映画『るろうに剣心 京都大火編』の口コミ・レビュー

るろうに剣心 京都大火編

[ルロウニケンシンキョウトタイカヘン]
2014年上映時間:139分
平均点:5.78 / 10(Review 46人) (点数分布表示)
公開開始日(2014-08-01)
アクションドラマ時代劇シリーズもの漫画の映画化
新規登録(2014-06-08)【目隠シスト】さん
タイトル情報更新(2024-09-28)【イニシャルK】さん
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監督大友啓史
演出谷垣健治(アクション監督)
キャスト佐藤健(男優)緋村剣心
武井咲(女優)神谷薫
伊勢谷友介(男優)四乃森蒼紫
蒼井優(女優)高荷恵
江口洋介(男優)斎藤一
青木崇高(男優)相楽左之助
田中泯(男優)柏崎念至(翁)
土屋太鳳(女優)巻町操
神木隆之介(男優)瀬田宗次郎
高橋メアリージュン(女優)駒形由美
藤原竜也(男優)志々雄真実
滝藤賢一(男優)佐渡島方治
三浦涼介(男優)沢下条張
丸山智己(男優)悠久山安慈
村田充(男優)魚沼宇水
島津健太郎(男優)才槌
福山雅治(男優)比古清十郎(ノンクレジット)
西原亜希(女優)新井梓
渡辺大(男優)新井青空
中村達也〔男優・1965年生〕(男優)新井赤空
小市慢太郎(男優)川路利良
阿部亮平[1980年生](男優)
眞島秀和(男優)高野
屋敷紘子(女優)本条鎌足
井上肇(男優)
原作和月伸宏「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」(集英社ジャンプコミックス刊)
脚本大友啓史
藤井清美
音楽佐藤直紀
主題歌ONE OK ROCK「Mighty Long Fall」
撮影石坂拓郎
製作ワーナー・ブラザース(「るろうに剣心 京都大火/伝説の最期」製作委員会)
集英社(「るろうに剣心 京都大火/伝説の最期」製作委員会)
配給ワーナー・ブラザース
編集今井剛
録音益子宏明
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💬口コミ一覧

46.ネタバレ アクションシーンすごいですね。よくここまでの映像に仕上げたなと思います。この映画に携わった人たちの並々ならぬ熱意をスクリーンから感じた気がします。前作は色々と原作とは異なる設定や展開がありましたが、今作はかなり原作に忠実に作られています。とは言えストーリーは映画用に削られたり変更されている箇所があるので、各キャラクターの行動が説得力に欠ける部分はあります。それでもそこまでの違和感はあまりなく、漫画の実写化としての完成度は高くなっているのではないでしょうか。キャスティングもそれぞれのキャラクターと役者さんがかなりハマってて、見た目だけ似せてるのではなくちゃんと中身も伴っていることが感じられました。ただ、原作上本来なら前作で出ているべきだったのに登場せず、今作無理矢理出した感が否めない蒼紫というキャラクターの言動がおかしなことになっていましたが・・。2部作の前編ということなので、もちろん良いところで終わって「つづく」になるわけですが、あまりにも消化不良のまま終わってしまいました。京都大火もやりっ放しだし、船出直後に剣心とひと悶着あった志々雄もなんか「はい終わり」という淡白な去り方だし、もう少し"その後"の描写をしてある程度話にひと区切り付けた上で後編につなげて欲しかったです。
Nerrucさん [映画館(邦画)] 7点(2014-08-04 12:00:35)
👍 1
45.ネタバレ 前作鑑賞済。出来が良く2作目は映画館で鑑賞することに。見て思った事は、①アクションは文句なしにすごかったです。②この年になって改めて見ると、正直明治政府の扱いが残念です。やはり志士雄に振り回される明治政府という設定は無理がありますね。(子供の頃は夢中になって読んでいましたが。)③十本刀の扱いが雑。あの程度のクオリティなら数減らしてでも精度を上げて欲しかった。なんだか見ていてこっちが恥ずかしくなってきましたよ・・・。他にも気になるトコがありましたが、及第点ということで。次作は期待しています。
はりねずみさん [試写会(邦画)] 5点(2014-08-06 20:09:55)
44.ネタバレ 佐藤健と武井咲が別れを交わす水路沿いのシーン。
背後には加藤泰的な素晴らしい水路の美術がセットされているのに、
映画は二人の会話をひたすら平坦なクロースアップでしか捉えない。
もちろん、人物の背後はソフトフォーカスでぼやけている。
抱擁の瞬間に至っては、カメラはさらに寄って画面を占拠してしまう。ダサい。
せせらぎの照り返しとか、木々のざわめきとかの情景を以て語るという
ことを知らない。敵方の「炎」と対比しての静かな「流水」でもあろうに。
ハリウッドシステムであろうクロースアップ偏重が
あらゆるシーンで、せっかくの美術をむざむざ殺している。

