映画『そして父になる』の口コミ・レビュー(4ページ目)

そして父になる

[ソシテチチニナル]
Like Father, Like Son
2013年上映時間:120分
平均点:7.12 / 10(Review 88人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-09-28)
ドラマ
新規登録(2013-08-17)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2025-07-11)【イニシャルK】さん
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監督是枝裕和
キャスト福山雅治(男優)野々宮良多
尾野真千子(女優)野々宮みどり
二宮慶多(男優)野々宮慶多
真木よう子(女優)斎木ゆかり
リリー・フランキー(男優)斎木雄大
夏八木勲(男優)良多の父 野々宮良輔
樹木希林(女優)みどりの母 石関里子
風吹ジュン(女優)良多の義母 野々宮のぶ子
高橋和也(男優)良多の兄 野々宮大輔
國村隼(男優)良多の上司 上山一至
田中哲司(男優)弁護士(良多の友人) 鈴本悟
中村ゆり(女優)看護士 宮崎祥子
小倉一郎(男優)病院の職員
大河内浩(男優)病院側の弁護士 織間忠治
井浦新(男優)宇都宮の研究所職員 山辺真一
ピエール瀧(男優)宮崎祥子の夫
吉田羊(女優)良多の同僚の女性社員
木野花(女優)
中村倫也(男優)
林剛史(男優)
足立智充(男優)
脚本是枝裕和
作曲ヨハン・ゼバスティアン・バッハ「ゴルトベルク変奏曲〜アリア」
撮影瀧本幹也
製作亀山千広
フジテレビ
ギャガ
企画石原隆〔製作〕(企画協力)
臼井裕詞(企画協力)
制作西川美和(制作協力)
砂田麻美(制作協力)
配給ギャガ
美術三ツ松けいこ
飯島奈美(フードスタイリスト)
衣装黒澤和子(衣裳)
編集是枝裕和
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💬口コミ一覧

28.ネタバレ 子供を取り違えるなんて本当にあってはならないことだ。答えのない難しい問題だ。
ホットチョコレートさん [映画館(邦画)] 7点(2013-10-01 07:01:47)
27.ネタバレ  つまりは福山にしろリリーにしろ「一体子供とどこが違うのか?」という存在なのです。
 子供と共に遊び、はしゃぎ、妻から他の子供と同様の存在として扱われるリリーは明らかに子供っぽい人間なわけですが、福山にしても物事を自分の思いのままにコントロールできなければならないと決めつけ、スタイルばかりに囚われて実を見ようとはしない未成熟な人間なわけで、正反対のように見えながら実のところ同類の二人なわけです。

 そして、取り違えという難題を通して親としての(法的ではなく人間としての)責任を求められた時に、何が「親の条件」を満たすのかに苦悩し苦闘し、「そして父になる」と。

 象徴的に頻繁に登場するのは乗り物とオモチャ。乗り物は家と家族の向かう世界を示し(福山不在の電車の中で子供に向かって「二人だけで遠くに行っちゃおうか」ってつぶやく母が印象的です)、オモチャは親と子の絆を示しているように思えます。

 紆余曲折の末、自分の中での結論ではなく子供という名の他者の存在を認める事で父の役割を認識してゆく、それは親の成長の物語。盛り上がりに感動したり意外な展開に衝撃を受けたりとかいう感じではなくて、淡々とした語り口からその過程を共有して納得してゆくって感じの映画でした。

