映画『イニシエーション・ラブ』のいいねされた口コミ・レビュー

イニシエーション・ラブ

[イニシエーションラブ]
Initiation Love
2015年上映時間:110分
平均点:6.24 / 10(Review 34人) (点数分布表示)
公開開始日(2015-05-23)
ラブストーリーミステリー小説の映画化
新規登録(2015-02-09)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2019-01-21)【3737】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督堤幸彦
キャスト松田翔太(男優)鈴木
前田敦子(女優)成岡繭子
木村文乃(女優)石丸美弥子
森田甘路(男優)鈴木夕樹
三浦貴大(男優)海藤
前野朋哉(男優)梵ちゃん
森岡龍(男優)望月大輔
矢野聖人(男優)北原鉄平
藤原季節(男優)大石肇
吉谷彩子(女優)松本優子
松浦雅(女優)青島ナツコ
大西礼芳(女優)松島ジュンコ
佐藤玲(女優)日比まどか
山西惇(男優)桑島課長
木梨憲武(男優)静岡支店部長
手塚理美(女優)石丸詩穂
片岡鶴太郎(男優)石丸広輝
池上幸平(男優)天童
村岡希美(女優)ホテル受付
原作乾くるみ「イニシエーション・ラブ」(文春文庫)
脚本井上テテ 
音楽ガブリエル・ロベルト
作詞桑田佳祐「夏をあきらめて」
松本隆「ルビーの指環」「木綿のハンカチーフ」
小椋佳「揺れるまなざし」
小田和正「Yes-No」
浜田省吾「DANCE」
作曲桑田佳祐「夏をあきらめて」
寺尾聰「ルビーの指環」
馬飼野康二「愛のメモリー」
小椋佳「揺れるまなざし」
小田和正「Yes-No」
浜田省吾「DANCE」
挿入曲研ナオコ「夏をあきらめて」
寺尾聰「ルビーの指環」
松崎しげる「愛のメモリー」
小椋佳「揺れるまなざし」
浜田省吾「DANCE」
中村雅俊「心の色」
撮影唐沢悟
製作日本テレビ(『イニシエーション・ラブ』製作委員会)
東宝(『イニシエーション・ラブ』製作委員会)
読売テレビ(『イニシエーション・ラブ』製作委員会)
企画日本テレビ(企画・製作)
プロデューサー奥田誠治(ゼネラルプロデューサー)
配給東宝
美術相馬直樹[美術]
編集伊藤伸行
照明木村匡博
スポンサーリンク

