映画『脳男』の口コミ・レビュー

脳男

[ノウオトコ]
2012年上映時間:125分
平均点:6.03 / 10(Review 33人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-02-09)
アクションSFミステリー小説の映画化
新規登録(2013-02-01)【目隠シスト】さん
タイトル情報更新(2025-04-03)【イニシャルK】さん
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監督瀧本智行
キャスト生田斗真(男優)鈴木一郎(入陶大威)
松雪泰子(女優)鷲谷真梨子
江口洋介(男優)茶屋刑事
二階堂ふみ(女優)緑川紀子
太田莉菜(女優)水沢ゆりあ
染谷将太(男優)志村
光石研(男優)黒田雄高
甲本雅裕(男優)空身
小澤征悦(男優)伊能
石橋蓮司(男優)藍沢
夏八木勲(男優)入陶倫行
大和田健介(男優)広野
小林颯(男優)入陶大威(幼少期)
山崎ハコ(女優)志村の母
脚本真辺克彦
成島出
音楽ガブリエル・ロベルト
主題歌キング・クリムゾン「21世紀のスキッツォイド・マン」(ポニーキャニオン)
撮影栗田豊通(撮影監督)
製作市川南〔製作〕
日本テレビ(映画「脳男」製作委員会)
日活(映画「脳男」製作委員会)
東宝(映画「脳男」製作委員会)
講談社(映画「脳男」製作委員会)
読売テレビ(映画「脳男」製作委員会)
ジェイ・ストーム(映画「脳男」製作委員会)
読売新聞社(映画「脳男」製作委員会)
企画日活
プロデューサー奥田誠治(エグゼクティブ・プロデューサー)
配給東宝
美術丸尾知行
衣装宮本まさ江
編集高橋信之〔編集〕
録音藤丸和徳
照明鈴木秀幸〔照明〕
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💬口コミ一覧

