映画『ブラジルから来た少年』の口コミ・レビュー(2ページ目)

ブラジルから来た少年

[ブラジルカラキタショウネン]
The Boys from Brazil
1978年上映時間:124分
平均点:7.25 / 10(Review 48人) (点数分布表示)
公開開始日(1978-10-06)
ドラマサスペンスSFミステリー小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2018-02-22)【S&S】さん
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監督フランクリン・J・シャフナー
キャストグレゴリー・ペック(男優)ヨーゼフ・メンゲレ
ローレンス・オリヴィエ(男優)エズラ・リーベルマン
ジェームズ・メイソン(男優)エドゥアルド
リリー・パルマー(女優)エスター・リーベルマン
スティーヴ・グッテンバーグ(男優)バリー・ケーラー
デンホルム・エリオット(男優)シドニー・バイノン
ローズマリー・ハリス(女優)ドーニング夫人
アン・メアラ(女優)カリー夫人
ブルーノ・ガンツ(男優)ブルックナー教授
ウォルター・ゴテル(男優)
ウォルフガング・プライス(男優)
マイケル・ガフ〔1916年生〕(男優)ハリントン氏
カール・ドゥーリング(男優)
ギュンター・マイスナー(男優)
城達也ヨーゼフ・メンゲレ(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
西村晃エズラ・リーベルマン(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
宮内幸平エドゥアルド(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
岡部政明ブルックナー教授(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
阪脩ハリントン氏(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
加藤精三(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
塩屋翼バリー・ケーラー(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
原作アイラ・レヴィン「ブラジルから来た少年」(早川書房)
脚本ヘイウッド・グールド
音楽ジェリー・ゴールドスミス
編曲アーサー・モートン〔編曲〕
撮影アンリ・ドカエ
ジェームズ・デヴィス(カメラ・オペレーター)
製作総指揮ロバート・フライヤー
美術ピーター・ラモント(美術監督)
ジル・パロンド(プロダクション・デザイン)
ヴァーノン・ディクソン(セット装飾)
衣装アンソニー・メンデルソン
編集ロバート・スウィンク
その他モード・スペクター(キャスティング)
あらすじ
ナチの残党メンゲレがある指令を出す。それは「2年半以内に、65歳の男性を94人殺せ」という不可解なものだった。ナチハンター、リーバーマンはこの不思議な指令を追ううちに、背後にいる謎の少年、そして驚くべき計画を知る・・・
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💬口コミ一覧

28.そら恐ろしかったです。内容にも驚かされましたが、名優たちの競演にも大満足です。見応えありましたー。日本で上演できない理由があったのでしょうかね。。
HRM36さん [DVD(字幕)] 9点(2011-07-08 17:16:00)
27.非常に前衛的で、面白かったです。
のははすひさん [DVD(字幕)] 8点(2011-09-09 17:03:50)
26.「2年半以内に、94人の65歳の男性を期日通りに殺害せよ」
と、ナチスの残党のマッドサイエンティストが命令する。
そこには壮大で恐るべき計画が秘密裏に進行しており、その陰謀を年老いたナチスハンターが追う。

非常に濃密な面白味を孕んだSF映画であり、サスペンス映画だったと思う。
余分に派手な演出を控えて、鈍く抑えた演出が殊更に見え隠れする恐怖とおぞましさを煽っている。

今でこそ“クローン”なんて題材は様々な作品で使い古されているけれど、1978年当時としてはとても前衛的で、ショッキングだったろうと思う。
今観ても、描かれる陰謀の真相が明らかになるシーンでは、身震いを覚える程の衝撃を感じたのだから、当時の観客にとっては尚更だったろう。
故に賛否両論も激しく、そのことが日本未公開の所以だったのかもしれない。

キャストにおいては、やはりグレゴリー・ペックの演技が圧倒的だった。
あらゆる名作で好漢を演じ続けてきた大スターが、よくもまあこれ程まで狂気的な科学者の役を引き受けたものだ、とまず思った。
そしてそのパフォーマンスは凄まじく、この俳優が本当にグレゴリー・ペックなのかと一瞬疑ってしまったほどだった。

