後の展開も、主人公たちの邪魔をする奴らは、街のゴロツキ(ヤクザ?)、左翼運動家、北朝鮮のダブルスパイとバラエティに富んでいるのですが、その複雑さを実に綺麗に回収していきます(実は繋がっていてまとめてやっつけたりしますが)。しかし個々の要素が適当に片付けられているかと言うとそうではなく、奴らの襲撃によって確実に主人公たちは消耗し計画に綻びが生じてくる。このあたりの展開の仕方も実に見事だったかと。近年の日本映画の本格的なクライムムービーとしては非常に水準の高い作品だったと思いますし、文句なくオススメ作品ですね。
それから役者がとにかく輝いていて、個人的に最高だったのは桐谷健太さん演じるサラリーマンの野田でした。他のメンツが全員プロなのに対し、いたる所でビビリまくる演技が最高に面白かったです。普段ヤンキーの役が多いこともあってか本作の役柄とのギャップがツボでした。やや残念だったのは真っ当に作りすぎた故なのか、ぶっちゃけ展開が容易に想像できる場面が多々あったことです。産婦人科から出てきて「2人目できたのよ」なんて言っている時点で死亡フラグがビンビンなのに、その上無防備に交差点渡るシーンを撮ったりしたらいかんですよ。あのシーンで母子が無事に横断歩道を渡れると想像した人がいるんでしょうか?
民朗さん [映画館(邦画)] 7点(2012-11-08 19:52:05)
👍 1
21.好き嫌いの分かれそうな作品。
本作の物語の主軸は2つあります。
①金塊強奪(金塊の強奪)をする男たち
②金塊強奪をするまで、刺客に狙われる男たち。
②の割合がかなり多くて、(金塊強奪をするだけで大変なのに)主人公たち6人は数多くの辛苦を強いられるようになります。
この②の描写は面白いことは面白いのですが、各エピソードはぶつ切れで、ダイジェスト感が否めないものでした。
金塊強奪の決行までに、これに長い時間をかけるのでフラストレーションがたまる人も多いと思います。
肝心の①なのですが、これはツッコミどころ満載です。
過程にスマートさは皆無、方法は超アナログ、主人公たちはものすごいゴリ押しで金塊強奪をすることになります。
「オーシャンズ11」のような華麗さを期待すると、憤慨すること必死です。
しかし、これらも決して大きな欠点になっていません。
前半の主人公たちの暮らしぶりと、後半の無理矢理な強盗手段では、彼らの退廃的な心情がみてとれます。
このドロッドロの薄暗~い男臭さこそがこの映画の最大の魅力。
「黄金を抱いて翔べ」なんて華麗なタイトルですが、実際は地面にはいつくばって黄金を狙っているイメージなのです。
個人的にはちょっと苦手な作品でしたが、東方神起のチャンミン、妻夫木聡、溝端淳平などのイケメン勢の演技の幅を感じられる作品でした。
ヒナタカさん [映画館(邦画)] 5点(2012-11-09 23:59:35)
20.ネタバレ  ずーっと気になった事。頭が切れた画ばかりで見苦しく、シネスコじゃなくてビスタで撮ればいいのに、って思いました。その見苦しさをこそ狙ったのかもしれませんけど。

 犯罪へと走る動機の部分はすっ飛ばして、いきなりどんどんと物語が転がってゆく状態は無駄がなく、男達の生々しい存在感で力の漲る映画になっています。が、映画が進むに従ってどんどん雑になってゆく感じがしました。
 中盤からエピソードが団子状態でまとまりが欠け始めるのですが、計画が実行に移されて以降はツッコミどころも多くなり。そもそも計画そのものがどういった流れになるのかが詳細はそれ以前に説明されないので、その計画とどう違いが生じ、その違いがどうサスペンスを生み出すのかは全く期待できない状態。
 その上、実行されてゆく金塊強奪のシチュエーションが雑過ぎでまるで『殺したいほど愛されて』の夢想シーンなみのあり得ないような上手くいきっぷり。一発二発殴る事で必ず気絶する都合のいい警備員達とか、爆薬でどんどん開いてゆく扉とか、警官や消防士ののろのろっぷりとか、それは首謀者である浅野忠信のワリと行き当たりばったりな性格の反映だけでは済まない状態。終わってみれば随分と大味な映画だったなぁ、って印象でした。

 それでも役者の醸す妙味は良かったです。決して人と目を合わせない妻夫木聡を始め、便宜上の「仲間」ではあってもそれぞれが孤立し孤独で繋がってはいなかったり、かと思うと感情の一部では共鳴していたりという複雑さを、それぞれが荒々しくかつ繊細に、巧みに演じていました。

