映画『ヒポクラテスたち』の口コミ・レビュー

ヒポクラテスたち

[ヒポクラテスタチ]
Disciples of Hippocrates
1980年上映時間:126分
平均点:7.40 / 10(Review 30人) (点数分布表示)
公開開始日(1980-11-22)
ドラマ医学もの青春もの学園もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-12-27)【イニシャルK】さん
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監督大森一樹
キャスト古尾谷雅人(男優)荻野愛作
伊藤蘭(女優)木村みどり
光田昌弘(男優)河本一郎
柄本明(男優)加藤健二
真喜志きさ子(女優)中原順子
小倉一郎(男優)西村英二
阿藤海(男優)神崎靖邦
内藤剛志(男優)南田慎太郎
斉藤洋介(男優)本田俊平
牟田悌三(男優)中原虎一
草薙幸二郎(男優)内科教授
森本レオ(男優)卒業写真の写真屋
角替和枝(女優)吉川直子
金子吉延(男優)渡辺大介
二瓶正也(男優)レポーター
高山千草(女優)産婦人科婦長
飯島大介(男優)やくざ
北山修(男優)C・Tスキャン室の講師(名義「自切俳人」)
軒上泊(男優)村中助手
鈴木清順(男優)怪盗
手塚治虫(男優)小児科教授
渡辺文雄(男優)河本清三郎
原田芳雄(男優)徳松助教授
出演大森一樹(写真)
脚本大森一樹
製作佐々木史朗〔製作・1939年生〕
ATG
企画多賀祥介
配給ATG
編集南とめ(ネガ編集)
録音東京テレビセンター(録音スタジオ)
照明佐藤譲
その他IMAGICA(現像)
あらすじ
洛北医科大学のポリクリで同じ班となった六回生の荻野とその仲間達は、初めて医療の現場に触れ、様々な想いをえがく…。監督自らの体験をもとに、70年代の若者のやり場のない不安、不全感を描いた作品。セシュエー「分裂病の少女の日記」、マイケル・クライトン「緊急の場合は」が効果的に使われている。
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💬口コミ一覧

