映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の口コミ・レビュー

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ

[シビルウォーキャプテンアメリカ]
Captain America: Civil War
2016年上映時間:147分
平均点:6.57 / 10(Review 47人) (点数分布表示)
公開開始日(2016-04-29)
アクションSFアドベンチャーシリーズもの漫画の映画化
新規登録(2015-12-22)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2025-05-12)【イニシャルK】さん
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監督アンソニー・ルッソ〔監督〕
ジョー・ルッソ〔監督〕
キャストクリス・エヴァンス〔男優・1981年生〕(男優)スティーヴ・ロジャース/キャプテン・アメリカ
ロバート・ダウニー・Jr(男優)アンソニー・"トニー"・スターク/アイアンマン
スカーレット・ヨハンソン(女優)ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ
セバスチャン・スタン(男優)ジェームズ・"バッキー"・バーンズ/ウィンター・ソルジャー
アンソニー・マッキー(男優)サム・ウィルソン/ファルコン
エミリー・ヴァンキャンプ(女優)シャロン・カーター/エージェント13
ドン・チードル(男優)ジェームズ・"ローディ"・ローズ/ウォーマシーン
ジェレミー・レナー(男優)クリント・バートン/ホークアイ
チャドウィック・ボーズマン(男優)ティ・チャラ/ブラック・パンサー
ポール・ベタニー(男優)ヴィジョン
エリザベス・オルセン(女優)ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ
ポール・ラッド(男優)スコット・ラング/アントマン
フランク・グリロ(男優)ブロック・ラムロウ/クロスボーンズ
ダニエル・ブリュール(男優)ヘルムート・ジモ大佐
ウィリアム・ハート(男優)サディアス・"サンダーボルト"・ロス
トム・ホランド〔男優・1996年生〕(男優)ピーター・パーカー/スパイダーマン
マーティン・フリーマン(男優)エヴェレット・ロス
マリサ・トメイ(女優)メイ・パーカー
ジョン・スラッテリー(男優)ハワード・スターク
ホープ・デイヴィス(女優)マリア・スターク
スタン・リー(男優)フェデックスのドライバー
ケリー・コンドンF.R.I.D.A.Y.(フライデー)
中村悠一スティーヴ・ロジャース/キャプテン・アメリカ(日本語吹き替え版)
藤原啓治アンソニー・"トニー"・スターク/アイアンマン(日本語吹き替え版)
米倉涼子ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ(日本語吹き替え版)
白石充ジェームズ・"バッキー"・バーンズ/ウィンター・ソルジャー(日本語吹き替え版)
溝端淳平サム・ウィルソン/ファルコン(日本語吹き替え版)
宮迫博之クリント・バートン/ホークアイ(日本語吹き替え版)
行成とあワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ(日本語吹き替え版)
木内秀信スコット・ラング/アントマン(日本語吹き替え版)
加瀬康之ヴィジョン(日本語吹き替え版)
御沓優子シャロン・カーター/エージェント13(日本語吹き替え版)
水内清光ブラック・ラムロウ/クロスボーンズ(日本語吹き替え版)
内田夕夜ヘルムート・ジモ大佐(日本語吹き替え版)
菅生隆之サディアス・"サンダーボルト"・ロス(日本語吹き替え版)
森川智之エヴェレット・ロス(日本語吹き替え版)
佐々木敏ティ・チャカ国王(日本語吹き替え版)
仲野裕ハワード・スターク(日本語吹き替え版)
安藤麻吹メイ・パーカー(日本語吹き替え版)
榎木淳弥ピーター・パーカー/スパイダーマン(日本語吹き替え版)
永宝千晶(日本語吹き替え版)
脚本クリストファー・マルクス
スティーヴン・マクフィーリー
音楽ヘンリー・ジャックマン
デイヴ・ジョーダン(音楽監修)
撮影トレント・オパロック
製作ケヴィン・ファイギ
マーベル・スタジオ
製作総指揮ルイス・デスポジート
ヴィクトリア・アロンソ
スタン・リー
配給ウォルト・ディズニー・ジャパン
美術オーウェン・パターソン
衣装ジュディアナ・マコフスキー
編集ジェフリー・フォード
マシュー・シュミット
字幕翻訳林完治
あらすじ
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』から約1年後、アベンジャーズの戦いによって発生する人的・物的被害は甚大な規模となっていた。彼らを国際的な政府組織の管理下に置き、組織の許可なしでの活動を禁止する「ソコヴィア協定」が作られ、米国務長官サディアス・ロス(ウィリアム・ハート)はメンバーに署名を求める。トニー・スターク/アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)はウルトロン計画の後悔から署名するが、スティーヴ・ロジャース/キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)は「個人の行いは個人で責任を持つべき」という信念から、協定に強く反対する。
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47.ネタバレ 【超・ネタバレあり!注意!】