前作に対するすぺるま氏の批判がそのまま通用してしまう。
つまり、まったく進歩がない。相変わらずの下手糞。

脚本を兼ねる監督は、台詞もロクに削れない。
「薬はお前が持っていけ」で十分に意図は通じるところを、
わざわざ「癒してやるのはお前の役目だ」と
気障な蛇足台詞を付け足さずにはいられない野暮。
このパターンの繰り返しである。ゆえにダラケる。

主人公の長広舌など論外だろう。
それでなくても、時代劇的に違和感満載だというのに。

派手なチャンバラも、寄って(編集で)切って、単なる派手に終始する。
ユーカラさん [映画館(邦画)] 3点(2014-08-08 14:21:47)
43.ネタバレ  テレビ放送した前作の録画を見て臨みました。前作見てなかったし、原作も読んでないし。で、前作は「まー、そこそこ?」みたいな感じでしたが、今回は「もうちょっと上のそこそこかな」って。

 前作よりも大幅にスケールアップ。大がかりなセットに沢山の登場人物、大量動員のモブシーン、そして痛快なアクションシーン。
 ちょっとドラマ部分がタルいかな、って感じがしないでもないですが(前作からのんびりした時間が流れてます、って状態の剣心周辺のヌルさがなんか弛緩した感じで)、見せ場をいっぱい作って、パワフルにガンガンと押してゆく感じは心地良いです。剣心独特の軽やかな殺陣が痛快ですしね。

 気になったのはもうちょっと被写体から引いて欲しくてあまり動かさないで欲しいカメラと、前作同様になんだかとっても不自然に聞こえる剣心の「ござる」言葉(元のセリフ自体が悪いのか、発音・発声が悪いのか・・・)、演技に力が入り過ぎちゃって何を言ってるのか全然判らない少年のお兄ちゃんの今際の際のセリフ、唐突な刀鍛冶の息子の心の声(何故にあそこだけ?)。

 でも、そのスケールの大きさを実感させる娯楽エンターテインメントっぷりは夏休み映画に相応しい感じで、物量主義的ではあるけれど、邦画でのそういう攻めの姿勢は、それはそれでアリなんじゃない?って思います。邦画ってかなりの話題作であっても物量だのスケール感だのエンターテインメント性だのってところからはワリと逃げますもんね。

 結局は物語の途中で終わってしまって次回に続く、って状態なので(ラストは引っ張り過ぎかな)、最後に不満を抱く感じではあるのですが、僅か1か月後には続編公開という事で、次を待つ時間もストレスよりは期待の方が勝る程度の長さ。