30.僕があこがれていた、「大学での青春」。ある年の大晦日(正確には元旦)に日本映画を3本くらい放映していた。その中の一本がこれです。そしてその映画は僕の嗜好の日本映画へ傾倒の発端となる。今有名な俳優がいろいろ出ているよ。内藤さんとか斉藤さんとか、小倉さんはもちろん、あの手塚治虫まで出ている。いまビデオやさんではおいてないんですよこれ。近所(ハンドル)にあるビデオやって「People」と「ノーサイド」が双璧だが、どちらにもない。むかし「アコム」にあったけどつぶれちゃった。医学を全く排除してもこの作品のすばらしさは明白である。
阿佐ヶ谷さん 9点(2001-05-02 23:52:12)
29.この映画を見ていろんな意味で「あこがれ」をもちました。みんなの葛藤や生活がとても印象に残っています。「フラットライナーズ」っていう映画がありましたけど,最初この「ヒポクラテスたち」のような映画だろうと思って見てしまいました。全然違うんだけど,かすかに共通しているところもあるんでは。。
蝉丸さん 7点(2003-04-28 20:03:27)
28.いい映画ですよ、これ。ほぼ同時期に学生していたので、感じがよく分かります。でも今から考えてもよくできた青春映画だったと思います。古尾谷さんに合掌。
モリブンドさん 9点(2003-04-30 00:28:19)
27.ネタバレ 優等生のランちゃんが自殺してしまったのはショックだった。そして現実に古尾谷さんが・・再びショック!
キリコさん 7点(2003-05-21 21:43:35)
26.傑作です。年をとってみればみるほど、自分にとってさらに傑作になっていく気がします。 そんな大事なものが入っている映画はなかなか無いです。 古尾谷さん本人も、愛作のように繊細だったのでしょう。残念でなりません。 
どっぐすさん 10点(2003-08-15 22:04:35)
25.ネタバレ キャンディーズの蘭ちゃんのファンでたまたま観た作品。
まだ女性を知らない年齢だったので、産婦人科のシーンにドキドキでした。当時でも面白かったと感じたのですが、何十年かぶりに観たら懐かしく感慨に耽りました。
今でも活躍している役者さんは若く、京都の町はノスタルジック。京都府立医大も京阪三条も面影無し。賀茂川(鴨川?)沿いの喫茶店は今もあるのかな?
kazさん 8点(2003-10-15 23:19:10)
24.大森一樹監督の初期の大傑作。ここに描かれる医大生たちは、痛々しいくらいに真っ直ぐ生きている。笑えるシーンも多いので、結構ラクな雰囲気で観れる。いい意味で「初々しい」映画です。
水の上のハイウェイさん 8点(2003-11-02 07:47:10)
23.良質の青春映画です。 今の医学生もこれ位悩んでいるのだろうか?
あずきさん 6点(2003-12-25 12:36:41)
22.古尾谷さんが近年には酒浸りでかなり暴力的だとどこかの女性誌に頻繁に出ていました。しかし、この映画を見て逆に理解した部分があり、こういう繊細な演技をする役者なら最終的にそうなってもおかしくないと思いました。彼は死んでしまい、その雑誌に書かれた事がどういう意味があるかは知りませんが僕らの世代は主に脇役をこなす古尾谷さんしか知らないので、おそらくこんなに純粋な役者をこなす彼を見ると多くの人が驚くんじゃないかと思います。
セクシーさん 10点(2004-02-10 06:01:34)
21.この時代を反映した、すごく真直ぐな青春映画。医学部とそこで医者を志している者達のお話ですが、今でも第一線で活躍している俳優さんが数多く出ているので、設定を頭の中で俳優学校に置き換えながら観ていました。で、古尾谷雅人にしても阿藤海にしても、主演陣皆が地でやっているかのごとくで、実生活でもこんな性格しているんだろうなぁ、と想像してしまいました。そういう意味で、彼らにとっても青春映画なのだと思います。こんなに悩んでる医学生達も、斉藤Dr.のように研修医時代に医局の壁にぶつかり、財前助教授のように出世をすると権力に囚われていくのかと思うと、なんだか切なくなりますね。
なおてぃーさん 7点(2004-02-14 22:09:20)
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20.70年代という時代の雰囲気をよく伝えているのではないだろうか。佳作だ。◆蘭ちゃんが医学生なのに常にハイヒールだったのは、役作りなのかと思っていたが、どうやら、そうではなさそうだった。それに、順子が医学図書館に勤務しているとはいえ、片口の「新・心理診断法」(ロールシャッハのマニュアル本)を恋人に貸しているのは、ちょっとおかしい。リアリティというのに拘らない監督なのだろうが、そのせいで、全般に、しまりのない映画になっている。
みんな嫌いさん [DVD(邦画)] 4点(2004-05-25 11:20:56)
19.私の中では、大森一樹の最高傑作ではないかと思う。高校生の頃、本作を観たときは、ドラマに引き込まれ、そして衝撃を受け、そして何だかぽやんとした感じになった。エンディングが何ともいえず好きだ。古尾谷さんは良い役者だった。→