いや~めっちゃ面白かった!もうサイコーでした。思ってた以上にストーリーも良くって、なんだよいいじゃんかよ、でした。予告でいやっちゅうほど見せられてきたキャプテンとアイアンマンが戦う理由も、単に意見が合わないとかコイツ気に入らないとか、そんな単純なことだけじゃなく、裏で巧妙に罠を仕掛けていた奴がいたのには正直一本取られた気分でした。ここで私事ですが、この罠を仕掛けていた人物を演じたのがドイツの俳優でダニエル・ブリュールっていう人。この人がとにかくトビー・マグワイアにどことなく似ていて、何度もあれ?あれれ?ん?トビーなのか?ってなっちゃいました。だって今作には新たなスパイダーマンが登場するんですもん。そりゃあね、トビーが出てたらビックリこきまくりでしょ。もう鑑賞中は気になって仕方なかったです。帰宅して調べて違ってたんで、ホッとしたのとちょっぴりガッカリの何とも言えない気分になりました。

話がトビーで脱線しましたが、冒頭で発言したようにとにかくめっちゃ面白かったです。新キャラで登場するブッラクパンサーやスパイダーマンも人物描写に手抜きがなく、必要最小限の情報で上手くまとめてました。まあスパイダーマンはある程度知ってるテイですが。それに新シリーズも始まるのでそっちでどうぞ的な感じでした。エンドロール終わり後に告知があります。

そして一番の目玉であるアベンジャーズ同士のバトルですが、これがもう言うことなし!チームバランスもいいし、誰と誰がどんな戦い方をするのかもアイデア満載で飽きることがない!とくにアントマンがいい活躍っぷりなんですよ。小さくなったり大きくなったりをうまいこと利用して戦ってるんです。小さくした車を相手に投げて元の大きなサイズに戻したり、アイアンマンスーツの中に潜り込んだり、そして極めつけはな、なんと!巨大化ですよ!戦隊ものかよ!って思わずツッコんじゃいましたw この巨大化が予想外過ぎて、あたしゃニンマリが止まりませんでしたね。スパイダーマンが「帝国の逆襲」をオマージュした戦いを見せてくれたのも、さらにニンマリでした。この辺のコミカルさが、後に発覚するキャプテンとアイアンマンの因果な確執に対して、いい感じで清涼剤的な役割を果たしてくれて、明と暗のバランス良い仕上がりになってます。

でそのキャプテンとアイアンマンの確執ですよ、いっちゃんうわっ!ってなったのは。まさかね、ウインターソルジャーがトニーのお父さんとお母さんを殺害してたなんてね。ビックリです。これが裏で巧妙に仕掛けられた罠への隠し玉だったんですよ。ソコヴィアでのアベンジャーズVSウルトロンとの戦いで家族を失った普通の人間が、どうやって復讐をするのか。超人的パワーも待たない人間が。その答えがこれ、仲間割れ。同等の能力を持つ者同士を戦わせ破滅させる。トニーが家族との最後の別れのシーンを演説した件がここにきてうまい伏線となって効果を表すんですよ。もう感情は沸点に!聞く耳持たない状態に。アイアンマンの暴走がとにかく痛い、哀しい、切ない。アイアンマン、トニー・スタークも心のどこかでは分かってると思うんです。洗脳されてて仕方なかったってことは。ただその仕方なかったを素直に受け止めきれないんでしょうね。気まずいまま両親と永遠に会えなくなってしまったそのモヤモヤが、もしかしたら邪魔してるのかも。人間の弱さってやつですかね。

キャプテン・アメリカの冠が付いた作品ですが、これはもう立派な裏アイアンマン4です。はい。トニーが別れ際にキャプテンに言った「その盾は父が作ったものだ!お前に持つ資格はない!」もうね、この台詞が精一杯の抵抗で、ほんと、ここまでさらけ出した姿にたまらなく哀愁を感じちゃいました。

今回のこの作品で、アベンジャーズシリーズが提示したいテーマが分かった気がしました。正義ってなんだろう?ですね多分。人それぞれが持ってる正義がある。どの正義が正しいかなんて正直分からない。人の正義に従うのか。自分の正義を貫くのか。正義に対する責任はどうするのか。いろんな形の正義を問題提起として投げ掛け、観客に委ねてるんでしょう。わたしは優柔不断なので決めかねませんw

