1.ネタバレ 出だしこそ面白かったんですけどね。 大島優子はかわいいだけじゃなくて、ちゃんと演技ができるから良いです。 冒頭の、『仕事ができる車内販売員』がまず好印象。 このままお仕事ドラマでいくかと思いきや、なぜか初対面の万引き犯と母親を探す旅に出ることに。 う~ん、万引き男を捕まえるくだりまでは面白かったんですけどねー。 母親を探す旅に出てからはちょっと退屈だったかなぁ・・・。 思い出の地に赴くたび、差し挟まれる回想シーン。最初のうちこそ、見てるこっちまで切ない気持ちになっちゃって(なんか子役の女の子がうまくて!)、めちゃめちゃ感情移入しまくっていたのですが。 同じような回想シーンが何度も何度も出てくると、『ああ、またか・・・』という気持ちに。 感動が薄れるだけでなく、話のテンポも遅くなっちゃう。 ミステリーでもない限り、回想シーンを多用するのはあまり好きではありません。 それと、今作の大倉孝二演じる桜庭のキャラがちょっと苦手。 とゆーか、彼の演技が苦手なのかな。あまりに演技演技していて、劇中彼だけ浮いている感じがします。 それに万引きをして迷惑をかけておきながら、仕事中の主人公を勝手に連れ出すなんていう非常識極まりない行為が笑うに笑えず。 あのできない同僚1人車内に残して、主人公仕事クビになったりしないか、余計な事が気になって仕方が無かったです。 小道具としてのコイン。 人生において、何かしらの選択の場面でコインを使う桜庭。 でもこれさ、『表が出たら○○する』って先に言っておかないと。 どーするつもりかわからないのに、コイントスだけ見せられても。 はちこの『それ表だよ。数字が書いてあるほうがウラ』発言だって、今までの選択が全部ひっくりかえるっていうプチサプライズのはずなのに、見ているこっちは具体的に表でなにして、で裏でなにするつもりかを知らんから、何も驚けない。 そーゆーところがすごくもったいないです。 【たきたて】さん [DVD(邦画)] 4点(2025-05-15 02:39:21) |