映画『ディープエンド・オブ・オーシャン』の口コミ・レビュー

ディープエンド・オブ・オーシャン

[ディープエンドオブオーシャン]
The Deep End of the Ocean
1999年上映時間:108分
平均点:7.09 / 10(Review 47人) (点数分布表示)
ドラマ小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-03-14)【イニシャルK】さん
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監督ウール・グロスバード
助監督スティーヴン・シフ(第二班監督)
フランク・キャプラ三世
演出木村絵理子(日本語吹き替え版)
キャストミシェル・ファイファー(女優)ベス
トリート・ウィリアムズ(男優)パット
ウーピー・ゴールドバーグ(女優)キャンディ
ジョナサン・ジャクソン〔男優・1982年生〕(男優)16歳のビンセント
ジョン・カペロス(男優)ジョージ
アレクサ・ヴェガ(女優)ケリー
トニー・ムサンテ(男優)アンジェロ
ブレンダ・ストロング(女優)エレン
高島雅羅ベス(日本語吹き替え版)
小山力也パット(日本語吹き替え版)
小宮和枝キャンディ(日本語吹き替え版)
岩永哲哉16歳のビンセント(日本語吹き替え版)
矢島晶子7歳のビンセント(日本語吹き替え版)
高山みなみベン(サム)(日本語吹き替え版)
脚本スティーヴン・シフ
音楽エルマー・バーンスタイン
撮影スティーヴン・ゴールドブラット
製作ケイト・グインズバーグ
スティーヴ・ニコライデス
コロムビア・ピクチャーズ
製作総指揮フランク・キャプラ三世
配給ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
特撮ウィリアム・メサ(視覚効果スーパーバイザー)
美術ウィリアム・ハイニー(美術監督)
ランドール・バルスマイヤー(タイトル・デザイン)
衣装スージー・デサント
編集ジョン・ブルーム[編集]
録音フィリップ・ストックトン
字幕翻訳松浦美奈
あらすじ
人ごみの中、母親が目を離した瞬間に4歳になる弟がいなくなり、FBIまで捜索に乗り出したが神隠しにあったかのように、ついに子供は見つからなかった。近くにいながら弟を見失った兄と母親は自責の念で苦しみ、家族はしだいにバラバラになっていく。そして9年後、突然弟が帰ってきた。そのとき家族は?そして弟は?苦悩する母親役をミシェル・ファイファーが熱演。失意から再生へ・・本当の家族の絆を描いた人間ドラマ。
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💬口コミ一覧