さてさてアベンジャーズシリーズ、まだまだ新キャラ新シリーズ待ってるようですが、漫画漫画な面白部分と、深く暗く悩める人間ドラマ、その両方をうまいこと融合させていってほしいです。この「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」のように。

最後に、もし前作「ウインターソルジャー」の内容を忘れてるようでしたら、見返すことをオススメします。なぜなら、誰だっけこの人?みたいな人物が何人か登場しますので。観ておいたほうが絶対いいです。あと出来れば「アントマン」も、ね。
Dream kerokeroさん [映画館(字幕)] 8点(2016-04-29 15:38:52)
👍 1
46.ネタバレ  アクションシーンがカメラ動かし過ぎで見辛くて仕方ないのですが(視界いっぱいのIMAX3Dじゃ頭クラクラ来ます)、ダレ場少な目で冒頭からラストまで突っ走ってて楽しめるのはとてもいいと思います。もはや『アベンジャーズ』を超えてるのではないか、ってくらいに豪華メンバーが次々と登場して楽しみどころいっぱいですし。
 脚本的には、もう少し発展的なお話の方が良かったかな、と。ほぼ内輪モメというか内紛に終始して、それもスッキリと片付くような話にはならない状態で。

 で、あとは見る側のメンバーの好みの問題かなぁ。これまで私はキャプテンの言動とか性格とかあんまり好きじゃなかったんですよね。スターク社長の方が好きで。今回の映画でキャプテンの事がハッキリと嫌いになっちゃいました。社長寄りで見てるとどうにもストレス溜まる話で。だからアントマンをそっち側にするなよ、とかブラック・ウィドウまで嫌いにさせる気か、とかイライラする要素満載で、社長派にとっては胃に悪い映画。
 キャプテンは正義とか真実とかのためなら多少の犠牲も厭わないって状態を暴走させ過ぎだと思うんですよ。かつての仲間相手にもう命取りに来てるんじゃないかくらいの戦いっぷりですし、最後の刑務所だって罪のない刑務官達をみんな倒しちゃってたわけですし(まさか死んじゃいないんでしょうけれど)。結局は彼の言動もまたエゴなんですよね。そういうキャプテンのエゴイストっぷり、独善っぷりがどうにもこうにもイヤで、主役なのに自分の目には悪党にしか映らないっていう。
 同調しちゃう仲間も含めて、そこら辺、上手く納得させるだけの脚本にはなってなかったと思います。人物関係のゴチャゴチャっぷりを整理しきれてませんでしたしね。

 前作『ウィンターソルジャー』にもスッキリしない点はありましたが、今回は数々のわだかまりを残しちゃった感じで、コレで平然と『アベンジャーズ3』出してこられるんかいな?ってちょっと心配になっちゃいました。

 ちなみにマーベル映画お得意のエンドクレジット中~後の映像は今回も2回なので1回目で席を立っちゃうと損しちゃいます。
あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 6点(2016-04-29 22:24:53)
45.ネタバレ 安定の盛り上がり。新キャラも含めてほぼ勢ぞろい。内部抗争でこれだけ派手にやったら次回への楽しみは半端ない。ただ分裂したアベンジャーズが今後どうなるのかすごい気になる。しかしまぁ今回の敵といえるキャラは影が薄い。その代わりと言っては何だがスパイダーマンは濃かった。今後のスパイダーマンの処遇はよくわからんが次回以降も是非参加してほしい。
ぷるとっぷさん [映画館(字幕)] 8点(2016-04-30 01:03:55)
44.ネタバレ ★注意!ネタバレあり!!鑑賞前の人はスルーで★



いや、普通に面白くはあるんですけどね。期待しすぎたか。
好きなヒーローもの見すぎて消化不良ぎみなのかもw

直前に見た「ズートピア」の完成度が高くてつい比べちゃうのかもしれませんが、脚本がちょっぴり荒い気がします。
バロンだっけ?彼の復讐がすこし無理があるというか。
バッキーとキャップががんばって○○へ。ファルコンがトニーにアレ。トニーがああしてこう。
みたいな。厳しいいくつもの条件が必要で、どれか一つでもかけたらもう成立しないもん。

ただスパイダーマンはよかったですね。
予想以上に活躍してたし、ピーターを演じるトム・ホランドも初めてみましたがいいですね。
来年のスパイダーマン単体映画も大いに期待できますし、トニー・スタークが出るってのも今作を見て納得。
トマシさん [映画館(字幕)] 7点(2016-04-30 08:59:17)
43.ネタバレ 今作は仲間同士の内乱を描いた作品。
1人1人「正義」の貫き方について深く考えた結果がもたらした争いでした。
キャプテンの正義に対する思い、仲間に対する思いには揺るがない意思を感じました。
そしてアイアンマンことスタークは貫く気持ちのなさ、心変わりの早さ、すぐに自分が得するほうに賛同する意志の弱さをとても感じました。
「アベンジャーズ エイジ オブ ウルトロン」ではスタークの勝手な判断でウルトロンをつくり敵に回り、さらにそのあとヴィジョンを作りましたね。
2体とも敵になってたかもしれないと思うとスタークの自己中は恐ろしいですね。
今作 政府につく→キャップの真実を知り助ける→親の復讐と相変わらずの自己中でしたね。

