映画『博士と彼女のセオリー』の口コミ・レビュー

博士と彼女のセオリー

[ハカセトカノジョノセオリー]
The Theory of Everything
2014年上映時間:124分
平均点:6.64 / 10(Review 25人) (点数分布表示)
公開開始日(2015-03-13)
ドラマラブストーリー伝記ものロマンス
新規登録(2015-01-27)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2019-09-19)【Olias】さん
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監督ジェームズ・マーシュ[監督]
キャストエディ・レッドメイン(男優)スティーブン・ホーキング
フェリシティ・ジョーンズ〔女優・1983年生〕(女優)ジェーン・ワイルド
エミリー・ワトソン(女優)ベリル・ワイルド
サイモン・マクバーニー(男優)フランク・ホーキング
デヴィッド・シューリス(男優)デニス・シャーマ
アダム・ゴドレー(男優)
サイモン・チャンドラー(男優)
佐古真弓ジェーン・ワイルド(日本語吹き替え版)
伊藤和晃デニス・シャーマ(日本語吹き替え版)
定岡小百合(日本語吹き替え版)
音楽ヨハン・ヨハンソン
撮影ブノワ・ドゥローム
製作エリック・フェルナー
ティム・ビーヴァン
配給東宝東和
美術ジョン・ポール・ケリー(プロダクション・デザイン)
編集ジンクス・ゴッドフリー
字幕翻訳松浦美奈
あらすじ
1963年のケンブリッジ大学。物理学の天才として将来を期待される21歳のスティーブン・ホーキング(エディ・レッドメイン)は、文学を学ぶジェーン(フェリシティ・ジョーンズ)と出会い、恋に落ちる。しかし、直後にスティーブンはALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症し、余命2年の宣告を受けてしまう。
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💬口コミ一覧

25.余命2年。そのあまりに残酷な“運命”を突きつけられ、“彼”は己の人生から逃避するように“彼女”の元を去ろうとする。
それでも、彼女は背筋をピンと伸ばして、彼の後を付いていく。
そして、眼鏡の汚れを拭き取り、キスをする。
その瞬間、彼は、彼女によって、その先の人生を生きる意味を与えられたのだと思う。

生かした者と、生かされた者。
両者は時の流れとともに、くるくると回転するように、入れ替わり、立ち代わる。
この映画は、現代が誇る“天才物理学者”の功績を描くものではない。
スティーブンとジェーン。この男女が共に過ごした「時間」を、ありのままに切り取ったような映画だった。

それぞれの人間の強さも弱さも平等に描いたこの物語は、必ずしも綺麗事ばかりではない。
過酷な人生の中で、当然起こり得る人間の感情の機微を、決して臆すること無く誠実に描き出したこの映画は、とても勇敢で、辛辣で、だからこそ“人間”に対する慈愛に溢れていると思えた。


スティーブン・ホーキングという物理学者が専門とする「量子宇宙論」なるものを正確に理解することなんて、僕には出来やしない。
けれど、それが「宇宙」と「時間」という絶対的な概念に対する果てしない探求であることは分かる。

この映画が、二人の男女の心模様を通じて描きつけたものは、まさにその「時間」の残酷さと慈しみだった。
“2年”という時間の限界を越えて生き続けた男と、彼を生かした女。
誰よりも明晰な頭脳を持ちながら、その考えを伝えるためには、誰よりも膨大な時間が必要となってしまった男。
時に奇跡的に、時に過酷に、「時間」は彼らを生かした。


ラスト、博士と彼女は並び、「見てごらん、僕らが築き上げたものを」と視界を共にする。
その瞬間、かつて彼が提唱した理論をなぞるように“彼らの時間”が巻き戻っていく。
彼らが辿った道程とその行く末が、幸福だったのか、不幸だったのか、それは他人には分からないし分かる必要もない。
それは彼らだけが、判別すればいいことだ。

ただ僕は、二人が歩んだ「時間」そのものが放つ光に涙が止まらなかった。

たぶん、この2、3年ほどの間でいちばん泣いた。
喜びも、悲しみも、全部ひっくるめて泣いた。
それは、「宇宙」と「時間」の真理を追求する天才物理学者を描いたこの映画において、とても相応しいことだったと思う。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 10点(2015-03-14 23:29:16)
24.ネタバレ 余命二年と宣告されたら?しかも筋力が徐々に弱り動けなくなる病気で、治療法は現在まで確立されていない。絶望しかない。だがそんな彼を受け止めてくれる存在がいた。彼の限りなくゼロに近くなった「時間」は彼女を得た瞬間また動き始める。

