映画『そして父になる』の口コミ・レビュー(2ページ目)

そして父になる

[ソシテチチニナル]
Like Father, Like Son
2013年上映時間:120分
平均点:7.12 / 10(Review 88人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-09-28)
ドラマ
新規登録(2013-08-17)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2024-08-17)【イニシャルK】さん
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監督是枝裕和
演出飯島奈美(フードスタイリスト)
キャスト福山雅治(男優)野々宮良多
尾野真千子(女優)野々宮みどり
二宮慶多(男優)野々宮慶多
真木よう子(女優)斎木ゆかり
リリー・フランキー(男優)斎木雄大
夏八木勲(男優)良多の父 野々宮良輔
樹木希林(女優)みどりの母 石関里子
風吹ジュン(女優)良多の義母 野々宮のぶ子
高橋和也(男優)良多の兄 野々宮大輔
國村隼(男優)良多の上司 上山一至
田中哲司(男優)弁護士(良多の友人) 鈴本悟
中村ゆり(女優)看護士 宮崎祥子
小倉一郎(男優)病院の職員
大河内浩(男優)病院側の弁護士 織間忠治
井浦新(男優)宇都宮の研究所職員 山辺真一
ピエール瀧(男優)宮崎祥子の夫
吉田羊(女優)良多の同僚の女性社員
木野花(女優)
中村倫也(男優)
林剛史(男優)
足立智充(男優)
脚本是枝裕和
作曲ヨハン・ゼバスティアン・バッハ「ゴルトベルク変奏曲〜アリア」
撮影瀧本幹也
製作亀山千広
フジテレビ
ギャガ
企画石原隆〔製作〕(企画協力)
臼井裕詞(企画協力)
制作西川美和(制作協力)
砂田麻美(制作協力)
配給ギャガ
美術三ツ松けいこ
衣装黒澤和子(衣裳)
編集是枝裕和
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💬口コミ一覧

68.近年に公開された邦画をほぼリアルタイムにこちらの劇場で味わえる機会はそうそうない。そんななか地下鉄でひょいと行けるIFC Centerにて公開されていたという理由だけで是枝裕和監督がどういった作品を撮ってきたのかという予備知識もないままにえいやっと行ってみた。その時には数日後別の劇場で彼の作品「ワンダフル・ライフ」にも遭遇するとは知りもせずに。

都心の高層マンションに住む経済的に恵まれた家庭というのがいかにもろいものかという面もみせてくれる。「冗談じゃないよ…」と彼の口からこぼれるような生活環境も、別の視点にたてばそちらの方がもっともっと素朴でたくましい。物質面の豊かさなんてものはすぐになくなってしまう美味しいお菓子みたいなもの、毎日を生きぬいていくための心と体の栄養にはならない。そんな考えも頭のなかで渦巻く。

ほんの数話みただけの「カーネーション」を通して知った尾野真千子、その彼女の物憂げな表情が印象に残った。前々から気になっていた『萌の朱雀』、ぜひ鑑賞してみたい。そのきっかけのひとつがリリー・フランキーの映画解説本だったという事実もツボ。

こちらの映画館での遭遇回数が多い俳優さんに夏八木勲、風吹ジュン、そして樹木希林がこの度晴れてランクイン。
keiさん [映画館(邦画)] 5点(2014-04-02 10:50:58)
67.ネタバレ ハリウッド映画好きにとっては、せりふの少なさ、画面の静かさに戸惑う。是枝監督の作品とは認識しながらも。ありえなさを感じるシーンとしては、小学校受験の控え室で面接内容の嘘のネタ晴らし、子ども取り違えの事実を会社の同僚にこともなげに話す、環境の劇的変化に対して子どもたちが静か過ぎ、など。子どもを二人持つ私たち夫婦で鑑賞したが、ともに感情移入できないもどかしさを感じ、泣くこともできなかった。「そして父になる」という題にずれを感じる。
LOISさん [映画館(邦画)] 3点(2014-04-02 22:29:41)
66.とにかく、間が良かったです。子供を交換した後の家族と子供の間が変わり、違和感や気まずさが生じているのが伝わりました。それだけ6年間を埋めるのは難しい。
写真の使い方もとてもうまかったです。
Yuさん [DVD(邦画)] 8点(2014-04-25 17:25:05)
65.ネタバレ 確かに映画は進化してる。役者の演技らしからぬ演技を引き出す是枝さんの演出。内容もとてもいい。最後までどうなるか、分からないストーリー。仮に子どもの交換だって、今の時代、なんか平気でやりそうな大人ばかりだ。だから、どんな最後でも、あ~そんなもんか、そんなもんだよね、って言ってしまいそうになる。映画が生まれてから、創られた映画の中で一生懸命、人間ってそうじゃないよね、って映画人がずっと叫んできたのに、時代はますます非人間的になってきてる。それでも言い続ける映画が、映画人が僕は好きだなぁ。
トントさん [DVD(邦画)] 8点(2014-04-26 09:56:29)
👍 1
64.ネタバレ 一眼カメラのシーンはすごく重要なシーンですよね。
子供が撮った写真について、ものすご~~い違和感を感じました。
一瞬しか見てないけど、子供にあんな写真は撮れない・・・・
カット自体(技術的に)も、カット順番も無理がある。
ボケボケ写真、下手な写真のほうが味があったんじゃないかな。

