映画『ドント・ブリーズ』の口コミ・レビュー(3ページ目)

ドント・ブリーズ

[ドントブリーズ]
Don't Breathe
2016年上映時間:88分
平均点:5.83 / 10(Review 48人) (点数分布表示)
公開開始日(2016-12-16)
アクションドラマホラーサスペンスシリーズもの犯罪もの
新規登録(2016-12-25)【たろさ】さん
タイトル情報更新(2023-04-09)【イニシャルK】さん
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監督フェデ・アルバレス
キャストジェーン・レヴィ(女優)ロッキー
ダニエル・ゾヴァット(男優)マニー
スティーヴン・ラング(男優)盲人
水樹奈々(日本語吹き替え版)
梶裕貴(日本語吹き替え版)
沢木郁也(日本語吹き替え版)
宇山玲加(日本語吹き替え版)
江口拓也(日本語吹き替え版)
脚本フェデ・アルバレス
音楽ロケ・バニョス
製作サム・ライミ
フェデ・アルバレス
ロブ・タパート
配給ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
あらすじ
不況に喘ぐデトロイトの街で、空き巣狙いで得た盗品を売りさばいて収入としている3人の若者。しかし、それだけでは足元を見られるばかりで僅かな金にしかならない。そこに飛び込んで来た現金強奪のプラン。彼らは娘の交通事故死で巨額の示談金を手に入れたという全盲の退役軍人宅に狙いを定める。しかし、簡単な仕事だろうと甘く見ていた彼らは、その家に一歩踏み込んだことによって想像し得ないほどの恐怖を味わうこととなってしまう。「死霊のはらわたリメイク版」のプロデューサーであるサム・ライミと監督のフェデ・アルバレスが再びタッグを組んで贈る緊迫のサスペンス・ホラー。
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8.ネタバレ 主人公一味が結構な悪人なのであまり感情移入できず、爺さん側を応援したくなる気持ちが生まれてしまうのはマイナスですが、そのお陰で主人公一味の誰が死んでもおかしくない緊迫感が生まれていたのは良かったですね。びっくり演出やグロに頼らないホラーは好みです。灯りの有無や騒音の有無で有利不利が目まぐるしく入れ替わり、最後までダレずに楽しめました。


以下ネタバレ

シナリオの出来は大筋ではそこそこなのですが、細かい点では丁寧な部分も見られました。
爺さんが寝室で流しっぱなしにしていたビデオは娘のものでしょう。マニーが爺さんに見つかったシーンでは「その中のものを頂きに来た」と言い、殺される時には「神に誓って・・・」と言いました。爺さんの逆鱗に触れたわけですね。事実、その後壁を殴って怒りを爆発させています。監禁されていた女性が死んだ時は「My Baby...」と悲しんでいましたし、爺さんの正体に関する伏線はあちらこちらに張られていました。作りは悪くないと思います。
また、爺さん側に同情する声も多いようですが、彼は示談金を受け取った上で相手を誘拐・監禁し、過失とは言え殺した上に死体を遺棄しています。罪の重さで言えば爺さんの方がよっぽど悪人なわけです。でも被害者かのように同情される。この辺り、司法制度への不満を持つ爺さんにすれば皮肉かも知れませんね。
alianさん [インターネット(字幕)] 7点(2020-08-29 00:28:17)
7.ネタバレ 3人が家の中に入ろうとしている段階で、なぜあの猛犬が騒がなかったんだろう?
知人が飼ってるプードルなんか、私が窓の下に立った気配だけでわめきちらすのに。
犬好きとしては、どうしても無視できない大きな違和感。脚本が書かれたとき、誰もこの点をおかしいと思わなかったのだろうか。

すぐそばに強盗犯がいるにもかかわらず、気がつかない老人。先天性疾患ではないからか。緊迫した空気の描写はさすがだと思ったけれど、(家の中に猛犬がいるんだよなあ・・・)と思うと、ここでもやはり違和感が。

