映画『クラウド アトラス』の口コミ・レビュー

クラウド アトラス

[クラウドアトラス]
Cloud Atlas
2012年シンガポール上映時間:172分
平均点:6.70 / 10(Review 67人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-03-15)
ドラマSFミステリー小説の映画化
新規登録(2012-11-17)【鉄腕麗人】さん
タイトル情報更新(2023-09-25)【イニシャルK】さん
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監督ラナ・ウォシャウスキー
アンディ・ウォシャウスキー
トム・ティクヴァ
助監督テリー・ニーダム
キャストトム・ハンクス(男優)ザックリー
ハル・ベリー(女優)ルイサ・レイ
ジム・ブロードベント(男優)ティモシー・カベンディッシュ
ヒューゴ・ウィービング(男優)
ジム・スタージェス(男優)アダム・ユーイング
ぺ・ドゥナ(女優)ソンミ451
ベン・ウィショー(男優)ロバート・フロビシャー
ジェームズ・ダーシー(男優)
ジョウ・シュン(女優)
キース・デヴィッド(男優)
スーザン・サランドン(女優)
ヒュー・グラント(男優)
ゲッツ・オットー(男優)
井上和彦ザックリー(日本語吹き替え版)
本田貴子ルイサ・レイ(日本語吹き替え版)
石丸博也ティモシー・カベンディッシュ(日本語吹き替え版)
稲葉実(日本語吹き替え版)
関智一アダム・ユーイング(日本語吹き替え版)
高橋広樹(日本語吹き替え版)
手塚秀彰(日本語吹き替え版)
伊藤健太郎【声優】(日本語吹き替え版)
一城みゆ希(日本語吹き替え版)
田村睦心(日本語吹き替え版)
小原雅人(日本語吹き替え版)
武田幸史(日本語吹き替え版)
脚本ラナ・ウォシャウスキー
アンディ・ウォシャウスキー
トム・ティクヴァ
音楽ラインホルト・ハイル
ジョニー・クリメック
トム・ティクヴァ
主題歌alan中国公開版主題歌「云图」
撮影ジョン・トール
フランク・グリーベ
製作ラナ・ウォシャウスキー
アンディ・ウォシャウスキー
グラント・ヒル〔製作〕
ステファン・アルント
配給ワーナー・ブラザース
特撮ILM/Industrial Light & Magic(視覚効果)
衣装キム・バレット
編集アレクサンダー・バーナー
その他ナタリー・ポートマン(サンクス)
あらすじ
文明崩壊後、2321年のとある島。人食い族に怯えながら、人々は素朴に暮らしていた。ある日、ザックリー(トム・ハンクス)の村に、先人の科学文明を維持したプレシエント族のメロニム(ハル・ベリー)がやって来る。メロニムは「悪魔の山」と呼ばれる遺跡へのガイドを捜しており、人食い族に襲われた姪の命を救ってもらう事と引き換えに、ザックリーはこれを引き受ける。
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💬口コミ一覧