閑話休題。

スローテンポなのに全体をとおしてすんなり見てしまった。
リリーさんは安定してる。福山さんの演技は・・・
でも、能力の高い、嫌味な人間像は描けてました。

子役(りゅうせいじゃないほう)の黒目が大きくて怖いッス。
たかしろさん [DVD(邦画)] 6点(2014-04-28 18:40:54)
63.ネタバレ とても丁寧な作りで、ドラマへの没入感は半端なかったです。対照的な親子を登場させることで、主旨も非常に分かりやすくなっている。福山雅治側にだけこだわって作ったのも、正解だと思う。多くの観客はリリー・フランキーの人懐っこい父親に共感するはず。なのにあえてそちらサイドのエピソードをそれほど盛り込まず、あくまでも福山雅治側に焦点を絞ったことは高く評価したいです。ただ、離婚かと思わせるほど険悪になってもなぜ別れないのか?その辺りの奥さんの心理描写が少し描かれていると、彼のキャラがもうちょっと掘り下げられた気もします。それから写真。子供が知らないうちに撮っていた写真。その写真を見て良き父親として急に目覚める。で子供を交換。あれ?リリー・フランキー側の気持ちは?そこがちょ~っと強引過ぎかな。まぁそれらを差し引いても心にグッとはきたので、いい映画としましょう。「父親だって取り返しのつかない仕事だろ!」一番グッときたセリフです。
Dream kerokeroさん [DVD(邦画)] 8点(2014-04-29 18:15:37)
62.ネタバレ 子供を取り違えた場合に起こるであろう親子の機微がすべて起こる 父親が自分に似ていない子供に対する不信 母親が愛する子供を本当の両親に返さなければならないための心身症を伴うストレス 交換された後に子供が感じる、親に捨てられてしまったんじゃないかという元の親への不信感 新しい親を心から愛せない子供 返してしまった子供を忘れてしまうんじゃないかと思う親の恐怖 話は福山雅治演じる野々宮家を中心に進む 取り違えられたもう一つの家族、斎木家の方の家族の思いはほとんど描かれない テーマが薄まってしまわないためにはしかたがなかったのかもしれないが、ちょっと寂しい 斎木家にも長男を渡さなければならなかった葛藤があったはずだ 劇中ではくせがある斎木家のリリーフランキーが、むしろエリートの野々宮よりもいい父親、いい家族であるという描かれ方だが、自分には野々宮も仕事中心で家庭を見ている時間がないまでも、良い父親としてある程度努力しているように見えた ピアノを一緒に引いたりゲームしたり子供の誕生日を祝ったり、父親としては一般的であると言う所をちゃんと描くのは是枝監督はたいしたものだと思った 普通ならもっとわかりやすく福山雅治を鼻持ちならない嫌な奴に描いただろう その場合はわかりやすいが、日々の家族のリアル感は失われる 私には子供の取り違えが発覚する前から、野々宮は充分いい父親に見えた 対して野々宮の妻の方がむしろ問題がある様に思えた 野々宮の不注意な一言を後々までトラウマとなっているような妻の言い方はむしろ怒りを憶えた 子供を交換する直前に息子が固辞した一眼レフから息子が撮った父親の姿が出て来た時はおもわず涙が出た ふた家族がそろった河原のキャンプで、新しい両親が息子の事を好きだと言うと、息子が「パパよりも?」と聞いてきて、ちょっと間があって「そうだ」と答える おもわず息を飲んだ 息子・慶多にとっては衝撃だっただろう しかし子供のためを思う野々宮の気持ちを思うと、それはそれで人間としては立派であると思ったが、父親としてはどうかなと思わざるを得なかった その帳尻を最後の最後に自分で償うエンディングは、父親としてエリートのプライドを捨てた野々宮の見事な「そして父になる」にふさわしいラストシーンだと思った 傑作だと思う
にょろぞうさん [ブルーレイ(邦画)] 9点(2014-05-10 13:43:50)
61.いろんなとこで心に響くものがあった。
黒ネコさん [ブルーレイ(邦画)] 9点(2014-05-11 18:41:20)
60.どちらの子供もかわいく見えなかたので、感情移入できませんでした。結末もどうなっているのか? なんか腑に落ちません。
紫電さん [ブルーレイ(邦画)] 3点(2014-05-27 21:13:47)
59.なかなかの良作でした~ 期待通りでしたね~ 今まで、有りそうで無かった、題材(ストーリー)..下手をすると、とんでもなく駄作になってしまう可能性だってあるのに..物語として、とても上手く創り上げています..上手く料理したな~ って感心します..アイデアと脚本の勝利!ですね..キャスティングも、絶妙でした~ すばらし~! 福山雅治の息子(子役:二宮慶多)が、若干、芝居ヘタだったかな..そこが悔やまれる..監督は、物静かに淡々と日常を描く、ヒューマンドラマが得意のようですね..以前 観た「歩いても・・」は、小津安二郎系 そのものでした..次作を期待しています...
コナンが一番さん [DVD(邦画)] 9点(2014-06-21 18:35:16)
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58.ネタバレ 多くは語りませぬが、父親失格の私からすれば・・・
色々身につまされる思いにさせられた良き映画でした。

