映画『バクマン。』の口コミ・レビュー

バクマン。

[バクマン]
2015年上映時間:120分
平均点:6.79 / 10(Review 34人) (点数分布表示)
公開開始日(2015-10-03)
ドラマ青春もの漫画の映画化
新規登録(2015-10-05)【ユーカラ】さん
タイトル情報更新(2024-07-20)【にじばぶ】さん
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監督大根仁
キャスト佐藤健(男優)真城最高
神木隆之介(男優)高木秋人
小松菜奈(女優)亜豆美保
桐谷健太(男優)福田真太
新井浩文(男優)平丸一也
皆川猿時(男優)中井巧朗
宮藤官九郎(男優)川口たろう
山田孝之(男優)服部哲
リリー・フランキー(男優)佐々木編集長
染谷将太(男優)新妻エイジ
五頭岳夫(男優)中井の祖父
岩瀬亮(男優)中野
原作大場つぐみ「バクマン。」(原作)(ジャンプコミックス)
小畑健「バクマン。」(作画)(ジャンプコミックス)
脚本大根仁
音楽サカナクション
主題歌サカナクション「新宝島」(ビクターエンタテインメント)
製作市川南〔製作〕
東宝映画(製作プロダクション)
東宝(「バクマン。」製作委員会)
電通(「バクマン。」製作委員会)
集英社(「バクマン。」製作委員会)
企画川村元気
プロデューサー川村元気(プロデュース)
山内章弘(エグゼクティブプロデューサー)
配給東宝
作画小畑健(劇中漫画作画)
美術都築雄二
西尾共未(装飾)
衣装伊賀大介
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💬口コミ一覧

34.ネタバレ また人気漫画原作の映画化かと、正直、ウンザリ感はあって、でもまー、原作読んだことないから、観てみますかと、重い腰をあげて観てみたら、なにこれ?チョー面白かったし、チョー泣けたんやけど。原作を読んでなかったので普通に映画単体の作品として純粋に観れたのが良かったのかも。とにかく、疾走感が出てる序盤のジャンプ漫画の説明から、あっと驚くような仕掛けを施した見事なこだわりのエンドクレジットまで一つも退屈な部分がありませんでした。サカナクションのエンディング曲も映画にぴったりで観終った後の、さわやかな気分がより増した感じ。躍動感あるエンターテイナーに特化していて、何よりストーリー自体がわかりやすくよくできていて、ジャンプ漫画のテーマである、友情、努力、勝利があんな風にうまく物語に絡んでくるなんて、そしてライバルである新妻エイジがいてこそ、さらに前に進める構図、つまり、友情の中にはライバルまでも含んでいるとゆう展開に、テンションは高揚しまくり。好きなもののためにかける情熱もちゃんと伝わってきたし、リアルじゃないけど映画としての説得力も十分感じられた。特に、劇中に登場する漫画の説得力がどれもこれもハンパねー。本当に読みたくなったもん。それに、漫画力の成長もちゃんと漫画として見せてくる所にも感動。めでたしめでたしとゆう物語的な終わりでない所にも、そーだよ人生は続くんだよってゆう感じがあって、大満足です。
なにわ君さん [ブルーレイ(邦画)] 10点(2016-09-27 03:10:08)
👍 1
33.ネタバレ 最後のエンドロールまで完璧、メチャクチャ面白かった。原作が好きでアニメも全部見てたクチなので主人公二人が逆だろってのは見る前は思いましたが、見終わってみるとそんなことどうでもいいと思えるぐらい面白かった。多忙であろう実力がある俳優を集められるだけ集めてきたって感じから作る側の本気度が伝わります。ハブける部分は徹底的にハブき、映画独自のティストを入れつつも原作の雰囲気を壊さず且つ視聴者を飽きさせない作りは感服しました。マッドマックス以降で見た映画の中では一番面白かったかも。 
映画大好きっ子さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2016-08-21 20:06:59)
👍 1
32.漫画ファンでなくてもビンビンに伝わる漫画に賭けた青春の感動。最高と秋人の主役コンビはもちろん、ライバルであり仲間である天才エイジや福田、平丸、中井達との熱い(暑苦しい?!)友情。それを見守り育てる編集者たちの漫画に対する静かな愛情。演出も漫画チックで目新しく、弾けた感じがサイコー!!もう一度漫画読んでみようかな。
Q兵衛さん [映画館(邦画)] 9点(2015-11-26 04:25:09)
31.ネタバレ そりゃあ面白いハズですよ。
ジャンプ650万部を支えた世代として、当時、読んでる側も本気だったよ!と伝えてあげたくなりました。
まさかその舞台裏を見られるなんて。
なもんで『映画』として単純には観られなくって、ついつい『それで?それで?』って当時ジャンプの1ページ1ページをめくるように観てしまいました。
小ネタ小細工も効いてて、爽やかな印象。
エンドロールの単行本スタイルはヤラレましたね。
観てる人を喜ばせようって気持ちがうれしかったな。
それにしても小松菜奈さん可愛かったですねー。
ろにまささん [CS・衛星(邦画)] 8点(2016-12-28 10:25:52)
👍 1
30.原作は未読ですが、素直に面白かったです。佐藤健と神木隆之介という若手最強コンビからはじまり、個性のある俳優陣もそうだが、ヒロインのかわいいこと。登場人物がみんな素敵でした。冒頭語られるジャンプへの賛辞がちょっと鼻についたが、エンドロールの単行本のシーンで自分のジャンプ世代だったことに気づかされました。いろいろな違和感を吹っ飛ばしちゃうのが、いい映画の証拠です。エンドロールも含めて、最後の10分て大事ですね。
木村一号さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2016-08-17 23:33:43)
29.「漫画を描きたい」という衝動に駆られ、若者たちは無意識に雄叫びをあげ、思わず走り出す。

