映画『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』の口コミ・レビュー(2ページ目)

アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル

[アイトーニャシジョウサイダイノスキャンダル]
I, Tonya
2017年上映時間:119分
平均点:7.36 / 10(Review 28人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-05-04)
ドラマコメディスポーツもの犯罪もの実話もの
新規登録(2018-02-06)【皐月Goro】さん
タイトル情報更新(2023-07-16)【TOSHI】さん
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監督クレイグ・ギレスピー
キャストマーゴット・ロビー(女優)トーニャ・ハーディング
セバスチャン・スタン(男優)ジェフ・ギルーリー
アリソン・ジャネイ(女優)ラヴォナ・ゴールデン
ジュリアンヌ・ニコルソン(女優)ダイアン・ローリンソン
ポール・ウォルター・ハウザー(男優)ショーン
ボビー・カナヴェイル(男優)マーティン・マドックス
マッケナ・グレイス(女優)トーニャ・ハーディング(少女時代)
佐古真弓トーニャ・ハーディング(日本語吹き替え版)
定岡小百合ラヴォナ・ゴールデン(日本語吹き替え版)
製作マーゴット・ロビー
製作総指揮クレイグ・ギレスピー
美術ランドール・バルスマイヤー(タイトル・デザイン)
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💬口コミ一覧

8.ネタバレ 一方の主張を中心にしているのでホントかウソか分からない犯罪ドキュメンタリーを見ている感じ。
本当だとすると女子フィギュアでは陰険な足の引っ張り合いが普通に行われていて
被害者であるトーニャもまた他の選手の足を引っ張ろうとした。
しかし暴走した実行犯が相手選手を暴行したのでトーニャの罪は大きくないという印象になる。

この後トーニャは罪を認めて懲役刑を逃れケリガンに謝罪し和解した。
いずれにしても敵が多かったのだから素行に問題があったのだろう。
あんまり同情できないし自業自得なんだろうな。
Dry-manさん [インターネット(字幕)] 5点(2021-07-04 23:42:33)
7.ネタバレ 自分的にはこの事件、正式には“ナンシー・ケリガン襲撃事件”であるハズなのに、当時、被害者であるはずのナンシー・ケリガンの名前も顔も知らぬままで、ただ、“トーニャ・ハーディング”という悪名だけを耳にして覚えていたという事件でありました。
そして、その後、思いもよらぬ方向で有名となってしまったトーニャ・ハーディング。ボクサーへの転身→ セックスビデオへの出演。ここまでは覚えていました。だが、ここに彼女の人生を再現された事により、いくつかの謎が解けた事に有り難さを感じたりもいたしました。
なぜなら、当時、なんでフィギュアスケーターがボクサーに?
いんや、すげーこったなーって思ったままで4分の1世紀ほどを過ぎてましたから(って大袈裟ではありますが)

で、本作のフィナーレには、スケート界を追放された行く末としてボクシング界へと向かってゆく彼女の姿をちゃんと入れている。このまとめ方には上手さを感じましたし、少し感動すらいたしましたね。

総じて、全体通して、ブラックさを交えた一人の主人公の痛々しくも苦々しいヒューマンドラマとして、見応えあった作りであり、自身の恥は晒した→ でもそれでも私はなんとか生きているんだよ→ または、それでも結局人間のうのうと生きて行けているんだよという心強さみたいなものを感じ、悪者から変に力強いメッセージを与えられているかのようで妙に不思議な感じに思えてしまっていたんですよね。上手い出来。

ただ、残念なお知らせとして補足するならば、その後、彼女が誘われ所属したボクシング団体はアレ、名声を失いかけたゴシップタレントが集まる団体のボクシングビジネスだったわけでして。つまりは、SHOWビジネスの団体だった訳です。結果、彼女はそこでデビュー戦を勝ち、結果そこで6戦3勝3敗というリザルトを残してるんですが、だからそれがなにって話にはなりますが、彼女からしてみれば、ホント救いの神となっていたのでしょうね あのお誘いが。
3737さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-08-03 01:38:18)
👍 1
6.ネタバレ 世代が違うし、スケートファンでもないのであまりトーニャのことはわかりませんが
トリプルアクセルを初めて成功させた天才の半生は必ずしもスポットライトが当たってばかりではない。
ダークヒーローの光と闇、紆余曲折あって面白い。
育ちや教育は重要だし、そういう星の下で生まれてきたと言ってしまえばそれまでだが、出てくる登場人物がトーニャを不幸に巻き込むバカばかりで…。虚しくてあまりいい気分にはならない。
mighty guardさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-11-27 23:43:00)
5.ネタバレ  -I, Tonya- “わたし、トーニャ”。すごいこの“他に説明が要らない”自己紹介。
『みんな事件の大まかな顛末は知ってるけど、本人的には実際どうなの?』を、トーニャと元夫に語らせる。“ひどく矛盾してる気がするけど、真実のインタビューをモトにしている”みたいな初っ端のテロップ。とても面白い制作姿勢。

彼女の存在は例の事件で知ったんだけど、この映画のお陰で、彼女がアメリカ人女性初のトリプルアクセルを決めて優勝した人だって知った。彼女の家庭環境を考えると、すごい才能と血の滲む努力の結果だったと思う。
スターダムにのし上がる才能はあったのに、周りに足を引っ張られるトーニャ。…って言いたいところだけど、トリプルアクセルに失敗した原因と感想「私のせいじゃない」を本人に言わせて、暴飲暴食・体重増加の映像をチラッと流す。反省の色が見えないトーニャを観せる。

