映画『さらば冬のかもめ』の口コミ・レビュー(2ページ目)

さらば冬のかもめ

[サラバフユノカモメ]
The Last Detail
1973年上映時間:103分
平均点:6.67 / 10(Review 48人) (点数分布表示)
公開開始日(1976-11-03)
ドラマコメディ小説の映画化ロードムービー
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-10-19)【M・R・サイケデリコン】さん
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監督ハル・アシュビー
キャストジャック・ニコルソン(男優)ビル・バダスキー
オーティス・ヤング(男優)ミュール・マルホール
ランディ・クエイド(男優)ラリー・メドウズ
クリフトン・ジェームス(男優)
キャロル・ケイン(女優)
マイケル・モリアーティ(男優)
ルアナ・アンダース(女優)
ナンシー・アレン(女優)
ジェリー・サルスバーグ(男優)
マイケル・チャップマン(男優)
ハル・アシュビー(男優)(ノンクレジット)
石田太郎ビル・バダスキー(日本語吹き替え版)
安西正弘ラリー・メドウズ(日本語吹き替え版)
脚本ロバート・タウン
音楽ジョニー・マンデル
撮影マイケル・チャップマン
製作ジェラルド・エアーズ
チャールズ・マルヴェヒル(製作補)
コロムビア・ピクチャーズ
配給コロムビア・ピクチャーズ
編集ロバート・C・ジョーンズ
録音リチャード・ポートマン
字幕翻訳野中重雄
その他リン・スタルマスター(キャスティング)
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💬口コミ一覧

