映画『ボーダーライン(2015)』の口コミ・レビュー(2ページ目)

ボーダーライン(2015)

[ボーダーライン]
Sicario
2015年メキシコ上映時間:121分
平均点:7.26 / 10(Review 61人) (点数分布表示)
公開開始日(2016-04-09)
アクションドラマサスペンスシリーズもの犯罪もの
新規登録(2016-03-29)【miki】さん
タイトル情報更新(2023-07-22)【TOSHI】さん
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監督ドゥニ・ヴィルヌーヴ
キャストエミリー・ブラント(女優)ケイト・メイサー
ベニチオ・デル・トロ(男優)アレハンドロ
ジョシュ・ブローリン(男優)マット・グレイバー
ヴィクター・ガーバー(男優)デイブ・ジェニングス
ジョン・バーンサル(男優)テッド
ダニエル・カルーヤ(男優)レジー・ウェイン
ジェフリー・ドノヴァン(男優)スティーブ・フォーシング
東條加那子ケイト・メイサー(日本語吹き替え版)
菅原正志アレハンドロ(日本語吹き替え版)
大川透マット・グレイバー(日本語吹き替え版)
坂詰貴之テッド(日本語吹き替え版)
梅津秀行ファウスト・アラルコン(日本語吹き替え版)
脚本テイラー・シェリダン
音楽ヨハン・ヨハンソン
ヒドゥル・グドナドッティル(チェロの奏者)
撮影ロジャー・ディーキンス
製作ライオンズ・ゲート・フィルムズ
製作総指揮エリカ・リー
エレン・H・シュワルツ
配給KADOKAWA
特撮シネサイト社(視覚効果)
美術ジャン・パスカル(セット装飾)
編集ジョー・ウォーカー〔編集〕
録音アラン・ロバート・マレー
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💬口コミ一覧

41.ネタバレ ジョシュ・ブローリンとベニチオ・デルトロがとにかくクセ者で胡散臭い!
だけどついつい気になって見入ってしまう。それはまるで利用されてるだけと知りながらも見届ける為に協力する主人公のケイト(エミリー・ブラント)のように…。
いやあ、全編を通して伝わってくる緊迫感が最高でした。
ヴィルヌーブ監督の作品はハズレが多かったけど、これは文句なし!
ヴレアさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2017-11-09 15:11:01)
40.ネタバレ 映像は重厚且つスタイリッシュ極まりなく描かれているが、そのシーンの一つ一つは平和ボケした日本人の我々には絶対に太刀打ちする事など出来ない厳しい現実を描いている。鑑賞のきっかけはエミリー・ブラント目当て。その点では満足だが本作の主役は絶対に彼女では無い。主役は言うまでもなくベニチオ・デル・トロ。終盤の容赦ない展開(ボスの家族瞬殺等)は観ていて辛い。ここまで骨太な犯罪物に出会ったのは久しぶりな気がする。
たくわんさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-08-21 16:23:27)
39.ネタバレ  狂言回しポジションのヒロインの言動がいちいち甘ちゃん過ぎてイラッとしたのですが、最後まで見るとその感覚こそ恐ろしい事なんだと悟るという。

 映画の進行上、ヒロインはクライマックス前にお役御免となって画面から姿を消し、以後デルトロの独擅場となります。その彼の取った行動、その深い深い闇こそが麻薬社会の現実で、そんな現実に立ち向かえるのは決して正常な健全な精神ではないというもう1つの現実。狂気に対抗し得るのは狂気でしかなく、狂気に頼らざるを得ない正義はもはや正義として成り立たない、そこにあるのは闇と闇の戦いでしかないという絶望感。

 『コール・オブ・デューティー モダン・ウォーフェア』シリーズを思わせる画面は現在の兵器のテクノロジーを示し、直接死体を映す映像とは別に今の時代のリアルな恐ろしさを寒々しく表現しています。
 効果音がそのまま重苦しい映画のBGMになっていて、一方でBGMも終始不安感を煽り、なので一部で効果音をBGMがジャマしてるように感じる箇所があって、BGMをもう少し抑えて欲しかった感もありました。

