映画『東京家族』の口コミ・レビュー

東京家族

[トウキョウカゾク]
2012年上映時間:146分
平均点:6.34 / 10(Review 41人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-01-19)
ドラマリメイク
新規登録(2012-11-03)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2024-03-04)【イニシャルK】さん
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監督山田洋次
助監督平松恵美子
キャスト橋爪功(男優)平山周吉
吉行和子(女優)平山とみこ
妻夫木聡(男優)平山昌次
蒼井優(女優)間宮紀子
西村雅彦(男優)平山幸一
夏川結衣(女優)平山文子
中嶋朋子(女優)金井滋子
林家正蔵(九代目)(男優)金井庫造
小林稔侍(男優)沼田三平
風吹ジュン(女優)かよ
茅島成美(女優)服部京子
荒川ちか(女優)ユキ
北山雅康(男優)
中村勘九郎(六代目)(男優)
中村七之助(二代目)(男優)
松野太紀(男優)
近藤公園(男優)
鈴木美恵(女優)
脚本山田洋次
平松恵美子
音楽久石譲
撮影近森眞史
製作大谷信義(製作代表)
冨木田道臣(製作代表)
平城隆司(製作代表)
松竹(「東京家族」製作委員会)
テレビ朝日(「東京家族」製作委員会)
博報堂DYメディアパートナーズ(「東京家族」製作委員会)
講談社(「東京家族」製作委員会)
朝日放送(「東京家族」製作委員会)
読売新聞社(「東京家族」製作委員会)
松竹ブロードキャスティング(「東京家族」製作委員会)
製作総指揮迫本淳一
プロデューサー深澤宏
制作松竹
配給松竹
特殊メイク江川悦子
美術出川三男
横尾忠則(イメージポスターデザイン)
編集石井巌
録音岸田和美
照明渡邊孝一
その他横尾忠則(スペシャルアドバイザー)
小津安二郎(献辞)
久石譲(指揮・ピアノ)
松竹衣裳株式会社(協力)
IMAGICA(現像)
あらすじ
瀬戸内の島で暮らす平山周吉(橋爪功)ととみこ(吉行和子)が、久しぶりに子供たちがいる東京に出てきた。長男幸一(西村雅彦)は個人医院、長女滋子(中嶋朋子)は美容院、そして次男昌次(妻夫木聡)はフリーター。忙しい子供たちは両親の面倒を十分に見られず、お互いに押し付け合ったりホテルに宿泊させたりする。そんな中、周吉と対立している昌次は恋人の間宮紀子(蒼井優)をとみこに紹介する。一方の周吉は、友人を訪ねた際に断っていた酒を飲んで騒ぎを起こす。小津安二郎監督の名作「東京物語」を山田洋次監督が現代に置き換えてリメイク。
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💬口コミ一覧