ヒーローが多くいる中、1人1人の個性をうまく出せていたと思います。
スカーレットとビジョンの相性もよく、キャップとスタークの正義の食い違いもよく、ブッラクウィドウとホークアイの友情感もよく、ファルコンとウォーマシーンの飛行対決もよく、バッキーとブラックパンサーの復讐劇もよく、アントマンとスパイダーマンのギャグっぷりもよく。
空港での戦闘シーンはお互いの能力をうまく活用、連携し戦う場面見入りました。

また今回ギャグが多く取り入れられていましたね。多すぎる気もしましたが。
ビジョンが特に斬新かつ面白いキャラクターに仕立てていました。
アントマン相変わらずの面白さ。巨大化は驚きました。字幕の「アリかよ」は笑いました。

残念なのがバッキーの口数の少なさ。
前作「ウィンターソルジャー」は口数の少なさが恐怖感を生み出していたが、
今作 洗脳されたり襲われたりいろいろありましたが口数が少ない。
それと「太った」よね。。。
ウィンソルと比べてみても顔の頬に肉がついてますよね。これは撮影のために増量したわけではなさそう。
むしろ精神面を考えると減量してほしいところ。気になってしまいました。

今作は仲間同士の戦いなので、適役は目立ったわけではありませんでした。
バッキーより強い兵士軍を見つけ復活させて戦わせるのかと思いきや、射殺。
敵は何の能力もない人間。勝てっこないと。。。しかし敵のこのセリフに妙に納得してしまいました
「外から壊せばまた復活する。内側から壊したらどうなる?」
なるほど、強い兵士軍を復活させれば確かに勝てる。だがまた復活できる。ヒドラがずーっと存在し続ける理由がわかった気がします。

冒頭のシーンで過去の映像を再現できる発明が伏線のスタークの両親の車の事故死。
その犯人がまさかの洗脳されていたバッキーでした。
どんな秘密も極秘のものも調べることができるスタークですが、これは知らなかったのですね。
キャップとバッキーの協力に来たスタークでしたが思惑通りに「復讐」に走ってしまいましたね。

キャップ バッキーVSアイアンマンの戦闘も見ごたえ抜群でした。
戦闘中のキャップがスタークの顔の装備を盾で壊し、素顔が見えても盾を振りかぶったシーン
本気でスタークの顔を跳ねてしまうのかと思いドキッとしました。

スターク・ブラックパンサーは親を殺された復讐。 敵は妻を殺された復讐
「復讐」という場面が今作数多くありましたね。まさに「アベンジャーズ(復讐者)」ですね。

インフィニティストーンの絡みはほぼなかったですね。 ビジョンが少し自分の石について話していたぐらい。
今後どう絡むのでしょうか。

結果としてスターク側は政府公認ヒーロー。キャップ側は犯罪者。となりましたが、今後の作品はどう絡んでいくのでしょうか。
エンドクレジットは「ブラックパンサー」と「スパイダーマン」の作品が出ることを匂わせていました。

ここからは箇条書き↓
・ブラックパンサーのスーツはキャプテンの盾と同じものを加工した。当時加工は不可能だが今は加工技術がある、盾も初めて傷ついた。
・スタンリーは配達員として「トニー・スカンク様ですか?」というギャグ。
・アクション・ヒーロー満載だったがCGの粗さが目立ったのと、アクションのつながりも粗かった。
 ビルに飛び移るシーン 最初のカットではジャンプしてそのまま着地だが次のカットでは前回り受け身しているのでつながらなかったり。
・ロバートダウニーJrの演技が相変わらずのうまさ、いい貫禄感。

