映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』の口コミ・レビュー

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN

[シンゲキノキョジンアタックオンタイタン]
2015年上映時間:98分
平均点:4.11 / 10(Review 47人) (点数分布表示)
公開開始日(2015-08-01)
アクションホラーSFアドベンチャーファンタジーシリーズものパニックもの特撮ものモンスター映画漫画の映画化
新規登録(2015-04-24)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2023-11-29)【かっぱ堰】さん
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監督樋口真嗣
キャスト三浦春馬(男優)エレン
長谷川博己(男優)シキシマ
水原希子(女優)ミカサ
本郷奏多(男優)アルミン
三浦貴大(男優)ジャン
桜庭ななみ(女優)サシャ
松尾諭(男優)サンナギ
渡部秀(男優)フクシ
水崎綾女(女優)ヒアナ
武田梨奈(女優)リル
石原さとみ(女優)ハンジ
ピエール瀧(男優)ソウダ
國村隼(男優)クバル
清野菜名(女優)立体機動兵
仁科貴(男優)
諏訪太朗(男優)
原知佐子(女優)
高橋みなみ(女優)
神尾佑(男優)
橋本じゅん(男優)
屋敷紘子(女優)
原作諫山創「進撃の巨人」(講談社コミックス)
脚本渡辺雄介
町山智浩
音楽鷺巣詩郎
北原京子(音楽プロデューサー)
編曲SEKAI NO OWARI「ANTI-HERO」(トイズファクトリー)
鷺巣詩郎(音楽編曲)
主題歌SEKAI NO OWARI「ANTI-HERO」(トイズファクトリー)
撮影江原祥二
市川修(Bカメラ)
製作市川南〔製作〕
東宝(「進撃の巨人」製作委員会)
講談社(「進撃の巨人」製作委員会)
電通(「進撃の巨人」製作委員会)
ホリプロ(「進撃の巨人」製作委員会)
博報堂DYメディアパートナーズ(「進撃の巨人」製作委員会)
朝日新聞社(「進撃の巨人」製作委員会)
読売新聞社(「進撃の巨人」製作委員会)
東宝映画(製作プロダクション)
プロデューサー山内章弘(エグゼクティブプロデューサー)
配給東宝
特殊メイク梅沢壮一
特撮尾上克郎(特撮監督)
大屋哲男(テクニカルプロデューサー)
佐藤敦紀(VFXスーパーバイザー)
三池敏夫(特撮セカンドユニット 美術)
白組(VFX)
美術清水剛
西村喜廣(特殊造形プロデューサー)
竹谷隆之(キャラクターデザイン)
貞本義行(キャラクターデザイン)
衣装柘植伊佐夫(扮装総括)
編集石田雄介
録音柴崎憲治(音響効果)
照明杉本崇
あらすじ
100年以上前、突如現れた巨人たちに人類の大半が捕食され、文明は崩壊した。かろうじて生き延びた人々は巨大な壁を三重に築き、その中で暮らしていたが、ある日突如壁が壊され、巨人たちが攻め込んでくる。その混乱の中でエレン(三浦春馬)は幼馴染のミカサ(水原希子)とはぐれてしまう。2年後、調査兵団に志願したエレンら一行は農業地区を取り戻す為、夜間に車両部隊で廃墟と化した門前地区を移動するが、巨人たちの襲撃に遭う。
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💬口コミ一覧

47.原作既読。まぁ大傑作である原作も最近テンションが落ちてきてるんで、ここいらで喝入れの意味で盛大にぶち壊してやろうと言う意図なら分からなくもないです。(そう言う意図が全くないのは承知の上で言ってます)。それとハンジ役の石原さとみは原作を良く読み込んでいるのか立派にハンジを演じてました。評価できるとしたらこのくらいですね。
後はちょっとどこから突っ込んでいいのか途方にくれる作品なので、とりあえずこの辺で・・・。
ぴのづかさん [映画館(邦画)] 3点(2015-08-01 13:35:21)
46.ネタバレ  不安定な足元の世界でキャラ達がもつれるように動いてゆきます。明確な前進のベクトルの無い、運命に囚われた世界。
 だけど映画自体が足もつれまくっちゃってるような状態で。

