映画『ボビー・フィッシャーを探して』の口コミ・レビュー

ボビー・フィッシャーを探して

[ボビーフィッシャーヲサガシテ]
Searching for Bobby Fischer
(Innocent Moves)
1993年上映時間:110分
平均点:7.17 / 10(Review 47人) (点数分布表示)
公開開始日(1994-02-05)
ドラマ実話もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2010-06-03)【S&S】さん
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監督スティーヴン・ザイリアン
助監督バート・ハリス
キャストマックス・ポメランク(男優)ジョシュ
ジョー・マンテーニャ(男優)フレッド(ジョシュの父)
ジョアン・アレン(女優)ボニー(ジョシュの母)
ベン・キングズレー(男優)ブルース
ローレンス・フィッシュバーン(男優)ヴィニー
ロバート・スティーヴンス〔男優・1931年生〕(男優)ジョナサンのチェスの師
デヴィッド・ペイマー(男優)カレフ(モーガンの父)
ダン・ヘダヤ(男優)トーナメントの進行役
ウィリアム・H・メイシー(男優)ツナサンドのお父さん
ローラ・リニー(女優)学校の先生
アンソニー・ヒールド(男優)喧嘩する親
ジョシュ・モステル(男優)チェスクラブの常連
トニー・シャルーブ(男優)チェスクラブのメンバー
オースティン・ペンドルトン(男優)アーサー
脚本スティーヴン・ザイリアン
音楽ジェームズ・ホーナー
編曲トーマス・パサティエリ
撮影コンラッド・L・ホール
ロブ・ハーン(追加撮影&カメラ・オペレーター)
トム・プリーストリー・Jr(カメラ・オペレーター)
製作スコット・ルーディン
デヴィッド・ウィスニーヴィッツ(共同製作)
パラマウント・ピクチャーズ
製作総指揮シドニー・ポラック
配給UIP
美術デヴィッド・グロップマン(プロダクション・デザイン)
ロバート・ドーソン[タイトル](タイトル・デザイン)
衣装ジュリー・ワイス
編集ウェイン・ワーマン
録音スコット・ミラン
字幕翻訳松浦美奈
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💬口コミ一覧

47.誰もコメントしてないので一言。私の好きな作品です。チェスのこともボビー・フィッシャーのこともこの映画で知りました。本当にNYのワシントン・スクウェアの公園では夏はチェスが行われています。天才のことを描いたものを見るたびに,彼らは本当に孤独だなと思うときがある。
paciniさん 9点(2001-07-09 15:15:02)
46.大好きな作品です。天才の孤独も描かれてるけど、それを乗り越える少年の成長が爽やかです。丁寧なつくりで、子役が皆魅力的。脇を固める大人の俳優陣もすごい。ずっと観たかったのに、なかなかビデオ屋になくて。近所の(今は潰れた)小さなビデオ屋で見つけた時は嬉しかったなあ。
おもちさん 9点(2003-03-25 00:59:38)
45.
ジョー大泉さん 9点(2003-04-21 18:53:29)
44.きれいな映像と静かな音楽で落ち着いた感じにまとまっていて好感が持てます。しかし、子供のチェスに親の入れ込みがすごい。たかがチェスになぜゆえ?(たかが、なんていっちゃ怒れるんだっけ(^^; )ジョシュはラッキーだったね。いい両親にめぐまれて。子供には楽しくやらせればいいじゃないですか。
もらい泣きさん 6点(2003-08-23 10:49:52)
43.ネタバレ 驚き。これって相当な傑作じゃないですか! ”もう1人のボビー・フィッシャー”である心優しい天才チェス少年とその周囲の人々を、描き込むんじゃなく、その日常の一瞬一瞬をスケッチしていくような展開が、まるで美しい「詩」を読むよう。それでいて、少年の心の機微が、ヴィヴィッドに伝わってくる。ステーブン・ザイリアンって、『シンドラーのリスト』とかの脚本家だった人だよね。ぜひまた監督作品を手掛けてほしい、そう思わずにはいられない映像感覚の持ち主だ。少なくとも、今のスピルバーグなんてめじゃないよ。