33.僕は原作も読みましたが、原作はそんなに面白いとはおもいませんでした。評判が良さそうなので、全く期待せずに映画を観たんですが、滅多にない事なんですけど、映画のほうは正直大変面白かったです。生田斗真の演技が凄すぎて、ちゃんと不気味に視覚化してくれたおかげで、小説じゃ荒唐無稽過ぎて全くイメージがわかなかった脳男を、存在感あるものとして感じれて映画の世界にグイグイ入りこめました。映画全体のサイコ的な雰囲気も小説よりあったと思います。爆弾魔の設定が漫画みたいなありえなさですが、原作からしてリアリティーがまったくないので、むしろ役者の演技と演出で、素直に娯楽作品として受け入れられて楽しめました。
なにわ君さん [DVD(邦画)] 10点(2015-07-12 21:58:03)
32.ネタバレ 日本映画としては、面白い、コンセプトはいいんだけどね、色々なシーンの設定が甘い。生田さんと、松雪さんん、素晴らしい表情をしていました。ただ、ロボコップ映画ななのか、人間を描いているのか、よくわからない。松雪さんは、医者でありながら、ロボコップ化した彼に、エピソードとして、自分の弟を殺した少年の抹殺指令を与える、あれは、ありかな、よく、怖いお兄さんが、俺はいいんだけど、俺の子分が何かをするかもしれないから、気をつけた方がいいよ、あれをやっちゃうわけで、彼女は人間だ、とか、言いながら、抱きしめもしないし、胸も揉ませてあげない、映画見ながら思いましたね、これがアメリカ映画なら、すぐベッドインだろうとか、病院で、江口さんが、生田さんと戦う必要があるのか、なぜ信用しないのか、シナリオか設定に問題あるんじゃないの。24アワーズみたいに、協力すればいいじゃん、とかさ、松雪さんも医療ベッドに縛られていて、悪役の彼女、ブラウス切るなら、もっとしたの方まで切って色っぽいところ見せてよ、また、駐車場で、生田ロボット、あれだけ跳ね飛ばされて、下腿は骨折しないのか、とか思いますよ。また、江口さんとのバトル、首を絞めて気を失わせる、とかチャンスあったでしょう、久々に、面白い題材なのだが、シーンそれぞれに、踏み込みが足りないのが残念でしたね、でも、思った以上に面白く、感動しました。
yasutoさん [地上波(邦画)] 10点(2014-01-13 05:14:24)
31.ネタバレ  あまりにもカルト臭、B級臭のするタイトル。でも出演者のみなさまはなかなか豪華。で、実際見てみたらこれが何とも面白い。こうなってくると、なんだかタイトルでずいぶん損している気がします。
 ぴりりとした緊張感のサスペンスフルな展開。冒頭、いきなりおばさんが舌を切られるショッキングな映像。ここで女の子二人の顔はまだ見せないことで、より不気味さと狂気が強調されています。
 更にはそこからのバス爆破。これ以上ないつかみ。これだけでもおなかいっぱいなのに、次に登場するは脳男。ぶっとんだサイコパス相手に冷酷無比な殺人マシーン。これ以上ない純度100パーセントのダークヒーローもの。厳しい評価も受けているようですが、私はこーゆーの大好きです。
 女の子たちはオープニングで。脳男は留置所で。これ以上ないくらいの見せ場を作ります。この両者が相まみえるときが楽しみでならない。そんな期待を抱かせるのです。
 中盤はだれそうになるものの、効果的な音楽の使い方と、何かが起こりそうな雰囲気が常に一定の緊張感を与えてくれます。これはうまい。それに鈴木一郎の正体に興味津々。退所して会いに来た志村の不気味な存在感もパンチが利いています。
 唯一不満があるとしたら終盤。まず茶屋刑事が脳男を殺そうとしたことにドン引き。それに、新米を救うために殺そうとしたのは百歩譲って許せはしないが理解できるとして、駐車場で脳男に引き金を引いたのはマジで意味がわからない。新米が死んだあとに脳男を殺そうとするのは違うでしょ?茶屋刑事には最後まで刑事としての正義を貫いてほしかった。
 そして最後の対決。これまでさんざん盛り上げておいて、ただ車ではねるだけって、それは芸がないんじゃない?
 脳男もあれだけ天才っぷり強調してきたのだから黙ってはねられないで。
 絶対このままでは終わらないと思っていた志村のラスト、良しです。すっきりしました。
たきたてさん [DVD(邦画)] 9点(2023-04-25 14:25:04)
👍 1
30.ネタバレ 内容的には突っ込み所のオンパレードなのですが、結構面白かったですね。
感情の無いロボットと自分と似ていると思い込んでいる人間の少女の
対比も想像をかき立てる部分があるし、
少年法や更正プログラムの是非を問うメッセージも良かったですね。
女医も医師や人権を考えて少年を更生させたと言うのは建前で自分を維持する道具として
少年を更生させていた所もなかなか。それだけに突っ込み所が勿体ないなぁと言う印象。
もっとこの複雑な素材をブラッシュアップさせ今より光らせる事が出来る
監督や脚本家はどれほど居るでしょうかね。私の中ではここまで出来れば及第点以上です。
デミトリさん [インターネット(邦画)] 8点(2017-02-13 12:08:34)
29.日本の大作映画特有の不細工なエンターテイメントなんだろうとスルーを決め込んでいたのだが、ドハマリ中の“二階堂ふみ”目当てに鑑賞。
粗や難点は多いけれど、それを補って余りある娯楽性に溢れいていた。江戸川乱歩賞受賞作が原作らしく、想像以上にエキセントリックな物語の世界観は見応えがあった。(二階堂ふみの畜生ぶりも、想像以上にエキセントリックだった!)

原作は未読だが、映画化にあたり生み出されたオリジナルのキャラクター設定が効いていたと思う。
悪役の性別を男性から女性に変えるなんて、普通は失敗しがちなんだけれど、今作に限ってはそれが功を奏し、主人公である“脳男”との合わせ鏡としての対比が際立っていた。

そして何と言っても、主演の生田斗真のパフォーマンスは素晴らしかった。
絞り込まれた肉体と、無機質且つ美しい無表情は、“脳男”という「異質」を表現するに相応しく、彼以上の適役は居なかったろうと思わせる。
一瞬の微笑から再び深い無表情へと移り変わるラストカットは見事だった。

全体的なテンポの悪さと少々あざと過ぎる演出には改善の余地があるとは思うが、メリハリの効いたアクションシーンと、思わず目を背けたくなる程ハードな残酷描写には、日本映画らしからぬ迫力があった。

というわけで、国内の娯楽大作映画としては近年で随一の出来映えと言っても過言ではなく、大いに楽しめたことは間違いない。

個人的には、二階堂ふみと太田莉菜の“糸引きディープキス”が見られただけでも、この映画の価値は揺るがない!
鉄腕麗人さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-08-15 00:50:15)
👍 2
28.予想外に面白かった。脳男が不死身すぎるきらいはあるが、フィクションとリアリティの割合が絶妙で、現実感ある荒唐無稽サスペンスって感じです。
クレイバードさん [DVD(邦画)] 7点(2023-06-03 20:50:27)
27.後味が悪い映画は好きじゃない。本作は、あまり後味が良いとは言えないけど、結構好きだなぁ。意外に評価が低いと思ったら、評価が割れれているのか。
あきぴー@武蔵国さん [DVD(邦画)] 7点(2017-07-02 23:15:00)
26.エンターテイメント性もあり、どこか濱マイクを彷彿とさせるようないぶし銀な空気感もある映画
最中のくだりは最高にギラギラしていた
 