67.ネタバレ  日本サブカル大好キー兄弟と予告から『火の鳥太陽編』や『ゼノギアス』のような『幾度となく転生し時代を超え愛をつむいでいく壮大なラブロマンス』かと予想していたが、単に6つのオムニバスストーリーを同時進行させているだけの映画だった。
 一応全時代に同じキャストを使ったり(≠重要人物)、水害や事件の発生等似たようなアクシデントを別時代で同時に起こしたり、耳かきレベルの関連性は無くもないが、演出としては感心するほどでもない。
 例えば過去編の1つは原発事故の陰謀を扱っており、その時代では食い止められたが、現代は飛び越え近未来編で中盤位(過去のオチより先の時点)で結局原発事故は起きてしまい、それが世界滅亡の引き金となり、超未来編(タイムマシンであったウン百万年後みたいな世界)で舞台となる魔物が住むと恐れられている山が実はその事故現場だった、とか関連性を付けようと思えばいくらでも付けれるのだが、スタッフがそこまで考えず上述したショボイ演出の時点で満足してしまい、それ以上のクォリティーアップを放棄してしまっている。
 じゃあ6作品が独立して面白いかと言われるとNo。3時間近い尺も30分のショートストーリーを6つも無駄に放りこんでいるためで、壮大ではなくただただ長いだけ。そもそもタイトルの音楽も他の時代ではBGMで流れる程度で、マクロスみたく時代を超える影響力も無く、てかそれを扱った時代より過去では曲どころか作曲のきっかけになるような影響も無い。
一応それぞれ異性・同性・種族を超えた愛やら友情やらテーマが異なるが『愛』がカブり過ぎている。これも例えば主人公とヒロインは固定して、いくつかの時代ではバッドエンドではないにしても報われず脱落していき、最後に残った時代だけが完璧ハッピーエンドになったり、そこで実は過去と思っていた大航海時代編が一番未来の話だったみたいなオチを付ければ・・・。
 総評
 私のような勘違いをしてハードルを上げなければそこまで悪いとは思わないかもしれないが、残念ながら先頭で挙げた傑作の系統作品と思ってしまいここで落胆、せめて終盤になるにつれて物語が一筋にまとまっていくかと期待もしたがそんなことも無く『ああこりゃそれも無さそうだな』と更に落胆、結局『やっぱこの類の話は演出や構成等本当に才能がある人間以外が手を出しちゃうと大火傷しちゃうな』としみじみ感じながら劇場を出ました。
ムランさん [映画館(字幕)] 4点(2013-03-16 00:25:47)
👍 2
66.ネタバレ  これはシナリオ自体が映像化できないと言われていたので、製作するにもものすごく勇気が要る映画(実際ハリウッドはほとんど出資しておらず、中国香港系の会社がほぼ出資)です。そして一方でレビューするのにも勇気が必要です。というのも、手塚「火の鳥」を読んだことがある人(しかも何冊か)には「火の鳥みたいな映画」というとイメージが沸き易いと思いますが、あれを同時進行でしかも映像化するという困難もまた容易に想像可能でしょう。だから失敗すると無残なことになります。
 しかし、この映画はそこそこ上手くいっているのです。それぞれの登場人物に焦点をあてながら一つのストーリーを描くいわゆる「グランドホテル」型の映画はこれまでもありましたが、時代をまたぐこの斬新なアイディアは意外とうまくいっています。その点を私は評価したい。もちろんアイディア自体がそれなりに実現されていたとしても、それ以上の「感動」とか「メッセージ性」をうまく表現できているかは別です。(例えば映像もそうです。「マトリックス」の斬新さは全くありません。それどころかネオ・ソウルは「ブレードランナー」と基本的にイメージが変わっておらず、少しがっかりしました。東京からソウルへ、という移行は時代の趨勢を感じさせるものではありましたが)ただ、トム・ハンクスに注目していくと、彼が演じているキャラクターは最初は悪徳医師から始まり、最後は人類を救う英雄となります。これらは全て同一の魂なのであり、輪廻しているのです。ウォシャウスキーはマトリックスのときにも話題になりましたが「禅」など東洋哲学に関心を持っているので、このような魂の輪廻転生を描いているわけです。これは他のキャラクターも同様です。私の基準をまとめるとこうです。この途方もないスケールの物語を成立させたことを評価、そしてそこから監督が表現したかったことを読み取ることができたことを評価。この点数をつけます。エンドロールの役者のねたばらし的なところは面白かったですね。役者としてはペ・ドゥナが最高でした。ただアジア人的な特殊メイクはやや差別的でしょう。違和感ありすぎでした。
Balrogさん [DVD(字幕)] 8点(2013-03-16 12:20:12)
👍 2
65.ネタバレ 予告編を見た第一印象は「火の鳥っぽい」でした。でも音楽は壮大だし画面のイメージも大作感満載なので「これでうまく出来てるなら凄い映画になりそう」との期待感で見ました。
見た感想としては、よく頑張ったと思うが6つも話を同時進行したらどうしても1つ1つの話は弱くなります。中にはわざわざ入れなくても良いような話もあります。またどの話も展開が容易に想像できるので見ててもあまりハラハラするところがないです。でも長さをそんなに感じさせなかったので、やはり全体としてはそれなりに良く出来ているのでしょう。8点か7点か迷ったがそれなりにと言う事で7点にします。大作であるのは間違いないです。
ぶっちゃけ言ってしまうと、この映画は予告編が大変良く出来ていました。
ぴのづかさん [映画館(字幕)] 7点(2013-03-16 15:05:15)
64.クラウドアトラスそれは世界を紡ぐ旋律。人とはその一つ一つの音でしかない。
善人と悪人の相違は世界から見れば優劣はなく、厳然と流れるクラウドアトラスの節の一点にすぎない―――。