漫画に限らず、一度でも自分自身の内なるものから“何かを生み出したい!”という思いを抱いた経験がある者にとって、この作品の主人公たちの姿は、どうしたって心を揺さぶられる。
そしてその“舞台”が、日本中の少年の心を掴み続けてきた「週刊少年ジャンプ」の誌面上である。
想像よりもずっと熱い青春とプロフェッショナルの狭間の群像に対して、あたかもジャンプを彩ってきた漫画を読むように釘付けになった。

この作品が、どれほど実際の漫画制作の現場のリアリティに迫っているのか、もしくは乖離しているのかは分からない。
けれど、漫画家や編集者たちが醸し出す漫画に対する熱量そのものは、真に迫っていると思えたし、そうだと信じたい。
正直なところ、「また人気漫画の安易な実写化か」と高をくくっていた部分があったのだけれど、それは完全に侮りだった。
今作は、青春映画の新たな傑作と言って間違いないし、数ある漫画原作の映画化の中でも屈指の作品だと言って過言ではないとお思える。

この映画化を成功に導いたのは、やはり一にも二にも大根仁監督の“力”によるところが大きいと思う。
大根仁監督作品を観るのはこれが初めてだったが、初めて彼の監督作を観て、この人の作品が話題になり続けている意味が一発で分かった気がする。
日本映画には珍しい発想力と、既成概念に囚われた表現方法。見るからに自由な表現力こそが、この監督の持ち味であり、最大の魅力なのだろう。

漫画制作というソフト面でもハード面でも内向的にならざるを得ない世界観を映像化することは、非常に困難だったはずだ。
並の映画監督であれば、ただ原作漫画をなぞらえただけの映画として見応えのないものに仕上がっていたに違いない。

しばしば「戦場」と表現されることも多い漫画制作の現場は、文字通りの“バトルシーン”で映し出され、主人公たちが描いている漫画の世界観をもイメージさせる臨場感を生んでいた。
また二次元表現である異常、必然的に平面的にならざるをえない「漫画」そのものが生み出される様は、まさかのプロジェクションマッピングを駆使して立体的に、躍動的に描き出された。
ラストシーンでの黒板アートづかいも含めて、肝である「漫画」が描き出される瞬間そのものが非常にエモーショナルに映像表現されたことは、この映画の勝因の一つであり、大根仁監督のなせる業だったのだろうと思う。