彼と彼女の「時間」をこの映画は丁寧に描いていく。そこに伝記映画にありがちなあざとさはなく誠実に描いている感じが好印象。エディ・レッドメインの観ているうちに演技とは思えなくなってくる演技が素晴らしい。徐々に現れる障害の症状を段階的に演じ分けていて圧巻だ。それを支えるフェリシティ・ジョーンズも凛とした雰囲気に芯の強さを感じさせる演技で美しい。これからが楽しみな二人だ。

二年と思われた二人の「時間」は想像を越えて長いものに。その長い年月の間に二人の想いも揺れ動き、関係も変遷していく。ラスト彼らの積み上げた「時間」が巻き戻っていく演出はあざといと思いながらも涙をこらえきれなかった。苦能と困難、輝かしい瞬間、花火の下でのキス、そして出会い。なにげないあの出会いが運命的なものだった。しかし、それは誰の人生においても同じだ。なにげない「時間」を誰もが生きている。そう思うと背筋がピンとなる。まっすぐに前を向いていれば、自分を見つめる瞳がそこにあるかもしれない。そう思わせる素晴らしい人間賛歌だった。
さん [映画館(字幕)] 8点(2015-03-23 01:31:06)
👍 1
23.監督のスマートな演出と役者人の素直な熱演。そして何よりもこの実在する夫妻の愛の形に脱帽。美しい終わり方。監督の作家性のさじ加減も適度。ラストのエンドロールはちょっと安っぽくて、あれでテレビ特番的になったと思う。あとヨハンヨハンセンの音楽も素晴らしい。良い映画。
ジョニーボーイさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-03-23 03:27:24)
22.ネタバレ 実話なので仕方ないですが、ラブストーリーを期待したら全然違ってたのでしょんぼりしました。演技が凄いので見応えがありました。愛の力というよりはスティーヴン自身の生命力や与えられた使命で長生きをしていることを確信しました。ポスターやパンフレットからも一見ラブストーリーに見えるのが何かおかしいです。
DAIMETALさん [映画館(字幕)] 8点(2015-03-26 00:18:00)
21.ネタバレ 「いい映画を観たなぁ」と思える映画でした。ホーキング博士と妻の半生、お互いが最終的には違う道を選ぶけど、二人が一緒に築いてきた人生の重みはほかに代え難いものだったという感じがします。エンディングでタイムマシンのように時が巻き戻される演出、自分は素直に感動しました。ホーキングのあの屈託のない笑顔、妻のまっすぐな眼差し、いやぁいい映画時間を堪能しました。
珈琲時間さん [映画館(字幕)] 9点(2015-04-05 10:21:52)
20.ネタバレ 見終わったときは、素直に「良い映画だったな」と思いました。
主演の男優は、衰えていく身体機能段階や表情や目線での演技が見事でした。

ホーキング博士については、有名な著書名と車椅子のイメージしかなかったので、
結婚してお子さんもいたとか、こういう夫婦の物語があったとか、この映画で初めて知ったわけです。
奥さんの大変さとか、女として母親としての苦労も理解できるし、博士の男としての懐の深さとか、いろいろ感心しました。

でも、最後、一緒に観た友達の「なんだ、あの奥さん結局不倫じゃない」という一言で、
何と言うか、まぁ皆さんご存命だし、そんなドロドロした感じで描けないだろうし、綺麗にまとめるしかないだろうし、など擁護する言葉を捜すうちに、そういえば凄く感動したわけでもないなと思ったのは確かです。
nanapinoさん [映画館(字幕)] 6点(2015-04-18 22:40:14)
19.ネタバレ BBC版『ホーキング』が学究的な側面に焦点を当てているのに対し、
こちらはその『ホーキング』がラストで字幕として簡潔にふれた
恋愛部分が主となっており、ジェーン側の視点が強調される。

スティーブン博士の学究のモティーフでもある逆回転も
レコード盤、車輪、コーヒー、手を繋いでのダンスと様々な媒体で登場させながら
ラストに集約していくわけだが
作り手は実に実に善良で、存命中の各登場人物に対するアプローチは当然ながら
ひたすら八方美人である。