『そして父になる』なら上々で、『そして父になりたかった』いや、今からでも『そして父になれるかな?』なんて自問自答し涙して鑑賞し終えました。
ぐうたらパパさん [DVD(邦画)] 7点(2014-06-28 15:18:33)
👍 1
57.ネタバレ 凄く良い映画ですね~。まずなによりも脚本が素晴らしい。血を選ぶのか、これまでの時間を選ぶのかって、正しいとか正しくないで判断出来ない、正解のない、割り切れないテーマを持ってくるわけですから。そんでまたそのテーマが人類普遍なもんだから、外国で好評だったのも頷けます。福山雅治、尾野真千子、真木よう子、リリー・フランキー、みんな良い演技してたけど、でも子供たちの演技が一番素晴らしかったかも。とっても自然で、真に迫ってました。印象深いシーンは多いけど、カメラに撮影された写真を発見して涙ぐむシーンがやはりぐっときました。丁寧で、そして1シーン1シーン丁寧に撮られていて、ハード的にも巧かったですね。
あろえりーなさん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2014-06-30 21:55:47)
56.ネタバレ とても話題になったこの映画を遅れてみる機会があってとても良かったです。
福山さんはこういった機械的?少し冷たい理系の役が上手いですねえ。
それよりリリーさんと真木ようこ、いいなあ。
子どもたちも好演です。
血と育ち・・永遠のテーマだと思うけど、これはそこに「取り違え」があるので
一筋縄では行きません。
良かったのは良かったんですけど、家庭的でざっくばらんな家庭が子供には
いいんだというメッセージがちらついたのは少し一方的見方かな、と感じました。
実話?にしても・・です。
AKOさん [映画館(邦画)] 7点(2014-07-05 14:55:00)
55.ネタバレ 血か、はぐくんだ時間か。子供が生まれた時から親になるのではなく、子供に親にしていってもらうんだ。父が出した結論は共感できます。ただ、本当につらいのは(子供たちが)これからなので、少々消化不良で一面的かと思う。
ラグさん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2014-07-13 21:01:33)
54.ネタバレ 何をお願いしたかなんて怖くて聞けないよ普通。単純に考えても6年の思い出作らないと対等になれないと思う。あの安っぽい展開でかなり落ちました。野々宮家は陰気で寂しい。急に子供と銃ごっこで遊ぶ場面入ってくるけど、とってつけた感じで自然な流れが見えてこないし、あの家にはそう簡単に懐けないでしょう。「血のつながりを選択したけどうまくいかなかったので、やっぱり育てた子供返して」みたいな感じがして、いやーな感じがしました。最後のあんなセリフくらいで許す気になれるもんかなぁ~? 野々宮家はなんだか両方失いそうな感じしかしないんですけど…。いっそ「貧乏だが人情バッチリで楽しい家族」と「ドライだけど金持ちで欲しい物いっぱい買ってもらえるルンルンな家」みたいな対比見せて欲しくなってしまった。だって野々宮側は向こうに勝つにはそれしかないじゃん。すげー美味しいもんいつも食わせたり、斎木家じゃ買ってもらえないようなオモチャたくさん買ってやったり、斎木家では連れて行けないようなアミューズメントに連れて行ったり…そういう場面があまりないのが嘘くさい。 【2014/8/6追記】子供の立場に立ってみました。僕なら多分大きな人間不信の傷を負ってしまうと思いました。忘れる歳じゃありませんし。とくに野々宮家にいた育ての子だったら十代のどこかでこの大きな傷を堰き止めてたものが耐えきれずに壊れて、人知れず(あるいは信頼できる誰かのそばで)大泣きして、大反抗か、カウンセラーかセラピストのお世話になるかも。それから、事実を知った時、僕は6年間育んだ愛情なんてものは泡のように消えて捨てられることもあるのだという不安が拭えないだろうし、それによる対人関係のイビツさもきっと生じるでしょう。いろいろ調べて看護婦の悪意を知ったら、ゼーッタイ許さないし、いかなる手段を用いてでもあの女を不幸のどん底に陥れようとすると思います。酷いことをする人間が苦しまず、酷いことされた人間が大きな歓びで報われないのは、やっぱりイヤです。6点から4点に下げさせてもらいます。子供には酷な事実として伏せてしまって、結果子供の気持ち無視して大人が勝手なことするくらいなら、事実を話して子供の気持ちを尊重する方が酷じゃないかもと思えてきました。
だみおさん [DVD(邦画)] 4点(2014-07-15 22:19:43)
😂 1
53.ネタバレ 建築、受験、ハーマンミラー、性格。重なる部分がこれだけあれば、心に響くに決まってる。
aimihcimuimさん [ビデオ(邦画)] 10点(2014-08-06 01:09:11)
52.ネタバレ 福山パパは、はっきりいって悪役です。金持ちで、エリート社員で、貧乏なご両親に対して常に上から目線で、悪徳弁護士と手を組んで、子どもを金で買おうとする、最高級のクソ男です。それに対してリリーパパは常に子供たちから愛されている。だから私はリリーパパには興味がない。やはり人間性が破壊されている福山パパに興味が湧く。福山の子供時代、突然母親がチェンジする。「俺はお前を母親と認めるつもりはない」←これは子供の立場からすれば正論だ。しかし今度は自分が突然チェンジする父親になる。新しい子供は憎々しい目で福山パパを睨む。「俺はお前を父親と認めない」という目だ。まさに因果応報!ここで福山パパは母親に電話をかけ、子ども時代の自分の態度を謝ろうとする。子供の人生を振り回す身勝手な親は死罪に値する。トラウマは一生付きまとう。子供が親を憎む権利は日本国憲法で保障されるべきである。しかし、親だって人生に振り回されながら生きている。被害者なのかもしれない。世の中はリリーパパのように子供から愛されるパーフェクトな父親ばかりではない。そう思うと勝ち組の福山が負け組に見えてきて応援したくなってくる。1つポイントがある。ケイタはひそかにカメラで福山パパをたくさん撮っていた。それを見てなぜ福山パパは泣くのか?彼は我が子から愛されていたことに気が付いたのだと思う。何を今さら、と思うかもしれない。しかし、幸せとは失ってから気が付くというのが人生のセオリーである。これが真の人間の姿だ。ラストはどうなったか?「時間」が勝ったのか?「血」が勝ったのか?子供を返すのか?返さないのか?くだらないことだ、事実(オチ)しか興味がないなら新聞で確認しろ。「物語」では結論は重要ではない。福山パパが、自分の愚かさに気が付き、悩み、暗中模索の中、前に進み、そして父になる、物語の本質はそこにある。私は福山の演技を非常に高く評価する。紛れもなく素晴らしい作品です。