28.ネタバレ これは旅の終着点には厳しい現実が待っている、少し物悲しいロードムービーです。雪が積もり吐く息は白く、寒々しい冬の風景が余計物悲しさを感じさせます。しかしそれとは対照的に人情が温かく、好青年の囚人の素朴な人柄と彼に心底同情しながらも護送の任務を遂行しなければならない2人の男がやりきれなさから時にはハメを外し時には荒んだ行動をとる、彼らが旅の終着点の事を少しでも忘れていたいかのような重い心情がコメディタッチでうまく表現されています。時にはしみったれてはいるけれど愛すべき人間臭さが滲み出ている。カッコいい無敵のヒーローが主人公の映画もいいですが、これは人間の弱さや不器用さを上手く演じた3人の男たちの姿と、そんな彼らを応援するかのような賑やかな音楽が心に残るロードムービーです。
とらやさん [DVD(字幕)] 7点(2009-09-19 16:52:07)
27.世の中にはいろんな人間がいますが、それをたった一つの規律しか持たない集団の中に押し込めるといろんな不都合が生じてきます。軍隊などその見本のような場所です。馬鹿野郎は馬鹿野郎なりにそれと折り合いをつけ、彼らなりに仲間を助けようとするのですが、結局はどうにもなりません。寒々とした冬の景色を背景に、馬鹿騒ぎでしか生きることを表現できない男の悲しみが、観る者の心に染み込んでいきます。
きのう来た人さん [DVD(字幕)] 7点(2009-06-04 05:46:49)
26.ランディ・クエイドの顔は昔から老けてたんだね~妙にポパイに似ててちょっとビックリ。この映画もアメリカンニューシネマの一つなんだけども話に全然合ってないBGMがなんか印象的でほんっとロードムービーって感じ。ジャック・ニコルソンの雪の中でほんとに寒そうな演技やラストの捨て台詞はバッドエンドとかじゃないんだけどニューシネマらしいなぁ。まさか昔のハリウッド映画で南妙法蓮げいきょう(字が分からん)が聞けるとは思わなかったけど全体的には結構好きな話です。
M・R・サイケデリコンさん [DVD(字幕)] 7点(2009-02-24 11:16:40)
25.父子愛?兄弟愛?師弟愛?どれも、ちょっと違う。う~ん。奇妙な友情関係、切なくもやり切れないロードムービーの名作。でも、私、阿呆なんで解んないっすけど、ぶっちゃけ、聞いときます。「冬のカモメ」って、何だったの?
aksweetさん 7点(2004-11-20 18:03:01)
24.ネタバレ 地味だけど良い映画です。犯罪を犯したランディ・クエイドを輸送する中、情が移り刑期が終えるまで童貞だとかわいそうだと娼館に連れて行くところを見て、当時はひどいなあと思いました。名画座でこれと「シンデレラリバティー」を2本立てで観ました。30年ぶりにCSで見ました。以前見たときは潔癖な見方だったので点が辛かったけど、いま見ると哀愁を感じてしまいます。南無明法蓮華教とつぶやきながら、どんどん性格が強くなっていくランディ・クエイド、強くなって色々なことに気がついて幸せに慣れればいいなあと思ってしまいました。気がつかない方が幸せというのが定番ですから。ラストで「南無明法蓮華教」を唱えながら逃亡するシーン。おかしく悲しかったです。+1
omutさん [映画館(字幕)] 7点(2003-07-28 02:14:29)
23.ちょっとした罪で何年も刑務所というのはちょっとかわいそう過ぎました。手癖悪いですねこの人。全然懲りてない。病気みたいなものでしょうか?ジャックニコルソンの何とかしてやりたいというもどかしさがすごく伝わってきました。結構無茶な男だけど温かい。全体的に悲しげなムードが漂いますが、話としては熱い話なのかな?最後の方で逃げるシーンはちょっと悲しかったです。逃げた後どうする気なのってくらい頼りないのに、逃げて、あっさり捕まって。本当は逃げる気無かったんじゃないかな。ちょっとじゃれたかったみたいな・・。違うか。
幸楽さん 7点(2003-06-02 22:19:51)
22.結構シミジミする映画。それにしてもあの護送を任された二人ってすごく優しかったなぁ。犯人の青年に本当に同情してるって感じが良く出てた。それにしてもニコルソンにあの海軍かなんかの服は似合わなすぎ。
kettさん 7点(2003-04-03 01:18:15)
21.学生のとき見た。前後は覚えていないけど原作も読んだ。文庫本だったけど題名は「さらば友よ」。そうです、ブロンソンとドロンの名作の原作と間違えて購入しました。読み始めてすぐに別物と気付いたが面白くて、切なくて、温かくて・・・。映画と一緒でした。ニコルスンが最も人間らしかった映画ですね。
権蔵さん 7点(2002-12-31 12:36:02)
20.一人の男を育てるために二人が一生懸命になる、しかしその一人の男を待つ宿命ははかない。コメディタッチでもあり、しかも人が人を思う感情が見事に伝わってくる。単純に面白いし感動する。少し脚本というかストーリーに無理があるかな、とは思わなくもないが、それは置いといてかなり気楽に面白く観れる作品だと思います。
恥部@研さん 7点(2002-12-17 11:27:07)
19.ネタバレ ロードムービーの宿命か、1つ1つのエピソードが断片的で登場人物もほとんど3人に限られるため、だんだん飽きてきます。ラス前の一瞬の逃亡劇だけ、にわかに緊張しましたが。
しかし、誰もが理不尽だとわかっていても、誰もその現実を変えられないという厳しさを、いかにも寒そうな冬景色が象徴しているようでした。だからせめて投獄までの数日感を楽しませてやろうという、主人公2人の暖かさがグッと来ます。無骨で下品であるほど、せつなさが増します。だけど飽きます。
眉山さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-10-05 02:15:20)
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18.嫌いじゃないな、こういうロードムービーも。
でも、ちょっと物足りない。様々な作品を観てきた現代だからかもしれない。
simpleさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-01-14 21:50:51)
17.コメディと言われればコメディタッチではあるのだが、それは人生の首根っこを巨大な何者か(軍、権力、貧しさ、etc)に押さえつけられている彼らの、表層的な明るさというかヤケというか、刹那的にでも楽しまなくちゃやってられないじゃないか、という土台の上での悲しい笑いだ。

ジャック・ニコルソン演じるバッド・アスの立ち位置は、「グリーンマイル」のトム・ハンクス演じるポールと同じだ。しかし、バッド・アスは自分にできる精一杯を冤罪の少年にしてやるのに比べ、ポールは冤罪の死刑囚に同情して泣くしかせず、ワタシは観賞中に非常に苛立ったものだ。しかしバッド・アスは、反抗すること、楽しむこと、怒ること、他人に要求すること、それらを自分のやり方で少年に教えていく。最後にはナゼか感動するいい話にまとめてしまった「グリーンマイル」に比べ、「冬のかもめ」はラストも非常にリアル、そしてライト。ライトといっても、理不尽がまかり通るのが世の中である、というやりきれない共通認識と諦めがある上でのライトなので、それがまたリアルなのだと思う。

