映画『ポンペイ』のいいねされた口コミ・レビュー

ポンペイ

[ポンペイ]
Pompeii
2014年カナダ上映時間:105分
平均点:5.48 / 10(Review 25人) (点数分布表示)
公開開始日(2014-06-07)
アクションドラマラブストーリー歴史もの3D映画
新規登録(2014-05-26)【8bit】さん
タイトル情報更新(2023-10-04)【Olias】さん
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監督ポール・W・S・アンダーソン
キャストキット・ハリントン(男優)マイロ
エミリー・ブラウニング(女優)カッシア
キャリー=アン・モス(女優)アウレリア
アドウェール・アキノエ=アグバエ(男優)アティカス
ジェシカ・ルーカス(女優)アリアドネ
ジャレッド・ハリス(男優)セヴェルス
キーファー・サザーランド(男優)コルヴス
小松史法マイロ(日本語吹き替え版)
日野由利加アウレリア(日本語吹き替え版)
楠大典アティカス(日本語吹き替え版)
梅津秀行セヴェルス(日本語吹き替え版)
小山力也コルヴス(日本語吹き替え版)
音楽クリントン・ショーター
撮影グレン・マクファーソン
製作ポール・W・S・アンダーソン
製作総指揮ドン・カーモディ
配給ギャガ
特撮デニス・ベラルディ(視覚効果プロデューサー)
美術ポール・デナム・オースタベリー(プロダクションデザイン)
衣装ウェンディ・パートリッジ
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💬口コミ一覧

10.ネタバレ 西暦79年、一瞬にして灰となった都市、ポンペイ。
史劇とディザスターを同時に楽しめる題材。更に、ドラマで人気のイケメンマッチョを起用して、恋愛要素も投入。重厚な映画を好む層から、イケメンに夢中のティーン層までをもカバーする、完全無欠の娯楽大作。それが「ポンペイ」!
…になればよかったが、さすがは「ダメな方のアンダーソン」の異名をとるポール・W・S・アンダーソン監督。全てにおいて中途半端な出来となっている。

史劇、恋愛、災害。詰め込み過ぎた割に尺が短いため、重厚感が希薄なのは史劇としては痛い。個人的な意見だが、イケメンの華麗な立ち回りより、バルキーなオッサンのファイトが観たい。ひがみではないけども。模擬戦争が史実をひっくり返すというくだりも、ラッセル・クロウが実演済みで新鮮味は薄い。

恋愛に関しても微妙な出来である。ヒロイン(かわいかったE・ブラウニングがかわいくない。)にあまり魅力が感じられず、キーファーがご執心なのも理解しづらい。侍女の方がチャーミングなのもいかがなものか。
恋に落ちる理由も、「なんかイケメンだしマッチョだから」くらいしか感じられないのもツライ。なのでセレブ政治家のキーファーが、若きイケメン奴隷に負ける悔しさについては、少し分かる気がする。それはそれでヤバい。

大災害は画的にはさすがの迫力があるが、軟弱なドラマのせいで画以上の面白さに至ってはいない。それどころか、あのラストにしたいがためのご都合主義が目立つ。あの破壊王・エメリッヒ監督の必殺技「面倒な奴はみんな事故死」。この禁断の力業をダメなアンダーソンも多用してくるのだ。

「まずはヒロインの両親!政治家との駆け引きめんどくせーから地震で屋根どーん!」
「ヒロインの侍女!馬に三人も乗れねーから!はい残念地割れどーん!」
「ついでに、いち早く逃げ出したおっさん!なんかうぜーから舟に岩石ストライクどーん!」
「キーファーと黒人剣闘士!その健闘を讃えて!お疲れ~、それ熱風どーん!」

こうして恋人達は口づけを交わしながら、悲劇を全うする。「みんな事故死」のおかげで美しい幕切れではないか。
さすがはアンダーソン監督、史劇をここまでのポップコーンムービーに仕上げるとは。2,3日後、きっと僕はこの映画の事をよくは覚えていまい。
西暦2014年、一瞬にして灰となった映画。それが「ポンペイ」だ。
サムサッカー・サムさん [映画館(字幕)] 4点(2014-06-09 23:42:19)
👍 1 😂 2
9.ヒロインよりその侍女の方が美人でおっぱい大きくて魅力的っていうのは、ストーリー構成上大問題なんじゃないでしょうか?
しかも人間的にも魅力的に見えるっていう…これ普通侍女の方に惚れるんじゃないの?