《追記》最近見直す機会があったんで、あらためて思ったことを書き加えておきたい。先に“美しい「詩」を読むよう”と書いたけれど、それはこの映画が、主人公の少年の日常風景と心象風景というふたつの“風景”を、ただ丁寧に切り取っていくことから産まれたものだ。公園の木漏れ日、雨にぬれる感触、夏の日射しや秋の肌寒さ、チェス会場の空気感、何よりもチェスの駒の音…。そういった感覚的なディテールを、まるで今まで見たことも感じたこともなかったもののような新鮮さとともに見つめていく。そしてぼくたち観客も、同じくこのありふれた日常のひとコマひとコマを、つまりはこの「世界」そのものを再発見していくことの感動に満たされるのだ。こういう体験は、滅多にできるもんじゃない。ましてやアメリカ映画で、「少年の成長」だの「家族愛」だのといった〈物語〉のパターンに回収されることのない作品が創られたことが、ぼくにはうれしいことだった。…今は日本で拘束中(2004.9.2現在)だという現実のボビー・フィッシャーも、この映画を見たんだろうか。そして、どう感じたことだろう。

《追々記》最近、よくこの映画を再見しています。クライマックスの決勝戦で、勝利ではなく、むしろ「引き分け」を望む主人公の少年。それを“偽善”や“勝者の傲慢”ととる向きがあるかもしれない。けれど、その「相手を思いやること」を知っている少年の姿(しかも彼が、“勝者を義務づけられた国”の少年であることを思い起こそう)は、ぼくという観客に何か〈救い〉めいた感動を与えてくれるものです。だから感謝を込めて、9→10ということで。本当に「美しい」映画です。
やましんの巻さん [映画館(字幕)] 10点(2003-09-25 14:49:56)
👍 1
42.ガキンチョものに弱い私ではありますが、これは格別。何度も何度も繰り返してみてしまいます。少年の孤独と家族愛、友情なんかが素晴らしく描かれている。ジョシュが成長していく姿に感動しました。
yukaoriさん 9点(2003-12-08 20:39:47)
41.チェスを知らないのでいまいち入り込めなかったです。展開がスローなものは私には合わないのかなぁ…
あかりん☆さん 5点(2004-01-19 10:11:39)
40.勝つこと、ナンバーワンになることが尊ばれるアメリカで、このような脚本が書かれたことに驚く。古い話で恐縮だが、観終わった後、北の富士と貴ノ花との名勝負で「かばい手」か否かで物言いがつき、長いこと協議がまとまらなかった一番をひょっこりと思い出した。中盤、父親と母親とコーチが対立する関係になったのが、あっさりと解決してしまっているのがやや不満に感じられたものの、最後のトーナメントの真剣な雰囲気があまりにも圧倒的でそんな不満は吹き飛んでしまった。チェス盤の市松模様と白黒のコントラストが対照的な立体駒は、それだけで絵になる。最後に戦う二人が、映画の途中で目線を合わせてお互いの存在を意識しあっていたものの、そのときは言葉はかわさず、クライマックスシーンになって初めて言葉を交わらせる演出が見事。チェスクロックの叩き合いの迫力には鳥肌が立った。チェスのルールを知る知らないにかかわらず、何かしらひとつ以上のスポーツ、ゲームに打ち込んだことがある方、または、自分の子供が打ち込んでいる方にはお勧めの作品。
南浦和で笑う三波さん 8点(2004-12-10 18:39:59)
👍 1
39.ボビー・フィッシャーという名前から勝手にフィッシュバーンがボビーなんだねーってオチを想像してしまった。・・・全く的外れな想像。この映画にオチなんかいりませんでしたね。関係ないけど俺の頭の中でジョシュ凄い→羽生はもっと凄いになってしまった。
モチキチさん 9点(2005-01-26 21:50:44)
38.チェスを通して、少年の視点から人間ドラマを見せる。苦しいだけの博打としてのチェス、試合としてのチェス、疑問のなかで少年は楽しかった頃のチェスの試合を思い出す。強くて弱い少年の成長を描く素晴らしいドラマ。
sherlockさん [DVD(字幕)] 7点(2005-08-19 08:49:28)
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37.チェスの盤面をうつしたシーンはそれほど多くない。チェスの映画だけに登場人物の個性をセリフや動きだけじゃなくて、チェスプレーで演出してくれることを期待していたのだが肩透かしだった。麻雀劇画みたいに画面の下三分の一くらいにチェスの盤面がずっとうつされてて……とかだったらもっと楽しめたかな。子供みて感動したいとかなら普通におすすめ。天才を扱った映画なら「グッドウィルハンティング」の方が自分は好き。
ことり式さん [ビデオ(字幕)] 4点(2005-09-29 18:57:49)
36.ネタバレ 「僕1番になりたくない、1番になるのが恐いんだ、負けるのが恐いんだ。。。。」こんな
小さな子にも勝敗・負けることへの極度の不安が影を落とすんだね。。。。
チェス場でやがてライバルとなる男の子を一目見たときから、その子より目を離せなくなって
しまうシーンはリアルだったね。
「公園で黒人のギャンブラーから教わった攻撃型の自由奔放なチェス」
「人を憎めと教える家庭教師から教わった守備主体のチェス」 この2つの教えの
板ばさみに合う少年。少年の顔から笑顔が消えて行く様は見ててとても辛かった。