とても面白い作品でしたが過去最高傑作」とかな異様に持ち上げられていました。私もそのつもりで見ていたのでギャップを感じました。面白かったですが
「過去最高傑作」は言い過ぎ。ヒーロー満載が裏目でもっと1人1人の能力が見たくなってしまいました。
それを含めて7点です。  
映画泥棒さん [映画館(字幕)] 7点(2016-04-30 14:41:03)
42.ネタバレ 今回はヒーローvs敵ではなく、様々な危機を救うも各地に甚大な被害をもたらしているという難しくも現実的なヒーロー映画の先といえるお話。チームへ資金を出し管理運営をしつつ各国との調整や補償など政治面でも大きくバックアップして矢面に立ってきたであろうトニー。ポッツも失い精神的にも拠り所も無く、前作「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」で大きな失敗をしたため疲弊しきっている彼が政府のヒーロー管理案に乗るのも分かる。それに異を唱え自らの行動は自らが責任を取るべきと考える、正義に関して強い信念を持った高潔なキャップの意見も一理ある。「キャプテン・アメリカ/ウインター・ソルジャー」での味方組織に裏切られ全て敵になるという体験も加味されているんだろう。そこにヒドラに洗脳され暗殺者として活動してきたキャップの旧友バッキーが絡んでチームの亀裂がどんどん大きくなっていく流れ。図式期には型にハメようとするトニー(親父)vs自由でいたいキャップ(子供)だけど単純に解決させないのがさすがマーベルという感じだった。厳しく辛い話で悲壮感に苛まされそうになると合間に挟まれるユーモアのあるシーンで緊張が解けたかな。アクションやドラマのバランス感覚が良く緩急が上手く出来ている。トニーは様々な思いがあるだろうけど最後のキャップの手紙で救われたかな。 「マーベル・シネマティック・ユニバース」は長い時間をかけ丹念に作り上げてきただけに他の追随を許さないレベルに仕上がってきている。今回新登場のスパイダーマンやブラック・パンサーも違和感なく溶け込んでいていて単独映画や集合映画がますます楽しみになった。アクションやギミックは言うまでもないが、数多くのヒーローが出ているものの誰一人埋没することなくスポットを当て描き切れているのは、ネタ振り効果とキャラクターの心情も丁寧にしている脚本や演出の上手さなんだろう。ただ、トニーの悲壮感を増そうと思ったのか分からないけど妙にキャップとバッキーは強すぎたな。アイアンマン・スーツをなんなく握り潰して壊したりしてるのは力量的にヤリ過ぎ。多くの映画でもそうだけど明らかに能力差があっても簡単に吹っ飛んだりするワンパターンな描写は控えた方がいいと思う。マーベルなら出来るはず。
ロカホリさん [映画館(字幕)] 9点(2016-04-30 21:15:10)
👍 1
41.ネタバレ 前作「ウィンターソルジャー」が大好きで2年間ずっと楽しみにしていましたが、「シビルウォー」は激戦の末キャプテンが投降して亡くなり、バッキーが後を継ぐ話ですよね。映画ではキャプテンは死なないしただのアベンジャーズの1エピソードになってしまい、とても残念です。前作でS.H.I.E.L.D.がヒドラに乗っ取られていたのに、またすぐに乗っ取られそうな組織を作るという映画版ストーリーは全くノレませんでした。空港でのヒーローチーム激突は、ヤンキー漫画のただの殴り合いみたいな規模の小ささでした。スタークもギラギラしていつも余裕をかましている感じがなくなってつまらないです。
DAIMETALさん [映画館(字幕)] 0点(2016-05-01 07:28:35)
40.ネタバレ マーベルの大迷走を示す愚作。ヒーローの活躍で一般市民が犠牲になるテーマはDCコミックスに任せて今まで通りにパッパラパーな作品を作り続けた方がまだ良かった。中途半端にシリアスをやった結果がこれだ。シリアスをやるのなら真面目に論評するが、民主主義は大勢が決定に参画する事で少数の暴走を防止するシステムである。即ちこれは民主主義の否定に他ならない。何よりもこのテーマを描くなら、最大の「暴走要因」であるハルクを外してはならないはずだ。ハルクを出したらそれこそシャレにならないと、ワンダあたりでお茶を濁そうと言うその根性が気に食わない。
ぴのづかさん [映画館(字幕)] 3点(2016-05-01 17:46:55)
39.ここまでくると、なんでもありですな。まあまあ面白かったです。
kaaazさん [映画館(字幕)] 6点(2016-05-01 18:49:19)
38.ネタバレ キャプテンアメリカ/ウインターソルジャーの次の作品なのにアベンジャーズ2の続きのアベンジャーズ2.5になっていた。せっかくキャプテンアメリカの活躍する世界が前作により確立されウインターソルジャーとの共闘が期待されていたのに、アベンジャーズの面々により乗っ取られてしまった。アイアンマン、ブラックパンサー、ヴジヨン、ホークアイ、スカーレットウィッチなどは今作品には不要ではなかったろうか。さらに、アントマン、スパイダーマンの登場に至ってはもうどうにでもしてって感じ。アントマンは個別にアントマン2を期待していたので残念なキャラになってしまった。。スパイダーマンもアメイジングに続いて新たなピーターパーカーのシリーズ予告がされていたのでやれやれもういいよって思ってしまった。
単純過ぎるかもしれないが、シベリアの5人のウインターソルジャーと戦う方向で作ってもらったほうが良かったのではないかと帰り道でふと思った。
ねおやまさん [映画館(字幕)] 4点(2016-05-01 22:47:50)
👍 1
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37.ネタバレ そこそこ面白かったのですが、アイアンマン=トニー・スタークがどんどんまじめ人間になってしまうのはつまらないなあ。
また、アベンジャーズ系は、過去作を全部見ておいて、ある程度背景を知っておかないと満足に楽しめないというのは不満です。2~3作と言うならともかく、10作越えてるんじゃないですか?全部は観てないし、観てたとしても細かいとこは覚えていませんって。
空港でのスーパーヒーローバトルロワイヤルは、見ごたえあるのですが、結局誰も負けさせるわけにはいかないので、落とし所がなくて、詰まんない結末のなるのが見え見えなんだよな。例えて言うなら、ジャイアント馬場、アントニオ猪木、スタンハンセン、アンドレ・ザ・ジャイアント、ジャンボ鶴田、三沢光春、長州力等々が戦うとして、誰が強いかって言っているようなもんで。今回、大けがしたのがラッシャー木村という感じ。(ラッシャーさんすみません。)
Northwoodさん [映画館(字幕)] 7点(2016-05-02 23:54:38)
36.ネタバレ ワンダがとにかく可愛い。パンサーがカッコいい。キャップってあんなに強かったのね。スパイダーマンは10年以上経ってると言うのにサムライミの呪縛から解き放たれていない感じ。マーベルは7割くらい制覇してますが相変わらず内容がよく分かりませんでした。登場人物多すぎでしょ。結局ケンカ別れになってしまったのもあまり後味の良いものではありませんでしたね。
DCよかマーベルの方が大衆向けなのは分かるけど、一見様お断りみたいなこの雰囲気やノリ、やっぱり好きになれませんでした。
Kの紅茶さん [映画館(字幕)] 6点(2016-05-04 17:04:38)
35.ヒーロー多すぎです。内輪もめだけでここまでできるのはすごい。でもシリアスなのはDCだけにして、マーベルは気楽な内容の方がいいな。社長がまじめになりすぎです。
エイドリアン・モンクさん [映画館(字幕)] 6点(2016-05-05 17:51:43)
👍 1
34.ネタバレ キャプテンの拳がアイアンマンを叩く、アイアンマンの拳もキャプテンを叩く。
悲愴感しかない絶え間ない“殴り合い”を目の当たりにして、ただただ心が痛かった。
愛するヒーロー同士が傷つけ合っているという悲しさもさることながら、この「正義」と「正義」のぶつかり合いの根底にあるものが悲しい報復の螺旋であることが、現実世界の混沌そのものを表しているようで、殊更に悲しく、この世界に生きる者としての虚無感を感じにいられなかった。