 綺麗事を決して許さない、出口の見えない果てしない闇の重さを心の底に残す映画でした。
あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 8点(2016-11-02 22:51:39)
38.しっかりと見ごたえのある映画。
ゼロダークサーティのような緊迫感。
aimihcimuimさん [DVD(字幕)] 8点(2016-10-29 23:28:40)
37.ネタバレ ハリウッドが本格的に製作した麻薬戦争映画は『トラフィック』以来となりますが、見掛け倒しで何だかボヤっとしていたソダーバーグとは違い、本作では”凶暴なメキシコ麻薬カルテルvs戦争慣れした米国防総省”という燃えるカードが準備されています。最高でした。
この戦いの激しさは想像を絶するものであり、例えばFBIの中ではかなりの敏腕だった主人公ケイトが国防総省の特殊部隊では完全にできない奴扱いで、「まぁ邪魔しない程度にやってよ」なんて言われているわけです。いろいろ見聞きする中でケイトなりに怒りを感じたりもするものの、ジョシュ・ブローリン隊長からは「はいはい」と軽くあしらわれる始末。FBIが国内で相手している犯罪者達とメキシコの麻薬カルテルではまったくレベルが違うのです。
そんな麻薬カルテルに対する米側のカウンター兵器として登場するのがベニチオ・デルトロ演じるアレハンドロ。元はコロンビアの検事だったものの、家族を惨殺された恨みから殺し屋に転向したという情け無用の殺人マシーンです。暗殺者を意味する原題は彼を指したものだと考えられますが、検事という畑違いの経歴を持つアレハンドロが、米国防総省からも一目置かれるほどの暗殺者に変貌を遂げた過程ではとんでもない訓練に耐えたのだろうということが想像され、こちらでも燃えました。
本作は多くを語る映画ではないのですが、登場人物達の過去には一体何があって今に至っているのかという含みが多く持たされているためにドラマ性が高いレベルで維持されています。ロジャー・ディーキンスによる美しい撮影とも相まって、あらすじ以上に格式の高い作品に見えています。こちらもお見事でした。
ザ・チャンバラさん [ブルーレイ(吹替)] 8点(2016-10-25 15:25:07)
👍 1
36.予告編を観て、単なるドンパチ、アクション映画だと思い込み、敬遠してたら..「プリズナーズ」の ドゥニ・ヴィルヌーヴ 監督作品だと知り、即行で鑑賞.. いや~ シビれるほど シリアスで、リアル..そして、大人の脚本.. ヴィルヌーヴ監督、Good job! です.. FBI捜査官の ケイト が選抜された理由..ベニチオ・デル・トロ 扮する アレハンドロ の正体..そして、予想外のストーリー展開 & 結末..まったく読めませんでした..玄人好みの演出、物語..秀作です!..シリアスなアクションドラマが好きな方、オススメ!..
コナンが一番さん [DVD(字幕)] 8点(2016-10-06 22:48:39)
35.とにかくベニチオ・デル・トロの演技が見ものでした。すごい渋いですねぇ。そしてエミリーブラントもきれいですねぇ。終始、眉間にしわを寄せていますがそんな表情もとても魅力的です。個人的に彼女が満面の笑みを浮かべるところも見てみたいです。って、映画のレビューになっていないですが、物語も終始緊張感があってよいです。
珈琲時間さん [DVD(字幕)] 8点(2016-10-01 11:09:57)
34.ネタバレ ベニチオ・デル・トロの圧倒的存在感。彼独特のキャラクターはこういう映画にとても良く合う。見事でしたデルトロ流石でしたデルトロ。
Kanameさん [DVD(字幕)] 8点(2016-09-16 10:11:34)
33.ネタバレ 余計なドンパチを排した上での緊張感ある映像が良かった。女主人公がそれほど活躍できないところもリアリティあり。最後デルトロが親分(?)家族を。。。賛否両論あると思うが、怒りの連鎖とはこういうことだということを描きたかったのでしょうかね。
kaaazさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-09-02 23:09:37)
32.ネタバレ どこで生まれ育つかによって人生は決まるんだなと、そういうことを考えてしまった。ラストのサッカー少年の眼差しを見て、彼もまた、父親の仇を討つためにデル・トロの首を狙うのかと思い、悲しくなった。彼が警察官になるのか、それともカルテルのもとで働くのか、あるいはそのどちらにも属さずに生きるのか。いかなる立場になったとしても、彼が復讐のために何でもするような人間になることに変わりはないという予感がした。その少年の父親はあるカルテルから買収されていたし、デル・トロも元検察官だったので、麻薬がどうこうじゃなくて、ただ生き残るために、もしくは復讐のために、一人一人がもはや機能していない法や秩序を破っているように見えた。