この気配り具合ならばモデルも当然その無難な内容に満足するだろうが、それは必ずしも
映画の良さを保障はしない。
ユーカラさん [映画館(字幕なし「原語」)] 5点(2015-05-18 23:58:44)
18.ネタバレ 難病ALS患者にして宇宙論の最先端研究者、スティーヴン・ホーキング博士と献身妻。実話に基づいた心温まる愛の物語。ハカセのただ一つの幸運は、妻をはじめ周囲に温かく優しい人たちに恵まれたコト。みんなぁで成した偉業。車イス姿で浮かべる沈痛な表情、痛々しいほどの迫真の名演技でエディ・レッドメインが米アカデミー最優秀主演男優賞受賞。宇宙の無限性に自らの可能性を垣間見る、爽快な幕切れ。
獅子-平常心さん [映画館(字幕)] 6点(2015-05-24 22:31:55)
17.ネタバレ 実話だけに、何とも身につまされるお話。ALSなどの病気ではなくても老化は皆平等にある訳で、同じような境遇にいずれは陥る。描かれてはいなかったけど「しも」のお世話もあるだろうし。。。奥さんと博士の気持ちがよーく理解できました。博士のようにある程度の財力があるのであればいいが、実際はそうもいかない訳で。ふ〜。。。映画としてはアングルも含めて映像がとても綺麗。いい映画の条件ですね。
kaaazさん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2015-08-29 00:12:48)
16.やっぱり存命中の人物のノンフィクション映画はつくりかたが難しいのかなぁと思ってしまう。
病気の姿から正常な姿へのシームレスな流れの映像は映画的な説得力があるが、韓国映画のオアシスは超えてない。
aimihcimuimさん [DVD(字幕)] 6点(2015-11-03 22:18:52)
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15.ネタバレ 数学や物理学って、厳密には現実の世界をうまく表せない部分もあって、解に虚数が出てくるのなんて現実世界では展開できないこともあるし、単純なことを言えば「ここからマイナス3メートル移動して」と言われたら、この命に従える人はいないし、数学のある視点だけに偏ると『きっと、星のせいじゃない』で出てくるような亀に追いつくことは不可能というパラドックスも生じるし…僕は現代の数学や物理学を手放しには信じていない。宇宙の始まりはビッグバンだとか言われた頃は「じゃあ、その前は?」とずっと思ってきたし、宇宙は膨張していると言われても「その外側どうなってるの? どこまで傍聴できるの?」とか疑問は尽きない。なので、ホーキングの科学的価値というのは僕は全く信用していない。だからそういう科学的視点ではこの映画はちっとも価値を感じない。間違いを頑なに認めない科学者は問題外だけど、持論を「あれは間違いだった」と言っても名声や価値が下がっていかない科学者って珍しいなとも思う。そこは別として、一人のただの人間として観た時、牧師さんの存在に対して奥さんの気持ちにも気づいてたはずのホーキングのベッドでの姿がちょっと痛々しかったし、牧師さんも可哀想だった。と、思うと、新しく現れた女性のことでもまた無問題というわけにはいかず、人間ていろいろややこしいなと思う。奥さんいなかったら、本当に2年とか短命で終わってるかもしれないなと思う反面、みなさんまだご存命で生活があるわけで、多分映画化においてはかなり美化されてるんじゃないかな〜? と思ったりもします。ビッグバンとシンクロさせて、出来事を巻き戻しにする映像は安直で好きになれない。「だからなに?」状態でした。僕が一番疑問に思っていることは「ホーキングは死にたいと思ったことはないのだろうか?」ということだったけれど、そういうものは一切描かれてなかった。彼はそんなに強くて前向きなの? 本当にそういう人なら秘訣を知りたい。
だみおさん [DVD(吹替)] 3点(2016-01-30 01:29:53)
14.主人公の演技を見ることが、この映画の全てだと感じた。
内容は確りと面白く、飽きることなく観れる。
ただ、心につよく残るものがあるかといえば、そうではなかった。
タックスマン4さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2016-02-09 09:52:17)
13.ネタバレ 邦題の意味深なタイトルは、シビアなものだった。愛があれば乗り越えられるかと言えば、やはり奥さんのジェーンには女性と言えど人間であり、ホーキンスか、子どもの未来かは、かなりキツイ選択だったと思われる。あの夜、テントを訪れた奥さんの女性としての行動は、男性から見ると残念なものだったが、彼女なりの考えがあってのことだったのだろう。それがこの邦題にあらわれてるのだ。一人の女性の愛の独占は得られなかったホーキンスだったが、より大きな愛に包まれることとなる。こういうハッピーエンドもあるのだろう。それにしても、女性としてこのようなアドバイスをしたホーキンスのお母さんが、あのエミリーワトソンというのがチョイ役ながら、ビシッと映画を引き締めてる。エミリーワトソンは、普通の愛では収まらぬ役ばっかりやってるもんね。彼女だから出来た役どころ。実に映画としてキチンと計算されている。ホーキンスの理論って難しいんだろうけど、その大枠を知ることができたのが、映画ファンのちょっとした喜びであった。映画は勉強にもなるんだよね(笑)