41.ネタバレ 小津とは違う。だけどいつもの山田洋次とも違う。あまり期待していなかった分不覚にも映画に引き込まれる。
aimihcimuimさん [ビデオ(邦画)] 9点(2014-08-06 01:11:18)
👍 1
40.大変に質のよいリメイク映画を見せていただきました。子ども、兄弟、嫁、フィアンセ、親の視点から見事に捕らえてあることにびっくりしました。役者さんたちもばっちりですし、脱帽ものです。夏川女史出演の「歩いても歩いても」と少々かぶりますのもみていてうれしくなりました。彼女は子持ちのちょっと窮屈な嫁役にぴったりですね。それにしてもあのユキちゃんの存在、かわいいねえ!!
HRM36さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2014-01-31 11:54:33)
39.ネタバレ 現代風なアレンジは施しつつも、オリジナルの味わいを極力殺さないという非常に繊細な仕事。観終わってみれば、こんなことができるのは山田洋次監督しかいなかったのではないかと思ってしまう。あんまりにも繊細でストレスフルな仕事だったので、反動として「家族はつらいよ」を作ったのではないかと勘ぐってしまう。
なたねさん [DVD(邦画)] 8点(2016-05-15 17:39:31)
38.ネタバレ リメイク物の宿命というか、定石というか、案の定評価が低いようですね。それはなぜか。観客は、ほとんどがオリジナルを見て、そのイメージを持ったままこれを観ています。そうすると、ここがおかしい、これは無い、と思うところがどんどん出てくる訳です。監督自身はオリジナルをリスペクトしているため、ここは変えてはいけない。ここは現代に置き換えないと不自然だ。と、彼なりにこだわりがあって作るけど、当然、観客と一致することはまれです。例えば、父親はもっと穏やかな坊主頭で母親はふくよかな容姿。長女はもっといやみなおばさん。次男はなんかで死んでいないと。そういうところが私の印象です。そうは言っても、映画の出来としては良いのではと思いますね。世代のギャップと家族のかたちへの問いかけは、オリジナルに負けないくらいに明確に表現されていた。
パセリセージさん [地上波(邦画)] 8点(2016-03-19 19:34:42)
37.ネタバレ エンドロールで言ってるように、小津さんへのオマージュである。人のやりとりや間の取り方も小津さん風である。冒頭はそこに面を食らって、いつもの山田監督作品との違いに戸惑う。こういうテーマは、山田監督は一度「息子」で創っている。それを改めてまた創り直したのは、山田監督が晩年になって小津監督への敬意を示したかったからでもあろうが、「東京物語」で小津監督の懸念していた都市化によりもたらされた人の冷たさを、今の時代にさらに山田監督が強く感じたからではないか、とも思った。それが自身の「老い」から感じるのか、実際そうなのか、それは神さまじゃないから言えないのだろうが、山田監督が「東京物語」の笠智衆の感慨にひたったからなのではないか?と思い、そこに時間というものを感じさせられた。もう渥美さんもタコ社長もみんないないのだ。人情というものを山田監督は、もう一回問い直したかったのだろうなぁと思うと、そこに蒼井優演じる平成の原節子役に象徴されるように、彼はその希望の光を、いまの若い女性たちに見出したのではないか?とも思えるのだ。
トントさん [DVD(邦画)] 8点(2015-06-21 20:46:13)
36.ネタバレ 「東京物語」は実は観ていないので、この作品を純粋に観たがとても良かった。今観るべき映画だった。
人は、安心して誰かに託せると亡くなるのだろうか。そんなことは無いのだけど、そうあって欲しいような、そんな気持ちが共感したのだろうと思う。
simpleさん [地上波(邦画)] 8点(2014-02-09 00:02:42)
35.シンプルなストーリーだけれどもほっこりしました。東京物語にない展開もあって楽しめた。
ホットチョコレートさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-02-02 07:00:52)
34.東京物語へのオマージュだろうが現代にも通じてよいものはよい。泣きました。
すたーちゃいるどさん [地上波(邦画)] 8点(2014-01-27 11:01:22)
33.ネタバレ 約3年ぶり2度目観賞。関連作品公開に備えて復習。名作「東京物語」を現代風にリメイク。今の家族のカタチをありのままに描いた人情物語。オリジナルではカツ丼だったが鰻重に格上げ。主軸は堅物オヤジとやや頼りないムスコのやり取り。お母ちゃんが亡くなってから、ムスコの婚約者に本音を語るオヤジ。評価は前回観賞時と変わらず、傑作に相違なし。
獅子-平常心さん [映画館(邦画)] 8点(2013-01-30 01:05:11)
32.ネタバレ 東京物語のような評価の高い映画をモチーフにしたと言えば、観る側の評価は厳しくなりがちですね。しかし、さすが山田監督です。映画として心温まる良い映画に仕上がっていました。長男の家も「あれ?いつの時代?」と思いましたし、正面から撮る絵も「小津?」と思うようにあちこちにオマージュが感じられます。
最後のズルさの説明はいらないな。と唯一思ったくらいですね。観終わった後、また東京物語を観たくなりました。
東京ロッキーさん [映画館(邦画)] 8点(2013-01-29 15:02:28)