事象の価値を決めているのは人間の都合であり、世界にとっては何の意味も持たない。
しかし全ての音階には意義がある。だがその本質が認識できない。言うなれば我々は真意が分からないのである。この演奏の意味がそして行きくつく先が―――。

人は真実が存在しているのは知っているが、客観的な真実は知れないという原理を忘れやすい。
たとえば隣にいる人に何かを尋ねてみる。その答えの真実はその人には分かるが、あなたはその人の答えを「信じる」しかないのである。

この世になぜ神が存在するのか。それは絶対的な真実を人は欲しているからであろう。

絶対的な真実とはクラウドアトラスに他ならない。
ひとつの音符が他の音符との断絶感に嘆き、関わりを断ち切って孤立していては、この豊饒で壮大なクラウドアトラスの調べは奏でられない。

全てを知っている神の存在とはクラウドアトラスシンフォニーの指揮者であり、人とは神が調律した楽器のようなもの…なのかもしれない。
クロちゃんさん [映画館(字幕)] 10点(2013-03-17 11:53:47)
63.本作は原作から大胆な改編をしているところがチャレンジャブルです。
<小説>
上巻:①→②→③→④→⑤→⑥と物語の「前半」が展開する
下巻:⑥→⑤→④→③→②→①と物語の「後半」が展開する
<映画版>
①~⑥全てを同時進行で描く
と、構成が全く変わっているのです。
映画「メメント」を「普通の時系列になおしたらわかりやすい映画だろうなあ」と思った方が多いように、クラウドアトラスも6つの物語を順番に描けばシンプル極まりない映画になると思います。
しかし、普通に順番通りに物語を描いただけでは面白くありません。
そうした凡庸さを避け、大胆な実験(構成)をしただけでも、自分はこの映画を賛美したくなるのです。
ただしこの構成は諸刃の剣でもあります。
舞台と物語があっちへこっちへ飛ぶのではじめは混乱するでしょうし、「ぶつ切れ」な印象は否めません。
「観たかった物語が突如とぎれてしまう」「6つのも物語が一緒に展開されるので、ついて行くのが大変」と、もどかしさを感じる人もいるでしょう。
しかし、映画を観慣れている映画ファンには是非劇場で観てほしい作品です。
この映画は哲学的で、とてもテクニカルで、他の映画にはない魅力があります。
もうひとつ面白いのは、役者たちがそれぞれの物語で全く違うキャラクターを演じていることです。
トム・ハンクスやハル・ベリーは全ての物語で登場していますし、3つの時代に登場するペ・ドゥナも存在感抜群。その特殊メイクでの「なりきり」具合はファンなら必見です。
本作は残念ながら本国では興行的に失敗し、TIME誌の2012年の映画ワースト1位に選ばれると不遇の扱いを受けています。
しかし、ハマる人には最高の作品になる可能性があります。
ハリウッド大作とは思えないほど実験的な作品ですが、それを期待している人は是非劇場へ足を運んでみてください。
エンドロールがはじまってすぐにおまけがあるので、席を立たないほうがいいですよ。
ヒナタカさん [映画館(字幕)] 8点(2013-03-19 23:30:25)
👍 1
62.ネタバレ 過去、現在、未来の、それだけなら明快な話が表現効果を狙ってバラバラにされています。そのバラバラにされた夫々に同じキャストが出ていたりします。
トム・ハンクスは6役。それでもトム・ハンクスは分かりやすい方です。
ペ・ドゥナのメキシコ人違法工場の女なんて全く分かりませんでした。ペ・ドゥナは本作で印象的でした。クローンソンミが着ていた服は紙だったそうです。服も使い捨てということでしょう。是枝監督の「空気人形」をみたウォシャウスキー監督から連絡があったようで、今回は複製人間でした。
ぶん☆さん [映画館(字幕)] 8点(2013-03-20 20:43:23)
61.ネタバレ 実験的な演出で描かれる、アート志向のビッグバジェットムービー。ウォシャウスキーとティクヴァが実力派キャストを迎え入れ、その完成度の高さは言わずもがな。

僕は公開日の夜に一人で観に行きました。以来、何故だかわからないけど、この映画の事がとても気になるのです。それこそインセプションされたかのようにクラウドアトラス六重奏の調べが頭を離れないのです。

本作は人間の抱く最大の疑問に言及していきます。人間はなぜ過ちを犯し、争い、愛するのか。人生の謎の答えを探る3時間には、様々な形で人間の弱さが描かれていました。目を背けたくなるほどに残酷で巨大な人間の悪意を見せつけられました。それでも僕はこの映画に温かな希望を感じました。人間のダークサイドが描かれる一方で、ブライトサイドがとても肯定的に描かれていたからです。