花守湖さん [DVD(字幕)] 9点(2014-08-12 20:19:36)
👍 3
51.ネタバレ 野々宮家、斉木家どっちも当たり前に存在する家族なんですが、中心は野々宮家ですね。
母親同士はお互いの気持ちが理解できるので日増しに仲良くなっていく、しかし父親同士には対抗意識が見え隠れするんですね、特に野々宮父は子どもウケのいい斉木父がおもしろくないような感じです。
細かいことは気にしない環境で育てられ妹弟のいるりゅうせい君は自分の意思をストレートに出します、「なんで?」攻撃がよかったですね。ファミレスなんかで走り回るタイプです。
野々宮夫婦はりゅうせい君に好かれようとなんか無理してましたね。
「ミッション」と言われ素直に親に従う聞き分けの良いけいた君ですが、斉木家に行くのもお受験もピアノもパパに喜んでもらいたいからなんです、自分が好きでそうしたいからじゃないんです、かわいそうに。。。
どっちのお父さんも普通にいいお父さんですよ、ただけいた君は親に本音を晒さないので、父親としてはどこか隔たりを感じていたのかもね、そういう子供にしたのは自分なのに。
取り違えが判明した時の「そういうことだったのか」は思い違いです。
飛び出していったけいた君、初めて親に見せた反抗、抗議でした。