その他にも、“緋村剣心VS瀬田宗次郎”戦の記憶も新しい佐藤健+神木隆之介の主演コンビの相性の良さだったり、小松菜奈のミニスカートという大正義!もといある種超越した美しさだったり、サカナクションの楽曲の絶妙なマッチングだったり、みんな大好き山田孝之の相変わらずの万能性だったり、と、映画を彩る一つ一つの要素が、幸福に融合しており、力量のある監督ならではの支配力の高さを感じる。

極めつけはエンドクレジット。あのエンドクレジットは正直ずるい。
週刊少年ジャンプという漫画文化に対しての絶大なリスペクトとともに生み出されたのであろうエンドクレジットは、ずるくて、ユニークで、ステキすぎる。

“友情・努力・勝利”という週刊少年少年ジャンプの絶対的テーマを経て、主人公の若き漫画家たちは一つの結末を迎える。
その少し切なくもあり、同時にそれから先の希望に溢れてもいるラストシーンも、実に“ジャンプ”らしい。
彼らが生み出したヒロインは、最終コマで「ずっと待ってる」と微笑む。

ちくしょう。良いじゃねえか。
これはまさしく、現代版「まんが道」だ。
鉄腕麗人さん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2016-04-29 20:59:46)
28.ネタバレ 一言で言うと巧いです。大場つぐみと小畑健の組み合わせと言えは『DEATH NOTE』と『バクマン。』で、原作でも描かれている作中作と同じ点がまた面白いのですが、早い話「王道」ではないと言うことです。とても「友情・努力・勝利」にピッタシ一致するような作品ではありません。つまり映画にして、一般客が楽しめるのか?と思ったのですが、映画化に際して「友情・努力・勝利」というストーリーラインに嵌め込んでいて、とても巧い脚本だと思いました。
また漫画的な演出も良く効いています。原作に近い奇抜な見た目のキャラクターを描くにあたっては、漫画的表現にするしか無かったのでしょうが、上手くいっていたと思います。サカナクションのビートを効かせた音楽も、物語の(それこそ漫画を読んでいる様な)スピーディーな展開に非常に合っていました。
物語を産み出す事の尊さ、漫画という作品が出来るまでの難しさ、等は劇中でしっかりと描けていたのではないかと思います。結局読者アンケートでは一位を取ったものの、その後は失速して、また一からストーリーを作り出そうとして終わる点も、ご都合主義ではなく、また爽快感のあるラストで良かったです。
あとOPとEDは昔から週刊少年ジャンプに親しんでいる身としては堪らないサービスでした。
民朗さん [映画館(邦画)] 8点(2015-10-08 18:09:10)
👍 1
27.サカナクションのファンなので、彼らが主題歌のみならず音楽全般を手掛けていると知り、これは観ずにはいられませんでした。
全編に渡り格好いいインスト曲満載で、この映画にぴたりとはまっている感じがして、非常に良いと思った。音楽だけでいうと満点ですね。
続いて物語についてですが、原作は読んだことないけど、非常に分かり易く王道な展開で良かったと思う。内容が内容だけに演出次第では地味な映画にもなり得た所、さすがは「モテキ」の監督、CGも沢山使って盛り上げ方が上手いなと思った。あと、やっぱりキャストが豪華。皆ハマり役で隙がないね。
ちょっと残念と感じたのは展開が目まぐるしく早い事ぐらいか。テンポが良いのはいいんだけど、もう少しじっくり恋愛パート等も描いて欲しかった。
とは言え、漫画の実写化としてはかなり成功してる部類に入るんじゃないだろうか。
ヴレアさん [映画館(邦画)] 8点(2015-10-06 22:30:55)
26.ネタバレ 面白い作品。マンガが絵になって出てきて楽しい。佐藤+神木のバディもので、テンポも良い。ヒロインが弱いかなあ。
にけさん [映画館(邦画)] 7点(2019-01-26 22:37:39)
25.ネタバレ まず出てくる漫画の質が高いのが非常に好感度が高い。
だいたい、映画やドラマに出てくる漫画って、どこがプロの漫画やねん、どこが売れっ子の漫画やねんって突っ込みたくなるような質の漫画がおおいのだが、
この映画に出てくる漫画はとても質が高く、なおかつ何人もの漫画家を出して、きちんと書き分けされて個性が表現されてる拘りが大好き。(最近では半分青いの漫画もまあまあ良かったね)
漫画家と編集者の関係性、やりとりもいい。これがリアルだなんて断言できるだけの知識は自分には全然ないけれど、少なくともリアルっぽさ、熱さを感じた、
もし、これがリアルに近いものだとしたら、紙媒体の漫画が急激に衰退していく中で、こういう形がどうなっていくのか少し心配になるくらい。
小松さんも可愛かったなあ。出てくる作品によって、あるいはテレビに出演した時の状態で、とても落差が激しい女優さんなんで、いまいち押しにするのには踏み切れないでいるけれど、少なくともこの漫画の中では、漫画のキャラクターにできるくらい、あるいは逆に漫画のキャラクターが3D化したくらいの可愛さはリアルに表現できてたと思う。