犯行は深夜2時に行われた。しかし、表が暗いにもかかわらず暗い家の中に差し込んでくる明かりは一体・・・? 街灯の明かりなのか、夜明けが近くなって朝日が差してきたことによる光なのか、よくわからないから気が散り、混乱してしまった。

老人は高額な示談金を提示した加害女性の親を憎んでいながら、絶えず金庫の中を確認するほどその金に執着していた。盗まれたと知るや怒り狂って窃盗犯を執拗に追い回す。うーん、一貫していない。そもそも娘への愛情が本物なら、そんな金を拒否して示談を受け入れなかったはずでは? 狂人といえばそれまでだが、この老人の哀しみにも素直に寄り添うことができない。

ロッキーは強奪したお金を最後まで手放さなかったが、幼い妹の未来がかかっているのが大きな動機。自己中心的でありながら母性本能も人一倍強いと見える。誘拐された女性を、足手まといになるのも厭わず助けようとしたのは唯一共感できる。本当にここだけ。つくづく人間は矛盾した生きものだと再認識させられた。

ラストで彼女が妹と光のゲートを出て行くとき、体の大きな男性が2人の前にすっと出たとたん、いきなり画面が暗くなって映画が終わった。
ロッキーはゲートの向こう側へは出られなかった、アレックスの言う通り10年をくらった、という結末であることを信じたい。
tonyさん [インターネット(字幕)] 5点(2020-10-09 00:07:58)
6.ネタバレ 盲目の退役軍人・・と楽勝ムードでチンピラトリオが盗みに入ったら、相手は暗闇でも戦える特殊訓練を受けたランボー爺さんだった。音を立てると銃弾や鉄拳が飛んでくるので迂闊に動けない・・という「一軒家版:クワイエット・プレイス」。アイデアはとても良いです。
爺さんをサイコパスにしてホラー映画にしてしまったのは個人的に微妙。もっと互いの人間描きこんでノーマルなサスペンス・アクションな作りにしたら良かったのに。地味に「隠れた名作」として名が残ってたかもしれない。
しかしホモやレズ(性的障害)の人権にはあれだけヒステリックなのに、障害者(身体障害、精神障害)をこんな面白オカシク描いていいんですかね。何とも歪んでるな・・リベラル・アメリカ社会。
番茶さん [試写会(字幕)] 6点(2021-06-16 22:49:42)
5.ネタバレ 設定は完全にシチュエーション・コメディのはずなんだけど、それをさらに一ひねりしてホラーにしてしまったこの発想は上々。はたして、盲目のハンデがあるはずなのに異様に強い爺さんが現れ、しかし見られることだけはないという利点を生かして何とかしのぎきるあたりは、怖いはずなのにちょっとだけ可笑しいといういい感じの世界を提示しています。●が、途中でネタ切れしたのか、中盤からは爺さんがほとんどターミネーター状態になってしまって、初期設定の意味もなくなってしまったなー。ここからの展開ならば、爺さんは聴覚その他の感覚をいかにフル活用しているかとか、逆に戦闘力で劣る主人公たちはどう頭を使ってアドバンテージを生かしたかとか、その辺をどこまでも突いていってほしいのに。●あと、せっかくの大ネタである地下の人物については、心理の綾も含めてもっと活用できたんじゃないかと思います。
Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-12-02 01:01:01)
4.ネタバレ パート2が意外(?)に面白かったので、パート1も見ました。この全盲の老人は強盗団に襲われた完全なる被害者だと思っていたのですが、実は自分の娘を轢き殺した若い女の子を誘拐・監禁・妊娠させるという、、、狂気沙汰の変質者・犯罪者だったのですね。。。また、強盗団のうちの一人の女だけが生き残り、盗んだ大金を手にLAに移住するというハッピーエンディングは少し納得できませんね。。。。全盲老人が完全なる被害者だったパート2の方が見終わった後はスッキリとした印象を受けました。。。
みるちゃんさん [DVD(字幕なし「原語」)] 5点(2022-09-24 02:08:55)
3.スクリームクイーンという表現がありますがそれを逆手にとって叫ぶことを禁じられた設定にしたわけですね、そこは面白いです。空撮や長回しを入れたり結構贅沢な撮影です。ストーリーのベースは時計じかけのオレンジあたりでしょうか。設定を掘り下げれば社会派スリラーにもなりそうです。ゲット・アウトのような作品が生まれる下地は既に整っていたということですね。ただ良くも悪くもそっち方向には進まずただのホラー映画に仕上がってます。スティーヴン・ラングが出てきてからの方がドラマ性が希薄になりつまらなくすらあります。座頭市の国の人間としては盲人で銃使いというのも変な感じです。暗闇ですのでマズルフラッシュを演出に使いたかっただけなんでしょうけど銃はいわば視覚で殺す武器ですし、銃がないと普通に女性に打ちのめされるのもがっかり感があります。
Сакурай Тосиоさん [インターネット(字幕)] 5点(2023-05-09 22:45:41)
2.ネタバレ 不気味なオープニングで観客の方向感覚を少々狂わせておきながら、いきなりの白昼堂々粗暴空き巣犯のカス3人組登場。冒頭シーンの印象は薄れて観客は一気にカス憎しへと。