ポールは誰にでもできる役だが、バッド・アスはジャック・ニコルソン以外にはできないだろう。精悍で野性味にあふれた若い頃の彼を観れて、非常によかった。

タイトルのかもめ…というのは、水兵さんの事か。
水兵さんの制服がセーラーカラーの元祖とはいえ、セーラー服といえば女子中高生、という刷り込みのある日本人のワタクシには、最初微妙な違和感が。
私自身も中学はセーラー服だったが…今考えても意味のわからない制服だ。軍服を制服にするなんて、考えてみればヒジョーに危ないのではないだろうか。
りりらっちさん [DVD(字幕)] 6点(2015-01-24 16:32:49)
16.何気ない会話に笑わせてもらいました。特にベッドを広げるのに苦戦するニコルソンたちがツボに入って笑いこけてました(笑)
しかしながら私的には、最後があっけなさ過ぎるのではと……まあ、むなしさを出すにはこれで、いいのでしょうが。それと、ニコルソン見たさにこの映画を見たのですが、今作はニコルソンが、あまり「らしさ」を出し切れていないような気がしました。
SAKURAさん [DVD(字幕)] 6点(2007-09-27 00:01:09)
15.ネタバレ 不良中年に促されて自立していく、青年の姿を描いた良作ロードムービー。ラスト近くの世にも切ない手旗信号に涙。
ライヒマンさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-10-08 00:21:52)
14.活劇ものと思っていたが・・シリアスなドラマ。じっくり観ればと思う。
ただ海兵隊きってのワルの二人にしては、それらしくない。また南無妙法蓮華経は唐突な感じ。
ご自由さんさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-01-19 13:11:38)
13.他愛のない会話が好きやなぁ。ニコルソンのいい兄貴っぷりがよかった。
ギニューさん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-12-23 00:25:17)
12.うーむ..この冴えない男がデニス・クエイドの兄とは とても思えん。
ケンジさん [DVD(字幕)] 6点(2005-11-14 21:07:37)
11.一風変わってますが、70年代に流行ったロードムービーの一つですね。厳しい現実とその中で空しくもがくしかない人間の悲しい生き様を真摯に描いています。アメリカン・ニューシネマの系譜で語られる本作なので、終始、悲愴感を漂わせるような雰囲気に包まれていますが、この潮流の中では、他の作品によく見られるような非業の死を遂げるラストっ!といった衝撃的シーンはないので、印象としては地味です。それでも、何気なく心に残る作品ではあります。
しっとさん 6点(2003-01-04 05:07:07)
10.三人の薄着の服装と可笑しくないコメディで心が寒くなってきます。SGIの逞しさにはビックリ。
ProPaceさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-03-22 20:19:56)
9.ネタバレ あぁ〜、アメリカンニューシネマなのですね。なるほど、、、。
まさしく自由な作風ではありますが、正直意図するところがイマイチ読み取れず、、、、(笑)。
8年の刑期に入る前にいい思いさせてやろうという、まぁそれだけの話なんですが、
ナンミョーホーレンゲキョーのシーンだけはちょっと面食らいましたね。
もうこの時代から某団体はアメリカで布教活動がなされてたのだなぁ。
ジャックニコルソンの、ヤンチャで鬱憤を抱えつつ優しい男のキャラは実に良かった。
あろえりーなさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-01-23 21:21:47)
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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 48人
平均点数 6.67点
000.00%
100.00%
224.17%
300.00%
424.17%
5612.50%
6918.75%
71327.08%
81122.92%
9510.42%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review3人
2 ストーリー評価 4.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 3.33点 Review3人
4 音楽評価 7.00点 Review2人
5 感泣評価 2.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

1973年 46回
主演男優賞ジャック・ニコルソン候補(ノミネート) 
助演男優賞ランディ・クエイド候補(ノミネート) 
脚色賞ロバート・タウン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1973年 31回
主演男優賞(ドラマ部門)ジャック・ニコルソン候補(ノミネート) 
助演男優賞ランディ・クエイド候補(ノミネート) 

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