子どもを交換?何バカなことしてんのとずっと思いながら観てました、病院側の「取り違えの場合みんな交換します」ってあれはその場しのぎのいい加減なことですね。
これは子どもが親を成長させたハナシでした、子が親を育てるです。
子どもたちを交換するか否かがテーマじゃありません、とんでもないトラブルの中で野々宮父が父親に成長していくのが
この映画のテーマです、だから子どもをどうしたという結果の無いラストなんだと思う。

子役がいいですね、大人も顔負けのなんかやたら演技の旨い子役じゃなくてよかったです
なんといっても両家の設定と人物像やディテールの妙ですね、よくここまでリアルに描いたものです。これが高得点の理由です。
パジャマの上からきっちりハラマキだし、「バンドエイドのこと絆創膏て言うんだよ」はサイコーです。
envyさん [CS・衛星(邦画)] 9点(2014-08-27 15:54:51)
50.ネタバレ 子供がもうちょいかわいければ・・・。
なんだかどっちの子も好きになれず感情移入しづらかった。
まあ人の家の子なんてかわいくないか。
という、客に感情を沸かせるのすらも演出なのかも。
そんな状態で子供を交換して育てていくんだもんなぁ。
虎王さん [DVD(邦画)] 7点(2014-11-13 20:49:36)
49.ネタバレ 最近(2013年)、生まれて60年を過ぎてから病院で「取り違え」が生じていた事が話題になっていたので、いつか見たいと思っていたこの作品を見た。


個人的には家族に「血の繋がり」は関係ないと思う。
「家族」というのは一種の共同体。
例えば養子。
血のつながりが無くとも、引き取る側が「家族」、引き取られる側が「家族になりたい」と言うならそれで家族だ。

「サザエさん」というアニメがあるが、あそこに婿として磯野家に納まっているマスオという男がいる。
この男もサザエと出会う前は「赤の他人」だった。
それがサザエを愛し、子供をもうけ磯野家に迎えられた・・・。
このように家族とは「別の血を流す者どうしが心で結ばれる」事で出来上がるのだ。
そこに子供がいなくともだ。

サーカスなら曲馬団どうしの絆、村なら村ぐるみの絆・・・「人類みな兄弟」という言葉は当たり前の考えとさえ言える。
「義弟」やら「義母」ならいくらでもなれるワケだし。

ただそこに心の通い合いが無い家族は家族とは言えない。それだけは確かであろう。

だ今回の件は事情が少し違う。
「親は誰?」という話。

産みの親が亡くなっているなら育ての親の元でそのまま暮らせるが、今回は産みも育ても健在と来たもんだ。

実にありふれたテーマ、実にシンプルかつ複雑な話。

親の心と子の心の違い。
男と女の心の違い。
そこら辺をシビアに描いたからこそ、この作品は評価されたのだと思う。
むしろこんな時代だからこそ、改めて普遍的なテーマに挑んだからこそ良いのだ。

一番良かったと思うのが、子供が産みの親の家に「戻る」というところだ。

親にとっても子にとっても複雑な心境、居心地と嫌悪感、ただそれが慣れれば・・・。

ラストの「父になった」結末は中々考えさせられる幕引きだった。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-12-16 21:38:33)
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【点数情報】

Review人数 88人
平均点数 7.12点
000.00%
100.00%
211.14%
333.41%
422.27%
566.82%
61314.77%
72528.41%
82225.00%
91112.50%
1055.68%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.57点 Review7人
2 ストーリー評価 6.18点 Review11人
3 鑑賞後の後味 5.80点 Review10人
4 音楽評価 7.83点 Review6人
5 感泣評価 5.37点 Review8人

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