ほんの少しばかりエロ、ほんの少しばかりグロ
二階堂ふみと生田斗真の怪演があり
 
どっちつかずながら二階堂ふみ好きや生田斗真好き、
はたまた松雪姉さんに暑苦しい江口の兄貴好きには十分に見応えのある映画
 
松雪姉さんに私としたいか、なんて聞かれたら両手を上げてしたいです!と答えるのが武士のたしなみだと思う
おでんの卵さん [DVD(邦画)] 7点(2015-08-19 23:58:59)
25.ネタバレ 生田斗真、二階堂ふみ、太田莉菜、染谷将太といった若手がそれぞれ異常人格をハイテンションで演じていて(個人的には染谷将太が最も不気味でよかった)、映像化したらチープになりがちな脚本を引き締めていました。それに比べて松雪泰子、江口洋介、石橋蓮司、夏八木勲のベテラン陣がダメダメ(演技がヘタということではなく、なんか古くさくて画から浮いていた)。小澤征悦は論外。世代交代を強く感じた作品でありました。
la_spagnaさん [DVD(邦画)] 7点(2015-05-16 23:57:13)
👍 1
24.思っていたより面白い。生田が結構いい感じ。松雪、江口のくさい芝居は、なんとかしてほしかった。それにしても、日本映画って、なんでこんなにテンポが悪いのか・・・?
AKiさん [DVD(邦画)] 7点(2014-05-24 00:27:02)
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23.ネタバレ なかなか面白かったです。特に脳男こと生田斗真君が熱演していてかっこ良かったです。クライマックスの病院内のシーンは、それまでの不気味な雰囲気が薄れて安っぽいアクションシーンの連続でちょっと残念です。ラストに脳男がニヤッと笑うところもちょっと違うんじゃないかと思いました。続編はあるのでしょうか?
ぽじっこさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-01-22 16:30:56)
22.ネタバレ 原作のことは知りませんが、個人的にこの「脳男」というキャラクターが結構気に入ってしまったので高得点をつけようと思います。正義の殺人マシーン。完璧な頭脳と身体能力。規則正しさとクールさ。なんだか魅力的です。映像的にもっとあか抜けて作ってくれればという思いもあるのですが、取り立てて酷い絵図らがあったわけでもないのでヴィジュアル的には可もなく不可もなくでしょうか。あ、透明な筒で書類を送る装置を使って爆弾を爆発させるシーンは割と良かったかも。あとはやっぱり松雪泰子の役者としての巧さが光りますね。さすがだなと思います。生田君も難しい役柄の割にはよくやってたと思うし。もし作れるのなら続編も見てみたいです。
あろえりーなさん [DVD(邦画)] 7点(2013-10-22 20:22:59)
👍 1
21.人間の精神など簡単に崩壊してしまうもの。脆くて儚い。そのことを改めて思い知らされました。精神鑑定かも刑事も犯罪者も患者も母親も誰も彼もがおかしくなっていく中、唯一彼だけが冷静沈着なのが非常に興味深く、この作品の重大なメッセージではないかと感じました。感情をコントロールできないから犯罪は起きる。欲望を抑えられないから争いは起きる。ならば全ての人間が彼のようになったら・・・ってそう考えるとやはり人間にとっての悪は、必要悪なのでしょうか?永遠に答えの出ない問ですね。禁断のテーマに真っ向から向き合ったことは評価したいです。ただ残念だったのは爆弾魔の彼女の内情を、もう少し掘り下げて欲しかったです。くどくならない程度に。いい映画ではあるけれど、それと同時に嫌いな映画でもある。以上。
Dream kerokeroさん [DVD(邦画)] 7点(2013-09-08 22:37:53)
20.ネタバレ  原作は出版時に読んだはずだが、「乱歩賞にオレが求めていたのはこういった物じゃなかったんだよな」と思った記憶しか残っていない。