度々映し出されるフアレスの住宅街や砂漠のショットの広大なスケールから、麻薬戦争の底の知れない規模の大きさを感じた。
Y-300さん [映画館(字幕)] 8点(2016-05-02 09:35:43)
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31.ネタバレ 高空から撮られた地表や街並みのショットが、ただそれだけで静かな不穏と緊迫を醸し出す。
スコープサイズの画面に美しく広がる地平線と独特の雲とトワイライトは、血生臭いドラマと対照を為す形で印象深い情景を見せつけてくる。

銀行の監視カメラ映像、暗視スコープ映像など、様々な媒体の挿入も効果的に決まっている上に、環境音に似せたBGMも画面から浮く事がない。

中盤のバーでのジョン・バーンサルや、ベッド脇に置かれた札束バンド、そしてラストのベランダで銃を持つエミリー・ブラントなど、フォーカスを巧妙に外すことで逆にそのぼやけた対象を強く意識させ観客に注視を促すという、サスペンスと情感の演出にもついつい乗せられてしまう。

べニチオ・デル・トロ自身の佇まいもさながら、特に後半の彼が凄みを増していくのは、暗闇と影を相乗的に活かした撮影にも拠るところも大だろう。
レースカーテンの揺れる奥に佇むデル・トロ。彼の表情に落ちる陰影の黒味は彼の内面を見事に具象化している。
ユーカラさん [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2016-04-25 23:25:50)
30.ものすごく濃密な映画でした。ストーリーは平凡なのに、この緊張感と重厚感はすごいです。演出と演技のたまものでしょう。音楽もすごく効果的でした。
shoukanさん [映画館(字幕)] 8点(2016-04-22 22:34:31)
29.ネタバレ 乾いた映像と重厚なサウンドによる緊張感が全編にみなぎる。特に、前半のフアレス往復シーンは圧倒的。麻薬絡みの捜査にエミリー・ブラントが加わって鍛えられる映画かと思っていたが、そうではない。主人公はジョシュ・ブローリンをリーダーとして展開されるカルテル弱体化作戦に付いていくだけ。理由は後半で明かされるが、主人公の傍観者としての視点は麻薬闘争の陰湿さと恐ろしさを観客に問題提起しやすくしている。そして、なんといっても映画の核はベニチオ・デル・トロ。終盤まで彼の目的と正体は明かされないが、その不気味さ、威圧感、哀愁、そして一瞬だけ見せる優しさはスクリーンにいるだけで惹きつけられる。久々の重要ロールで、デル・トロの存在感が際立つ。社会問題を下地にエンターテイメント性もたっぷりの良作だ。
カワウソの聞耳さん [映画館(字幕)] 8点(2016-04-10 12:41:33)
👍 2
28.終始シリアス。展開がわかりづらい部分が徐々にわかっていく系。「どういうことだ?」と考えつつ観るうちに入り込む系。
その視点は本作の主人公ケイトの視点のようであり、主人公はどちらかというと巻き込まれる側で、主体となって立ち回る側ではない。
「毒をもって毒を制す」を警察視点で描いた作品。つまり、法を根拠として設置されている警察が超法規的な手段をもって目的を達成しようとする様を描いた作品。
53羽の孔雀さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-12-02 20:12:49)
27.ネタバレ 序盤に5台の車が隊列を成してメキシコに乗り込むシーンが一番好き。
見知らぬ怖い街に侵入していく緊張感がたまらない。
そして、それを盛り立てる音楽も素晴らしい。

家族を殺された事による復讐心ってのは、やはり人間が持ち得る復讐心の中でも最強か。
それを思い知らされる作品。
にじばぶさん [インターネット(字幕)] 7点(2021-01-30 22:36:04)
26.久しぶりにベニシオ・デル・トロを見ました、相変わらず怖い。
そこにいるだけで怖い俳優のひとりで、その存在感も相変わらず凄いです。

ビーサン履きのジョシュ・ブローリンにデル・トロだもの、ペンタゴンでもCIAでも元検察官でも胡散臭さは満載で、
普通に対麻薬カルテルの話じゃないことはわかるんですけど、私もケイトと同様
「真実はなんだ」「何が目的なんだ」これで引っ張られました。
現場での経験も豊富で優秀なケイトがまるで新人、駆け出し捜査官のように見えてしまうくらいの
メキシコの現状というのがよく伝わりましたねぇ、緊張感が途切れることのない見ごたえある映画。
エミリー・ブラントは「ガール・オン・ザ・トレイン」でもそうでしたけど
化粧っけなし、髪ボサボサ、傷だらけで苦悩する戦う女がよく似合うという貴重な女優さんだと思います。