 特撮に期待しましたが周囲がヨイショし過ぎたせいか「結局こんなモンか」って。革新的な映像!とか視覚的興奮!とか、そういうトコには行ってなくて。「大きい巨人キタわ~!・・・って『学校の怪談2』のラスボスに似てね?」みたいな。小型サイズの巨人は普通の日本人の方々が演じていらっしゃいます、ってのがよーく見えてちょっといたたまれなくなっちゃいますし。立体機動はハニメーションみたい、つーか『キャシャーン』あたりからちっとも変ってない感じ。

 でもね、そんなでも結構面白く見られました、巨人シーンと立体機動シーンは。
 問題はドラマ部分で、これがもう面白くもなんともなくて。なんでしょ、ドラマがちゃんとドラマとして昇華されていかない感覚、キャラにちっとも心が動いていかないもどかしい感じ、様々なエピソードや表現が上滑りしまくってる印象、脚本とか演出とか編集とか音楽とか、もうちゃんとまとめようって気が無いのかいな、っていう分裂症気味なシーンの連続なんですよね。カットごと、いや1つのカット内でも画面上のキャラごとにテンションやリズムがバラバラなの。流れが無くて混沌としていて。それは狙った混沌とは違う混沌が生じてるんでないかと。

 樋口監督は役者さんを上手く撮る人ではないので、そこを改善できないかなぁ。唐突なスローモーションに頼ってもそれが印象的になるって訳ではないですしねぇ。とりあえず目線、なのかなぁ。もっと印象的な目があれば。
 っていうか、それは巨人も同じで。平成ガメラも敵怪獣には目線が存在してないんですよね。ギャオスも成体レギオンもイリスも黒目が無いの(群体レギオンにはあったような気がしてきた・・・確認すんの面倒クサイ)。巨人は黒目があるのですが、その目で見られる恐怖ってのが薄かったなぁ、と。『大魔神』の恐ろしい目、アレが欲しかったなぁ。
 人の目を見て話しましょう、って、過去作から見てもそこら辺がウィークポイントになってるのかな。