そのカスが単なる金持ち狙いから弱者狙いにシフト。観客は益々カスどもに嫌悪感。そして強盗実行。こんなカスだからいきなり番犬を殺してしまうかとヒヤヒヤしたけれどカスにそんな度胸なし。だからって、これ決して動物に優しい訳じゃない。無知なカスがどうせ人間用だろう眠剤使って即眠させてるんだから下手すりゃワンちゃん即死。やっぱカス。

そして侵入。昼間の空き巣同様の横暴ぶりに観客の怒りは増長するばかり。亡き娘の思い出のビデオを流しながら眠る盲目の老人に観客の思いは高まる。さあ早く目覚めてカスどもを始末してしまえ!

まずは一人。良し!躊躇は要らない!さあ次はどっちだ。一見可哀そうな生い立ちのカス女か?知的で優し気に見えるカス坊ちゃんか?追い詰めろ追い詰めろ頑張れ爺ちゃん!

ところが、あれ?地下室に誰かいるよ?厳重にロックして大金隠してるんじゃないの?何隠してるの?ここで観客啞然。ちょっと待って爺ちゃん!あんた悲劇の独居老人じゃなかったの?

と、このペースで書くと駄文長文が際限なくなってしまいます。自粛。

見事に感情をコントロールされてしまいました。全く感情移入も同情も出来ない素人強盗団。悲劇の極みだったはずの退役軍人の極悪ぶり。登場人物に共通する倫理観の破綻と自らの行為の根拠なき正当化。それでもまだ老人援護の気持ちがわずかに残っていたのに「レイプはしない」というまたしても浅はかな自己正当化を耳にして揺らぐ観客。

細かな点では皆さんのご指摘もあるように粗さのある脚本や設定ですが、この大筋の部分の感情のコントロール(勿論この程度ではコントロールされないという方も多いとは思いますが)が本作の最大の醍醐味ですね。