ところでデル・トロってプエルトリコ出身で、両親兄弟は弁護士だの医者だのという知的で裕福な家柄であり、
実母が亡くなって父が再婚したのが理由かどうかわからないんですが、
思春期の頃に荒れてアメリカの寄宿学校に入れられたとか、「アクターズスタジオ」で語っていたと思う。
新藤兼人監督を敬愛してて、自身で監督にインタビューもしてる。
ニコッとよく笑うし、その笑顔が非常に愛嬌があり、映画の役柄とはかなり落差を感じる人で
それが魅力的で増々好きになりましたね。
envyさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-02-04 15:22:53)
👍 1
25.ネタバレ リアルな画面に緊迫感溢れる演出で面白いアクション映画だと思います。メキシコってあんなに殺伐としているのでしょうか。途中、我らが主人公のケイトのあまりの無力さにイライラしますが、いつの間にかアレハンドロが主役になっていました。続編も必ず観ますよ。
ぽじっこさん [CS・衛星(吹替)] 7点(2020-01-16 14:01:03)
24.ネタバレ 吊るされた死体。山積みになった麻薬。
我々が異常と思う世界に住む彼らにも、息子とサッカーをする日常がある。
アレハンドロは単なる復讐者であって、メキシコの闇を救う救世主ではない。
ケイトもまた然り。
たった一人の暗殺者に怯えるようでは、正義を貫くことはできない。
やり切れなさが全編に漂う映画。
でも、これが世界の裏側の現実。
roadster316さん [インターネット(字幕)] 7点(2019-08-08 23:59:36)
23.いい意味でエミリーブラントの青臭さにイライラする2時間だった。

重低音を効かせたBGMとメキシコの灼けた大地が作品に漂う不穏さをさらに強調させている。

ただ残念だったのは、映像や音楽の演出は素晴らしいのだが、脚本が思っていた以上に地味だったことだ。
麻薬戦争を題材にした小説や中南米を舞台にした小説を読み過ぎたせいか、意外に本作は残虐な描写が少なく感じられた。これは余談だが、ラテンアメリカの小説は本当に死の場面が派手。麻薬、独裁、粛清、クーデタなど、桎梏の歴史がその背景にあるからか、登場人物が実に多彩で惨たらしい殺され方をする。翻って本作をみてみると、子供を殺すシーンもあるが、その映像は視点をずらして写していない。凄惨な処刑や拷問の場面もオミットされている。不穏な映画ではあるが、決定的なシーンはさすがにぼやかしてあるのだ。

ガツンと胃にくる、しかしそれでもものすごい傑作!というにはもう少しパンチが足りていなかったかな、というのが本作の率直な感想である
nakashiさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-08-25 13:41:04)
22.ネタバレ 麻薬マフィアの恐ろしさを強烈に感じさせてくれる映画。
圧巻はファレスでの敵の要人の護送シーン。世界最凶クラスに治安が悪いというファレスを車で走るシーンは本当に恐ろしい。
アメリカからほんの少しのところにこんな恐ろしい違いがあるのだな。

男だらけのSWAT隊でエース級の活躍をする女性隊員。それがある日別の作戦任務につくことになり・・という話。女性隊員がそこでも大活躍するかと思いきや、彼女の周りは海千山千のツワモノ揃い。彼女はまるっきり子供扱いされてしまう。最後は泣きべそまでかいてしまう。それがとてもぐっとくる。

家族を殺され復習に燃える男は、ずいぶんなタレ眉毛。槇原敬之に似ている。槇原敬之を50倍渋くしたみない俳優だ。
BGMが非常におどろおろどしくて、独特の恐怖心を掻き立ててくれた。
椎名みかんさん [インターネット(字幕)] 7点(2018-03-13 02:00:12)
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マーク説明
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《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 61人
平均点数 7.26点
000.00%
100.00%
200.00%
334.92%
400.00%
511.64%
61016.39%
71422.95%
82744.26%
958.20%
1011.64%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review2人
4 音楽評価 9.00点 Review1人
5 感泣評価 5.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

2015年 88回
撮影賞ロジャー・ディーキンス候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)ヨハン・ヨハンソン候補(ノミネート) 
音響効果賞アラン・ロバート・マレー候補(ノミネート) 

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