 内容そのものよりも、娯楽映画を老若男女が集まった満席の劇場の熱気を感じながら見る愉しさを味わえました。それはそれで貴重。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 6点(2014-08-14 21:44:43)
👍 1
42.ネタバレ 下調べせずに観に行ったのがまずかった。まさか2部作だったとは…。楽しめるけど消化不良です。原作を読み返したくなりました。
いっちぃさん [映画館(邦画)] 6点(2014-08-24 02:56:52)
41.ネタバレ 原作未読につき思い入れのある作品ではないため、前作はブルーレイで済ませたのですが、本作については1ヶ月後には完結編が控えていることからソフトのリリースを待つ余裕がなく、劇場での鑑賞としました。。。
感想は前作と同様で、アクションはとにかく凄まじいし、役者のなりきり具合も素晴らしいが、肝心のお話が見せ場に追い付いていないという印象を受けました。映画を見る限り、製作側は一見さんにも理解可能なお話を目指していたように思うのですが、それでもやはり原作未読者にはよくわからない点が多々あります。特に、前作より大幅に登場人物を増やした結果、行動原理が不明な人間が何人も現れたことは痛かったです。全体的に、私怨なのか大義なのかの説明が不足しているんですよね。特に御庭番衆にはその思考がわからない人物が多く、この集団そのものを切ってしまった方がよかったように感じます。。。
また、本筋とは無関係なサブプロットもいくつか目に付きました。剣心が刀を折られた後、錬治の家族の元を訪れて新しい刀を手に入れるというくだり、及び、その刀を巡る金髪の敵(名前を忘れました)との攻防戦は、明らかに不要だったように感じます。なぜなら、このくだりの前後で、剣心の心境や人となりに変化がないからです。本筋と無関係な上に、キャラクターの成長を描くために不可欠なパートというわけでもないのだから、これはスッパリと落として、志々雄軍団との攻防戦に専念すべきでした。その志々雄にしても、明治新政府を打倒するという壮大な計画のまさに実行段階にあるにも関わらず、神谷薫を誘拐して剣心をおびき寄せるという合理性を感じられないことをチマチマとやっており、その優秀さを疑わざるをえなかったことは残念でした。藤原達也による演技には大変な凄みがあっただけに、脚本上のこの落ち度は勿体ない限りです。。。
以上、いろいろと文句をつけてきましたが、それでもアクションの出来は超一流。日本映画界におけるマンガ原作映画はハリウッドの猿真似ばかりで、その出来を誉められないものが多いのですが、本作は日本映画界にしか作れない題材を選び出し、その方向を深彫りしたことで、唯一無二のシリーズとなっています。こうした作品が作られ、映画館にお客さんが入っているということは、日本映画界にとって非常に良いことだと思います。
ザ・チャンバラさん [映画館(邦画)] 6点(2014-08-25 01:27:37)
40.ネタバレ 原作人気エピソード「志々雄編」を実写映画化、二部作の前編。パワーアップした躍動感ある殺陣シーン。ストーリーも原作の良さを忠実に再現していて、万人受けするのでは。前作同様に配役はツッコミ所満載でした。ただし志々雄真実を熱演した藤原竜也は、難アリと予想していたがドスの効いた風格と声で意外とハマってました。最後の最後で大友監督によるサプライズ。我らが「龍馬伝」ファミリーの主役・福山雅治登場、ししょー!後編必見です。ストーリー、アクション共に完成度の高い傑作。
獅子-平常心さん [映画館(邦画)] 8点(2014-08-31 00:46:20)
39.ネタバレ 問答無用に面白かったです。前作に続き漫画原作のアクション映画としては上手くできていたと思います。今作に入って、敵もより豊富になり、瀬田宗次郎を始めとして漫画では表現できても「こんな敵の能力をどうやって映像化すんねん……」と思っていましたが、そこは殺陣の取り方を工夫しているので余り違和感を感じませんでした。
問題は当然ながら二部作として作っているので話が寸断されている感が強いことでしょうか。クライマックスに配置されている京都大火も結局は不発に終わっており、やや物足りない感じもありました。それから前作と同様ですが、薫役を演じる武井咲が全く武道を嗜む人間に見えないのは可也残念。弱弱しそうだからどうせ誘拐要因なんだろうなーと思っていると、案の定簡単に拐かされてしまう。矢張り一貫してヒロインと言うよりは足手まといと思ってしまうシーンが多いです。
あとは後編の出来次第という話になりますが、キャラクターを沢山投入しており、それをキチンと消化できるのかはやや不安ですね。
民朗さん [映画館(邦画)] 7点(2014-09-08 07:27:16)
👍 1
38.悪役が魅力的。
付き添い甘め採点です。
ドンマイさん [映画館(邦画)] 6点(2014-11-02 23:58:44)
37.2時間以上も費やしてまだ志々雄との決着付かないんですね。
あまりに長くて途中で爆睡し、気付いたらループしててまた同じ所から始まりました(笑)約2時間も眠っていたのか…。おっと、ちゃんと全部見たので削除は御勘弁を(^-^;