トントさん [DVD(字幕)] 7点(2016-04-29 21:40:20)
12.ネタバレ ホーキングさん、あなたの病名は運動ニューロン疾患です。脳からの命令が徐々に筋肉に伝わらなくなり、運動が困難になります。たとえば、話すこと、歩くこと、そして食事や呼吸までも…。最後には、随意運動を制御する能力が完全に失われます。自分の意志で身体を動かすことが出来なくなるのです。残念ですが、余命は2年といったところでしょう。もちろん、脳は影響を受けません。思考力も変わらない。ただ、それを誰にも伝えることが出来なくなるのです。実に、残念です――。1963年、英国。ケンブリッジ大学の宇宙物理学科に進学してきた青年、ホーキングはその卓越した思考能力で将来を有望視されていた。大学のパーティで知り合ったジェーンという素敵な恋人も手に入れ、輝かしい未来に向けて順風満帆に過ごしていた彼だったが、突如として悲劇に見舞われる。ALS。徐々に筋肉が衰え、いずれは寝たきりとなってしまうそんな難病を発症してしまったのだ。当然、自暴自棄に陥りそうになるホーキング。だが、名実共に妻となり献身的に支えてくれるジェーンの助けによって彼は博士号を手に入れ、さらには愛する子供たちまで授かることに。そんな2人に更なる試練が訪れる……。車椅子の天才として名高い物理学者、スティーブン・ホーキング博士。本作は、そんな彼と妻との長年にわたる愛の日々に焦点をあてて描いたヒューマン・ドラマだ。昔、『ホーキング、宇宙を語る』という彼の著書を読んで、その虚時間という考え方――時間というものは自分たち3次元の人間からしたら流れているように見えるけれども、5次元6次元という高度な視点から見ればそれはあらかじめ描かれた地図のようなもので、全ては決まっている(なにぶん大昔に読んだもので間違ってたらごめんなさい!)に感銘を受けた者としては、彼のその人間としての私生活を描いた本作を興味深く鑑賞してみました。確かに、まだ描かれた人々がご存命ということもあってか、幾分か綺麗事に纏めすぎられたきらいはあるものの、美しい映像や音楽、何より役者陣のナチュラルな演技が素晴らしく、最後まで惹き込まれて観ることが出来ました。これは男と女のままならない愛の物語であり、人が家族となることの素晴らしさをとことんまで肯定的に描いた心温まるドラマでもあり、決して数式では割り切れない人間の力強さを描いた賛歌でもある。最後は別れてしまったけれど、彼らの愛の軌跡になんだか柄にもなく切なくなってしまいました。欲を言えば、もう少しホーキング博士の科学者としての側面にも光をあててほしかったけれど、それでも充分見応えのあるヒューマン・ドラマの佳品と言っていい。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 7点(2016-05-11 01:25:11)
11.ネタバレ ○何度か説明されていたが、主人公の発見がどれだけすごいのか、自分の理解不足もあっただろうがいまいち分からなかった。○とは言え、エディ・レッドメインの演技は素晴らしかった。○後日談を調べると、あの家政婦とも離婚しているんだな。
TOSHIさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-05-29 09:57:45)
10.ネタバレ やっぱり、伝記物の枠内を超えられなかった作品。あえてこの超有名な物理学者を採り上げるのであれば、その思考はどこから編み出されてきたのかとか、さらには障害を有しながらどうやってその頭脳から発想を具現化したのかとか、表現してほしいところはいろいろあるのに、ほとんどはさらっとすっ飛ばされている。ジョナサンがどうのこうのとかメロドラマみたいなのはいらんから、制作者もちゃんと学問に立ち向かえよ。●と思っていたらエンドクレジットで気づいたのですが、これって、ジェーンの著作が原作だったのですね。それなら素直に、ジェーンを主人公にすればよかったのに・・・。
Oliasさん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2016-07-24 00:52:29)
9.ネタバレ かのスティーブン・ホーキング博士と妻であったジェーンとの結婚生活とその終わり。言ってしまえば他者の私生活だけれど、存命中の博士や関係者らにもきちんと配慮した、品のある筆致で描かれていると思います。
博士とジェーン、二人とも共感しやすく好感の持てる人柄として描写されており、ゆえにジェーンの心の揺れに、こちらも一緒に苦悩するのでした。
病を得てもいなくても、人の心とは測れないもの。
言葉では言い尽くせない思いを数年にわたって抱えながら、二人が誠実に精一杯生きてきたことが伝わる良い映画でした。
