映画『ブルージャスミン』の口コミ・レビュー(2ページ目)

ブルージャスミン

[ブルージャスミン]
Blue Jasmine
2013年上映時間:98分
平均点:6.43 / 10(Review 30人) (点数分布表示)
公開開始日(2014-05-10)
ドラマ
新規登録(2014-01-21)【放浪紳士チャーリー】さん
タイトル情報更新(2024-08-14)【にじばぶ】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督ウディ・アレン
キャストケイト・ブランシェット(女優)
アレック・ボールドウィン(男優)
サリー・ホーキンス(女優)
ボビー・カナヴェイル(男優)
ピーター・サースガード(男優)
アンドリュー・ダイス・クレイ(男優)
タミー・ブランチャード(女優)
マイケル・スタールバーグ(男優)
塩田朋子(日本語吹き替え版)
土師孝也(日本語吹き替え版)
平田広明(日本語吹き替え版)
浦山迅(日本語吹き替え版)
平野文(日本語吹き替え版)
郷田ほづみ(日本語吹き替え版)
脚本ウディ・アレン
撮影ハビエル・アギーレサロベ
製作レッティ・アロンソン
配給ロングライド
美術サント・ロカスト(プロダクション・デザイン)
編集アリサ・レプセルター
スポンサーリンク