いろんな意味で諸手を挙げて称賛は出来ないものの、サスペンスホラーの佳作として8点献上です。

ワンちゃん、助かったかな?きっと現場周辺を捜索した警察に保護してもらえただろうな。

(追記:蛇足です)
この爺ちゃんは戦争で負傷して失明してしまった訳で、その後10年以上は経過しているだろうとは思えるものの、嗅覚や聴覚が失った視覚を補って余りあるほどには研ぎ澄まされてはいないと思うのです、が、靴の匂いで複数犯であることを察知する程度には鋭い訳で、室内に自分以外の者が居れば匂いで分かるでしょうね。香水の文化のある国の人たちだけに尚更。だからすぐ横をすり抜けたりすれば匂いで判りますって。それから、あんな静かな空間だったら、ひそひそ話だって聞こえますって。ドントブリーズという割には、その辺りの本筋とは関係ないのかも知れない程度の部分の演出が雑に思えました。その辺無視した方がスリリングで良いのかも知れませんが。
タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(字幕)] 8点(2023-08-14 15:06:48)
👍 1
1.ネタバレ “Don't Breathe”『息をするな』。“Don't breathe a word”で『一言も漏らすな』になります。
どうぞ私に構わず、お互い好き勝手にやってください。で片付けたくなってしまう人物設定ですね。
アレックスはそこそこ裕福な家庭なのに、片思いしてる女のために空き巣に手を染める。でもロッキーにとってアレックスは、自分に気のある単なる飯のタネでしかない。ロッキーの恋人マネーは空き巣に入った家で、花瓶割ったり放尿したりと好き放題。金のために盗むだけなら解るけど、なんか許せん。

ヒロインのロッキー。幼い妹の幸せと、デトロイトの泥沼生活から抜け出すために、空き巣を重ねる?許されんでしょう。今はまだ可愛い容姿だけど、10年もしたら全身タトゥーだらけの“そっち系の人”になってるだろう。
この3人が、金持ち専門の義賊的な空き巣集団なら百歩譲ってって所だけど、今回は大金に目がくらみ、盲目の老人から金を奪い取ろうと行動した時点で、同情の余地が無い。更にその金が娘を失った示談金だと知っていて奪うんだから、私らどの立場でこの映画を楽しめばいいんだろう?ってなるよね。
『1万ドル以上で重窃盗罪』って法律が実際にあるのか解らなかったけど、現行法で950ドル(14万円くらい)以下の窃盗は軽犯罪扱いみたいです。多くの人が銃を持ってるし、アメリカから犯罪が無くならないわけだ。

囚われの身のシンディ。本来コッチがヒロイン枠だろうけど、女の子を轢き殺して、親の金で示談に持ち込み自由を得ようとした、なんか本来は許すのが難しい立場。彼女が「あの事故はもう示談成立したのよ~、私は自由よ~」なんて、報道のVTR入れておけば、彼女のクズっぷりも増しただろうに。掘り下げ不足で事件中一番の善人枠です。
そして盲目の老人。だ。戦争で目を失い、愛娘を事故で失い、近所に誰も住んでないゴーストタウンで孤独に生きる老人。…イラク戦争で“老人”って、少し未来の話なのかな?
で、この老人。サイコパスです。だけど両目と娘を失ったら、おかしくなっても不思議は無い気がします。
スポイト精子がもう、キモ過ぎ!なんか毛があ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙…

でも、あれで妊娠するんだろうか?適当に冷凍した精子を適当に解凍して…素人考えだけど、きっと無理です。シンディは何か月経っても妊娠はおろか出産もしません。だから彼女は、(不可能な)妊娠をするまで、延々とスポイトレイプをされ続けたんでしょう。
『2人組の強盗を撃退し、何も奪われず』どういう意味でしょう?警察を使わず、自ら追い掛けるぞ!って意味でしょうか?盲目で彼女に繋がるヒントもなく、さして嗅覚が優れているとも思えない老人が、彼女を追えるでしょうか?靴を置いて行っているので、犬を使って追う?う~ん…恐らくは、作中出てきた“警察か金か”“金で沈黙を買う”話。老人からの『一言も漏らすな』ってメッセージの方でしょう。
これだけ不快なキャラを揃えておきながら“鬼ごっこホラー”として、きちんと観られる作品に仕上げています。ハリウッド映画がマンネリ化して斜陽に突入した時代に、純粋なホラーとしてオリジナリティを出してきた点は評価したいです。
K&Kさん [DVD(字幕)] 6点(2025-02-11 12:35:48)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 48人
平均点数 5.83点
000.00%
112.08%
200.00%
312.08%
4612.50%
5918.75%
61735.42%
7714.58%
8714.58%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.50点 Review2人
2 ストーリー評価 4.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 4.00点 Review2人
4 音楽評価 4.00点 Review2人
5 感泣評価 2.50点 Review2人

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