 骨太で熱くそして大味で、それは良くも悪くも男臭い映画という感じでした。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 6点(2012-11-11 22:15:42)
19.ネタバレ 終盤、無造作に置かれた古い聖書が映し出される。その描写が象徴するように、この映画には、目に見えるストーリーのすぐ裏側の部分で登場人物たちのあらゆる「懺悔」が溢れている。
幼年期の罪に対する懺悔、息子の不遇に対する懺悔、祖国に残した家族に対する懺悔、そして、夫を裏切ったことのへの懺悔と、おそらくはそれと同時に兄を裏切ったことへの懺悔……。

日本映画としては珍しい程に卓越した娯楽性の中で、人間たちのバックグランドを含めたドラマ性が深く映し込まれる。
実は、井筒監督作品を観たのは初めてだったが、様々な映画に“毒づく”だけあって、流石に骨太で濃ゆい映画世界を見せてくれたと思う。

原作は未読だが、映像的に表現されていない部分も含めて、物語の世界観と人間模様を忠実に描き出せているのではないかと思えた。
それぞれの登場人物たちの映されていない部分の言動やドラマが、ありありと想像出来ることが、映画として原作の持つテーマの核心を引き出せている証明だろうと思う。
冗長な回想シーンを羅列したり、説明描写を延々と繰り広げたりするダサい日本映画が多い中、
主要人物たちの犯罪への動機や人間関係の説明的な描写は極力排して、犯罪計画そのものにスポットをあてた構成は、非常にシンプルかつ映画としてのリアリティに溢れていた。

その卓越した映画世界の中に息づく俳優陣も主要キャストから脇役・端役に至るまで、とても“気合い”が入っていて素晴らしかったと思う。
何かが起こる派手なシーンだけでなく、酒を酌み交わしたり、ハンバーガーショップで計画を練るシーンに至るまでもれなく蔓延る緊張感は、俳優たちの優れた演技の賜物だ。

ハードボイルドやバイオレンスにただただ突っ走った映画は多い。しかし、それに相応しい娯楽性を伴った日本映画は数少ない。この映画が素晴らしいのはまさにそういう部分だと思う。
ハードボイルド、バイオレンス、サスペンス、幅広い娯楽を抱き、見事にエンターテイメント映画として飛翔してみせている。
鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 7点(2012-11-30 23:25:37)
18.ネタバレ 何で弟は兄を撃ったのだろう?何で行員たちのいる時間に狙ったんだろう?何で父は首を吊ったのだろう?よく分からないところが多い映画だが、何となく見せてしまうのは原作の力!?、監督の力量!?、俳優の魅力!?。ところで去年お多福風邪に罹ったってことは妻は浮気してたってこと!?
Q兵衛さん [映画館(邦画)] 6点(2012-12-02 15:41:54)
17.大阪ステーションシティシネマで観たんですが、ついさっき通って来たところがいきなりスクリーンに映し出されてなんか笑っちゃいました。変な誇張がされていないナチュラルでリアルな大阪の町がふんだんに出てきて、大阪人としてはそれだけでも結構楽しいです。原作未読ですが、登場人物の背景などかなり端折っているので、映画だけでは良くわからないところが あります。逆にそこを評価しておられる方もいますが、私にとってそこは大きなマイナスポイントでした。しかし映画としてはしっかりしており、最後まで中だるみせずグッと引き付けられる力がありました。役者さん達の演技もとても良かった。井筒作品は初めて観ましたが、ちゃんとした監督だったんだと(笑)。
すらりんさん [映画館(邦画)] 6点(2012-12-04 02:27:46)
16.ネタバレ これはただの犯罪映画ではない。
チームメンバーのほとんどが陰気。どう見ても、作戦が成功する気がしない。
特筆すべきは、妻夫木くんの眼の死にっぷり。孤独で、人生に価値を見いだせてはいないが、自殺することに肯定的ではない。登場人物の多くは、死に場所を探している。全てが希薄である。
「仲間」という言葉すら虚しく響く。似たもの同士なんとなくつるんで、人生をどこかに捨ててしまいたいだけなのではないか。
それに相反する浅野さんの変な明るさ、饒舌さ。嫁も子もいるのに、なぜ危険を犯すのか。ロマンを追い求めたがるただのバカにも見える。桐谷演ずる野田も奥行きがないキャラクターではある。この二人こそがラストああなるのは、必然だったのか。
あっさりと命を落としていく彼らに、何を思えばいいのだろう。
彼らの死を誰が本当に悲しむのだろうか。本作を見た帰路で、何だかとても悲しくなって、ちょっぴり死にたい気持ちになってしまった。
すべからさん [映画館(邦画)] 8点(2012-12-08 17:13:30)
👍 1
15.ネタバレ 大阪の役者を東京に持ってきて犯罪をやらせた「カラスの親指」と対照的に、東京の役者を大阪に連れてって犯罪をさせたのがこの映画…ですが、頭脳犯罪の「カラスの親指」に較べると、驚くほどアナログで力尽くの銀行強盗というこの映画は、ある意味すがすがしさすら感じます。ただ妻夫木・溝端あたりの若手俳優がちょっと上品すぎて、あまり作品の雰囲気に合っていないような(浅野忠信は品が無くて○。誉め言葉です)。西田敏行も彼自身は完璧ですが、他の役者から浮いているように思いました。話自体はまあオチも読める展開です。井筒監督ならではの「大阪のきったない所」がふんだんに盛り込まれた泥臭い映画で、評価は分かれるかもしれません。私にとっては、可もなく不可もなしといった感じでした。5点。
蛇蟇斎狐狸窟さん [映画館(邦画)] 5点(2013-02-05 20:52:33)
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14.ネタバレ 原作を溺愛してます。キャスティングを聞いたときは、まあまあイケテルと思いました。実際見ると作品として、悪くはないとは思いますが、原作を愛しすぎてるファンとしては、やっぱりいろんなことが違うなぁ。原作の持つそこはかとない色気がまったく感じられないのは感性の違いということで仕方ないにしても、時代設定を現代に持ってきたのはいただけません。現代を舞台にしたら携帯電話を出さざるをえないじゃん。そうすると計画自体に無理が出ちゃう。原作の時代に設定しておけば北朝鮮のありようとか銀行のセキュリティのシステムとか、もっとリアルに感じることができたはずなのに。期待値が高かった分、消化不良です。
HIDUKIさん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-04-02 20:31:40)
13.ネタバレ  どこが面白いのかさっぱり分からない。
 北朝鮮がらみの話、暴力団っぽいモノや左翼とかいう連中の話、みんな中途半端に終わってて、興味の対象が持続しない。幸田のモノローグで始まり、それに対応するセリフで終わるこの映画の、本当の興味の対象は幸田の人生であるのではないか?幸田の生い立ちや、彼の過去などをもっと、掘り下げるべきだったんじゃないだろうか?
 というか、そういうところが見たかった。