ただ、最近の高校生主人公の映画にありがちなんだけど、全く「親」の存在を排除してるのはどうなんだろ。少なくとも高校生が勉強完全に放棄して漫画にのめり込み、きちんと契約して連載を持つ漫画家になり、疲労のあまり血尿だして倒れて入院するという過程で、一切親の存在、関与が全く排除されているのは映画のリアリティをとても貶めてると思う。
rhforeverさん [DVD(邦画)] 7点(2018-10-13 18:43:07)
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24.原作もアニメも観ました。その上でこの映画も楽しめました。
でも一番よかったのはエンドロールですね。仕掛けに気づいたときは嬉しくなってしまいました。
おとばんさん [インターネット(邦画)] 7点(2018-08-13 19:24:52)
23.最近の漫画原作ものの中でも群を抜いてよくできていると思う。
脚本も、20巻くらいある内容をバッサリ切って前半の部分だけにしてしまったのも潔く、そのおかげで話に無理がなくまとまった感じ。
これなら、続編を作っても良かったと思うのだが、その辺は割り切って作らないよという演出にしてあるので残念。
一つだけきになるのが、佐藤健の高校生役。かなり無理がある。ちょっと童顔ではないので、高校生感が全然なく初々しさがない。ヤンキー役だったらギリいけるのかもしれないが。
神木隆之介が真城役のほうが良かった気がする。
シネマファン55号さん [インターネット(邦画)] 7点(2018-02-08 14:49:46)
22.ネタバレ とても面白かったです。漫画業界、漫画家さんの世界が窺い知れる内容で興味深かった。
漫画は読むぶんには一瞬一瞬ですけど、一コマ一コマ大変な労力をかけて描いてるんだもんなぁ。
そして、何より大変なのは毎週締め切りまでに間に合わせて描き続けるってこと。
常に面白いクオリティを維持し続けること。こりゃ体もしんどいですわ。
そしてアンケートを集計して、順位が二桁台になったら終了候補というシビアな世界。
漫画家として大成功してる人は一握りで、ほとんどの人が食えてない感じなんだろうなというのも容易にわかる。
まぁとにかく、二人が必死になって、協力し合い、時にはぶつかりながらも打倒エイジのために奮闘する、
映画を見てるこちら側としても自然と応援しちゃいますね。編集者含めみんなで喜ぶシーン最高でした。
あろえりーなさん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2017-07-25 11:12:39)
21.ネタバレ 原作は大好きで何度も読んでいます。そして、読むたびに少し涙腺が緩むほどに揺らされています。いい歳したオッサンがジャンプのマンガに、です。平成の原作ですが、昭和のスポ根的なストレート描写に惹かれている自分が意識されます。
そんな原作ファンから見ても、本作は上手に映画化されていると思いました。省略はあるけれど、それが気にならないくらいにエッセンスの抽出が秀逸でした。エイジとの漫画対決の映画的解決には感心しました。キャストも良かったと思います。特に川口たろう役のクドカンと福田真太役の桐谷健太。敢えて云うなら蒼樹紅が丸ごとカットされたことは残念でしたケド。
映画の評価じゃないのですけど、原作が「漫画の編集者」の仕事内容に光を当てたことをもの凄く評価しています。コンテンツ産業を支える裏方的な仕事でありながら、しっかり作品の内容にコミットして作者たちと共に歩む。あの原作を読んで漫画の編集を志す人が増えたと思います。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2017-05-14 01:21:53)
20.「強敵」と書いて「とも」と読む。あの頃は熱かった。その熱さを少しだけ思い出せた気がしました。
マー君さん [DVD(邦画)] 7点(2017-04-22 11:58:05)
19.ネタバレ 原作漫画未読です。原作の人気が高い作品は映像化されると賛否が出るとは思いますが
原作を知らない者としては結構楽しめました。
残念だったポイントはライバルの新妻エイジのキャラを作りすぎてハマってなかったかな。
あと、新妻エイジとのペンをつかって格闘技のようなバトルシーンも試みは悪くないが
少々引っ張り過ぎな気がした。ヒロインの亜豆ちゃんとのくだりも
物語には欠かせない要素ではあるとは思うが別れのあたりが適当過ぎる気も・・・。
とは言え、単純に爽快で楽しい仕上がりだったと思います。ちょっと食わず嫌いでしたね。
デミトリさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-12-12 01:07:56)
18.ネタバレ 1作目で入選するわけないじゃん!?1作目であのクオリティのマンガ、描けるわけないじゃん!?高校生かけもちで、週刊誌の連載、できるわけないじゃん!?でも面白かった(笑)
トントさん [DVD(邦画)] 7点(2016-07-12 00:08:16)
17.ネタバレ 見てから数日経過。