 ただ、IMAXで見るだけのサイズ感はある映画だと思います。邦画には稀有ですから、その点だけは、はい。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 4点(2015-08-01 19:15:05)
45.ネタバレ 言わずもがなの原作に加え、傑作の誉れ高いアニメまでを背景に抱え、この実写版はいかにして負け戦を戦い抜くのかという点に感心があったのですが、監督はかなり良い仕事をしています。エッジの立った世界観の醸成には成功しているし、残酷描写からも逃げていません。どうやって実写で表現するのか見当もつかなかった立体機動装置での戦闘シーンは期待以上によくできており、ビジュアル面では問題を感じませんでした。邦画の厳しい制約条件下でこれだけのものを作れたのであれば、成功と言えるでしょう。ビジュアル面ではの話ですが。
問題は、ドラマパートの出来が致命的に悪いこと。今どき青春ドラマでもやらないような臭いセリフの応酬戦には失笑の連続でした。これは役者や監督のせいではなく、マンガやアニメでは成立しても、実写でこれをやらせるとおかしいという判断ができなかった脚本家の手落ちです。脚本を務めたのは渡辺雄介氏と町山智浩氏。渡辺氏は『20世紀少年』『GANTZ』『ガッチャマン』といった粗悪品を連打している邦画界の要注意人物。一方の町山氏は映画秘宝のゴッドファーザーであり、彼の起用により、批判の急先鋒となるであろう映画秘宝を取り込み、渡辺氏に対して映画ファンが抱く懸念を中和しようとした製作陣の奇策は面白いと感じましたが、当の町山氏は映画評論家としては高名であっても脚本家としては素人同然であるため、作品のクォリティには貢献できていません。
作戦中にフラフラと個人行動をとったり、大声を出してはいけない場所で叫んだりして危険を呼び込むという、この手のパニック映画でやって欲しくない行動が多くてイライラさせられます。一応は自らの意思で志願して訓練まで受けた職業軍人でありながら、登場人物達には恐ろしく規律がなく、巨人が支配する危険地帯に足を踏み入れているという緊張感もありません。挙げ句の果てには、どうでもいい痴話喧嘩まで始める始末。エレンがミカサに惚れているのを知って「ミカサとヤってんだぜ」自慢するシキシマ、そんな二人の関係を知って落ち込むエレンに擦り寄り、「子持ちの女はお嫌い?」と言って胸を揉ませるヒアナと、もうメチャクチャなのです。安全の確保された基地でならともかく、最前線でいつ巨人から襲われてもおかしくないシチュエーションでこれをやってるのだから呆れます。
一応、完結編も見ますが、相当頑張らないと挽回は厳しいと思います。
ザ・チャンバラさん [映画館(邦画)] 4点(2015-08-02 00:48:28)
44.ネタバレ 冒頭、不発弾の上でぴょんぴょん跳ねるエレンの台詞でもうダメだと思いましたが、ハードルを下げたら意外に観れました。巨人の群れが和風妖怪みたいで不気味で良かったです。立体機動はワイヤにググッと引っ張られる感じがなく、ただ空を飛んでいるだけで残念でした。武田梨奈と清野菜名が出てるのに彼女たちのアクション無しとはどういう事なのでしょうか。ミカサはやはり橋本愛が良かったです。後半画面が暗すぎてつまらなかったです。原作改変は大歓迎でしたが、兵隊の話なのに熱いとか格好良いとか全くなくて残念でした。町山君は他人が作った映画を批判したり、プレスを読んだだけなのに観たつもりになって持ち上げるという高度な技を駆使しながらアメリカ西海岸で暮らしていますが、何故自分の名前が残る映画では糞脚本を書いてしまったのだろうか。私はお喋りが上手い町山君の事が好きだったのにがっかりです。
DAIMETALさん [映画館(邦画)] 0点(2015-08-02 11:18:03)
😂 1
43.ネタバレ 原作はずっと前に1回読んだだけで大まかなストーリーしか把握していない状態での鑑賞。あらゆるレビューサイトで酷評を受けている印象の本作だが、敵の巨人たちの生理的な気持ち悪さ、序盤の捕食シーンの絶望感はなかなかのもの。アクションシーンが短く、しょぼかったり、出てくるキャラクターの8割以上がバカだったり、悪いところを探せば枚挙に暇がないのは確か。実写化されると聞たとき、巨人対巨人のシーンより立体起動のシーンに期待していたので、紀里谷和明作品の出来損ないみたいなシーンが出てきたときはがっかりしたのも事実。しかしながら、言われてるほど悪くはなかったように感じた。少なくとも100分緊張感を持続して見れたので及第点。一番良かったのは後編の予告編。あ、あと石原さとみ。
bolodyさん [映画館(邦画)] 5点(2015-08-02 23:02:30)
42.ネタバレ 特撮の部分は凄かったです。冒頭の巨人の人間踊り喰いの連続から、終盤のエレンが変身した巨人の大暴れまで、あの阿鼻叫喚の場面を映画館で観れた満足感は大きかったです。特に後者に関しては、今まで人間たちが成す術もなく食い散らかさせる場面を繰り返し見せられたせいもあり、その巨人たちを圧倒的な質量で殴り殺すシーンにはカタルシスを覚えました。
しかし残念ながら、個人的に良かったなと思えたのもその部分だけで、後はかなり歪な部分が目立つ作品になってしまっていたと言わざるを得ません。先ず、脚本については不味い点が散見されます。あれだけ壁外に行く前に、「巨人は音に反応するから、大声を出すな」と言われているのに、やれ戦場で喧嘩をするわ、やれピアノを弾くわ、普通にエンジン音がでかい車に乗るわ、etc……。好意的に「まあ周りの索敵を終わらせた上での行動なのだろうなぁ」と勝手に解釈していたら、後半で「実は巨人を確り呼び寄せちゃってました」ってされてもなぁ。人類の未来を背負っているにしては余りにも無能と呆れるしかないです。中でも赤ちゃんの声が聞こえたと言って、巨人をむざむざ呼び寄せてしまったという中盤の展開は、ひどすぎる。謂わば、巨人に隊が襲われるという結果のために、無理矢理に原因を作りましたと言う感じ。あと原作の序盤の胆が「自由を求めなければ人間は家畜と同様である」「世界は言うまでもなく残酷である。強者が弱者を食い殺す実に単純明快な世界である」というメッセージは分かりますし、それぞれ私が原作で最も好きな部分ではありますが、実写化したときにキャラクターにそれをそのまま喋らすのは余りにも下策です。漫画で成り立つセリフを映画にそのまま持ち込んでも説明臭くって堪らないんですよね。色々と脚本が残念な映画でした。
民朗さん [映画館(邦画)] 5点(2015-08-04 07:20:43)
41.話題作というだけで衝動的に鑑賞してきました。
原作の漫画はチラッと読んだことがある程度ですが、大まかな概要は把握しておりました。
観終わった感想を単刀直入に申し上げるなら、「非常に残念な仕上り」と言わざるを得ない。