 それにしても、あんな金塊がある金庫が、鏨で開くんだろうか?
Tolbieさん [DVD(邦画)] 4点(2013-04-06 22:47:51)
12.ネタバレ 金塊強奪まで長い。
わんたんさん [映画館(字幕)] 5点(2013-04-07 02:07:10)
11.ネタバレ なかなか面白かったと思います。やっていることは金塊強奪ですから完全な犯罪なんですけど、でも彼らはみんな根っから悪い奴じゃなく、それどころか見ているとどんどん肩入れしてきて、いつのまにか彼らの計画が上手くいくようにと思っている自分がいるわけです。だから、後半からの計画実行の流れは目が離せず、ドキドキしながら見てました。よく考えると、銀行内で計画内容をべらべら解説してたり銃を公衆の面前で出しまくってたりと、とてもリアリティあるとは思えないアピールっぷりなんですけど、そういうシーンには必ず関西人的ユーモアが加味されていて、そのへんが井筒さんらしいなと感じました。北川は妻子がいるのになんでそんな無謀な計画をやろうと思ったのかとか、野田もなんで裏の人たちと組んでこの計画をやろうと思ったのかとか、考えだしたらきりがないんですけど、そういうのは一切省いて代わりに左翼だとかスパイとかゴロツキ集団なんかが出てきて話を持たせています。個人的には、田口トモロヲはちょっとうさんくさすぎるキャラだったかなと思うのですが、まぁよしとしましょう。一番のピークは、やはり神父さんの正体を知る幸田のシーンでしょうか。ぐっとくる良いシーンでした。
あろえりーなさん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-05-21 01:06:57)
10.ネタバレ かなり前に原作を読んだのだけれど、印象がずいぶん違う。こんな話だったっけ?と途中で何度も思った。ハラハラさせる銀行襲撃のくだりは、大筋原作に沿っていたと思うが、西田敏行のおっちゃんが実は妻夫木聡の父親の神父だったというシーンは、あまりに唐突すぎて、映画だけではなんのことやら、原作を知らない観客にはわけがわからないのでは? あそこが最も高村薫らしい奥深いところだと思うのだが、映画ではなんともあっさり描かれる。その分、ヤクザとの抗争に時間が割かれていて、そこは『パッチギ』の監督らしいのかもしれない。しかし結果として、深みのない映画になってしまった。
goroさん [DVD(邦画)] 5点(2013-10-16 11:59:53)
9.ネタバレ 冒頭、主人公幸田の何だかわからない場所で何だかわからない独白から始まるがラストシーンで見事に繋がる 幸田とチームリーダーの北川が一緒に仕事をするにいたる経緯とかは描かれない 仲間達が集まった経緯とか関係は本当にざっくりで序盤はハリウッド映画っぽいスピード感があると思った ただし舞台が大阪なのでコテコテだ ホテルのロビーでの西田敏行登場のシーンでは東京人は見ていられなかっただろうな 乱暴な銀行襲撃と緻密な計画とのバランスがいい 左翼とかヤクザとかとのトラブルとかも日本的だがちょっと安易かな 結局北川の家族をあっさりと失うのはチームの用意周到さを思うと違和感がある 変電所の爆破がちゃんと描かれないし爆破自体が銀行襲撃の陽動でしかないのはちょっと物足らないけど緻密な原作を映像化するのは元々無理な話だ 幸田とモモの関係が仲間以上のホモっぽい描かれ方があるがそれはそれで中々良いと思った こういう描き方だからこそこの韓流アイドルキャスティングが生きている モモが襲撃直前に死んでしまったのは残念だ 全編を通してもう少し幸田の厭世観が強調された描き方だとエンディングの印象が違ったんじゃなかろうか しかし十分面白かった
にょろぞうさん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2013-12-24 12:20:31)
8.ネタバレ 原作未読なので、原作がこのとおりなら「ごめんなさい」ですが、かなり設定に無理がある感じです。だいたいある確証がない金塊強奪になんであんな軽い人間関係でチームを組めるのだろうか?
あげくに北とかチンピラ絡んで人は死に過ぎだし、最後の死体遺棄はどう考えてもつかまりそうだし・・・。