💬口コミ一覧

11.ネタバレ 私のセンスの無さを白状するようで恥ずかしいのですが、セールスポイントである例のカラクリや懐かし文化風俗も然ることながら、ベタなラブストーリーに釘づけでした!冴えないデブ、奇跡の交際から破局までの夢物語が、どうにも痛痒く、身悶えしながら感情移入してしまったのです。堤監督もやれば出来るじゃんと言う感じ(失礼)。どんでん返しを成立させたキャスティングもお見事ですが、やはり本作は前田敦子に尽きると思います。これが桐谷美鈴とか佐々木希とか原節子とかグレース・ケリーなんかだと、美人過ぎてリアリティゼロ(ん?)。ところが、前田の場合“こんな俺でも手が届くかもしれない”と錯覚させる、良い意味での庶民感があります(本気でホメてます)。これが元トップアイドルのポテンシャル。そんな平凡女の“したたかさ”が迷宮の入り口でありました。「タっくんが初めての人で良かった(はーと)」にいろんな意味でノックアウトされたワケです。彼女は決して性悪ではなく、普通の女性。凡百の女の処世術に、男はなす術がないと。ラストカット、繭子の微笑みに隠されていたものに、どうぞ震えてください……。“前田敦子は脇役で勝負すべし”が持論でしたが、本作では立派に華を感じました(実際周りに花が咲いていましたしね笑)。女優根性もあるようですし、主演助演問わず、ますます活躍が期待出来るのではないでしょうか。
目隠シストさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-05-25 20:27:13)
👍 2
10.映像化不可能とされていた綾辻行人の「十角館の殺人」がドラマ化されるということで話題になっているらしい。
近年の日本のミステリーは叙述トリックを使用したものが多いので、基本的に映像化は困難なところをあえて映像化にチャレンジする映画人も結構いるようです。
そんな作品を観てみると、やはりこれは本当に映像化不可能だったんだなって感想になることがほとんどです。
イニシエーションラブは映像化に成功した希有な例とも言えるのではないでしょうか。
しかもその映像化を可能にしたテクニックというのが、たった一言、「俺あっちゃんのために痩せるよ(実際は、あっちゃんのところは役名)」を追加することだけだというのには目から鱗が落ちる思いでした。
やはり頭がいい人はいるものだなあ。
原作はこの作者さんの奇跡の一作ともいえる超傑作ミステリで、一時期書店やヴィレッジヴァンガードに行くたび平積みにされているのを目にしたもの。
つけられたポップには「最後の一行で全く違う物語になる」と書かれ、ぼくはそれに非常に興味をそそられて読みました。
実は原作の結末は考えオチと言えるもので、直感的に理解しにくいんです。
「最後の一行で全く違う物語になる」と聞かされて読んだはいいものの、その最後の一行の意味が理解できず検証サイトなどを探してやっと合点がいったという読者も多いでしょう。
スッキリと気持ちよく読み終われる小説ではなかったわけですね。
映画ではここのところを非常にわかりやすく直感的に受け入れやすく作られています。
しかも原作と違って爽快感のあるラストとなっています。
これも映画ならではの変更点で、映画と小説という違った二つの表現方法に見事に対応できた作品と言えるでしょう。
人が死なないミステリ(胎児を人であると解釈するならば別ですが)であり、さらに言えば犯罪が起きないミステリという点で非常に珍しい他に例を見ない作品と言えます。
2部になった構成を、原作ではカセットテープのA面B面になぞらえていて、これは作品のトリックを暗示していると同時に、カセットテープが全盛だった時代を想起させるノスタルジア文学の体裁を可能にしています。
映画もそんな時代感を出せていれば、もっと訴求力があったと思います。
自作のカセットを作ってウォークマンで聞いたりドライブの時にカーステレオでかけていたことを懐かしく思うかたも多いですから。
キャスティングについては、ぼくは文句はありませんが、違和感を感じる人がいるのも理解できます。
アイドルにはアンチのかたもいますからね。
原作を読んで意味がわからなかったというかたは、観てみてはいかがでしょうか。
かずくんさん [インターネット(邦画)] 6点(2024-04-02 14:18:50)
👍 1
9.ネタバレ 原作は気になっていたけど未読。おかげで見事にだまされたわけですが、だまされたからいい映画だったかといえば、どうだろう・・・。ラスト5分以外の100分間、ひたすらバラエティ番組の再現VTR並みに酷い恋愛劇を見せられるのは正直しんどかった。たしかに細かい違和感は多々ちりばめられているものの、メインとなるストーリーは本当につまらないベタベタの仕様。音楽や80年代風俗の描き方も中途半端。ファッションやBGMだけ80年代風にしても、登場人物の細かいしぐさとか台詞まわしは現代的で、そこまで作り込まれていない中途半端さが目立つ。たとえば、前田敦子演じる繭子が本当に「男女7人秋物語」を楽しみに見ていたふうには見えないのだ。というわけで、制作側が言う「ラスト5分」のためにひたすら我慢して見ていた。それでも、ラストのどんでん返しで「あーそれを描きたかったのね」というテーマが浮かび上がればいいのですが、そこから見えてきたのは、トリックの巧みさよりも、若干ミソジニー(女性嫌悪)入ったふうの「女は怖い」感。物語的には松田翔太演じる鈴木君の「クズ男」ぶりが目立つ後半だったので、彼が罰を受ける的な流れなんだろうなあと思ってはいたけれど、そこで「どっちもどっち」風にしてしまったのはどうなんだろう。とくに、繭子の「傷」の描き方は、2010年代の映画としてはちょっと受け入れられるレベルではない。だまされてスッキリどころか、「ちょっと体調が悪くて」「便秘だった」「ビールがおいしー!」の流れを「面白いでしょ」ってドヤ顔で語ってそうな制作陣に対するモヤモヤだけがつのったラストでした。
ころりさんさん [インターネット(邦画)] 3点(2021-02-19 08:30:28)
👍 1
8.ネタバレ “都会の絵の具に染まらないで帰ってネ”
これが効きました。これが終始かなり効いてしまいました。
そんな木綿のハンカチーフの世界とイニシエーション・ラブのこの世界へのリンク 
見事にハマって さあ大変。