 個人的にはその客観的で冷静に状況を見つめるようなタッチゆえ是枝監督作品としては『空気人形』や『奇跡』ほどに愛着を持てる映画ではありませんでしたが。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 7点(2013-09-27 21:06:59)
👍 2
26.先行上映にて鑑賞、何度も予告編を見ていただけに良い映画ではあったが、私にとってはそれ以上の映画ではなくストーリーもほぼ予想通り。だが取り違えの真実には多少なりとも驚かざるをえなかった。この映画は自分だったらどうだろうかなど、どこまで感情移入するかによって見方評価も大きく変わってくるだろうと思う。バッハのゴルトベルク変奏曲などピアノの調べが雰囲気作りに効果的だった。
ESPERANZAさん [映画館(邦画)] 7点(2013-09-24 15:37:51)
👍 1
25.ネタバレ 主人公・野々宮の造形については、ステレオタイプなものを脱却しようという懸命な努力は窺えるし、安直な方向に流れてはいない。しかし、そこを突き抜けて、この壮絶な物語の中心に位置するほどの存在を確立しているかといえば、そこまでは至っていないし、やはり食い足りない。●ただし、尾野・真木・リリーとの四者の取り合わせは絶妙であり、ここの押し引きの呼吸が万華鏡のように交錯することによって、作品に一本の鼓動を与えている。とりわけ、ほどよく一般人、ほどよく俗物、ほどよくいい人という役作りを完成させたリリーの功績が大きい。●病院との交渉シーンや法廷シーンはまったく滅茶苦茶で、交渉の場で病院はあんなことは絶対に言わないの連続だし、法廷では何が争点なのかがさっぱり分からない(大体、取り違えに争いがない以上、病院は責任の否定のしようがないのでは?何で尋問が行われてるの?)。看護師が証言台で突然告白というのもありえない(どっちが申請した証人なんですか?)。
Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2019-01-09 04:17:37)
👍 1
24.ネタバレ 「そして父になる」というタイトル通りの映画で、主人公が人として成長する物語

主人公がステレオタイプのイヤな感じの優秀仕事人間で、最近では暴言の豊田議員(ちょっと前だとワタミの会長)あたりを連想させる人間なのですが、その主人公が自分より下に見ていた人たち(というかこの人はすべての人を下に見てるわけですが)からいろいろ教えられて人間らしさを知っていく話なわけです。
ある意味テレビ版エヴァのような「僕はここにいてもいいんだ」「おめでとう」的な話ですね。

しかし「三つ子の魂百まで」ということわざにもある通り、人間の本質はそうそう変わるものではなく40年積み上げてきた人間性が今更大きく変わるわけもないわけで(私も50年以上生きてるのでそれくらいの想像はつきます)、おそらくこの数年後には再度問題噴出、離婚(しかも嫁から突き付けられる)にいたる…というのが透けて見えるわけで、そのあたりなかなか微妙な映画であります。