精神を病んでしまったら、何もかも台無しだよ。自由奔放で心に負担かけることなく
やるのが一番だと俺は思う。それでも、人を憎めという辛い教えを説いた家庭教師のことを
主人公の少年が慕っていたのには驚いた。
アキトさん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-22 01:27:38)
35.ネタバレ 父親の改心のし具合の過程がちょっとはしょり気味なことが気になるけど、まずまずの良作。
MARK25さん [DVD(字幕)] 6点(2006-05-16 18:11:28)
34.将棋の羽生さん(この人はチェスも日本トップレベルと言っていい腕前らしい。)が入管法違反の疑いで日本で拘束されたボビー・フィッシャーさん(たしか今では無事アイスランド国籍を取得したと思いますが・・・違ってたら誰か指摘してください。すいません。)を救おうと小泉にあてた嘆願メール、「フィッシャーさんはチェス界のモーツァルトのような存在で、残した棋譜は100年後も色あせることなく存在する。可能ならば日本国籍を差し上げてチェスに打ち込める環境を提供することができないでしょうか?」・・・ということらしいです(以前ネットで見かけてコピーしていた文章を引用。新聞記事か何か。)。いくら才能があってもプロで通用するには人生を賭けたようなトレーニング(それも質の高い)に費やす時間や労力の膨大な絶対量が必要とされ、逆にいくらトレーニングしても才能がなければ通用しないのに自分の才能の限界も判らないまま少年時代に飛び込んでいかないといけないシビアな世界を本作は描いています。考えてみると、どんな世界も同様なところがあり、この映画は人間社会の一面をピュアな形で浮き彫りにしているのではないでしょうか?。芽が出ず無名のまま年を取ってチェス道場のようなところで世間から取り残されたようにチェスを指す人たちが登場しますが、あの姿を見れば映画後半の「もっと肩の力を抜いて」みたいな人間性回復のメッセージはちょっと説得力に欠けるような気さえします。温かい映画というよりも、かなり厳しく切なく痛い映画だと思ってしまいます。主人公と父親の姿は「お受験」やスポーツの特訓をしている当事者にとっては他人事とは思えないのでは?・・・。私は将棋の魅力がほんのちょっとは判るような気がする(気がするだけ)のですが、この映画はチェスの棋譜が判らなくてもチェスの魅力が判るような(気がする)雰囲気を映像上に醸し出しているようで好印象です。そうした魅力を多少なりとも表現しないとなぜあんなに人がチェスに没頭するのかが伝わらないですからね。本作は映像が全体的になんだか朝の陽光に包まれたように(照明あてすぎ?)明るくキレイで爽やかでいい感じです。
しったか偽善者さん [DVD(字幕)] 8点(2006-07-10 22:56:39)
👍 1
33.映像がすっげえ綺麗だった。ジェームス・ホーナーの音楽はやっぱ良いなーって思った、日本にも「真剣師」という、お金を賭けて将棋を指す人がいるって話を聞いたことがあるけど、アメリカのチェスの世界にも似たような人がいるんだなーって思った、ジョシュ役の子のつぶらな瞳が印象に残った(ちょっと「ミツバチのささやき」のアナ・トレントを思い出した)、ジョシュのお父さんがちょっとMr.ビーンみたいに見えた・・・皆さんのレビューが熱のこもった素晴らしい内容なので、ワタクシは例によって手抜きさせていただきやす。
ぐるぐるさん [DVD(字幕)] 9点(2006-07-14 17:03:17)
32.ネタバレ チェスだけやっていてもだめってことですね。他がそうであるように。
色鉛筆さん [DVD(字幕)] 8点(2007-07-25 06:25:21)
31.語られている話の節々に、ジョシュが天才っていうよりは秀才って感じが出てますね。特に、チェスに対する情熱ってのが、ボビーフィッシャーの異常さとかを聞いてるとちょっと薄く感じられる。映像が挟まれるのはその対比なのか?実際にはもうチェス止めたみたいですしね。
デフォルトモードさん [DVD(字幕)] 7点(2009-01-23 19:35:56)
30.ジョー・マンテーニャもキングスレーもフィッシュバーンも、そしてもちろん主演の彼も良い演技をしているのだが、何といってもジョアン・アレンの画面引き締め力が圧巻!その辺にすっと立って視線を一つ動かすだけで、場の雰囲気をすべて形作っています。1シーンだけ登場のローラ・リニーにも注目したいところ。演出面でも、駒音とチェスクロック音の重なりで緊迫感を出す手法、画面上の丁寧な光と陰の作り方、クライマックスの間の取り方など随所にこだわりがあり、単なる物語の叙述にとどまらない一つの世界を創りあげています。
Oliasさん [DVD(字幕)] 7点(2009-12-14 00:48:51)
29.ネタバレ 人に安心して勧められる、とても好きな映画。少年の成長、周囲や父親との関係が丁寧に描かれている。どうして抱きしめてくれないの?と少年が父親に言うシーンが、とてもいい。
ブラック武藤さん [DVD(字幕)] 10点(2011-01-09 13:50:06)
👍 1
28.ネタバレ きれいだし、上手いし、いい作品だとは思うんだけど、なんだか物足りなさも残る作品。チェスがわかるわからないではない、そこは問題ではない、けど引っかかりが残った。

