映画『羊の木』の口コミ・レビュー

羊の木

[ヒツジノキ]
2018年上映時間:126分
平均点:5.91 / 10(Review 22人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-02-03)
ドラマミステリー漫画の映画化
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タイトル情報更新(2019-04-13)【イニシャルK】さん
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監督吉田大八
キャスト錦戸亮(男優)月末一
木村文乃(女優)石田文
北村一輝(男優)杉山勝志
優香(女優)太田理江子
市川実日子(女優)栗本清美
水澤紳吾(男優)福元宏喜
田中泯(男優)大野克美
松田龍平(男優)宮腰一郎
中村有志(男優)雨森辰夫
安藤玉恵(女優)内藤朝子
北見敏之(男優)月末亮介
松尾諭(男優)須藤勇雄
山口美也子(女優)志村妙子
鈴木晋介(男優)神崎良作
深水三章(男優)目黒厚
川瀬陽太(男優)
細田善彦(男優)田代翔太
原作いがらしみきお「羊の木」(作画)
撮影芦澤明子
製作アスミック・エース
テレビ東京
ジェイ・ストーム
講談社
朝日新聞社
配給アスミック・エース
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💬口コミ一覧(8点検索) [全部]

2.ネタバレ 社会派作品と思ったが、映画が進むにつれて、モダンホラーになる佳作。北村・松田が不気味。特に、松田はすごい。あと、特筆すべきは、優香のエロさ。
にけさん [映画館(邦画)] 8点(2019-01-08 14:49:09)
1.何の変哲もない寂れた港町を舞台に、主人公の心象にまとわりつくような「疑心」が、“六者六様”に姿を変えて終始渦巻く。
信じることは罪で、愚かなことなのか。拭い去れない疑心暗鬼の渦に放り込まれた平凡な主人公の平凡な“感覚”は、そのままストレートに我々観客の心象と重なり、彼と同様に疑心と恐れに押しつぶされそうになる。

観終わって振り返ったならば、非常に地味で表面的には色の薄いサスペンス映画だった。
だがしかし、その色の薄さはあくまでも表層的なものであり、薄皮一枚のすぐ奥には、様々な色が深く入り混じったような“黒”がべっとりと塗りたくられていた。

ただ、だからと言ってこの映画は暗く陰鬱なわけではまったくなく、むしろカラッと乾いていて、時にコメディさえも携えている。
それはこの映画がまさしく、おぞましくも滑稽な「人間」そのものの深淵を描いていることの証明であり、べっとりと塗りたくられた黒色は、よく見れば見るほど色々な「色」を垣間見せる。

吉田大八監督の映画話法は益々冴え渡っており、堂々と、おかしな映画世界を見せつけてくる。
「面白い映画」とはまさにそういうものであり、「流石」の一言に尽きる。

出演する俳優たちもみな素晴らしい。
“6人の元殺人犯”を演じた俳優たちは、見事に六様の“曲者”ぶりを放っていたが、中でも特筆すべきは、優香のエロさと、松田龍平の禍々しさだろう。
両者とも自らの内なる怪物のような欲望に抗いきれずに苦悩しつつも、ついには享受し、神か悪魔の如き達観した眼差しが印象的だった。
そういった曲者たちに対峙する凡庸な主人公を演じた錦戸亮は、アイドル俳優としてはある意味異質な“輝きの薄い存在感”が特徴的で、これはまた素晴らしかったと思う。

吉田大八監督作品らしい突き抜けた暴走ぶりは今作のラストにおいても顕在で、このリアリティラインに対してのアンチテーゼが、この映画のテーマを際立たせ、荒んだ現実社会に対して大きな疑問符を突きつけているようだった。

「信じることは罪か?」
今この世界で、その問いに完璧に答えられる人などいるのだろうか。
鉄腕麗人さん [インターネット(邦画)] 8点(2019-11-02 15:30:15)
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【点数情報】

Review人数 22人
平均点数 5.91点
000.00%
100.00%
214.55%
300.00%
429.09%
5627.27%
6313.64%
7836.36%
829.09%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.00点 Review1人
2 ストーリー評価 5.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 0.00点 Review1人
5 感泣評価 1.00点 Review1人

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