以下、木綿のハンカチーフの歌詞を転載しておきます。
1番、2番、3番と途中で聴くのを辞めちゃ駄目な曲のその代表。
是非とも最後、4番まで聴いて理解をしてほしく思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
恋人よ ぼくは旅立つ
東へと向かう列車で  
はなやいだ街で 君への贈りもの
探す 探すつもりだ

いいえ あなた 私は
欲しいものはないのよ
ただ都会の絵の具に
染まらないで 帰って 染まらないで 帰って

恋人よ 半年が過ぎ
逢えないが泣かないでくれ
都会で流行の 指輪を送るよ
君に 君に似合うはずだ

いいえ 星のダイヤも
海に眠る真珠も
きっと あなたのキスほど
きらめくはずないもの きらめくはずないもの

恋人よ いまも素顔で
くち紅も つけないままか
見間違うような スーツ着たぼくの
写真 写真を見てくれ

いいえ 草にねころぶ
あなたが好きだったの
でも 木枯らしのビル街
からだに気をつけてね  からだに気をつけてね

恋人よ 君を忘れて
変わってく ぼくを許して
毎日愉快に 過ごす街角
ぼくは ぼくは帰れない

あなた 最後のわがまま
贈りものをねだるわ
ねえ 涙拭く木綿の
ハンカチーフください ハンカチーフくださいいいい (;≧д≦)ってかー!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

どうですか。切ないラブソングですよね 
好きなんだけども、悲しい歌。
だから、なにってことになりますが、遠距離恋愛経験者だからこそ分かり得る胸痛ソングとこの作品とのリンク。
原作者の乾くるみさん、脚本書いてる井上テテさん、そして監督:堤幸彦さん
どの段階で誰がこの歌をチョイスしたのか分かりませんが、そこは誰でもいいです 
とにかく木綿を含めてハメ込みソングが全てよかった そして最後のSHOW ME♪ すごく衝撃的でした。