殺陣シーンはいっぱいあって面白かったんだけどね、もうちょっと短くまとめれば1つに収まったんじゃないかな。なんか無駄なシーンが多かったような気がする。ラストの福山雅治には驚いた!なんて中途半端な所で切るのか…早く続きを!続きが観たい!続きはいつレンタルされるんだい?
あと、武井咲はヒロインなのにどんどん影が薄くなりますね。今回のヒロインは完全に土屋太鳳でしょう。「鈴木先生」のヒロイン・小川さんが豪快なアクションシーンの連続で大活躍します。NHKの朝ドラもやるみたいだし、今後目が離せないですね。
ヴレアさん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-12-17 19:20:23)
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36.左之助、あんなでっかい武器持って来といて、一瞬で捨てるんかい!
ケンジさん [ブルーレイ(邦画)] 5点(2014-12-24 23:22:42)
35.ネタバレ とてもよく出来てましたね~。見所はやっぱりなんといっても殺陣シーンですかね。物凄い速さでやり合う。役者たちの熱意を感じます。ワイヤーアクションも、すごく効果的に使われてましたね。目にも留まらぬ速さ、そして見事なカット割り。鳥肌ものです。神木くんの、片足でケンケンして殺陣に入るとか、そういう個性付けも印象深い。それから、当時の町並みや室内、衣装など、全体的にすごく綺麗に撮られているのも印象的でした。時代劇の新たな形として、若い人に、昔の日本に興味を持ってもらう方法としても良い役割を果たす作品だと思います。ラストに福山を出して終わらすってのも巧いね~。こりゃ後編も観ずにはいられませんわ。
あろえりーなさん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-12-27 00:22:05)
34.佐藤健もすっかり剣心役が板につき、前作よりもだいぶしっくりときた。お金もかなり掛かっていて、大作感がグンと増した。話の運び方と戦闘シーンがやや単調なのが気にはなるが、それでも十分にエンターテイメントとして堪能できるレベルだと思う。世界に発信して、他国の意見を聞いてみたいですね。蛇足ですが、平成ライダーシリーズのファンならヾ(*゚ο゚)ノオォォォォーーー!!となったはず。だって電王の良太郎とオーズのアンクの一騎打ちって・・・ある意味貴重なものを見せてもらいましたよ。はい。それと個人的に、トンファーの爺ちゃんかっけぇ!でした。
Dream kerokeroさん [DVD(邦画)] 6点(2014-12-29 21:28:09)
33.ネタバレ 2部作だったのね。しかも、福山雅治が登場するところで終わるなんて殺生な・・・
どうでも良いけど四乃森蒼紫(伊勢谷友介)のシーンはいるんかね? あんまり意味がないような気がしなくもないが、『伝説の最期編』に期待ですね。
あきぴー@武蔵国さん [DVD(邦画)] 7点(2015-01-11 22:17:34)
32.ネタバレ  今作もまた剣心の見事な戦いを楽しめはしたが、前作の続きの物語なら、もうちょっと「再び剣を取る男の物語」というような部分をじっくり見たかった。今回の剣心はタメが少なくて、ワリと軽く京都へ赴いてしまった感が否めない。
 
 また、色んなモノが中途(半端なのかどうかはまだ何とも言えないけど)のまま3作目に持って行ってしまって、これで一本分の映画料金って厳しい気がする。というか、3作目は描くもの多すぎで大丈夫か?なんて心配すら起こる。

 ところで、あんなに刺された挙句に火で焼かれて、人って死なないものかな?と思わせた時点であの設定(というか描写)は失敗なのではなかろうか?見ている最中に心のなかで「ダースベーダーかよ」とツッコまずにはいられなかった。

Tolbieさん [DVD(邦画)] 6点(2015-01-22 22:26:46)
31.ネタバレ ●相変わらず日本刀アクションは映えます。カッコいいです。軽い印象を受ける演武手前で持ちこたえていると思います。●1作目からの続きということで主人公たちの人物紹介の必要がなく、いきなり本題に入るところは良いです。ただし、剣心と薫の別離・再会とも早過ぎです。原作のように十分な間を持てないから仕方ないのですが、余韻が足りません。京都はすごく広いのにいきなり出会うって、そりゃないでしょ。●蒼紫は、エピソードを大胆に圧縮しながらも上手く本編へ導入したと感じます。ただ、今作だけでは浮いた印象です●志々雄の兵士弱すぎ。町道場の師範代クラスに革命を目指す集団が完敗してどうするんでしょうか。●瀬田宗次郎のキャスティングはこれ以上ないほどのハマリぶりですね。●薫の誘拐は止めてほしかったです。前回に続き2回目ですし、志々雄の目的が革命なのか、抜刀斎に勝つことなのか曖昧になってしまうと思います。
次郎丸三郎さん [DVD(邦画)] 7点(2015-01-24 12:27:14)
👍 1
30.ネタバレ 事前に同じエピソードを描いたアニメ版の「るろうに剣心 新京都編 前編 焔の獄」と「るろうに剣心 新京都編 後編 光の囀」を見てざっくりおさらいをした アニメ版は完全にダイジェストな作りなのでむしろストーリーや登場人物の関係がわかりやすい アニメとしては全くダメだが アニメ版のダメな所を映画が補完した作りになっている 前作ほどヒロインの出番が少ないのがちょっと不満だが「るろうに~」の世界観は前作より遥かに作り込まれている カメラワークも昔の時代劇の様に王道な感じ 斬新さはないが安定していて見やすい 走りながら相手を倒す剣心独特の殺陣も良く出来てるが、前作程のインパクトは無かった やはり殺陣そのもので魅せる映画では韓国やインドネシアにはかなわないなとおもわせる まぁ悪くはないと言った程度か 剣心を含めてメインキャラクターは非常にたっているのでこれ以上漫画的だと違和感があるだろうな その漫画的なキャラをリアルにしている衣装は素晴らしい この漫画的デザインの衣装をリアルに造形した所が今回は一番新しいと思った
にょろぞうさん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2015-02-05 02:20:41)
29.ネタバレ 原作漫画は“読み切り”掲載時からのファン。
アメリカン・コミックの映画化作品が好きなので、この漫画のアメコミ臭の強いキャラクター造形とストーリー展開が堪らない。
映画化に対しては不安もあったが、前作の出来栄えには概ね満足できた。
実写化によって生じる“嘘臭さ”を最低限におさえて、原作のイメージに沿ったキャラクターのビジュアルとアクションシーンのレベルの高さが、映画としてのクオリティーを保っていたと思う。