💬口コミ一覧

10.ネタバレ セレブな姉の生き方と、幸薄な妹の生き方が対比されて描かれており、当然のことながら、貧乏な妹を幸せそうに見せています。つまり監督はこう言いたいのです→女性たちよ、背伸びして男を選ぶなかれ、妥協して男を選び、平凡なあなたの、平凡な人生を受け入れよ!というわけです。当の監督さんは凡人ではなく天才です。ですから彼は何度も女を捨てて再婚し、しまいには自分の養女にまで手を出して再婚してしまった。最近は子供の性的虐待も暴露されている。こんな監督に女性の本質は描けない。鑑賞前から私にはこのような先入観があったことを素直に認めましょう。それはさておき、この映画、身分の高いところから落ちた女性を描くことが主眼の1つですが、その描き方が実にうまい。社会の底辺をさまよう男2人組の演技が素晴らしいからです。ヒロインがテイヘン男に触られて穢された!ということが激しく実感できます。しかもK・ブランシェットと言えば、エリザベス女王のあの女優です。比喩的な表現として、このクソ2人に触れられるたびに女王様はどんどん汚されて壊れていきます。しかしよく考えてください。悪いのは元夫です。彼女は犯罪者ではありません。いったい彼女に何の罪があるのでしょうか?なぜ自業自得なのでしょうか?他人の不幸は蜜の味と言いますが、この女性の悲劇を、笑いのセンスがすごい!と、のたまいながら観られる人間にはなりたくありません。私は心が痛すぎてどうしても笑えませんでした。彼女の始めた勉強は、他人に依存しない生き方を模索しようとした一環だと考えます。失敗はしたがそれでも立ち直ろうとしていました。この映画は失恋して激しく女性を憎むようになった男が笑いながらざまあみろというための映画だと断言します。では謹んで0点を献上させて頂きます。
花守湖さん [DVD(字幕)] 0点(2015-06-25 19:13:30)
👍 1
9.ネタバレ そうと自覚の無い愚かな人は、他者を苛々させるものだ。ジャスミンの自意識はとてつもなく高いプライドと見栄でできていて、「完璧な人生を生きるべき自分」に一片の疑いも持たない愚かな人だ。都合の悪いことには見て見ぬふりで先送り。確かに彼女は犯罪者ではないし、悪人ではない。だけど他人の人生を上から目線で否定する傲慢さ、良い人間でもないだろう。
上手いなあ、と思ったアレン演出はオープニングと、妹のキャラクター設定。
旧知の叔母らしき老婦人とファーストクラスで旅行中のジャスミン。ずっと語りっぱなしだけど、これは観客への状況説明なのかと思いきや なんと老婦人は辟易した顔で迎えに来た家族の元へさっさと向かうのだ。えーっ、他人だったんかーい、と客は驚き、初対面の相手にだらだらと自慢話をするジャスミンという女の人間性を一発で理解するのだ。
ジャスミンと対比の妹、これがまた絶妙に彼女と逆ベクトルの描かれ方なんですな。垢抜けない髪型、服装、バツ一、子供あり、スーパーのパート、と設定に抜かりない。ジャスミンが馬鹿にして止まない生活レベルなのだけど、彼女は姉のように自己承認欲求に心が縛られていないので、のびのびとして自由だ。感心なことに、ラストのけんか別れまで一度も姉のことを悪く言わなかった。
金は無くとも、人生をそこそこ楽しみ受け入れる妹、かたや酒と安定剤に頼りながらセレブ生活にしがみつく姉。
私はジャスミンが好きではない。やることなすことイタくて不愉快だ。だけど見栄をはってつい誇張するくらいのことは、誰でもやるだろう。「愚か」というだけでこんなに悲惨な結末を迎えるとは、震え上がってしまった。アレン怖いなあ。
ジャスミンを100%理解して演じたC・ブランシェットが凄い。充血した上目使いで自分の妄言に取り憑かれている彼女から目が話せない100分でありました。
tottokoさん [DVD(字幕)] 8点(2015-08-16 01:00:57)
👍 1
8.ネタバレ ケイト・ブランシェットすごい、さすが、の一言。ウッディ・アレンの映画を観ていつも思うんだけど、役者さんの選び方がうまいよね~。でもまぁなんという救いのないエンディングなんでしょ。この終わり方もまたある意味、この監督さんらしいよね(笑)。ケイトの賞受賞も納得の一本でゴザイマシタ
Kanameさん [DVD(字幕)] 7点(2015-08-17 18:01:23)
7.ネタバレ 鼻持ちならない女性が主役だが、精神的にも問題を抱えていて哀れみを感じる方が強くてコメディのような印象はない(実際にコメディではない?)。
結末が悲劇的だが、その演技も素晴らしい。
物語としては面白いと思わないので、こういった映画が好きな人なら、という作品。
simpleさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-12-27 15:40:58)
6.予告編に釣られ、鑑賞..予告編では、少しサスペンス的なニオイがしてたんだけど..実際のストーリーは、何の捻りもなく そのまんまの展開..セレブから転がり落ちた主人公ジャスミン、現実を受け止められず、周りを巻き込み、ちょっと可笑しく まぬけで、“自業自得” を絵に描いたような物語..暇つぶしにはちょうどいい、って感じの作品かな...
コナンが一番さん [DVD(字幕)] 6点(2016-07-21 22:10:18)
スポンサーリンク
5.何でブランシェットがこの作品でオスカーなのか、さっぱり分かりません。彼女はこれより良い演技をほかの作品でいくらでもしています。ちなみに、2013の主演女優部門だったら、私が推すのはゼロ・グラビティのサンドラ・ブロックなんだけど、あの作品は視覚・音響・撮影の技術方面ばかりが異様に注目されてしまったから、仕方ないのかなー。
Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 3点(2018-03-06 00:53:41)
4.ネタバレ さすがはケイト・ブランシェット。彼女はハリウッドの中でも一番の演技派ではないかと個人的には思います。
なんてことはないお話で、ケイト以外じゃ考えられない。彼女以外ならもっと平凡さの際立つ作品になっていたでしょう。
自業自得とはいえ、哀れみも感じる主人公。でもバレる嘘はついちゃダメよねぇ。
対比される妹の暮らしですが、サンフランシスコの風景は美しく、妹の生活もそんなに悪くないと思った。
あろえりーなさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-03-06 21:25:40)
3.ネタバレ これは傑作。いろいろ必死になりながら、かえってドツボにはまっていく主人公がいい。イヤミなキャラのはずですが、つい応援したくなるのは、脚本が見事なのかケイト・ブランシェットの演技がすばらしいのか。誰でも見栄を張りたいときはありますが、それを傍から見るとこんなに滑稽なんですよと忠告されているような感じです。
では最後、いったどう着地するんだろうと思っていたら、どこにも着地しませんでした。むしろこれから、もっと悲惨な第二幕が始まりそう。なかなか残酷な作品です。
眉山さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-03-14 23:31:12)
2.ネタバレ アレンの悲劇。ウインストレットの演技が光る。個人的には、もう少しライトな方が好き。
にけさん [映画館(字幕)] 7点(2019-01-26 22:16:28)
1.ネタバレ すごく盛り上がるとか、オチというオチがあるわけではないストーリー展開だけれど、観たあと、長く反芻する作品。

姉と妹が対比されてるようには思うけれど、完全な対比でもないとも思った。
妹も愚かさは持っているし、純愛でもない。男と金で人生が振り回されるのは同じだ。
むしろ同じベクトルは持っていて、でも違うものがある。

それが何かははっきりしているけれど・・・

でもそれで教訓的なもので終わる映画でも無いような。

なんだろうこの・・・長いもやもや・・・

自分も何かから目をそむけて生きているのかなあ。
スズメッキの魔女さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2022-03-24 21:47:30)
スポンサーリンク
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 30人
平均点数 6.43点
013.33%
100.00%
200.00%
313.33%
400.00%
5723.33%
6310.00%
7930.00%
8723.33%
926.67%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 7.50点 Review2人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 6.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

2013年 86回
主演女優賞ケイト・ブランシェット受賞 
助演女優賞サリー・ホーキンス候補(ノミネート) 
脚本賞ウディ・アレン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2013年 71回
主演女優賞(ドラマ部門)ケイト・ブランシェット受賞 
助演女優賞サリー・ホーキンス候補(ノミネート) 

■ ヘルプ