 さて、これは「倫理感」の話であろう。重大犯を悪として独自に罰を与える殺人マシーン。しかし、周りの人間のそれもどうなのか?と思わせる撒き餌のような罠が、待ち構えている。
 冒頭、目を覆うような残酷な犯人を描写したが、被害者も犯罪者を挑発するうさん臭い占い師。この時に一気に、犯人への私の怒りがトーンダウンする。この話の中で一番マトモと思われた精神科医も、(見ているシロートですら、それ言うか!と思うような)重大事項を脳男に漏らしてしまう。そして、部下の命のために脳男を撃ち殺そうとする刑事。さらに最後に、怒りを持って全弾犯人に撃ち込んでしまう刑事。この時には正直、スカッとしてしまう。見ている者の倫理などガタガタである。
 ふと昔の歌の「世の中誰も皆な同じくらい悪い」という歌詞を思い出す。本作の場合、同じくらいではなく、少しずつといった感じだろうか。

 脳男を諌めた精神科医の生ぬるさが、爆弾魔との最後の闘いで自身最大の危機に陥れたが、(どうやって嗅ぎつけたか)刑事の銃弾で救われてよかった。しかし、この人はそれでも脳男に生ぬるい倫理を説き、脳男も感情を取り戻したかのような描写で終わるが、そこは気に入らない。
 ここまで物語中で倫理を破壊したら、そんなもの役に立たないという結末のほうが、気持ちいい物語になるのではないだろうか。

 細かい事では、言われるまで食べないで言葉を理解するまでにどうやって大きくなったとか、あの歳まで意識して排泄せずに生き延びられるはずがないとか、さすがに左胸刺されたら心臓の機能を失うのでは?など、若干のうそ臭さが僅かに気になる。
 それでも、爆弾魔と脳男と(あんまり役に立ってないけど)警察の三つ巴のサスペンスにはワクワクさせられた。
Tolbieさん [DVD(邦画)] 7点(2013-09-08 10:02:29)
19.ネタバレ 「単なるサスペンスアクションにしたくない」という欲のせいで、邦画特有の説明臭さが目立つ作品。ドラマを充実させたいなら「行動」で描いてこそだと思います。厳重な監視や取り調べをしておきながら、都合の良いところでザルになるし。自分の患者の個人情報を、なんの迷いも無く正義の殺人マシーンに教えてしまう松雪泰子はバカすぎでしょう(結果的に助かる命もあるけれど・・・)。病院の地図がビヨンビヨンと頭に入ってくる描写なども絶妙にダサい。クライマックスも独白でブツ切りに。しかし、なんだかんだ言って「脳男」のキャラクター自体は好きになってしまいました。他の役者がみんなオーバーなので、彼のキャラが皮肉にも引き立っちゃってます。何度傷ついても起き上がる姿はゾクゾクしますね。生田斗真のハマり役ではないでしょうか。「脳男」という設定はまるでインターネットの「炎上」みたいですね。自分を正義だと疑わず、頭だけで考え、痛みの感覚は全くなく、「悪」を完膚なきまでに徹底的に叩き潰す。モニターの前のオマイラ、自分が「脳男」になってしまう自覚や覚悟はあるのか!と問われてるような気もしました。最後の表情はちょっとやりすぎではないかな、と思いましたが(瞬きするだけ、とかでも良かったと思う)、キャラ自体はやはり好きです。彼の動向はまだまだ気になります。期待を込めて続編を希望します。そのうち「脳男VSハスミン」とかもやってください。とんでもない戦いになりそう。
ゆうろうさん [映画館(邦画)] 7点(2013-03-20 02:03:48)
18.ネタバレ 原作を読んだのはかなり前ですが、とても面白かったので映画化と聞いて少し不安でした。
あの「脳男」をどう見せるのか、誰がどう演じるのかに全てがかかっていると思ったので。
結論から言うと、生田斗真で正解でした。
彼の出演作を見たことがなかったけど、清潔感のある容姿が鈴木一郎のイメージに合っていると思ったし、映画を見てますますピッタリだと思いました。

物静かだけど、一旦行動を起こした時の素早い身のこなしや、何かをじっと見るときの、感情を込めずただ見る、という無表情な演技も良かったです。強靭な肉体という設定に説得力を持たせるように鍛えてあり、病院で上着を脱いだ時の身体がとても美しかったです。

また精神科医鷲谷真梨子役の松雪泰子も良かったです。
彼女の弟やその命を奪った犯人との関係は、最初から何かの伏せん臭かったので、最後に脳男が「先生の一番大事な患者を殺します」というあたりでやっぱりね、と思いました。
それまで感情を抑えながら精神科医らしく振舞っていた真梨子が、拉致されていた子どもを抱きしめて慟哭しての感情の爆発は素晴らしかったです。