最後に一言、たっくん、悔しくなるほどイイ男 ←たつやのほう。 
松田翔太君もまだ若いのに、なぜだか87年がとても似合った いい男。かっとびスターレットが似合った いい男。
3737さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2018-12-09 00:44:21)
👍 1
7.ネタバレ 原作既読なので、壮大にネタバレしてから観たら騙されるわけがないのです。全てがラストのネタばらしに向かって進んでいくための伏線で、脳内補完しながら観てました。もし原作読んでいなければ違和感を持ちながらも騙されてたかな、ということで、ちょっと甘めの点数です。あとは、個人的趣向ではありますが、木村文乃さんと前田敦子さんのどちらを選択できるなら、迷うことなく木村文乃さんです。
いっちぃさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2018-09-17 14:14:19)
👍 1
スポンサーリンク
6.ネタバレ 見終わって、なるほどそう言うことかと。まんまと騙されて見ていた。途中までは前半と後半で鈴木がいくらんなんでも変わり過ぎやろ~wってレビュー書くときに突っ込んだろうと思っていたが、そりゃそのハズだわなと(笑)。80年代を感じさせる当時の音楽や、衣装、流行を盛り込んでいて、そう言う部分は良かったし、あの赤い車も今見るとオシャレにさえ見えた。個人的な好みもあるがどうも前田敦子に魅力を感じなかったので、なんでそんなにこの女が好きなんだ~と思っていたし、役的にもこいつビッチやろと思っていたら、まぁそうだったわけだが。何が言いたいかと言うと自分なら木村文乃一直線だな~と言うこと。
スワローマンさん [インターネット(邦画)] 5点(2018-06-24 10:33:02)
👍 1
5.ネタバレ まんまとハメられました(笑)でもそれはこの映画の評価には影響を与えません。
騙される映画は深読みしすぎず一度素直に見て騙されてないとおもしろさ半減と言う事にするとして…。
この映画、ミステリーでもあると言われて居る訳ですが
そこに巧妙なトリックがあるわけではありません。ミステリ小説、百戦錬磨のような人からすれば
簡単に見破る事でしょう。後々考えると伏線も多めですから。
ただ、私の好みは、複雑怪奇な知恵の輪を解くような複雑なミステリ物よりも
むしろトリックは単純でもそのトリックが見ている者にどのような影響を与えるか、または物語に
そのトリックがどういう影響を与えて居るかの方が重要で、この映画でそれは成功している。
そう思えます。ただこの映画の残念な所はミステリを強調しすぎているがゆえに
トリックを見破る方に関心を向けさせててしまっている所が少し残念な所でしょうか。
ミステリ好きが手に取るには物足りないでしょうし、後で騙されると言うオチを知って居る以上
答えを聞いたとき驚きよりも「ああ、そう来たのね」という心境がつよく効果半減でしょうか。

しかし、それらを差し引いても、この映画はとても面白かった。
映画のタイトルになっているイニシエーションラブ。つまり通過点の恋愛を題材にしている事が面白くしている。
過去を振り返った時、特にあの時代に生きた人は男も女も主人公達の姿に少し既視感のような物を感じないだろうか。
多くの人が最初の恋愛は不慣れで、相手の心より自分の気持ちを優先したり傷つけたり傷つけられたりするものだ。
堕胎はともかくとしても、これらの話には多くの人が多少なりとも身に覚えがありそうな話。

デブでいけてなかったハズのたっくんが、少し社会を知ったからって生意気にも・・・。
前田敦子の不幸な境遇を見を見せる事で、一方では可哀想と思いながらも
もう一方では自分の過去の様々な出来事を思い出しモヤモヤしたものを感じさせる訳だが、
最後の最後でトリックのネタバラしで女性のしたたかさを解き明かされる事によって
モヤモヤを感じていた自分の事や様々な事が、ちょっと馬鹿馬鹿しく思わず笑い飛ばせるような。
そんな仕上がりが何とも上手いと思いました。また、80年代後半に設定した事も上手いと思いました。
このストーリーは平成生まれのラブストーリーでは共感を得られる人が減っている気がする。
今となっては、その年代の恋愛は、昔話のおとぎ話になっている訳ですから。