という事で根本的なところに問題を抱えた映画だと思います。
あばれて万歳さん [地上波(吹替)] 6点(2019-11-29 23:54:26)
😂 2
8.ネタバレ  脚本。キャスト。そして映像。
 どれかひとつでも秀でているものがあれば、映画は傑作になることがありえると思っています。
 今作はその良い例かと。
 こちらでは酷評されておりますが、なかなかどうして、不穏な空気の演出も上手かったように思えます。
 人間同士の小競り合い。権力闘争。愛憎。奴隷剣闘士の反乱。復讐。富。名誉。そのすべてをあざ笑うかのように飲み込む大自然の猛威。大満足です。見たいものを見せていただきました。
 火口の様子。地震。建物の亀裂。ずっと何かが起こりそうな、そんな予兆を感じさせる演出がかなり好き。
 馬のお世話をする青年や、親切な侍女。そんな善人でも容赦なく犠牲になる自然災害。
 善人だろうが悪人だろうが、奴隷だろうが権力者だろうが、自然の前ではみな平等。
 それが時に爽快に、時には辛く悲しく映し出されます。
 いやー、好きですね~、こーゆーの。人間はとても小さな世界で争っているんだと感じさせてくれます。
 意外だったのはまさかの全滅end。
 てっきり最低でもマイロとカッシアは生き延びるもんだとばかり思っていましたから。
 このラストは結構評価が高いようで。
 もちろん、悲劇の物語としてこれ以上ない終わり方ただとは思いました。
 ・・・・ただ2人には幸せになってほしかったので、ちょっと悲しかったです。
たきたてさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2025-07-14 02:30:15)
👍 1
7.ネタバレ 主人公2人の恋愛沙汰は、ありがちの極み。前半はブレイブハートやグラディエーターの劣化コピーのような復讐心戦士ものなのに、何の関連性もなく途中から無理矢理ディザスターパニックに移行する。この「両方面白そうだからくっつけちゃおうぜ」的な安直さ。しかしなぜか、全体としてはそこそこ楽しめてしまった。それはやはり、善玉だろうが悪玉だろうが中間の人だろうが、ほとんど抵抗する間もなく1人1人じわじわと溶岩なり地震に呑まれていく単純な展開が、逆に妙な説得力を有しているからだろう。とにかく監督は、噴火の映画をやりたくてやりたくてたまらなかったのだ。だからラストも、まったく容赦なく、しかも余計な説明もなし。この噴火は、悪役キーファーなど比較にならないほどの大敵だったのだ、と実感させるだけでも成功である。
Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-10-13 01:52:25)
👍 1
6.ネタバレ   
映画としての面白く見てましたが、最後の映像で一気に引きました。

ポンペイの遺跡には、火山灰の中に閉じ込められた遺体が消えた空間に石膏を流し込んで
その当時の姿を今に残す研究がなされています。
うずくまっている人、子供を抱いている人、呻いてる人。
驚くほど、はっきりと残されています。
本当に生きていた人の最後の姿を石膏で切り取ることは、すごく大事なこと。
命を切り取る行為で、大切に大事にしなければいけない。

それを、映画のストーリーになぞらえ、
オープニングの本当の命の断片の石膏像と同じように、
ニセモノの作られた石膏像を並べられる感覚に怖気がたちました。

実際に、高貴な女性とグラディエイターが最後の時を迎えたと思われる史跡も見つかってます。
おそらく、そこに着想を得た映画だったのだと思いますが、ラストの、贋物の石膏像は許せない。
いかな2000年前のこととはいえ、娯楽と同列に並べられて良いものではない。
内容以前に、認めたくない映画でした。
こっちゃんさん [インターネット(字幕)] 0点(2021-12-10 19:33:49)
👍 1
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5.前半の1時間ほどは、思っていた内容と違うな・・・。と感じる人が多いのではないかと思います。
奴隷階級の剣闘士の、家族を殺したローマ帝国の支配階級の男への復讐と、ロマンスと、
命を懸けて闘うはずだった男との熱き友情の物語。ベタなストーリーではあるけど、それはそれで良かった。
そしてヴェスヴィオ山が噴火し、ポンペイが滅びゆく様を描く圧巻の映像と、
登場人物たちの最後の愛憎のドラマを滅びゆくポンペイの街の描写の中にうまく挿入しています。
2人はポンペイの街を抜け出し、新たな人生のスタートをきるところでエンディングと予想していたのですが・・・。
同じ勇者同士、固い友情で結ばれるアティカスと、良心のかけらも感じさせないキーファー・サザーランドの悪役ぶり。
脇を固める男たちの濃い存在感が際立っています。
とらやさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-06-30 19:16:20)
👍 1
4.ネタバレ えー、なんでこんなにみんな評価低いの?すっごくいい映画だったと思うよ!!
ってことで思わず書き込み。この映画は幕の内弁当なんだよ。
目が肥えたここのみんなは辛口レビューだけど、1回ぜひ見てほしいよ!