これは単に、製作費の問題や監督の力量の無さだけに留まらず、根本的な部分で言えば、脚本が失敗している。
映画の良し悪しは、脚本で決まるというくらい大事なもの。ダメな脚本でも莫大な資金、監督の手腕、センスで良い映画はできるけども、監督は明らかな人選ミスでしょう。これが第2の失敗。
挙げればキリがないためこれ以上は申し上げません。

昨今の邦画界は、テレビドラマや漫画・アニメの映画化ばかり。
確かに、作品の知名度もメディア露出も良い上、他媒体とのコラボもあったりと、劇場以外での収益の見込みが立て易いのも確か。

しかしながら、これだけは言わせて頂きたい。
お金目的以外に実写化させる意味・意図がないのならば、少なくとも私はこれならアニメでも充分じゃんって感じました。
(ハッキリ言って頑張ってはいるけどCGレベルは低い。予算の問題もあると思うけど、この出来栄えでGOしてしまうあたり、作品に対する愛情は感じられない)細かい演出ひとつとってもベタ過ぎてプロ監督なのか疑うレベル。
本当に、これなら、、アニメで充分である!

決してつまらなくはない。上映時間も短いのが幸いして、チープで滑稽な演出・シーンをダラダラと見ずに済む。
ただ、これに満足しちゃったら日本の映画界に未来はない。
シネマブルクさん [映画館(邦画)] 4点(2015-08-04 09:53:11)
40.ネタバレ 冒頭から巨人の食いっぷりに惚れ惚れすること間違いなしの本作。
最初からここまでパニックシーンで飛ばしてくれたのはなんだか気持ちいい。まぁ結構エグいのでご注意を。
それから終盤までうだうだとよくわからぬドラマを見せられるのはご愛嬌。
終盤エレン巨人後のアクションは短いながらも打撃音が気持ち良く、ちまちま殺していた巨人がバカバカしくなるくらい爽快感だ。
逆に期待の立体起動が思いの外迫力不足だったのが残念、特撮としての絵が地味なのは荒廃したグレーなビル群だからか。
にしても一番楽しそうに演技していたのは巨人の皆さんでしたね。皆さんいいお顔でした。
えすえふさん [映画館(邦画)] 5点(2015-08-04 18:01:57)
39.最初に出てきた巨人が1番でかくて強そうだったのに、あれは単なる壁壊し役だったのですかい!(原作未読)
その後ぞろぞろと小型の巨人が出てきましたが、中には殆ど特殊メイクとかしてないんじゃないの?って思われるおばさんとか普通に混じってて笑った。皆目がいっちゃってて素晴らしい!
あと、石原さとみはああいう役はあまりなかったので、意外性がありとても良かったです。
惜しむらくはやはり脚本か。全体的に緊張感が足りなすぎると思った。主人公をはじめとするキャラクターの魅力もイマイチ足りない。
巨人とのアクションシーンはなかなかの迫力だったので、まあ映画館で観て良かったかなといった所。
ヴレアさん [映画館(邦画)] 6点(2015-08-04 22:52:31)
38.いつになくハイテンションな役づくりでキャラクターに挑んでいるらしい石原さとみが、「こんなの初めてーーーー!!」と絶叫する予告編を観て初めてこの作品に対しての食指が動いた。
脇役を演じる女優の台詞一つが気になって、映画館まで足を運んだことは記憶に無い。まあこういう“きっかけ”もあって良いと思う。