先日、二十数年ぶりに改めて見直したのだが、作品の面白さを初見以上に感じた。
コミカルで生真面目でちょっといい加減なムードが本作の魅力だと思う。
背景が大都会でも片田舎でもない、京都の鴨川周辺というのも、作品の持ち味に貢献しているかも知れない。
その上、出ている顔ぶれがまた、とにかくいい。何十年も経って見ると凄い顔ぶれが出ているという作品は数々あるが、本作については、凄い面々というよりも、メインキャストに、いろんなバラエティでも、顔を出していた有名俳優達が多数出演している。
挙句、手塚治虫氏まで登場していたりする。
卒業写真の欠席者には、大森監督も登場だ(笑)
初見より評価が上がったため、点数も再評価しました。
あむさん 10点(2004-06-11 01:47:04)
18.監督自身が医大生だったことを知ると、すごくリアリティーのある
群像劇に見える。寮での雰囲気や学生の台詞1つ1つが活きている。
悩める医大生たちを単純に美化するわけでもなく、答えなどなく悩めるままの姿を
描いてるのがいい。また、20年以上経った今だから言えることだけど、今は有名な役者たちも当時は若く新鮮な姿が、医大生の役とかぶってて面白い。
michellさん 7点(2004-09-22 20:13:42)
17.もっとも瑞々しい時期だったであろう監督、役者などすべてが揃った佳作。ATGにはこれがある。
monteprinceさん 8点(2004-12-27 00:35:16)
16.ネタバレ 昔、松田優作と古尾谷雅人の区別がつかなかった時期がありました。(←全然違うやん!とファンの方に怒られそうですが)この映画がテレビ放映された辺りから認識出来るようになったなあって不意に思い出しました。自分もイニシャルKさんと同じく、ラスト蘭ちゃんが自殺したってテロップがホント何気ない感じで流れたのがショックでした。淡々とした展開で盛り上がりもないけど気持ち良い佳作。大森一樹監督作では「恋する女たち」が意外に好きっす!
放浪紳士チャーリーさん [地上波(吹替)] 7点(2005-10-15 17:48:38)
15.医学生の青春映画です。70年~80年代の大学生は志が高いです。伝えたいことや言いたいことはよく分かるのですが、とにかく長いです。最初の1時間ぐらいのシモネタ仕立ての産婦人科実習のシーンは別になくても良かったです。私的には、そこで、かなり引いてしまいました。ちょっと残念です。
ぱんこさん [DVD(字幕)] 4点(2006-01-09 22:33:40)
14.今見返すと多少色あせた作品に感じられると思いますが、撮影された時代をうまくスケッチして残してくれていると思います。大学生の頃に見たい作品ですね。私はリアルタイムで見て、登場人物たちと同世代だったこともあり、思い出深いです。
ジャッカルの目さん [映画館(邦画)] 10点(2007-01-06 18:00:46)
13.ネタバレ 温かいユーモアと、主人公たちへの距離を置いた視線が印象的な青春映画の傑作。臨床実習での様々なエピソードや学生寮内の描写など、多分監督自身が実際に見聞したであろう出来事が取り入れられているのでしょうね。主人公が何度か口にする「僕はまだ医者になると決まったわけじゃない」というセリフなど、大森監督が自分の迷いをそのまま言わせてるみたいに聞こえます。(この映画の製作時期と、監督の医科大学卒業はかぶってたと記憶してます)役者陣も総じて等身大の役を好演。(変わり果てた青影さんも出てました)中でも「むっつりスケベ」を体現した感じの柄本明がいいです。
KYPAさん [映画館(邦画)] 9点(2007-01-08 16:36:42)
12.ネタバレ 大森一樹は「オレンジロード急行」から本作を含め「法医学教室の午後」あたりまでの自主映画臭が漂う作品群が個人的には大好きです。医療の理想と現実、学生運動、妊娠と堕胎、将来に対する期待と不安、そして全編に漂うノスタルジックなムード。様々な要素が上手くまとめられ、登場人物たちも個性豊かに描かれています。8mmカメラを触り始めた頃、よく知った京都の街を自主映画レベルの予算と技術で瑞々しく切り取った本作を見て、将来映画を撮りたいと思っていた自分の限界を感じた思い出深い作品でもあります。
ParaPさん [映画館(邦画)] 10点(2007-08-24 01:09:40)
11.ネタバレ キャンディーズのランちゃんのファンでした。グループ解散後の最初の仕事がこれじゃなかったかと記憶している。それで、ずっと気になっていたのにこれまで縁が無かった映画です。観賞後の率直な印象は、ちょっと観るのが遅すぎた、ということ。この頃の大森一樹にはまだ自主制作映画の匂いが残っていて、本来は新鮮に映るはずなのに、それが違和感になってしまった。失敗しました。医学生たちの日常を切り取っているけれど、特別なことはほとんど何も起こらない。唯一、心情を行動に移したのは白衣を黒く塗って暴れた古尾谷雅人。どうやら医師の聖職性に疑問符を付けたかったようです。現代に照らすと問題の置きどころに違和感を覚えます。この映画が製作された頃は、医者は崇高は人格者であれと期待されていた記憶がある。大森監督は元医学生ということもあり、医者にも普通に悩みがあり、特に医学生はまだまだ青いってことが言いたかったのだと思います。そのテーマも基本的には内面の問題意識で、そこには強い社会性も無ければ、60年代の青春映画のような発散もない。妙に自己完結しているところに80年代初頭の空気を感じる映画でした。エピローグの伊藤蘭の自殺には驚いた。そんなことにするのなら本編でもっと突っ込んで欲しかった。というか、もっと出番を増やして欲しかったですね。古尾谷氏は惜しいことになりましたが、共演者のほとんどが現在も活躍中で、彼らの30年前を観るのは楽しかったです。余談ですが、相当に古い映画なら「時代劇」的に楽しめるけれど、自分の思春期に作られた青春映画を何十年も経てから観るのは難しいものですね。視点の置き所が定まらない。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-03-07 23:05:06)
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マーク説明
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《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 30人
平均点数 7.40点
000.00%
100.00%
213.33%
300.00%
426.67%
513.33%
626.67%
71136.67%
8413.33%
9413.33%
10516.67%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.50点 Review2人
2 ストーリー評価 8.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review2人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 10.00点 Review1人

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