マーベル映画のヒーローたちは、「悪」と戦い続けてきた。「悪」を叩き、打ち勝つことが、彼らが司る「正義」の存在意義だった。
しかし、この映画に限っては、明確な「悪」は存在しない。真に憎むべき悪への矛先が見当たらなくなり、ヒーローたちは揺らぎ、対立する。
動揺するヒーローたちの姿は、自国の正義を主張し、ぶつかり合い、傷つけ合い、混迷を突き進むこの世界そのものではないか。

ついに彼らは、相容れぬまま袂を分かつ。
己に対する無力感と復讐心に苛まれ続けるアイアンマンは、キャプテンの象徴である「盾」を奪った。
憧れのヒーローが、この愚かな世界と同様に怒りと悲しみに屈して膝をつく様には、失望と絶望が渦巻く。


この重く、悲しいストーリー展開の中で、マーベル映画らしさを保ってくれたのは、頼もしい“新人”二人。
“アリ男”の“大”活躍と、“クモ男”の軽妙なティーン節によって、映画ファンがいろいろな意味で救われたことは間違いない。
両者の存在感が光った空港での“大乱闘シーン”は、「馬鹿馬鹿しい」と言われればそれまでだけれど、諸手を上げて楽しかったのだから何の問題もない。
えげつないまでに痛々しいストーリーテリングを描きながらも、決してスーパーヒーロー映画そのものの“楽しさ”を忘れていないのがマーベルのエライところだ。(そういう部分で“DC”は大きく溝を開けられている‥‥)