原作は“ほぼ”未読。話題の漫画として売れ始めていた頃に、一度第一巻を手に取ったが、絵柄の趣味と展開の稚拙さがあまりにも合わなくてすぐに読み進めるのを止めてしまった。
不気味な巨人の群れが人間を襲う描写とストーリーテリングは、斬新な表現だとは思ったが、そんなに騒ぎ立てる程のものとは思えなかった。
以来、益々拡大していったブームをスルーしたまま、今作の鑑賞に至った。

原作のストーリー展開を知らない分、対比による不満を避けられたことは、ある意味幸運だったと思う。
日本特有の“特撮映画”として楽しめる要素は充分にあったと思う。
特にこの“前編”のクライマックスである“ある展開”は、原作を読んでいなかったからこそ素直に楽しめた。
原作の持つ雰囲気とはテイストが大いに異なってはいたが、特撮で映し出された巨人は、善し悪しは別にして禍々しさは際立っており、それなりの恐怖感を醸し出せてはいた。
そもそも“特撮映画”を観るつもりで映画館に足を運んだ者として、最低限の満足感を得られたことは間違いない。

ただし、やはりその他の大部分においては、とてもじゃないが一つの映画作品として褒められたものではない要素が多すぎた。
冒頭のシーンを筆頭にドラマパートは総じて、演出面、演技面両面において稚拙過ぎる。
どんなにスペクタクルシーンで力を入れようとも、人物描写がこれ程までにお粗末では、結局白けてしまう。
今作は“前編”とはいえ、ストーリー展開的にも腑に落ちない点は多く、一々突っ込むことすら馬鹿らしくなることも否めない。

どう転んだとしても結局「批判」は避けられなかった難しい企画であることは間違いなく、それでも日本映画としてこの映画化に挑戦した意義と価値は確実にあったことは認める。
少なからず「後篇を観たい」という気持ちを持たせただけでも、良しとすべきだろう。