火山の噴火で一瞬にして1万人が壊滅した都市ポンペイ。
冒頭から背筋がゾクっとするような遺跡の映像・・

主人公マウロはかっこいいし、ヒロインも魅力的だった。
災害パニック映画ってキャーキャー騒いでてぶっ飛ばしたくなる女が多いけど
このヒロインは意見も言うし行動力もあって見ててストレスがない。
ハリウッドの恋愛ものってやたらとキスやラブシーンになってる物が多い中
これはラブシーンはなく、心惹かれあっていく過程が描かれていて好感が持てた。

私は完全にツボにはまり3回観てしまった。3回観て気づいたのは
主人公の足の速さ。馬いらないんじゃないか?って位。
ヒロインのために火山が噴火するポンペイを走りまわる。
もうね、ほんとかっこいい。少年漫画のヒーローだ
乗馬シーンは本物の白馬に乗った王子様なんじゃないかと・・
爆走する馬もすごかった。亀裂を飛び越え、爆発も突破し、ワクワクが止まることがない。
ポールアンダーソン監督、魅せ方をわかってる(拍手)
そしてちょっとツッコミだけど
釘で手錠を外し&元ローマ将軍ジャックバウアーの剣を素手で受け止めるヒロイン
何者だよw? 

空からのカメラアングルで、津波や土石流の速さや馬の疾走感が一目瞭然。
時速100kmの土石流からは逃れることはできないんだけど。
歴史から誰も助からないのは覚悟の上なんだけど。
最後までヒロインを守ろうとする主人公、もう本物のイケメソだと思う!

脇役の剣闘士アテイカスと侍女も魅力的。侍女は美人だし巨乳だし。
主人公がムチ打たれるシーンで、侍女とヒロインが手をつなぐちょっとしたシーンがいい。
きっと気持ちのつながりを描写してるんだろう。

実際に起こった自然災害・戦争・人間の心理描写・剣闘士のバトルアクション・・
詰め込み過ぎって意見も多いけど、幕の内弁当のようで私はめちゃ満足。
映像もサントラも迫力あって、街並やキャスト達の衣装も美しかった。
無駄なシーンが無く、テンポがよくて終始ドキドキハラハラした。
久しぶりに見応えのある、色々考えさせられるいい映画だったと思う。
ましゅまろシナモンさん [インターネット(字幕)] 8点(2018-11-07 23:21:45)
👍 1
3.ネタバレ この映画の主題は「天災」だと感じました。これが監督自身が意図したものなのか図らずも結果そうなったのか分からないがそう感じました。先ず先般の「阪神・淡路大震災」と「東日本大震災」を彷彿させます。阪神・淡路大震災の時は「想定外」を連発し特に政府の震災の対応の甘さが露呈されました。そして極めつけが「東日本大震災」。これは2009年に政権が民主党となりその三年後2011年に東日本大震災が発災しました。この布石として政権が不安定になりまさかの政権交代になったわけですが政(まつりごと)乱れると天変地異が起こると昔から言われて来ております。正にこのポンペイもそのように感じます。ローマ皇帝が交代し悪行が横行していくそのスパイラルの中で人為的にはどうすることもできない天変地異が起こっていく。そしてその中で暮らす人々のドラマがあります。
 日本で起こった震災も人それぞれにドラマがあったわけです。政治の乱れは民衆の政治への無関心さからもくると感じます。民主主義の弱い一面ですね。民衆が無関心になれば愚衆政治が必然的に行われるわけです。この映画を見て改めてなぜ日本で2009年に政権交代が起こってしまったのか考えさせられました。最近、鳩ポッポさんのスピーチを何度か直接聞いたことがありますがよくもまああんな精神で首相になったわとつくづく感じます。このレビューに直接関係ないかもしれませんがあの時起こった政権交代の要因はマスコミの扇動を凄く感じます。

 この映画の時代背景を詳しく分かりませがローマが強靭な力を示しそれに隷属させようとしていたことが伺い知れます。そして殺し合いを見て楽しみむ。これは贅沢の極みのように感じます。住む家も満足になく食べることや飲む水にも困るような状態であればこんなことしないと思います。みんな生きることで必死になると思いますがこのような殺し合いを観覧することが民衆の楽しみになっているような状態では衣食住は満たされているんでしょうね。