映画のストーリーは、正直言って正解がどこにもない非常に難しいものですから、どこに着地したとしても「まぁそれもあるよね」としか言いようがないものになってしまうわけで、そういう意味ではストーリーはどうでもよくて、結局ただひたすら主人公の成長を見守るだけという、映画を観る前に想像していた内容(取り違えた子供をどうするかの葛藤がメイン)とは全然違うテーマの映画だったのでそこはちょっと驚きましたが、しかし先に書いた通りタイトルではきちんと映画のテーマを説明してくれているので、これは僕が悪かったといえます。
あばれて万歳さん [地上波(邦画)] 6点(2017-09-18 21:15:40)
23.いかにもお涙頂戴的テーマにあまり興味が持てなかったのですが、TVでやっていたのをたまたま観、最後まで集中して観られました。
二組の夫婦がそれぞれ味があって好印象、特にリリー・フランキーが良かったです。
クリプトポネさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-08-06 15:13:43)
22.生みの親か、育ての親か、という葛藤を描こうとしてるんだろうけど、個人的には育ての親一択なので、感情移入が難しかった。
つまんないことで悩んでるなぁって他人事のように眺めてました。
それでも、ラストの纏め方は嫌いじゃなかったです。
なんだか丸く収まったようで良かったですね。
それにしても、あそこまでネイティブに関西弁を操る子供が群馬で育つもんだろうか?
逆にリリー・フランキーの関西弁は胡散臭かった。
もとやさん [地上波(邦画)] 6点(2015-06-25 14:14:01)
21.自分は幼い頃母が離婚し、しばらく伯父の家で暮らしていた。当時伯父を「おとうさん」と呼んでいたのだが、小学校に入学する前、本当はお父さんではないと告げられ、母と別の場所に引っ越すことになる。やがて母は再婚し新しい父親ができた。その後成人になり伯父が経営する会社に入ったのだがお互い憎しみ、罵り合い、結局会社は辞めた。新しい父親は決して愛想はよくなかったが今では酒を一緒に飲みに行くこともある。実の父親の顔は全く知らない。まあ、親が途中で代わっても何とかなるものだ。ただ、できることなら本当の両親と普通に暮らしたかったと思う。ご両親と何事もなく育ってきた方はそれが実はすごく幸せなことであると思ってほしい。
イサオマンさん [地上波(邦画)] 6点(2015-05-04 08:49:28)
20.子供を育てることが何か、を考えさせる作りだろうか。
ピアノの伴奏がちょっと哀しく響く映画。物語に集中しきれなかったのが多少残念だが、それはもしかすると、エリートサラリーマンの描き方が単一的だったからかも。
終わり方も、まあ理解できる。
simpleさん [地上波(邦画)] 6点(2015-02-08 20:01:27)
19.ネタバレ 自分は独身なため妻も子供もいません。それでも想像するに、もし6歳まで育てた(6年間一緒に暮らした)子供が実は血の繋がりのない子供ということが分かったら天地が引っくり返るような衝撃があるに違いないと思います。ひるがえって物語の出演者たち、衝撃は受けているでしょうけど「えっ?その程度?」というレベルで違和感を覚えました。実際病院でそれを知らされたシーンも劇中表現されてなかったですが、そんな重要なシーンがなぜなかったのでしょうか。演技として表現するにはあまりにも難易度が高いからでしょうか。また、初めて血の繋がった実の息子に会った時のシーンもあたかも近所の子供に会ったかのような感じでした。ずっと離れていた血の繋がった実の息子に会うなんて、それだけで心臓バクバクで平常心を保つのは難しいと思うのですが。。両夫婦の葛藤とか確かにわかるのですが、なんか表面的な部分のみが表現されていて、血の繋がりの有無とかではなく、「親子」としての何事にも代えがたい「絆」の部分が欠けているように思いました。
珈琲時間さん [映画館(邦画)] 6点(2015-02-08 11:12:43)
👍 1
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18.ネタバレ いろいろ考えさせられる映画でした。子供を持つ親ならなおさらでしょう。親とは?子供とは?血縁とは?どれも正しい答えはなく、それぞれの判断に任されるという現実。それにしても、銃で撃ち合いごっこをするシーンなんかみてると子供は、無邪気でいいなと思う。それがどうして年を重ねると、枠組みを作り、その概念のもとで判断してしまうようになっていくのかと不思議に思いました。映画のテーマとしては、「血縁」や「DNA」なのでしょうか。それとも、狼になった少女なのでしょうか。一体、人間の本能は何を求めて生きているのでしょうか。社会の枠組みや、倫理観なんて超えてほしいとも思うこともありますし。赤子を取り違えるという一つの過失から、普段考えることがないことを考えさせられる映画でした。
演出が、全体的に静かにできていて、とても見やすい映画でした。
杉下右京さん [地上波(邦画)] 6点(2015-02-08 02:39:54)
17.壊れたおもちゃを直してくれる父親ってサイコーやな。
ケンジさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-01-15 22:03:58)
16.ネタバレ 血か、はぐくんだ時間か。子供が生まれた時から親になるのではなく、子供に親にしていってもらうんだ。父が出した結論は共感できます。ただ、本当につらいのは(子供たちが)これからなので、少々消化不良で一面的かと思う。
ラグさん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2014-07-13 21:01:33)
15.ネタバレ 一眼カメラのシーンはすごく重要なシーンですよね。
子供が撮った写真について、ものすご~~い違和感を感じました。
一瞬しか見てないけど、子供にあんな写真は撮れない・・・・
カット自体(技術的に)も、カット順番も無理がある。
ボケボケ写真、下手な写真のほうが味があったんじゃないかな。