善意は悪意の前ではちっぽけなモノかもしれない。しかし多くの人の善意の前に、ついに奴隷制度が撤廃されたことを考えると、永劫回帰のこの物語の中で、多くの人が再び良心に従う日が来ると感じさせるではないですか。自分の身を犠牲にしてまでも良心を選択する心の強さ、或るいは隣にいる誰かのために贈る親切心でもいい。今はまだ露ほどのしずくでも、いつかはその滴りを集めて世界を包むかもしれない。今はまだ小さなともしびでも、その火を燃え移らせて世界を照らすかもしれない。

たかが映画が言ってることなんだけど、ホントにたかが映画なんだけども、希望に満ちたこの物語に、僕は感動しました。大物ばかりを集めて、予算を大量に投入したにも関わらず、興行的に惨敗した上に、批評家にも見放され、賞レースにかすりもしなかった映画。そんな「クラウド アトラス」に僕は感動してしまったのです。何だかいいことを教えてもらった気がするのです。
セクステットの五線譜に踊る幾多の符号の軌跡は、数奇な巡り合いの中に生きる人々の温かな奇跡でした。
サムサッカー・サムさん [映画館(字幕)] 9点(2013-03-21 23:19:02)
👍 2
60.ネタバレ 時系列が先に行き、戻り、というレベルではなく同時進行で様々な時代、場所が
描かれるので(しかも同じ俳優さんがまったく異なるキャラを演じる)
最初はかなり戸惑い気味でついていけず状態;
が、だんだんそんなことも気にならずにすっかり目の前で繰り広げられる
映像とお話しにのめりこんでいる自分でした。
伝えたいものはきっとシンプルなのかなって。
なのに観終わってからの余韻もだんだん深くなっています。
一番驚いたのはソンミ451とメキシコ人女性が同じペ・デュナ??
アダム・ユーイングとチャン・ヘチュが一緒の人!!
AKOさん [映画館(字幕)] 8点(2013-04-03 23:12:01)
59.ネタバレ  個人、集落、組織、コミュニティ、そんな「個」と他の「個」とを隔てるもの、繋ぐもの。

 隔てるものの象徴として繰り返し描かれるのはドアや窓、壁、部屋、門。それを破って侵入してこようとするものの存在や、逆にそれを破る事で事態を打破しようとする行為、隔てるものは「個」を守るものであり、孤独や無知の象徴であり。

 一方、繋ぐものの象徴は橋やロープ、そして船や車、飛行機等の様々な乗り物。外に広がって他者との繋がりを志向する意識。自由や正義を獲得しようとする意志。更に橋からの落下のイメージや事故の描写が、その意志を妨げるものとして時代をまたいで反復されて。

 めまぐるしく変わりながら点描されてゆく時代と人。「個」としての無数の点はやがて枝を伸ばして広がり、他の点との繋がりを示し、円を構成し、他に形成された円と交わり、やがてその全体が世界を構成してゆく・・・。6つの時代の6つの円が時を超えて交わり『クラウド アトラス』という作品を(そして曲を)作り上げている訳ですね。