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31.ネタバレ ほとんど予備知識無しで観たので、ここまで「東京物語」を下敷きにしているとは思わずちょっと驚きました。「宿題しなくていいんだね!?」あたりでオヤッとなるわけです。しかし、このセリフが「名セリフ」として自分の記憶に染み付いているのが不思議だなあ。こうなってくると、「どこを変えているのか」を楽しもうと鑑賞しました。
 「東京物語」と大きく違う要素の一つは妻夫木聡 演じる末っ子の存在。元の映画での彼は戦争で死んでしまっていて、映画には直接登場しません。なので、彼はきっと素晴らしい人物、いい息子だったのではないか、と勝手に想像していたわけです。ところがどっこい。今回の「東京家族」では、どうしょうもない放蕩息子として「扱われて」います。死んだ人には勝てないと言いますが、生きてたら生きてたでこうなっちまうのか!と、良い意味でワナワナしました(笑)。しかし、父親と関わることを極端に避けている彼が、実は一番家族と向き合っていたんじゃないか、と思って彼が好きになりました。現代において彼のような生き方は決していい加減な生き方ではないし、子どもと無邪気に遊んで相手するのも彼だけですしね。自分自身が年が近いってのもありますが。
 逆に、「東京物語」と違う点であまり好きで無かったシーンは、祖母と孫が散歩する場面の説教臭さ(オリジナルでは涙無しには観られない場面でしたが)。そして蒼井優演じる嫁の「ずるさ」を直接的に描いている点。オリジナルにあった本音と建前の葛藤みたいなものがこのシーンにはなくて少々残念でした。
 とまあ、不満点もある映画ではありますが、過去の作品とは言え、現代でも十分通用するテーマであると描ききった良い映画だなあと思います。
ゆうろうさん [映画館(邦画)] 8点(2013-01-22 17:52:55)
👍 1
30.東京物語のストーリーを追いながらも、2012年の現代にうまくマッチさせ、しかも老夫婦、長男長女のそれぞれの夫婦、そして次男とその恋人の4組のカップルを丁寧に描いている。さすがは山田監督、寅さんを初めとする様々の日本の家族を映画にしただけにまず文句のつけ所がない。家族への想いや絆は時代を経ても永遠なのか、静かに切々と情感に訴える映画である。それと同時に改めて小津安二郎監督「東京物語」の偉大さも感じた。
ESPERANZAさん [映画館(邦画)] 8点(2013-01-22 15:15:23)
👍 1
29.私が投稿する前の時点で平均点:6.50 / 10点(Review 38人)となっているが、これには頷いてしまう。「6点と7点の間」という表現が一番ハマる。小津さんの代表作を山田洋次監督が現代に置き換えてリメイクするっていう試み自体に価値があるんだろうけど、できあがったものは「ふつう」とか「まあまあ」くらい。オリジナルに比べたら味気ないっていうか。笠智衆のありがたさかな? 「家族はつらいよ」を先に見たから…という訳でもないだろうが、橋爪功はあちらの方が演じやすいのは間違いなさそう。リメイクがオリジナルを超えることもあるけど「東京家族」はそうならなかった側の一本だ。
リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-12-08 22:43:14)
👍 1
28.ネタバレ 68歳の母親が随分婆さん臭く描かれていますが、その死が身近で起きるので母親に絡むシーンには涙を誘われます。父親の方はキャラクターがブレているようであまり人間臭くないです。親への不義理感も時代が豊かになっている分ソフトです。なんだかんだとオリジナルと比較してしまいますが、今風のアレンジで人間の本質をより身近なものに感じさせてくれます。
ProPaceさん [地上波(邦画)] 7点(2016-03-09 23:26:42)
27.ネタバレ 上手い具合に現代風リメイクしているとは思うが、気になる点もいくつか。
まず、橋爪の演技だが、元教師の頑固さやふがいない息子への怒りの演技と笠智衆を意識した鷹揚とした演技にギャップがあり、人物像に統一感が感じられない。また、居酒屋のシーンでの説教臭さは山田洋次の怒りなのだろうが、これは余計。製作当時の感覚では311は無視できない要素ではあったのだろうが、3年経つと無理に入れなくてもという気もした(この辺の感覚がある種の風化なのかもしれないが、50年後の人が見たら別の感想を持つのかも)。蒼井優の人物像もイマイチよくわからない。接客中にケータイイジルとか、年配者にタメ口きくとかちょっとダメ系女に描きつつ、最後にオイオイ泣いちゃうってのはどうなのかと。そもそも形見の時計を渡されちゃうってちょっと重いんじゃ。そういうのがわからない田舎の老人とのギャップも感じられなかったし。
母親の死以降は、父息子の確執がどう和解していくのか?という点に注目していたが、「婚約者を通じて」というのはどうなのだろう?「あの、親父がねえ」という台詞・演技では息子の気持ちの表現として不十分というかちょっと消化不良。まあ、男同士の照れと言ってしまえばそれまでなんだが、もっとストレートにやってもよかったような。
東京50km圏道路地図さん [地上波(邦画)] 7点(2014-02-02 16:29:07)
26.家族愛っていいなぁと感じさせる、若干泣ける映画。
ぺんさん [ビデオ(邦画)] 7点(2013-05-01 12:11:15)
25.『息子』(1991)において、聾唖である和久井映見と永瀬正敏の間で交わされた
FAXのやりとり。
そのやり取りには説話的な納得性と同時に、その手書き文字を秀逸な人物描写と
する細やかな演出が施されていた。