原作の面白さに卓越した映画術が合致した完成度の高い「問題作」だと思う。

ラストシーン、残った“少年”の言葉と眼差しが、追い討ちをかけるようにおぞましい余韻を残す。
そう、94人分の可能性を携えて……。
鉄腕麗人さん [DVD(字幕)] 8点(2011-09-23 02:18:09)
25. ミステリーとしては真相がばかばかしすぎてつっこむ気もおきません。序盤から予想がつき始めますが、まさかその予想通りとは・・・おかげでサスペンスとしても緊迫感がなさすぎで退屈です。
 緊迫感を損ねたもう一つの理由は、この内容に対して映画がだらだらと長すぎます。どう考えてもこんなに時間は必要ないです。
 ちょっとこの映画は・・・よく作られている割に、面白くない・・・
たきたてさん [DVD(字幕)] 3点(2012-04-12 12:16:54)
24.名優老人対決、というコンセプトをしっかりとやり通してくれた傑作サスペンス映画。魅力的な謎を解いてゆくなかで、G・ペックもR・オリヴィエも演技の見せ場だらけ。それでいて最後はアクションまでやってくれるんだから言う事なし。しかし、フランクリン・J・シャフナー監督は疲れていたのか、切れ味鋭い演出があったと思いきや、全くやる気のない部分までが共存している。それがまたスリリング。
j-hitchさん [DVD(字幕)] 8点(2012-09-24 21:25:14)
23.ちょっと長いけど、子どもが出てきてからの緊迫感は好き。もう少しうまく作れたようで惜しい。それにしてもリーベルマン、しぶとい。
nojiさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-08-22 00:41:18)
22.ネタバレ ナチス残党と人クローン技術をネタにしたミステリー映画。今となってはどちらもトウがたったネタであり、現時点で感化されるものは残念ながら無い。序盤のブラジルでのシーンのみ、サスペンスとして成立しており、そこは素直に楽しめる。好人物な主役を演じることの多かったグレゴリー・ペックが、ヨーゼフ・メンゲレを演じた事が本作最大の驚きであった
よいしょさん [DVD(字幕)] 6点(2013-09-21 16:13:04)
21.タイトルとあらすじだけでこれだけワクワクさせられる作品も珍しいですね。35年以上も前の作品ですがSFミステリーとしてこれ以上ないぐらい面白い題材で今見ても十分に楽しめる内容でした。94人という数字もなかなかインパクトがあっていいです。
映画大好きっ子さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-04-02 16:44:43)
20.オリヴィエとペック、2人の名優が顔を揃えながらも未公開に終わっている作品です。
やはり製作当時、その内容が問題視されたのでしょうか。
敢えて地味な作風となっていますが、
その分ナチ・ハンターと元ナチスの狂気の科学者を演じるオリヴィエとペック、
名優2人の存在感が引き立っており見応えのある作品となっています。
中でも見どころは大熱演を見せる、悪役が似合わないペックの怪演でしょう。
一方オリヴィエは「マラソンマン」では本作とは逆の元ナチスの博士という役で実に不気味な雰囲気を醸し出していました。
オリヴィエとペック、このキャストが入れ替わっていたらどんな作品になっていたでしょうか?
それも見てみたかった気がします。
とらやさん [DVD(字幕)] 7点(2014-10-18 15:36:33)
19.ネタバレ 30年経ってちょっと時代背景がもう違うので、感慨も違う。聞いたことのあるメンゲレやナチス追跡隊の題材が嬉しい。ちょっとテンポの悪さもあるけど、これも時代か。やっぱり演技がいいよねえ。メンゲレリーベルマンそして子役ヒトラーコピー。うまく人物の特徴を演じている。メンゲレの偏執的な、リーベルマンの知的さ、ヒトラーコピーのヒトラーらしさ。ちょっと感心した。
タッチッチさん [DVD(字幕)] 7点(2014-11-07 12:29:41)
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18.ネタバレ これは面白い。
邦題も原題の直訳で正解、非常に惹かれるタイトルです。
ストーリーも明確だし、ジワリジワリ明らかになる真相の展開が非常にうまく、目が離せませんでした。