 1つ1つのエピソードや美術的なイメージはどうも凡庸な感じが無きにしもあらずではあります。エピソードの繋がりも必ずしも必然を感じさせるものではなかったりしますし。また、特殊メイクは無理矢理過ぎて「それはないわ」と思ってしまうものも多数。
 ですが反復されるイメージによって段々と世界が形を成してゆく感じはとても面白く、興味深く楽しめる映画でした。
あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 8点(2013-04-06 14:52:08)
👍 3
58.ネタバレ 流石に面白い映画でした。6つの全く異なる話が順不同で進行していくが、その構成・編集は見事なもので、個々のストーリーの魅力もあり、長時間を全く飽きさせない。1本で数本の映画を観た満腹感がある。一方、それぞれの話が微妙に繋がってはいるものの、6つの話に一貫したテーマが感じられないのが残念な点。全ての話が最終的にそのテーマに向かって突き進んでいき大団円を迎えることを期待したのだが、期待過剰であった。あと、それぞれの物語に同じ役者を配することで輪廻転生を表現しているのだと解釈したが、これは1回観ただけではとても把握しきれない。確認の後、もう一回観なければ・・・これも制作者の作戦だろうか?
ふじもさん [映画館(字幕)] 7点(2013-04-07 17:38:44)
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57.ネタバレ 3時間弱の長尺とで、6本分の映画がギュギュッと詰まっている何とも贅沢な映画。圧倒的な情報量で眼に楽しいが、頭の中がごちゃっごちゃ…。退屈している暇はない!
本作は輪廻転生というか、「縁」を描いた物語なので、ストーリー上の繋がりというより、『この役者さん、この話ではこんな役柄で出てる!』という楽しみ方で、人と人との繋がりを楽しむべきものであろう。6つの物語をあらかた、同じ役者達で回しているのである。それが分かったのも、エンドロールの答え合わせを観てからなんだけど…。
ただでさえ外タレの方は髪型やメイク変えると誰が誰だかわからないので、私、大分見落としていたのではないかと。パンフレットにそういうことが詳しく書いてあるなら、それを片手にもう一度観たい。顔判別が得意な人なら、誰がどれででているか、きちんと認識しながら見られると思うので、私よりもももっとこの作品を楽しめるのではないかね。
すべからさん [映画館(字幕)] 8点(2013-04-29 13:04:31)
56.そろそろエンドロールの気配を感じ、えーーっと、あの時代にあの人があぁで・・えーーっと・・?って頭の中を整理し始め、いざエンドロールに入ってぶっ飛んで、思わず笑った(笑)。もう時間軸とかどうこうとかそういうのはどうでもいいや、人生というか運命というか、そういうのって繋がって絡まって人は関わって生きていくんだ、と思いました。
ネフェルタリさん [映画館(字幕)] 7点(2013-06-06 16:11:31)
55.鑑賞後わかった風なことヌカす自分がすごく嫌。
mimiさん [映画館(字幕)] 7点(2013-06-25 04:40:33)
54.ネタバレ 6つの異なる時代のいろんな国・人種・性別の物語が同時進行で進んでいくストーリーは少し分かり難かった。一貫していたのは主人公には彗星のアザがどこかにあると言うこと。それと前の世代の主人公の記憶(痕跡)が微かに残っているということ。それは本や音楽・映画のフレーズ・宗教といったもの。これは1人の魂が輪廻転生をしていることを指していたのだと思う。 壮大な物語の様にも思えるが、1つ1つのストーリーは少し薄っぺらな感じもした。もっと一貫した共通のテーマみたいなものがあったら良かったと思います。
nishikenさん [映画館(字幕)] 7点(2013-06-27 05:01:54)
👍 1
53.テーマは普遍的でありふれたもの。それを伝えるためのエピソードをちょっと広げ過ぎな感じ。観る側の意識が内容把握にとらわれ過ぎてしまうのでは。もう一度観ると感想は変わってくるだろう。
nojiさん [映画館(字幕)] 6点(2013-06-29 23:00:03)
52.ネタバレ 壮大な物語で久々に映画の深遠な世界に引き込まれた。複数のストーリーを時間軸を交錯させながら進行する映画は多いが、この映画は見事に繋がっていた。正直完全にはストーリーを理解できていないが、観賞後の違和感はない。 ただ登場するアジアの国が日本ではなく韓国だったことに一抹の寂しさを感じた。世界ではホンダ、ソニーからサムソンの時代になったということでしょうね。
kaaazさん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2013-07-13 00:37:39)
51.日本人なのでやっぱりこれ「火の鳥」だよね!と言いたくなるんですけど、「火の鳥」ほどは人間という存在のはかなさや残酷さは描かれているわけではなく、むしろ時代を行ったり来たりしていろんな事柄が関連しあっていることが徐々に明らかになっていくゲーム的な面白さのほうを感じました。最も未来の話の時代背景が、セリフで所々触れられはしますが今ひとつよくわかりませんでした。
ととさん [DVD(字幕)] 7点(2013-07-14 05:17:54)
50.長い映画でした。
黒ネコさん [DVD(吹替)] 6点(2013-07-14 17:58:25)
49.無数のクローン少女たちが、何も知らぬまま「死」への歩みを進める。
その不穏さに溢れたシーンが、手塚治虫の「火の鳥」における人間の精神を受け継いだ万能ロボット“ロビタ”の“死の行進”と重なった人は多かろう。

この奇妙で荘厳な映画を観終えてやはり何よりも先ず思ったことは、「火の鳥にそっくりだ」ということだ。
そして、手塚治虫のライフワークであった「火の鳥」の“崇拝者”である僕にとって、この映画に対してのその感想は、最大級の「賛辞」であることは言うまでもない。