物語の続きは描かれて居ないが自然と物語を心の中で勝手に描いてしまうような、そんな巧妙さがある。
そして、その物語の続きは人によって違うのだろう。
前田敦子と松田翔太にとって二人の恋はイニシエーションラブだった。
松田翔太は実直な青年だったが都会に出て住む世界が変わっていき気持ちが離れて行く事を感じるも
それを受け入れるしかない悲しい結末の見えた恋。日頃の報われない寂しさを
何でも自分の思い通りに動いてくれる夕樹君を手のひらで転がすことで心の穴を埋めている部分もあったのだろう。
結果的にもう一人のたっくんが現れた事により、様々な事を知り悟ってしまう。
人生初の女性と過ごす幸せなクリスマスに、こんな過酷な現実を突きつけられるとは・・・。
夕樹君もまたイケメンとは違った形のイニシエーションラブの真っ最中・・・嗚呼・・可哀想・・・。
しかし彼は大手企業に内定を貰って都会に行くことが決まって居る。また新しい環境で色々あるのかな?
なんて私は物語の続きを、そんな想像で締めくくりました。とても面白い作品でした。
デミトリさん [DVD(邦画)] 9点(2017-01-15 23:43:33)
👍 1
4.ネタバレ コメディなら笑わせるのが目的で、ホラーなら怖がらせるのが目的で、本作の目的は騙すことなんだろうけど、完璧に1000%騙されてしまったので、この点数にしておきます。
日焼けの水着跡とか、コーラで汚れた服とか、着てきた服が買って貰った服だったり、借りた本があったり、妊娠したりとか、ヒントはいっぱい仕込まれてたけど、そもそも松田翔太になった時点で気付かないといけないわけで、それを勝手にそういう演出なんだと思い込んで騙されてしまうなんて、心の隙を突かれた感じです。
挙句の果てには、大学の専攻も違うし、下の名前も明かされるのに2人がぶつかるまで気付かなかった。
一旦信じてしまうと、とことん騙されてしまうんですね。
もうオレオレ詐欺で騙される人を笑ってられないです。
少し言い訳をするなら、物語自体が面白くて、この三角関係がどうなってしまうのか興味津々で、謎解きどころじゃなかったというところでしょうか。
前田敦子の醸し出す昭和感が魅力的で一気に物語に引き込まれてしまうんだけど、それを上回る木村文乃の平成感が刺激的で心が揺らぐ。
まあ、木村文乃もがっつり昭和の女なんだけど、東京の女は時代を先取りしてるんだろうね。
もう1回最初から見たら、騙されてた自分がアホみたいに感じられて、笑いが止まりません。
人ってこんなにも変わってしまうもんなんだなぁって納得してた初見の自分に、別人ですから!ってツッコミを入れてる2回目の自分が居ました。
騙しの小道具にもなってた電話の使い方が上手くて、携帯の無い時代の恋愛ってこんな感じだったなぁって懐かしかったです。
あと、冷静になって時間軸を考察してみると、正式に付き合い始めたのは別れた後のようだから、ギリギリセーフで二股じゃないような気もする。
前田敦子の視点で構成されたバージョンがあれば、心の移り変わりを垣間見られて、また違った面白味がありそうですね。
もとやさん [DVD(邦画)] 10点(2016-08-18 15:33:25)
😂 1
3.「ラストの5分、全てが覆る..ミステリー..」って触れ込みの本作、「ハードル上げすぎでしょう~」って思いながら(ラストを楽しみに)鑑賞.. う~ん、、やられた..突然のオチに やられた..(無警戒だった..) 脚本の 井上テテさん、堤監督、脱帽です! 物語は、“夏”、「デブ」で「ダサい」 主人公と、合コンをきっかけに、そのデブに好意を持つ女(前田敦子)が、繰り広げる..ゆる~い 恋愛ドラマで始まる..(なるほど、主人公が最後 ダマされるんやね..と思いつつ..) “冬”、(彼女に促され) なんと そのデブが..ダイエットに成功! 痩せて シュっ としたイケメン(松田翔太)に大変身..(ほぉ~ そうきたか..) 2人の関係は順調に進み、“春”、主人公は大学を卒業、彼女のために地元に就職する..ところが、東京へ転勤..彼女とは遠距離恋愛に..その後、東京で..同期でイイ感じの都会の女(木村文乃)が..主人公に想いを寄せ..徐々に、そしてさりげなく、グイグイ迫ってくる..(この辺りから、感情移入してしまい、普通に物語に入り込んでしまった..この時点で観ている方の 負け!です) あれよ、あれよという間に、“夏~秋”、絵に描いたような 「恋愛ドラマ」 が展開..そして クライマックス、「オイオイ、どうなるんだ!?」 って思った瞬間、真っ逆さまに(あぁ~れぇぇ~).. 主要キャストの人選が、絶妙でしたね~ 映画としての完成度の高さは、これに尽きると思います..それから、80年代という時代設定と、都会の女(木村文乃)の人物設定(演出)が、作品の中で、とてもよく効いています..「イニシエーション ラブ」という言葉を、あのシチュエーションで、あの台詞で使うとは..上手い! の一言..男なら 誰しも..折れてしまう.. 映画として、変化球ではありますが、秀作です! 参りました!
コナンが一番さん [DVD(邦画)] 8点(2016-01-29 20:46:02)
👍 1
2.ネタバレ 原作既読。原作ではまんまと騙されたので、映画では頭の中で整理しながら見ましたが、、割と上手く原作のトリックを取り入れたんじゃないでしょうか。随所に「あれっ?」というところがあるので、(原作未読の人でも)気づく人は違和感持つと思うんですが、映画はドンドン進んじゃうから補正しちゃうと思うんです。ラストのネタばらしで一気にコメディになるのは賛否あるかな。それにしても真由子はいったいどんな気持ちで二股掛けたんでしょうね。全くもって判りません。
Banjojoさん [映画館(邦画)] 7点(2015-06-16 21:14:15)
👍 1
1.ネタバレ  ラストのネタバレすんな、という注意メッセージが冒頭に出てくるので、なるべくそれに則って。全く触れずに感想を書くのはさすがに難しいのですが。でも、そのメッセージの書体からしてふざけてるような感じで、本編でもちょくちょくおふざけが顔を出し、ああ、やっぱり私の嫌いな堤幸彦作品だよ、と。