■負けられない立場に立つことの怖さ、負かすことで相手を不幸にしてしまうという悲しさ、楽しみのはずのチェスがいつの間にか義務になっていて楽しめない辛さ(ゲームとプロの狭間)、ただチェスの世界にそのためだけに生きればいいのかという問題、父親やブルースが(恐らく)自らの「あまり勝てなかった人生」の代理としてジョシュに勝たせようとしている難しさ、本作では人生でぶつかる大きな問題を「子供」という目から描き出してくれる。それは非常にいい。

■しかし、本作ではそうした「投げられた問題」に対して決着をつけてくれない。こうしたジレンマは、すべて「ジョシュが勝てなくなること」によって引き起こされる問題である。例えば「大会で負けてもいいや」と思って公園で楽しくスピードチェスに興じるか、勝つために辛い特訓を必死にし続けるか(それでも勝てる保証はない)、等々。だが、本作では結局、ジョシュが「勝ってしまう」ことでこれらの「投げられた問題」を勝手に解消して終わらせてしまう。要するに物語としてこの問題に正面から取り組んでくれないのだ。扱おうとした問題が非常にいいものであっただけに、それをすべて肩透かしさせる展開は残念だった。
θさん [DVD(字幕)] 7点(2011-03-20 01:03:55)
👍 1
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 47人
平均点数 7.17点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
436.38%
548.51%
648.51%
71940.43%
8817.02%
9612.77%
1036.38%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.50点 Review2人
2 ストーリー評価 7.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 7.33点 Review3人
4 音楽評価 9.50点 Review2人
5 感泣評価 Review0人

【アカデミー賞 情報】

1993年 66回
撮影賞コンラッド・L・ホール候補(ノミネート) 

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