時空を超えた6つのストーリーにおける複数の“同一の魂”を描いた映画世界は、非常に複雑で、混沌としているように見える。
しかし、まさに散らばったパズルのピースが組み合わされていくように、次第に複数の支流が絡み合い、結びつき、大きな一つの流れに集約される。
そうして紡ぎ紡がれた一つの結末に辿り着いた時、すべての疑問や謎は、そんなもの最初から無かったかのように綺麗に解消され、主人公が見上げる星空の如く美しく澄み渡る。

誰もが「映像化不可能」と考えた原作は未読だが、前述の通り、手塚治虫の「火の鳥」の映画化と考えれば、それを成立させた「構成力」だけを取っても映画としての価値は揺るがないと思う。
しかも、複数の独立したエピソードを章分けするでなく、すべてを同時進行で描き連ね、最終的に一つの物語に“繋げた”ことは、もはや奇跡的ですらある。
ウォシャウスキー姉弟とトム・ティクヴァ、この3人の監督が導き出した映画世界は、原作の持つテーマと世界観を完璧に再現し、更にそこに誰も見たことが無い映画のマジックを加味してみせたと思う。

勿論、時代も人種も性別までも超越した複数の人物像を演じた俳優たちも素晴らしい。
彼らがそれぞれのキャラクターすべてにおいて見事に息づいているからこそ、6つの物語は本質的な部分で結びつき、一人のキャラクターではなく、一つの魂を持ったキャラクターに感情移入出来たのだと思う。

兎にも角にも、この映画の凄さは、いくら言葉を並べても表現出来るものではない。
ハリウッドの大作映画としては珍しい程にとても実験的な作品であることは間違いなく、評価は大きく二分されることも頷ける。
ただし、結局のところそれは実際に観てみないと分からないだろうし、結果がどうであれ「観た」ということの価値が大きい映画であることは間違いない。
鉄腕麗人さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2013-07-15 23:13:10)
👍 3
48.ネタバレ 難解な映画だという風に聞いていたので、最初からぐっと構えて鑑賞致しました。確かに、序盤から次々と違う人物、違う舞台が展開する様を見て「うわ、ついていけるかなこれ、、、」と不安を感じながら観ていたのですが、物語が進むにつれて6つの舞台がそれぞれ関連しあい、1つの方向に向かって紡いでいくのがわかると難解さもいつしか消え去り、心地よく鑑賞している自分がいました。なにより、この作品のテーマや言いたいことは劇中の台詞でかなり話されてるので、テーマさえ汲み取れればそれほど難しい話ではないと思います。古今東西、あらゆる時代や人種、文化をカット&ペーストで繰り広げていく壮大な世界観はとても気に入りました。そしてまた、特殊メイクの凄さにも目を見張ります。特典映像を見て初めて「え、この役をこの人がやってたの!?」て何度も驚かされました。この映画は、そういう楽しみ方もあると思います。人間、生きていて色々と自分を見失ったり、人生の意義がわからなくなったりするものです。正しく生きることにどれほどの意味があるのかとか、悪人がのさばり続ける世の理不尽さとか。この作品は輪廻転生、カルマをテーマにしてるけど、この仏教の考えがそういう悩みに対してこういう答えを提示しているんだって、そのことをこれほど感覚的に理解出来た映画は他にないような気がします。善心は、未来へと続いていく。その人生でバッドエンドだとしても、それは次のよりよい未来につながっていく。人間は欲の塊だけど、欲はいつまでも満たされない。そんなことよりもっと大事なことがある。意味のあることがある。欲に振り回されるよりも、意味のある人生を送ろう。見終わって、そんなふうに思った次第です。
あろえりーなさん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2013-08-10 01:01:53)
👍 1
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【点数情報】

Review人数 67人
平均点数 6.70点
000.00%
111.49%
200.00%
334.48%
422.99%
568.96%
61623.88%
71725.37%
81420.90%
968.96%
1022.99%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.33点 Review3人
2 ストーリー評価 7.00点 Review5人
3 鑑賞後の後味 7.20点 Review5人
4 音楽評価 7.25点 Review4人
5 感泣評価 5.66点 Review3人

【ゴールデングローブ賞 情報】

2012年 70回
作曲賞トム・ティクヴァ候補(ノミネート) 
作曲賞ジョニー・クリメック候補(ノミネート) 
作曲賞ラインホルト・ハイル候補(ノミネート) 

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