47.ネタバレ  弟ベン(サム)の性格の良さが無ければ成立しない感動の物語。久しぶりにものすごく良い映画に出会いました。
 ひとつも無駄なシーン、無駄な台詞が無い完成度の高さです。役者さん達の演技も素晴らしい。とりわけ、子供時代のヴィンセントの演技は完璧でしょう。責任を感じながらも、母への不満を、その表情と少ない台詞のみで体現してしまっています。
 ベンがいなくなり、母の心が壊れてしまい、家族の心の歯車が狂っていく序盤のシークエンス。正直ここでのベスには賛同できません。気持ちはわかります。でも母親です。いなくなったベンと同じくらい、ヴィンセントとケリーを、そして旦那さんを大切にしてほしいものです。ただ、『自分とベンだけが辛い』みたいなこの母親の姿が、きっと一番リアルに近いのでしょう。
 母が母としての努めを果たさない日が続き、ヴィンセントは責任を感じているためそれに文句も言わず、諦めたように自分の足で家に帰り、母の代わりにケリーの世話をする。その様子がリアルすぎて痛々しすぎて、そして後半に活きてくる演出。すごい映画です。
 家族の絆、リアルな兄弟の姿、それは決して完璧ではないが故に、見ていて感動しっぱなしです。
 『君は木製のチェストから出られなくて、でも全然怖がりもせずに笑っていたんだ。』『君が来てくれると思って安心していたんだ。』のように、さりげなく心を打つ台詞が多いのもこの作品の特徴。その中で、『君』と、決してまだ家族にはなっていない距離感があることを感じさせる言葉のチョイスが逆に素晴らしい。
 まさに名作と呼ぶにふさわしい傑作中の傑作です。
たきたてさん [DVD(字幕)] 10点(2014-10-20 00:46:42)
👍 1
46.ネタバレ 母親のミシェルファイファーは、弟を行方不明で見失って、悲しんでいましたが、そばにいるはずの家族も、「こころの中」で見失ってしまったのだと思います。 少なくとも兄のほうは、家族と離れ離れになった弟以上に、家族を失ったという喪失感が強かったはずです。 こんなにも近くにいる家族なのに、1つの事件をきっかけに、家族全員が「こころの中」で家族を見失ってしまった。 弟がいない長い年月の間、家族はお互い自分を責めて生きてきた。 弟を失った自分たちが幸福になることが悪いことであるかのように幸せを遠ざけてきた─。 そして弟が真夜中に家に戻ってきた最後の場面、兄は初めて自分の罪を告白する。 「俺はお前なんていなくなれば良いと思っていたんだ・・」と。 すると弟は屈託のない笑顔で「なんだ、そんなことか」といった仕草を兄に対して示した。 そのときの兄の表情は、驚いたような表情にも見え、何かから解放されたような表情にも見えた。また、初めて自分の罪を許してもらえたような、そんな安堵感を感じさせる表情でした。 そしてこの瞬間こそ、兄は家族を取り戻したのではないでしょうか? じつは弟よりも、むしろ兄のほうが家族を失っていたのだと思います。 この作品は家族を描いた映画としては最高級のもの。 圧巻だったのがミシェルファイファーが演じた母親役だった。 彼女は文句なく美しいのですが、家庭の悩みをかかえる母親役をやらすと、本当にいつも見事です。 彼女の演技に本当の人間らしさをいつも見つけることができます。 彼女の演じる母親は、いつも等身大の悩める母親。 悩みもあり、間違いもおかすけど、確実に前に進もうとしている母親の姿です。
花守湖さん 10点(2004-03-14 13:12:52)
👍 1
45.あまり話題にはならなかった映画だけど、こういう映画こそもっと評価を受けるべきだと思う。ジョナサン・ジャクソンがかっこいい。
パンダ12号さん 10点(2001-07-31 11:24:00)
👍 1
44.ネタバレ 再編が結構あっさりしてるんだが、まあタイトルと相まってそういう解釈も出来るという感じ。血の繋がりというよりは、感覚による記憶なんですかね
デフォルトモードさん [DVD(字幕)] 9点(2009-01-23 19:54:00)
43.最初から最後まで良かったです。演技もすばらしい。
アオイさん 9点(2004-10-16 22:51:09)
42.ネタバレ 素晴らしい家族がいるのに、本当の親兄弟が別にいて、自分の帰宅を何年も待ち望んでいることを知ったら?どちらもいい人達だけに複雑…。親や本人だけでなく、兄弟たちの戸惑いや心境もていねいにあぶりだせて、いいドラマに仕上がってると思いました。選ばなきゃいけない厳しさはあるものの、“愛”がいっぱいの映画はその余韻が心地いいです。
桃子さん 9点(2003-10-29 18:30:30)
41.とっても好きです。特にお兄ちゃんに感情移入してました。刑務所での親子のシーンがとっても好きです。はい♪
こゆさん 9点(2002-12-11 23:56:48)
40.時の隔たりはどんなに親密な関係をも疎遠にする。再開した時、最初のうちはぎこちない。しかしお互いかつて共有した記憶の断片がそのぎこちなさを和らげてくれる。素晴らしい作品だった。
シュープさん 9点(2001-09-07 13:29:06)
39.久しぶりに、「ある戦慄」のトニー・ムサンテがいいおじさんになってましたね。
白い男さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-01-24 23:06:56)
38.ネタバレ 眩暈がしそうなほど濃密な家族ドラマ。各シーンの1つ1つが、それぞれに重い意味とテーマを投げかけてくる。その重圧にまったく負けていないミシェル・ファイファーの渾身の演技が素晴らしい。最初に見たときは子役2人の演技力が不満だったのだが、よく見たら結構頑張ってんじゃん。育ての親ジョージも、出番は少ないながらいい位置づけでなかなか泣かせますね。あと、邦題は原作に合わせて「青く深く沈んで」の方がはるかに良かったと思うけど。
Oliasさん [DVD(字幕)] 8点(2004-08-22 20:12:26)
😂 1
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37.いやぁ感動したなー。ミシェル・ファイファーの演技ももちろんいいけどジョナサン・ジャクソンがいいわ!!サムが最後にスギの匂いのする箱の話をしたシーン好きです。
アンナさん 8点(2004-05-22 21:31:53)
👍 1
36.ミシェル・ファイファーが好きで見ました。
家族の絆って、何だろうって。素直に考えさせられました。
とても好きな映画です。特に最後の兄弟のシーン。
感動しました。
narasukeさん 8点(2004-01-10 13:04:43)
35.ミシェル・ファイファーはかなり好きな女優なんですが、ますます惚れました(笑)完璧にこの母親役を演じていたのではと思います。家族のそれぞれの思いがちゃんと伝わってきて、見ててせつなくなりました。長男役のジョナサン・ジャクソンは男前!これからに期待です☆
もみじプリンさん 8点(2002-05-31 09:51:13)
34.なかなかに重い映画でわあったけど普通におもしろかった。ヴィンセント君めちゃかっこいいです。しかしサム君てすごいオトナなコだなぁと思った。小6ぐらいであそこまで気を使うすごさ。普通ならジョージのトコにいたほうがやっぱ幸せなんだと思います。。。
バカ王子さん 8点(2002-02-14 12:30:44)
😂 1
33.展開は地味ながら、丁寧に撮られており(画面からは澄み切った空気までが漂ってきそうだ)、ラストにはジワリと感動させられる。主演のミシェル・ファイファーも当初の「快活で若々しい理想的な母親像」から息子を失い絶望にくれる表情まで、迫真とも言える名演をしており、実に素晴らしい。それとタイトル名なんだけど、いったいどういう意味が込められているのであろうか?母親の憔悴しきった心理状態か?とも思ったんだけど、それは「雪山」として表現されてたしな・・・
ダイさん 8点(2001-12-04 20:27:40)
32.ネタバレ ベンも親夫婦は、もちろんそうなのだけど、ヴィンセントも大きな被害者だよな。
グレてあたりまえだ。
ジョージおじさんも警察に踏み込まれた時のことを考えると、
最大の被害者は彼なのかもしれないな。
バニーボーイさん [地上波(吹替)] 7点(2013-02-14 23:30:34)
31.これは家族愛を丁寧に描いた感動的な物語だと思うんだけど、泣く1歩手前という感じの惜しい作品でした。
基本的に悪人が登場しなくて、みんないい人ばかりなので、きっと悪いようにはならないだろうという安心感が漂っていて、家族の苦悩とラストのハッピーエンドの落差が余り感じられなかった。
確かにこの家族は様々な苦難に直面するわけだけど、きっと最後は丸く収まるだろうという予想通りの展開なので、涙腺が決壊するほどのインパクトがなかった。
逆にジョージ・カラス目線でこの作品を考察するととてもハッピーエンドとは言えない複雑な感情が沸き起こりそうではあるけど。
もとやさん [地上波(吹替)] 7点(2012-11-26 12:01:47)
30.ネタバレ ■家族、そして親子のつながりとは何か。本作はそういったことを問いかけてくる。