対して、本作で蒼井優と妻夫木聡の間に交わされるメール文字の何と味気なく、
無意味な事か。観客は事態の推移を既に知っているのだから、
蒼井の表情変化なりを見せるだけで事は足りるわけで、
メール画面の文字は説話的にも無駄な二重説明でしかない。

一方では、妻夫木らの馴れ初めを写真一枚で物語らせるスマートさを持ちながら、
一方では上のような蛇足・無駄もあちらこちらに見受けられる。

または、『息子』でのコンロにかかったおでんの鍋のような、
簡素にして情緒豊かな小道具の類に欠けるのも寂しい。

作為性も露わに画面を賑わすエキストラ達は、
おそらくは山田流のリアリズムなのだろうが、蒼井と吉行和子が対話している奥で、
向かいの窓に姿を見せるアパート住人などはどうなのかと思う。
末っ子の部屋の開放性を以て彼の性格を演出したものとは思うが、
シーンの阻害要因となってはいないか。

貶しどころも多々あるのだが、俳優陣は文句無し。
高級ホテルの窓から見る観覧車の夜景シーンは本作オリジナルのイメージとして
印象深い。
ユーカラさん [映画館(邦画)] 7点(2013-02-11 23:55:20)
24.あまりよく知らずに見に行って、数分して、あ、これ「東京物語」なんだ、と思う形で入りました。長女の演技が杉村春子風だなぁとか思っていたら、父も母も長男も、オリジナルと同じ演技になるように演出されて分かりました。だから、私が日本映画史上ナンバーワンと思っている映画とつい比較して見てしまう。真似をしている段階でオリジナルに及ぶはずがないのですが、まっ、それを見ていない人にはいい感じだったのでは?で、少し見ていて、原節子の枠がないなぁ、とか思っていたら、フラガールのお嬢さんがその役になってでてきて、よくこんな凄い役(純真な心の娘さん史上ナンバー1かもしれないというオリジナルと比較されるからです)したなと感心。ひょっとして、フラガールのお嬢さんが一番近いのかもしれない。本作は母の死を悲しむ、というのがピークにもってきてあって、それはそれで感動的なんですが、オリジナルの「現代の、子供は独立して自分の世界を生きることへの、父母の覚悟と悲しさ」でないなぁとか、やっぱり比較してしまう。ワザとそうしなかったのかもしれません。それができるなら、古今の世界中の監督がやったでしょうから。それで、確信犯的にクライマックを、いかにも山田洋二風に、家族愛風に、変えたんでしょうね。小津安二郎の縦線を意識する画像も、あの柱とか戸の縦の縁とかを画面に入れるの、これも意識してましたね。
K-Youngさん [映画館(邦画)] 7点(2013-02-11 17:08:45)
23.ネタバレ 最近この手の家族愛ものに弱い事に気づいた上に、赴任先で一人ぼっちで寂しい僕には効果倍増です。誰しもが経験するであろう内容ですので、作品のお母さんとリアルオカンがダブって見えてそうれはもう盛大に泣けました、反則なのでもう二度と観ない!多分観ていない「東京物語」にも興味を持ちましたが、ヤバそうな作品ですので偶然録画されるまでしばらくは温存しときます。
ないとれいんさん [映画館(邦画)] 7点(2013-02-10 18:32:45)
22.ネタバレ 東京物語は未鑑賞で鑑賞。最初は俳優のぎこちなさも感じましたが、老夫婦が出てきてからは各俳優の演技が光りました。内容も家族の在り方を説いているのでわかりやすかったです。ただ、2時間強の割にはカットが目に付く場面もあり、ダイジェスト感が残りました。また見終わってみると家族像が少し古く感じました。震災の出会いも少し強引かな。
Banjojoさん [試写会(邦画)] 7点(2013-02-09 23:39:28)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 41人
平均点数 6.34点
000.00%
100.00%
224.88%
324.88%
400.00%
5717.07%
6921.95%
7921.95%
81024.39%
924.88%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review2人
2 ストーリー評価 6.40点 Review5人
3 鑑賞後の後味 5.80点 Review5人
4 音楽評価 5.33点 Review3人
5 感泣評価 5.25点 Review4人

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