閑話休題。

スローテンポなのに全体をとおしてすんなり見てしまった。
リリーさんは安定してる。福山さんの演技は・・・
でも、能力の高い、嫌味な人間像は描けてました。

子役(りゅうせいじゃないほう)の黒目が大きくて怖いッス。
たかしろさん [DVD(邦画)] 6点(2014-04-28 18:40:54)
14.多くの人間との関係を描くというよりは、中心となる人物のを巡るストーリーで、中心となるのが福山雅治だったのは残念と言うほかない。電車の中で「二人でどっか遠くへ行っちゃおうか」と母が言い、電車がトンネルへ入ったときのキュビスム的形象は最高だった。ラストシーンのクレーン撮影も美しい。
Balrogさん [映画館(邦画)] 6点(2013-09-29 23:27:18)
13.ネタバレ 冒頭のカンヌ受賞シーンに不覚にも感動しましたが、感動についてはここがピークでした。
誤解を招くようですが、これは普通にいい作品だと思います。普通に。
ストーリーは淡々と進みますが雰囲気はいいです。
ただ、安易に過剰な演出に頼らないのはいいのですが、もう少し盛り上げどころがあってもいいのでは?と思いました。
あの看護師宅の場面なんかもう少しお涙頂戴やら責立てるやらないことには、何のために入れたのかよくわかりません。 
また、福山雅治は設定のため仕方ないと思うのですが、抑揚がなさすぎました。
現代の「悪い父親像」としては、淡々としたところにリアリティがあるのかもしれませんが・・・。 
一方、もう一人の父親がいい人物かといえばそうでもなく、初対面での態度、言動、行動をみれば、突然正論をかますもののあまり説得力は感じませんでしたし感情移入できませんでした。 
なんだかんだで一番思ったことは、子供に関しては結局のところ母にはかなわん・・・ということです。
このため、今回の父親役は相当難しい役どころだったと思います。
実際、途中オノマチが主役でいいんじゃないかと思いましたし、終盤に出番が減らなかったら父親が霞んで見えたところでした。
さすがに終盤は福山メインでしたが、決定的に感情が傾いた何やら爆発したようなシーンはついになく、肝心の「父」になった変化があまり感じ取れませんでした。
タイトルの意味は「そして、これから父になれるよう努力してみます」といった風に受け取っています。
午の若丸さん [映画館(邦画)] 6点(2013-09-24 16:39:17)
12.ネタバレ けいたくんの心の描写をもっとしてほしかったな
osamuraiさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-06-15 22:37:51)
11.「良かったよ」という方がいたので観てみたが、テンポが合わずイマイチだった。
テーマは面白いんだけどね・・・
あきぴー@武蔵国さん [DVD(邦画)] 5点(2015-04-11 23:10:48)
10.近年に公開された邦画をほぼリアルタイムにこちらの劇場で味わえる機会はそうそうない。そんななか地下鉄でひょいと行けるIFC Centerにて公開されていたという理由だけで是枝裕和監督がどういった作品を撮ってきたのかという予備知識もないままにえいやっと行ってみた。その時には数日後別の劇場で彼の作品「ワンダフル・ライフ」にも遭遇するとは知りもせずに。

都心の高層マンションに住む経済的に恵まれた家庭というのがいかにもろいものかという面もみせてくれる。「冗談じゃないよ…」と彼の口からこぼれるような生活環境も、別の視点にたてばそちらの方がもっともっと素朴でたくましい。物質面の豊かさなんてものはすぐになくなってしまう美味しいお菓子みたいなもの、毎日を生きぬいていくための心と体の栄養にはならない。そんな考えも頭のなかで渦巻く。

ほんの数話みただけの「カーネーション」を通して知った尾野真千子、その彼女の物憂げな表情が印象に残った。前々から気になっていた『萌の朱雀』、ぜひ鑑賞してみたい。そのきっかけのひとつがリリー・フランキーの映画解説本だったという事実もツボ。

こちらの映画館での遭遇回数が多い俳優さんに夏八木勲、風吹ジュン、そして樹木希林がこの度晴れてランクイン。
keiさん [映画館(邦画)] 5点(2014-04-02 10:50:58)
9.ネタバレ まだ私は誰の父でもないので、「6年間共に過ごした子どもこそが我が子である」と単純に結論付けることができる。しかしながら、誰かの父となったとき、自分の血を引いた子どもが生まれたときに、果たして同じ結論にたどり着くのかどうかが全く想像できない。血とはいったいなんであろうか?
いっちぃさん [映画館(邦画)] 5点(2013-11-06 20:28:11)
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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 88人
平均点数 7.12点
000.00%
100.00%
211.14%
333.41%
422.27%
566.82%
61314.77%
72528.41%
82225.00%
91112.50%
1055.68%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.57点 Review7人
2 ストーリー評価 6.18点 Review11人
3 鑑賞後の後味 5.80点 Review10人
4 音楽評価 7.83点 Review6人
5 感泣評価 5.37点 Review8人

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