今リメイクしても十分面白い作品になると思う(ナチ云々がOKならば・・)が、やはりこのオリジナルを超えるのは無理だろうな。
夜光華さん [ビデオ(吹替)] 8点(2015-06-24 09:22:48)
17.ネタバレ ○カルト映画としては個人的に金字塔的作品だな。○多少の中だるみこそあるが、次々と明らかになる事実に驚かされる。ラストシーンのインパクトもかなり大きい。
TOSHIさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-05-11 21:44:50)
16.ネタバレ ストーリーの構成要素が豊富です。再興を目論む元ナチス、世間から忘却された反ナチス活動家、同じ顔を持つ少年たち、父親を殺す謎、人体実験、当時としては新しかったクローニング、etc。それがら上手にサスペンスとして纏まっています。現代のサスペンスに比して映像的には地味だけど、それが却って上質を醸していました。
3~5%。ヒトラーのクローンにヒトラーと同じ生い立ちを与えた場合に、ヒトラーと同じ人格が形成されるパーセンテージです。2~30人に一人がヒトラーになるってことですね。なんとも大味な計画でした。徹底的にナチスを憎んでいるリーベルマンが少年を生かそうと思ったのは、そんな不明瞭な成功率を元に人を殺すことへ疑念です。さらに、たとえ少年にヒトラーの人格が宿ったとしても少年から未来を奪う正当性への懐疑だった思います。突飛とも云える設定の基底に人間性を感じさせる秀作です。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-09-16 03:36:52)
👍 2
15.ネタバレ これはスゴイ。なんといっても謎が謎を呼ぶ展開の影にある壮大な計画の存在がいいですね、よく考えられていてますホント(まぁちと雑な感は否めませんがw)。そして、意表を突くキャスティングもまた良い。あのグレゴリー・ペックがこういう役をやるとはね~まさに怪演。やっぱりいい人のイメージがあるから、そのギャップがまたよいスパイスになってます。 ちなみに、この映画がスタートして最初10分ぐらい?殆んどセリフらしいセリフが発せられませんね。一瞬なにか機械が壊れたかと思いました(苦笑) 。なかなかでゴザイマシタ
Kanameさん [DVD(字幕)] 7点(2017-04-11 07:41:01)
14.ネタバレ 住所地もバラバラな65歳の公務員男性九十何人を殺すという不思議な指令の意味、主人公にメンゲレが選ばれた理由が一挙に明かされる中盤以降のスリリングさは推理小説を読んでいるようでした。考えてみると確かに、遠大過ぎてツッコミどころの多い計画ではありますが、ヒトラーと同じ遺伝子を持つ少年の冷徹な態度を見せられると、背筋がヒヤリとする思いがしました。
次郎丸三郎さん [DVD(字幕)] 8点(2017-09-16 17:41:08)
13.ヨーゼフ・メンゲレという実在した鬼畜医師を演じたのが「アメリカの良心」ともいうべきグレゴリー・ペックというのに仰天。私だって一度はこういう役をやってみたかったんだよと言わんばかりの怪演が特筆もの。ナチハンターのローレンス・オリビエ(この人もメンゲレ役が似合いそう)との肉弾戦はご老体同士とは思えない迫力で、それ以上にドーベルマンとの肉弾戦もどうやって撮影したのだろうと思うもの凄い迫力。意図が不明な陰謀の全容が明らかになってゆく過程に引き込まれ、荒唐無稽であるのに妙なリアリティがあり余韻が残る。お目当てジェームズ・メイソン(この人が一番メンゲレ役が似合う)の存在感の薄さを補って余りある秀作。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 8点(2018-05-06 00:17:27)
12.何度めかの鑑賞。
オチが分かっていて見るのと多少魅力は下がるが、初見を考えると評価できる作品か。
simpleさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-08-19 16:43:55)
11.70年代後半サスペンス特有の、じわじわ~っと危機が迫ってくるような雰囲気は悪くないのですが・・・ミステリーとして見た場合のウラはともかく、登場人物の行動に変化やドラマがないので、映画を見ているというよりも、よくできた小説の映像再現版を見ているような気になるのです。
Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2018-08-28 23:49:54)
10.ネタバレ 国外からの抑圧の鬱憤を晴らしてくれそうなちょび髭先導者。そんなリーダーを熱狂的に支えた国民と自己中的忠誠心旺盛な取り巻き連中。そんな背景がなければ第三帝国の野望なんて存在すらしなかったはずですが、独裁者のクローンを94人も作って第四帝国って、荒唐無稽で面白過ぎて怖いです。
ProPaceさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-09-01 23:59:19)
9. クローン技術を使っても全く同じ人間を作れないとはよく言われること。「新たなモーツァルトやピカソが誕生」するためには環境を同じにしなければ不可能、という要素が加わるためだが、少々雲行きが怪しくなってきた。
 クローン人間の作成は倫理を無視すれば技術的に可能な段階に達している。そして、現代の技術では不可能だがそう遠くない時期に意識や記憶の移植が可能になるとのこと。そうなれば(ヒトラーの時代には間に合わなかったが)、やがてどこかの国の独裁者をクローン+意識・記憶移植でコピーする悪夢が現実にならないとは言い切れない。そういった意味で、この映画は時代を先取りした怖さがある。
 老優二人の鬼気迫る競演は見ごたえがあった。特にG・ペックはメンゲレの狂気をオーバーアクトで魅せてくれる。
 ドーリング家の鏡に映る数多くのエリック(ヒトラーのクローン)は作品のテーマを暗示する名場面。テレビ放映当時、「ヒトラーのクローン役の子供が可愛くない」という意見に対し、「ヒトラーの子供時代が可愛いわけがない」と反論があったが、後者の意見に1票。
風小僧さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-09-02 14:20:10)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 48人
平均点数 7.25点
000.00%
100.00%
200.00%
312.08%
412.08%
524.17%
6612.50%
71429.17%
81939.58%
9510.42%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.50点 Review2人
2 ストーリー評価 4.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 6.66点 Review3人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人

【アカデミー賞 情報】

1978年 51回
主演男優賞ローレンス・オリヴィエ候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)ジェリー・ゴールドスミス候補(ノミネート) 
編集賞ロバート・スウィンク候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1978年 36回
主演男優賞(ドラマ部門)グレゴリー・ペック候補(ノミネート) 

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