そうして製作された続編。「志々雄真実編」とのことで当然期待は膨らんだ。

先ず、前作同様にアクションシーンのクオリティーは高い。
そのまま世界に通用する、のかどうかは微妙なところではあるが、アクション監督が香港映画仕込みだけあってスピード感が素晴らしい。(蹴り技の迫力は師事したドニー・イェンゆずりなのだろう)
一人対集団というアクションシーンの巧さも、香港映画の素地があるからこその完成度であり、「るろうに剣心」の性質に極めて合致していると思う。

無闇にヘタなCGに頼らず、日本のチャンバラと香港のアクションとの融合と工夫で魅せていることには、非常に好感が持てる。

と、日本映画としては充分に見応えのあるアクションを見せてくれていることは間違いないけれど、それがイコール映画そのものの見応えとなっているかというと、微妙だ。

今回の続編は「志々雄真実編」を前後編に分けた連作となっている。今作のすぐ後に後編である「伝説の最期編」があるわけだ。
ただ、いくら今作がその“前編”に過ぎないといっても、主人公である緋村剣心の“全力”の見せ場が無いことは問題だと思う。最も力を注いでいるシーンが、“刀狩り”の帳とのバトルシーンでは少々地味過ぎる。
当然ながら、ピークはラスボスである志々雄真実との対決になるわけで仕方ないとも思える。
ならば、せっかくビジュアルよく揃っている志々雄真実及び“十本刀”の面々のもう少し細かい描写を充実させて欲しかった。
(左之助と安慈の邂逅シーンは入れとかなきゃマズイんじゃ……)

まあ総じて“前編”らしい映画である。“後編”の盛り返しに期待するしかない。
鉄腕麗人さん [ブルーレイ(邦画)] 5点(2015-03-01 01:35:29)
28.ネタバレ 2部作の前編としては良くできてるんじゃないだろうか。アクションは文句無くいいし、キャラクターも板についてきた。話の構成も、張との闘い(彼も良かった)を山として、後編へ展開も悪くない。
ラグさん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2015-04-10 00:11:11)
27.ネタバレ 原作未読。「志々雄二部作」の前篇という位置づけだが、主要キャストの素性や剣心の心情を理解するうえで第1作は観ておいた方がわかりやすい。本作では特に「志々雄」という敵キャラの存在感が前作から大きくスケールアップしており、見応えがあった。一般に殺陣のスピード感を求めると刀を軽量化して、その結果インチキ感が増すものだが、本シリーズではそれをギリギリの線で防いでおり、邦画の殺陣アクションの新しい地平を開く進化をみせている。本作は多数のキャラクターを登場させつつ後半のクライマックスにつなぐ、という前篇の役割をきっちり押さえた形だが、「蒼紫」のエピソードは(原作にはあるのだろうが)本作では思い切って削った方がテンポが良かったと思う。
田吾作さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2015-04-12 13:45:04)
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【点数情報】

Review人数 46人
平均点数 5.78点
000.00%
100.00%
200.00%
336.52%
448.70%
51123.91%
61328.26%
71226.09%
836.52%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.25点 Review4人
3 鑑賞後の後味 5.66点 Review3人
4 音楽評価 7.00点 Review4人
5 感泣評価 2.00点 Review1人

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