大根さんは女の子を可愛く撮ることに関しては天才的だな、と。(主役2人は普通なのに)
漫画を書く場面を殺陣で表現したことと、エンドロールの背表紙に見立てたクレジットのアイデアは独創的だと思った。

原作を楽しんだものが見ても、特に違和感は無かった。悪くはないが、傑作というわけでもない、
でも漫画原作にしては成功しているからいいんじゃないかな(笑
Sugarbetterさん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2016-06-14 01:32:41)
16.ネタバレ 漫画の映画化、映画の中の漫画という二つの大きな壁。
前者は、漫画の場面、台詞、設定をそのまま映画で表現してもうまくはいかない。映画は映像の連続で、漫画は絵の連続であるから、根本的な作りが違う。
決め絵の連続や台詞の多用は、映画にとっては過剰になってしまう。その漫画の主題や大切な場面をいかに映像の中で表現するかが重要であると、個人的には思う。
自分が今作で非常に重要だと感じたのは、亜豆という人物。
彼女は真城が苦しむ場面で、必ず出てきて彼を導く。彼女の登場場面では、幻想的な空間が作られる。それは、ライティングの効果であったり、テレビを通した姿であったり、白いカーテンを隔てる事であったり、漫画の中の彼女であったり。彼女は一人の女性というだけではなく、抽象化された希望の象徴であるともとれる。
それらの表現はまさしく映画的であり、主人公達の目的=物語の目的、に大きな推進力を与える。
そこには、ただ漫画を忠実に映画化するだけではない、映像表現の魅力が間違いなくある。
そして今作において、圧巻なのは映画の中の漫画表現。
漫画を描く事を文字通りアクションでみせる。そこでは、音(BGM、ペンの音)が絶妙に絡み合いグルーヴを生みだす事で、今まで見た事がない映像体験が繰り広げられる。
他にも、緊迫感と笑いが同居する連載会議、漫画家だけでないチームとしての漫画制作、漫画愛に溢れるエンディングと見所は尽きない。
漫画、そして映画、どちらにも真摯に向き合う事で、どちらも見事に共存している稀有な作品であると思う。
ちゃじじさん [DVD(邦画)] 7点(2016-06-11 03:17:25)
15.原作未読。ジャンプ世代なので、見ていてわくわく感がありました。話が上手く行き過ぎたり、登場人物のキャラが分かりやす過ぎるけど、楽しめる2H映画としてはこれで良いかな。
Banjojoさん [映画館(邦画)] 7点(2015-11-22 21:45:18)
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【点数情報】

Review人数 34人
平均点数 6.79点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
438.82%
512.94%
6926.47%
71338.24%
8514.71%
912.94%
1025.88%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review4人
2 ストーリー評価 5.83点 Review6人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review5人
4 音楽評価 6.66点 Review3人
5 感泣評価 4.66点 Review3人

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