エディ・レッドメインはそりゃあオスカー獲りますよもちろん。顔立ちがもともと似ているのも手伝って、博士ご本人そのものに見える。限られた顔の筋肉の動きで出す表情も見事で、これは役者が放つ、一世一代の渾身の演技でありましょう。彼の瞳は雄弁で、ジェーンとの別れを意味するシーンでの彼の表情を思い出すと、今また泣けてきます。
tottokoさん [DVD(字幕)] 8点(2016-09-25 23:53:53)
8.ネタバレ ホーキング博士の名前と顔、病気のことくらいは知っていたが、その人となりはほとんど知らなかった。スティーヴンの妻・ジェーンの自伝が基にしているだけあって、プライベートなこともかなり忠実に描かれているようだ。主演俳優もホーキング博士によく似ている。妻のほうはまったく似てないけれど、もともと顔を知らないから違和感はない。
ジェーンはスティーヴンが一、二年の命で、それまでは全力で彼を支えようとしたのだが、これほど長生きするとは考えもしなかっただろう。障害者の夫に加えて子供も二人抱えては、一人ではどうにもできなくなるのは当たり前。そこで手伝いを牧師のジョナサンに頼んだのが運命の出会い。あからさまな不倫関係には描いていないが、ジェーンがジョナサンのテントの中に入っていくシーンでサラッと示唆していた。
ジェーンとジョナサンが別れて、スティーヴンの世話をしたのが看護師のエレイン。スティーヴンがジェーンより心の繋がりを感じるエレインのほうに傾いていったのは自然の流れか。スティーヴンとジェーンの別れのシーンも印象的。エレインと一緒にアメリカに行って面倒を見てもらうと告げた時、それですべてをわかり合えた二人。離婚や再婚、三角関係など、普通の人と変わらない。
映画では描かれていないが、スティーヴンは結局エレインとも別れたとか。乙武氏もそうだが、色恋に身体的ハンデキャップをまったく感じさせないエネルギッシュな生命力とタフな精神力には舌を巻く。
宇宙の理論はさっぱりわからなかったが、誰もが身近に感じる人間ドラマにはなっている。
飛鳥さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2016-10-20 22:11:19)
7.確かに演技は素晴らしいと感じた。物語も結果的に幸せなことが多い。
ただし、この映画は淡々と進んでいくのでインパクトはない。多少残念だが、劇的にするのは逆に難しいんだろうな、と。宇宙論をもっと取り入れても良かったかな、ぐらい。
simpleさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-01-15 19:56:17)
6.スティーヴン・ホーキング博士と彼の妻ジェーンの関係をつづった物語。若くして不治の病に侵された博士とそれを支える妻の愛が美しく描かれていて感動させてくれます。ただ、見ていると話しの繋がりが悪いというか説明不足のシーンも何か所かあって、ちょっと安っぽい感じの仕上がりに感じました。映画は時間が限られているので仕方がないとは思いますが、もう少しうまく編集して欲しかったです。
ぽじっこさん [CS・衛星(吹替)] 7点(2017-01-22 13:47:01)
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【点数情報】

Review人数 25人
平均点数 6.64点
000.00%
100.00%
200.00%
314.00%
400.00%
5416.00%
6832.00%
7520.00%
8416.00%
928.00%
1014.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 1.50点 Review2人
2 ストーリー評価 6.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review3人
4 音楽評価 7.50点 Review2人
5 感泣評価 6.00点 Review2人

【アカデミー賞 情報】

2014年 87回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞エディ・レッドメイン受賞 
主演女優賞フェリシティ・ジョーンズ〔女優・1983年生〕候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)ヨハン・ヨハンソン候補(ノミネート) 
脚色賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2014年 72回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演女優賞(ドラマ部門)フェリシティ・ジョーンズ〔女優・1983年生〕候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)エディ・レッドメイン受賞 
作曲賞ヨハン・ヨハンソン受賞 

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