 「阪神・淡路大震災」を体験した方々は一様に「感謝」の大切さを身に滲みて体験したと説諭されます。それは要約すると感謝がなくなると「当たり前」になるということでした。水があって当たり前、家があって当たり前、食べ物があって当たり前、そして命があって当たり前ということです。しかし被災者はそうではなかったと言います。色々なことに対して感謝が足りなかった。そう語ります。

 人と地球は一つのユニティでありその中で不自然な行いが起こると自浄作用が起こるのでは感じずにはいられません。もっと言えば不自然な行いはどこからくるのかと言えば人の思考が行動を促す訳ですからやはり人心の乱れが天変地異を起こしているとも言えます。

 太陽が無ければ生態系は保たれません。水や空気が無ければ生命維持は出来ません。いくらテクノロジーが発達しインフラが整備されたと言ってもこの自然の恩恵を使い易くしているに過ぎません。この自然への恩恵を忘れてはいけないと自戒の念のを抱きました。

 この映画ではせめて最後にマイロとカッシアは残して欲しかったな。せっかく仇も取って何とか逃げてきたのに死んじゃいましたね。まぁ生きるも地獄、死ぬも地獄の状況でしたけどね。
 最後にこのような天変地異で亡くなられ人類に英知を授けて下さった方々に感謝と共にご冥福を祈ります。
レスポーラさん [DVD(字幕)] 7点(2017-10-29 12:21:35)
👍 1
2.ネタバレ  ポンペイと言えば、灰に埋もれたまま遺体だけ朽ちた空洞から再現された、生々しい市民の石膏像。オープニングで出てきたときには、すぐにはそれとは分からなかった。何か舞っているなと思ったら火山灰的なものなんですね。そこから始まって、最後に二人の抱擁がそのまま灰の像になって終わるのは巧いと思った。
 また、ヒロインの父親が、「新しい水道を作る」といったのを見て、昔ポンペイに行ったときにガイドが言った「ポンペイの水道管は鉛でできていて、市民は鉛中毒の症状を呈していた」というのを思い出した。その他、灰に埋もれていたために生活の様子や家具調度などかなり保存されていたというから、映像的にもかなり再現されているのかもしれない。その辺を理解・楽しめるだけの知識が自分にないのが残念だ。

 復讐譚と恋愛もの、歴史ものに災害ムービー。ちょっと欲を張りすぎた感があって、それぞれ少しずつ物足りない感が無くもないが、火山の火砕流・飛翔溶岩の迫力はそれなりにすごい。そいつが最後に主人公と共に見ている我々を襲うのは怖悲しい。
Tolbieさん [DVD(字幕)] 7点(2017-09-13 16:46:45)
👍 1
1.ネタバレ 予告編を見て期待した通り ベスビオ火山の大噴火を圧倒的なVFXで見せる 以上。 と言う映画 それ以上でも以下でもない 予告編を見てスペクタクルのみを見たい人にはお勧めするが、パニック映画特有の人間ドラマを期待したら裏切られる まったく予告編通りなのはむしろいい所だけを集めてみせる最近の予告編の傾向からすれば褒めてもいいだろう ポンペイが壊滅するシーンは良く出来ていてマジメに作ってるなと感心した 津波のシーンもなかなか凄い 最近は地震を描いたら必ず津波もセットになっているのか 今見てもすこしドキドキした 東北沖のショックはまだまだ根深いと思はせる このシーンはちゃんと告知されてない気がするのでこれから見る人は注意が必要だ 主人公と敵対しながらもだんだんと相棒になる黒人がかっこいい バディー感もなかなか 久しぶりの王道パニック映画だが往年のパニック大作のような人間ドラマはほとんど無く 後には何も残らなかった
にょろぞうさん [映画館(字幕)] 7点(2014-06-12 12:05:59)
👍 1
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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 25人
平均点数 5.48点
014.00%
100.00%
200.00%
314.00%
4520.00%
5728.00%
6312.00%
7520.00%
828.00%
900.00%
1014.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.50点 Review2人
2 ストーリー評価 8.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 8.33点 Review3人
4 音楽評価 8.50点 Review2人
5 感泣評価 7.66点 Review3人

【ゴールデンラズベリー賞 情報】

2014年 35回
最低助演男優賞キーファー・サザーランド候補(ノミネート) 

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