■母と兄はそれぞれ自分の過失で弟がいなくなってしまう。それぞれ自分を責めつつ、周りのことが見えなくなってしまう。母は周りに過剰に当たり散らす。「子供のために尽くす」ことは必要でも「子供を生きがいにする」にしてはいけない。ここら辺、ドライな(そして母を責めている)父と対比的だ。

■そして突然息子が帰ってくる。息子は今までいた家の方が居心地がいい。当然だ。いきなり「あなたのお父さんは実はお父さんではないんですよ」などといわれて知らない家に放り込まれたら誰だって耐えられない。両親は「息子がいること」の方を目的化してしまい、まさに「子供を生きがいに」してしまう。兄は虐げられ、妹は存在すら隠される状況である。

■しかしそれがまずいと気づいた母は息子を元の家に帰す決断を下す。しかし、弟から兄に歩み寄る。やっぱり一緒にいたいし、血の通う者同士の思いもあるのだろう。「消えちまえ」とよく言われていたことからも、元の家での生活も苦しかったことが思い起こされる。

■しかし、兄弟の仲は回復したが、父母がこれで上手くいっていたのかはよくわからない。いまだに父は「子供を生きがいに」してしまっているかもしれない。「息子が帰ってきた」だけだとそうも捉えられる。だから安易に「ハッピーエンド」とは言い切れない。

■そして、誘拐犯のセシルも意外と重要なのではないか。生まれた子供が死に、自分も体調を崩す。再婚だと言っていたから、夫との仲も破綻したのだろう。そんな中、子供に恵まれた母ベスを見たらどう思うか。きっとセシルはセシルで、子供を連れてくることで自分の「空白」を埋めようとしたのだろう。しかしその空白は「よそから持ってきたもの」では埋まらなかった。傷は深まるばかり。だから結局「死んだら楽になる」と自ら死を選んでしまったのだろう。
θさん [DVD(字幕)] 7点(2010-07-27 01:15:05)
29.誘拐された子供がねぇ、、わずかな間で記憶が戻るとはあんまり思えないけども実際にありそうで怖い。ほとんど記憶がないのにおきなり「おまえはあの人の子供だからあの人のとこで暮らしなさい」と言われれば誰でも戸惑いますよそりゃ。でもまぁミシェル・ファイファーがいいお母さん役してますねぇ。自然な演技ができる彼女らしいいい役。ほいでB級映画に結構出てたトリート・ウィリアムズがさりげなく・・父親役ですか。個人的に彼はアクション派というよりこういう硬いけどもほんわかな空気がする映画の方が似合うような気がするんですよね。最近は方向転換?したのか脇役でいい役してるみたいですし。まぁ彼はいい俳優さんなんでこれからも頑張ってほしいなぁ。
M・R・サイケデリコンさん [地上波(吹替)] 7点(2009-05-14 16:27:44)
28.聞いたこともないタイトルだったけど、観終わった後の後味が抜群によかった。アメリカ人は日本人以上に「恨みを水に流す」民族なのかなぁとふと思った。
りんすさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-12-21 20:21:13)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 47人
平均点数 7.09点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5612.77%
61021.28%
71634.04%
8714.89%
9510.64%
1036.38%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 9.50点 Review2人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 8.00点 Review1人

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