それにしても緑川を女性にする必要があったのでしょうか。彼女の描写がただのサイコパス過ぎて、宣伝にある「心の闇」が伝わらなかったです。真梨子の治療法を鼻で笑って「そんなんじゃ救えない魂もあるんだよ」というセリフがラストにも繋がるので、もう少しキャラクターを掘り下げて欲しかったです。

緑川たちが脳男が乗った護送車を襲撃するときの警官たちの弱さや、仕掛けられた爆弾を探すときの雑なやり方は有り得なさすぎて見ていられなかったけど、全体的に良く出来た作品でした。
nanapinoさん [映画館(邦画)] 7点(2013-02-17 16:35:32)
👍 1
17.オレンジ色の太陽が登場するのは2シーンのみ。
その2度の夕焼けシーンとラストの快晴以外はほぼ雨か曇天。
登場人物を赤く照らすのは、忌まわしい火事の炎と爆発の火焔、そして血糊だ。
それらが、ローキー設計の見事な屋内シーンの中に浮かび上がる。

半逆光のシルエットの中に瞬く、生田斗真の左目の冷たい眼光がいい。
閉所でのしなやかな格闘動作も流石だ。

まるで松田優作を思わせる江口洋介のキャラクターはご愛嬌といった感じである。

物語上の様々な説明が多いのは止むを得ないとして、
護送途中のアクシデントと混乱の中で、生田がどのように姿をくらましたのか、
そのあたりは省略しないでアクションとして提示して欲しかったところ。
あるいは病院を舞台としたラストの二階堂ふみとの決戦も、
病棟の空間と構造をもっと有効に提示して両者の位置関係を明瞭にするよう
工夫すべきだろう。

いずれも、台詞説明に頼っていて肝心な画面自体による説明が不十分である
という事が云える。
ユーカラさん [映画館(邦画)] 7点(2013-02-11 21:23:11)
16.カルト映画です。後味悪いです。松雪泰子って苦手です。きれいなんだけどうけつけません。でもカルト映画なのでよしとします。脳男車に対しては戦闘ゼロらしいです。
木村一号さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2024-02-23 16:54:52)
15.ネタバレ 生田斗真の相手役に、松雪泰子をキャスティングしたのがお見事でした。カウンセリングで対峙する2人。特徴的に鼻の高い両俳優の横顔は、実に画になります。まるで合わせ鏡のよう。感情が無い男と、感情を理性で封じ込めえる女。2人は外見だけでなく、内面にも共通点がありました。そんな2人が出会った事の効用。女医の涙はロボットの中に眠っていた感情の欠片を掘り起こしましたし、鈴木は女医の過ちを正しました。「善悪の基準を勝手につくって審判を下す権利なんか誰にも無いわ」女医の台詞は、彼女の理性が言わせている模範解答。でも感情は、また別モノです。それが女医自身を苦しめている事に、彼女自身気づいていません。理性と感情、果たしてどちらに従うのが正しいのでしょう。いやこの2つを切り離す事に無理があるのだと感じます。どちらも等しく大切なもの。女医最後のつぶやき「(あなたは)何処へ行くの」は鈴木だけでなく、彼女自身にも向けられていると感じました。一次救護に当る訳でもないのに、ただ「救急車を早く呼んで」と泣き叫ぶ医療関係者や、「死んでも償い切れない」と涙を浮かべる加害者は“うそ臭くって信用できない”が私の持論。案の定、化けの皮が剥がれ落ちる結末は腑に落ちましたが、後味はかなり悪いです。でも因果応報の原則は守られているので不快感は低め。暑いけど湿度は低い、寒いけど乾燥していない、そんな余韻を味わえました。
目隠シストさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-12-30 18:55:00)
👍 2
14.ネタバレ いきなり舌切りのシーンから始まるのでワクワクしてしまった。
良いところも悪いところも沢山ある。

●良いところ
・生田くん全般
・二階堂ふみ全般
・高い緊張感
・満足できるピリリとしたエンディング

●悪いところ

・松雪さんの古臭い芝居
・江口洋介の暑苦しい芝居
・笑っちゃうような演出
・テンポが悪い
・ストーリーがつまらん

●どーでもいいこと
・効果音デカイ
すべからさん [映画館(邦画)] 6点(2013-04-29 12:46:59)
👍 1
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【点数情報】

Review人数 33人
平均点数 6.03点
000.00%
126.06%
213.03%
313.03%
413.03%
5721.21%
6412.12%
71236.36%
826.06%
913.03%
1026.06%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review3人
2 ストーリー評価 5.00点 Review4人
3 鑑賞後の後味 5.20点 Review5人
4 音楽評価 5.00点 Review2人
5 感泣評価 5.00点 Review2人

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