スティーヴ・ロジャースも、トニー・スタークも、スーパーヒーローである前に一人の人間である。道を見誤り失墜することもそりゃあろう。
でも、「復活」こそが、ヒーロー映画の醍醐味でもある。この世界が抱える混沌の答えを彼らは見出してくれるはずである。
きっとその時には、再び“スターク”から“スティーヴ”へ「盾」が手渡されることだろう。

心の痛みは残る。この痛みを抱え続けて、ただひたすらに“彼ら”が率いるチームの帰りを待とう。


(2018.5.27 再鑑賞)

タイトル的な位置づけは「キャプテン・アメリカ 3」だが、むしろ、「アベンジャーズ 2.5」。

下手な監督が撮ったならきっと酷く馬鹿みたいなシーンになったであろう、飛行場での“陣取り合戦”を、圧倒的な娯楽シーンとして成立させてみせたルッソ兄弟の手腕は見事。このシーンに限らず、全編に渡って散りばめられたアクションシーンとしてのアイデアが、“VSサノス戦”に活かされていることも明らかだ。

トニーとスティーブは、この“殴り合い”以来、「インフィニティ・ウォー」を経てもなお、「対面」していない。
「アベンジャーズ4」の“胸熱”に向けての布石は、十分過ぎる程に打たれている。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 9点(2016-05-07 23:36:47)
33.ネタバレ 最近、アメコミヒーローものがインフレ気味で。少々の「夢の共演」程度ではほとんど心に響かなくなってきました。映像や音響にも免疫ができてしまい上映中もついうとうと・・・ところが本作はそんな中だるみを一気に打開してくれました。素晴らしい作品に仕上がっていると思います。  
前半は「アベンジャーズ」を凌ぐかのようなキャストがオールスターゲームばりに躍動。
これだけ沢山出しているのにどのキャラクターも印象に残る、という非常にバランスのとれた作りをしていると思います。その一方で、ただのお祭り騒ぎにならずドラマが渋くて熱い! いい意味で意外な終わり方をしてくれました。う~んまさにカカオ90%(意味不明^^;)  次回作への期待が俄然高まりました。
午の若丸さん [映画館(字幕)] 9点(2016-05-16 22:55:55)
32.ネタバレ 中盤の空港での大乱戦を何と形容したものかと思案していたら、他所のサイトで適切な表現を見つけた。曰く、「単なるバカ騒ぎ」。
フルメンバーに拘らずに不要な常連キャラクターは潔く削り、さらにクライマックスも舞台とキャラを限定したのはいいが、
結局は新規キャラとのプラスマイナス。
オールスターということらしいが、そもそもそれほど有難味を感じるキャストか、という話である。

いわゆるハリウッドスター映画のシステムとはいえ、ドラマパートは当然の如くアップショットの連発、アクションパートも毎度お馴染み
エフェクト過多の小刻み編集。相変わらずである。