 まず、ラストに明かされる真相、アレは「そういう事なんじゃないの?」って仮定して見てたらその通りだったので、意外性も何もなく、あーあ、やっちゃった、って感じで。やっちゃったのは映画側じゃなくて私の側ですが。ヘンにアレコレと読み過ぎて面白さを消してしまうっていう。
 でも、見終わって考えると、その真相を隠すためのテクニックが随分とあざといんですね。映画のセオリーを破ってまで騙そうとしてます。ルール違反状態。

 そして、もっと気になったのが堤幸彦って人の毎度の不真面目っぷりが結果的に映画を疑問や不信感たっぷりなものにしてしまう事。
 ラスト、あっちゃんが随分と・・・に思えるような描き方になっているわけですが、でも、女性としてかなり一方的に傷を負ってるんですよね? そこをラストのアップで「でも、それはそんな大した事じゃないよ」って帳消しにしちゃってるように思えるんですよ。男が男なら彼女も彼女、みたいな扱い、オチを付ける事で軽い笑いへと転化されてしまうような無責任な姿勢。そうじゃないでしょうに。異様なテンションやバカくさいエフェクトも含めて、この人いつもそう。

 80年代を舞台にした青春映画って事で、世代的には私はどストライクだったりするのですが、そのノスタルジーですよ、って要素は「だから?」としか言い様がなく。これ見よがしに並べ立てられたところで恥ずかしいばかり。シーンに合わせて流れる当時の歌なんかは特にそうなのですが(イントロちょっと聴いただけで曲名がすぐ判るレベルの歌の数々)、これは原作由来なようで、そっか、原作からして恥ずかしいのか、と。

 全編、騙しのための細工と懐かしネタで散りばめられた映画、だけどその陰に隠されてしまった痛みや切なさ、そここそが本来は大切なんじゃないの?と思うのでした。世代的に、ちょっと馬鹿にされた気分。あっちゃんは良かったんですけどねぇ。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 4点(2015-05-26 21:12:51)
👍 1
スポンサーリンク
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 34人
平均点数 6.24点
000.00%
100.00%
200.00%
338.82%
4411.76%
538.82%
6617.65%
71235.29%
838.82%
925.88%
1012.94%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 7.50点 Review2人
4 音楽評価 7.50点 Review2人
5 感泣評価 5.50点 Review2人

■ ヘルプ