「後篇」にも期待はしたい。
でも、おそらくそれを観た後には、「やっぱり、大人しくギレルモ・デル・トロ監督あたりに権利を譲渡すりゃあよかったのに」とか思ってしまうのだろうな……。
鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 4点(2015-08-07 23:26:18)
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37.ネタバレ  コミックでは違和感の無いセリフも、実写だと青臭くて見ているのが恥ずかしい。実写がための違和感である。逆に実写では何かと取り入れたくなる男と女の関係話だが、シキシマなどの人物設定によって、陳腐な男女の痴話話をストーリーに持ち込んだことが、コミック脳にとっての違和感である。この2つの違和感がいつまでも無くならない。ドラマパートが不評なひとつの理由だろう。
 一方、特撮のパートはよくできていて、とてもに楽しめた。劇場で鑑賞すれば、その迫力を堪能できる。ただ、巨人はすべてフルCGにすべきだった。リアルで不細工な人間の実写に少々化粧を施した程度を巨人として登場させる意味が、少なくとも前編の時点ではよく分からない。映画冒頭の大巨人と巨人化エレンの出来が良いので、なおさら違和感と残念さが残る。いつもいつも予告編の出来は良いので、後編も見たくなったのは事実ではあるが。
 あと登場人物では、長谷川博己が映画のテイストに馴染めていない。と言うより、この手の映画に向かない。線が細く、強さも鋭さも無く、戦闘ものには似合わない。その上に哲学的なことを言う割には、哲学者的なキャラも作れていない。恋愛ドラマで、いい人、優しい人を前面に押し出しながら、裏で女をたらしこんでいる方が似合う。もっとも、そうしたドラマパートがあるがゆえのキャスティングなのかもしれないが。
 最後。色々あっても楽しめた。水原希子の無表情も、スリガラスのような透明感も悪くない。後編に期待している。
てらやんさん [映画館(邦画)] 6点(2015-08-08 12:55:06)
36.映像は頑張っているのに、みなさんがおっしゃられる通り脚本がダメダメです。
オリジナルストリーにするのはいいんですが、知性を感じさせない主人公や脇役にも感情移入が出来ないし、
元ネタの『フランケンシュタイン対地底怪獣バラゴン』や『サンダ対ガイラ』のようなトラウマになりそうな
恐怖感、絶望感もあまりないです。
リヴァイ兵士長役で岡田准一が出てたらもっと違ったかな・・・それだと『永遠の0』になっちゃうが、
いっそ終戦70周年ということで、戦うことの残酷さ理不尽さをもっと表現して欲しかったです。
『進撃の巨人』17巻が最近稀に見る傑作だけに残念ですが、後編も見るんだろうな。
あと、sekai no owariのエンディングは今ひとつでした。
SHOGOさん [映画館(邦画)] 4点(2015-08-10 20:18:32)
35.いやぁ………酷かった。 見る前に、酷評を受けているのを知っていたので、「と、言う程酷くはないのでは…」と思っていましたが、これは…原作ファンは怒りますし、納得出来ないのも頷けます。薄い恋愛要素や、無駄なケンカシーン。原作で大事なセリフやカットは沢山あるのに…大事な部分が蔑ろにされている。 大きなアレンジをするのなら、セリフも実写劇場版用に作ってもほしかった。言葉だけ引用しても、その言葉の裏側にある「重み」は、このシナリオでは絶対に心に響かない。 映像が頑張っている分、勿体ないし、残念感も大きかったです。
sirou92さん [インターネット(字幕)] 3点(2015-08-19 00:17:48)
34.ネタバレ 邦画の超大作そのものの映画でした。それも悪い意味で。ともかく、酷すぎる脚本に尽きると思います。冒頭のだらだらと意味のない話が続く展開から嫌な予感がしましたが、その予感が的中。この酷すぎる脚本のせいで演じている方達の演技まで棒読みに思えてくるほど酷いもの。展開や人物設定にも大きなハテナがいくつも。CGに関してはまあ及第点と言えるのではないかと思います。唯一良かった点としては、批評家が決して優れた制作者になれる訳ではないことが判明した点でしょうか。これに懲りて制作に回るのは金輪際やめて欲しいと思います。
kirieさん [映画館(邦画)] 3点(2015-08-20 21:53:39)
33.ネタバレ 一般常識的にやってはいけないこと、するべきではないこと。
それは映画内でこそどんどんやればいい。現実の場ではないのだから。
軍律的におかしな行動だろうが何だろうが、それが出来るのが映画の特権だ。
そもそもこれは荒唐無稽な『怪獣映画』の一種ではないか。

騒いで、性交して、規律違反して、トラブルを積極的に呼び込み、周囲をそれに
巻き込んでこそ戦争アクション映画のキャラクターの王道だ。
話題の前田某らは数々の戦争映画主人公のアナーキーな迷惑キャラぶりも知らぬのかと。
最前線での性愛シーンなどだって、普通にいくらでもあるだろう。

『英霊』、『内地』などの単語に大して意味は持たせていないようが、
そもそもこの未熟な軍隊の有様は図らずも現在日本の世代批評と見れなくもない。

ここで三浦春馬がみせる直情径行、情緒不安定、喧嘩早さなど映画史の中では実に可愛いものだが、
そのような性向の描写と彼に降りかかる理不尽とがあって、
クライマックスの呪詛と化身が一応はカタルシスとなるわけである。