この一連のコミック映画、一昔以上前の日本アニメのような愛とか正義とか世界の平和とかの所謂「大きな物語」を語るのにうってつけらしい。
程よく紛争情勢や現在的な課題なんかを織り込んでシリアスを気取るが、やはり「単なるバカ騒ぎ」である。
ユーカラさん [映画館(字幕なし「原語」)] 5点(2016-05-17 00:02:52)
31.ネタバレ 前作ウィンターソルジャーを見て膨らんでいた期待がやや萎む映画でした。どなたかもおっしゃっていましたが、これではアヴェンジャーズ2.5。キャプテン・アメリカとは少し違います。一連のマーブル物を見ていないと完全に置き去りになってしまうでしょう。キャップとバッキーを中心に、5人のウィンターソルジャーとのエピソードを掘り下げて欲しかった。とはいうものの、アメコミ原作物がここまで陰惨に描かれるのは予想外でした。ルパン三世で例えるなら、ルパンと次元が仲違いした挙げ句、激化していく抗争の中でルパン側の不二子が銭形に銃撃されて半身不随に。ルパン自身は次元と五右衛門に叩きのめされた挙げ句利き腕を破壊され、次元は愛銃を、五右衛門は斬鉄剣を喪い、双方ともに満身創痍で完全に袂を分かつ、といった救いのない流れ。良くここまでアヴェンジャーズを破壊するのが許されたもの。ここから一体どのようにリブートしていくのか、想像もつきません。流れとしては政府の管理下に置かれたアイアンマン率いるアヴェンジャーズと、離反したキャップ率いるアンチアヴェンジャーズの誕生が描かれています。この二つの組織がこの先一体どのような展開を見せるのか? 次作があれば見てみたいと思います。
kirieさん [映画館(字幕)] 6点(2016-05-17 16:00:44)
30.ネタバレ もうソーとハルクがいないだけなオールスター映画。しかしそこはキャプテンアメリカの名のつく今回。辛く、悲しい。
己の信念が正義と正義がぶつかり合う結果に。おかげで本作は序盤しか悪役超人は登場しない。今回のボスは凡人だ。起こした理由もやりきれない。
そんでもって洗脳されていたとはいえ、人を殺めすぎたウィンターソルジャーとキャプテンの関係もやりきれない辛さがある。
そしてトニーとキャプテンとのバトル。この誰も望まない戦いにはもう悲しみしか無い。誰も責める事が出来ないのだ。こんなヒーローモノは初めてだ。
いつも軽口を叩くトニーも負けた後「盾は置いて行け!父さんのモノだ!」という台詞は珍しくトニーが感情が爆発させた台詞だった。最後までやりきれない。
…そんかわり大集合大乱闘のシーンはその分痛快に出来ている。アントマンも拉致られたようにやってくるし、初参戦のスパイダーマンもまさかあんなに子供だったとは…。おかげでカッコ良くも、ちょっとギャグな面白いバトルになっていて面白かったです。それにしてもスカーレット・ヨハンソンはさらにキレッキレなアクションが極まってます。すっげえ。ブラックパンサーさんも地味ですがこれから頑張ってもらいたいですね。
そんなわけでアベンジャーズ反省会のような内容で初見さんお断りな、凄まじく濃い内容で大満足でした。
ところでこんな大事な時にニック・フューリーは何してたんでしょうね。
えすえふさん [映画館(吹替)] 7点(2016-05-17 21:24:24)
👍 1
29.ネタバレ BVSが「ヒーロー活動による街の破壊は見逃してもよいものなのか?」というテーマでやってたけど、全くと言っていいほど同じテーマを扱っている。
そのテーマでの比較でいうと、こちらの映画の方が優れていると言わざるを得ない。
いったいなぜウィンターソルジャーがハメられたのか、ヴィランの目的はなんなのか、その正体は?
そういった謎が物語を引っ張るので、重苦しいテーマだけにとらわれず物語が進む。
また途中で挟まるジョークなどが、映画の雰囲気を重くなり過ぎないようコントロールしている。これがまたいい感じで効いている。
空港のバトルがやはり最大の目玉であり、各ヒーローの持ち味が出された良いバトル。話が合わなくてもここだけは盛り上がったという人もいるのではないだろうか。
原作ではまさに「ウォー」という規模での大バトルだったが、ウォーというにはこじんまりとした人数でのバトルとなったが、逆に原作並に人を増やし過ぎると見る方も収拾がつかなくなるし、これでいいのではないだろうかな。
ヴィラン側の目的達成のためのやり方に疑問があるが、それを勢いで乗り切る最後のバトル。ここは割と予告で流れ過ぎたため、また空港のバトルが盛り上がりすぎたため消化試合なのは否めないが、各人の思いがぶつかり合う熱い戦いだったと思う。
トータル的に見て割と満足いく内容。決して10点満点で10がつくような完成度の高い映画ではないし、前作のウィンターソルジャーに比べれば落ちるが、それでも十分クオリティが高い映画ではないだろうか。
みーちゃんさん [映画館(字幕)] 7点(2016-05-18 15:00:25)
👍 1
28.ネタバレ それなりに面白い娯楽大作。

物語はどう考えてもアベンジャーズだがキャプテンアメリカ。おそらく今回超パワー二体も欠席しているところから観ると、
もう一回は内輪もめをアベンジャーズでするのでしょうね。

特段、ファンでもないので悲壮な物語も気にせず楽しめたが、
所詮はアベンジャーズの次回作のためのつなぎであるという感は否めない。
いろいろいて、それが楽しい映画なのだけれども、どうしても個々の力の差が大きくて、
普通の人間の延長線上にいるようなキャラクタは自分のことをどう考えているのかと不安になった。

いわゆるデートムービー・ファミリー映画なので、
あえて文句を言うにはあたらないだろう。
病気の犬さん [映画館(字幕)] 5点(2016-05-20 17:02:35)
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【点数情報】

Review人数 47人
平均点数 6.57点
012.13%
100.00%
200.00%
312.13%
424.26%
548.51%
61225.53%
71531.91%
8817.02%
936.38%
1012.13%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.66点 Review3人
2 ストーリー評価 5.50点 Review4人
3 鑑賞後の後味 4.00点 Review4人
4 音楽評価 5.66点 Review3人
5 感泣評価 2.00点 Review1人

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