娯楽映画か、チンピラ映画か、人間ドラマか何か絞った方が良かったのでは・・・。
こひろさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2014-01-04 22:55:46)
7.ネタバレ 登場人物たちの背景を必要以上に語らない。でも、彼らが「訳アリ」な人達であることは想像できる。後は観る側の想像に任せるという感じだけど、不満は覚えない。それが程良い加減でスピード感を担保していたと思います。犯行シーンの緊迫感はなかなかのものでした。
犯行グループはお互いに無関心で会話も少ないが、かなりの深度でお互いを理解しているような関係性。これってハードボイルドの基本なのでしょう。よく喋る奴をひとり入れるのも基本。ハリウッドのクライムサスペンスでは見ることが出来ないたどたどしさとか、運びきれない延べ棒を放置して逃走するこじんまり感が面白かったです。泥臭さに味がありました。
暗い眼をした妻夫木が、本作で一度だけ口元を緩ませるシーンがモモの女装でした。後に妻夫木が「日本でやり残したことは無いか?」と珍しく親切心を見せる伏線にもなっている。そんな気遣いがとても人間らしく見えるほどに、悲しい人たちを描いた映画でした。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-01-07 02:54:24)
6.なかなかシリアスで、要所要所で見せるリアルさが、とても良かったです..終盤の展開、オチが、私的に少し物足りなかったかな..途中までは、10点に近いイイ出来でした..映画は、最後が難しい..ってことですね..もう一捻りほしかった...
コナンが一番さん [DVD(邦画)] 8点(2014-03-08 12:51:43)
5.ネタバレ 大阪って怖い!路上でピストル(ハジキっていうの?)出して男二人がもみ合っていると、そばを買い物のおばさんが通って「なんやの?」とか声かけるんですか?
2度観て面白いと感じました。浅野忠信がいいですね。大騒ぎしない役どころを魅力たっぷりに演じて力量を感じる。
金塊強盗の計画は、失敗しそうでハラハラする。というか、成功するはずないと思っていたのに成功する。ありえなさそうな強盗計画だけれど、浅野、妻夫木、桐谷、チャンミン、西田、役者陣が素晴らしく、充分見応えのある映画になっています。監督の力と言うべきか。
それにしても大阪って怖い。
LOISさん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2014-05-05 13:15:22)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 24人
平均点数 6.08点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4312.50%
5520.83%
6833.33%
7312.50%
8520.83%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.50点 Review4人
2 ストーリー評価 5.25点 Review4人
3 鑑賞後の後味 4.25点 Review4人
4 音楽評価 5.25点 Review4人
5 感泣評価 4.75点 Review4人

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