と、誰でも批判出来る評判の悪い脚本をとりあえず擁護はしてみるが、
世評のよろしい空中飛行のショットはまるで不出来である。

夜明け前の設定によって照明は薄暗く、重量と飛翔の感覚も活きていない。
人間と巨人の、見上げる-見下ろすの視線処理も不全である分、恐怖感を削ぐ。
ユーカラさん [映画館(邦画)] 4点(2015-08-22 01:26:50)
32.ネタバレ 原作既読、事前情報ゼロで鑑賞、ぼちぼち楽しめました(※突っ込みたいところは全て目を瞑る!)立体機動の疾走感に物足りなさを感じやや残念、映画用の脚本については、まだ前編ですので、後篇に期待したいところです。リヴァイは出てこんのかな?リヴァイ風味な人は居たけど。。。
ないとれいんさん [DVD(邦画)] 5点(2015-08-24 21:56:09)
31.ネタバレ  最近知った言葉で最も格好いいと感じたのが立体起動装置。これは一体何なのかを知りたくて、アニメ版を観ていたら実写版が公開されたというので久々に劇場に足を運びました。
 公開されてすぐにケチョンケチョンに叩かれていてどんなもんかなぁという不安はありましたが、言われるほど悪くはないんじゃないかと感じました。
 この作品の問題は下手に原作とリンクさせてしまったところで、むしろ原作など無視してキャラクターも含め独自の展開を図るべきであったと思います。それと特撮映画にしてしまったところでしょうか。巨人化したエレンがよくできているから、他の巨人の描写が浮いているというか貧相にみえてしまいバランスがとれていないのです。
 演者はよく頑張っています。特にシキシマ役の俳優はよくこんなこっぱずかしい動作ができるなぁと感心しました。今時リンゴをかじりながら登場するなんて、ショーコスギもびっくりでしょう。
 ただ最大のミスキャストは國村隼さんで、この役の存在価値はまるでないのでかわいそうというかとんでもない違和感がありました。後編を観ればその違和感が解消されるのかも知れませんが。

 盛り上がらない話をどうまとめあげるのか?後編に期待します。
swamiziさん [映画館(邦画)] 5点(2015-08-25 21:45:40)
30.ネタバレ 原作未読、アニメ未見のカラッポ状態、酷評の噂は知りつつ
後輩から「リアルタイムでデビルマンを観るチャンスですよ」と言われ行ってきました

いやーよかったですよ!デビルマンよりは!

原作を全く知らないので最後の展開も「おぉ!」となってしまいました
巨人の描写は全くの情弱からすると驚けるもので、薄気味悪さ、残虐さは非常に出ていたと思います

しかしながらカラッポ状態の私からすると話の展開という点で興味は持続しますが、
繰り広げられるアクションや人物描写、ドラマ、世界観というものには惹かれませんでした
特に立体起動装置の描写はもう少し丁寧にしてもらわないとボバ・フェットも理解できません
この世界は見張りの概念がないのかなとか巨人は人の声に敏感だから大声は出すなと大声で言うとか

ただ残念な面が多い映画でしたが非常に頑張っている映画だということは感じました
もちろんこれを面白い!人に勧められる!としてしまうと今後人に映画を勧められなくなるので出来ませんが
非常に頑張っている映画ということは断言できます!なので私も頑張って後編を見に行こうと思います!
HARD PUSHさん [映画館(邦画)] 4点(2015-08-28 22:21:10)
29.不評なのは知っていましたが、評判通りでしたね。ドラマパートがぐだぐだで苦痛でした。脚本を原作とかなり変更しているのですが、
これも成功しているとは思えませんね。
pokobunさん [映画館(吹替)] 3点(2015-09-13 20:23:43)
28.ネタバレ 原作はほぼ未読。アニメはほぼ鑑賞。映画では話が飛ぶから抜けたところをアニメの話で補完しようとすると、映画とアニメは設定が違うことに気づいて混乱します。どうやらエレンたちの隊は最後の隊で訓練もろくにやっていない部隊のようです。統率も取れず、部隊から抜ける人や自分の世界に入ってしまう人が多く、立体機動も使ったことがないらしい? 敷島隊が途中から出てきますが何人いるのかよく分からない。巨人の特撮はよくできているし、エレンが巨人化したあとの爽快感はあるので、特撮巨人に+2点。
Banjojoさん [映画館(邦画)] 4点(2015-11-22 21:10:49)
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【点数情報】

Review人数 47人
平均点数 4.11点
012.13%
112.13%
248.51%
31123.40%
41225.53%
5919.15%
6510.64%
748.51%
800.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 3.50点 Review2人
2 ストーリー評価 2.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 3.00点 Review2人
4 音楽評価 3.33点 Review3人
5 感泣評価 1.50点 Review2人

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