興奮したジェフに銃で撃たれて(!!)、頭から血を流してるのにジェフの車に乗せられて、スピード違反で警察に止められ、バレないようにニッコリ(!?)とか、悲劇なんだけど喜劇に思える。だけど腕にナイフが刺さってしまうシーンは、トーニャもラヴォナも、観てる私も「あぁっっ!」ってなった。単なるコメディにしないで、かといって重たくもしない、バランスが上手い。
時々俳優がカメラ目線で状況説明する演出。ロッキーⅣのトレーニングそのまんまやってたなんて大爆笑だけど、コーチのダイアンが「コレ本当にやったの」って微笑んでる。漫画みたいなキャラがいっぱい出てくる映画の中で、日本の漫画チックな表現を入れてくる。実写映画でCGの涙や怒り顔入れるより、ずっとセンスがいい。

フィギュアスケーターだったのに、ボクサーになったニュースに驚いた記憶がある。当時は“この人、売れれば何でも良いのかな?”なんて思ってたけど、事件から27年も経って、このタイトルで観客が入る映画になるのは凄いことだと思う。そして彼女の逆境だらけの人生と、積み重ねた努力を知ると、どこか可笑しくて、どこか尊敬してしまう。そして彼女だけが悪いのか?も考えさせられる。
K&Kさん [インターネット(字幕)] 8点(2022-04-08 20:34:55)
4.ネタバレ 正直なところマーゴット・ロビー(トーニャ役)はあまり好きな女優ではありません。でも本作の彼女はとてもよくハマっていて、ほとんど本人に見えるくらい同化していました。今思い返すと「ナンシー・ケリガン襲撃事件」の当時の私はハタチくらいで、オリンピックも襲撃事件も軽く流す程度でした。大分叩かれまくっていたトーニャご本人ですが、同年代ということもあってか「普通に可愛いんだよなあ」といった印象が今も残っています。映画ではどこまでが真実でどこまでが作り物なのかはよく判りませんが、エンディングでのリアル映像を見比べると関係者全員非常に良く似ていますね。

この映画を見て最初に感じたことは「やっぱり教育が全てだよなぁ」ということです。もちろん母(アリソン・ジャネイ)の育て方は間違っていますが愛が無かった訳ではなさそうです。旦那のジェフ(セバスチャン・スタン)も同様。全ての登場人物にいえる問題は「教育が行き届いていなかった」ということに尽きます。教育がゆきとどいていない人間が母になり、そして実子を教育しようとしたことが全ての元凶で、当時、もし3歳のトーニャをコーチ(ジュリアンヌ・ニコルソン)に委ねておけば、もしかしたらもっとまともな人間に育ったかもしれません。

映画の展開は本当に素晴らしかったです。ストーリーの展開のさせ方も素晴らしいのですが、最初から貫くインタビュー形式の構成は最高でした。たまにあるカメラ目線やセリフも素晴らしいし、何よりリアル本人と雰囲気がそっくりなほどの完成度の高さです。襲撃の緊張感、その後犯行が見つかるかもしれない緊張感を保ちつつほころびが広がる感じも上手くて、トーニャだけが「またオリンピックに出られるわ♪」と喜んでいるいびつな構図もよく観客に伝わっていました。何度も見たい映画ではありませんがボクシングのシーンも含めて〆も文句なし!私は恥ずかしながら存じ上げておりませんでしたが、、グレイグ・ギレスピー監督は本当に素晴らしい仕事をしたと思います。
アラジン2014さん [インターネット(字幕)] 8点(2022-09-08 14:54:55)
👍 1
3.事件についてはほとんど知識がなかったので純粋に一本の映画として見ましたがそれでも面白いですね。対テロ作戦の専門家とうそぶく太ったボディガードなんてさすがに本当はこんな感じじゃないんだろうと思ってたらそのまんまの人物がエンドロールに出てきたのには笑っちゃいました。マーゴット・ロビーは23歳以下の役を26歳で演じていてけっこう違和感があります、母親にその髪型だと若く見えるなんてことを言われたのもメタな皮肉としか思えませんでした(笑)。でもコメディ調の作りなのでこれもアリです、むしろ下手に真実性なんて重要視してないところが好印象です。真実性を追及していないとは言っても、スケートのシーンはおそらくCGを交えながらも違和感のない描写で技術レベルの高さもうかがえます。タバコの火を靴で踏み消すなんてありがちなシーンですがそれをスケート靴のブレードでやると印象に残るシーンになるんですね。トーニャがFBIの取り調べを受ける場面でテディベアを抱えているところも印象に残りました。とにかく人間関係にしろ置かれた地位にしろ不釣り合いであったことで起きた悲劇という感じなんですよね。バカとクズしか出てきませんがそんなバカとクズたちを決して嫌いにはなれない、深刻でありながらも最後には爽快感すら感じられる良質な人間ドラマであります。
Сакурай Тосиоさん [インターネット(字幕)] 7点(2023-05-02 23:56:11)
2.高評を目にし 鑑賞..いや~ 想像していたものとは違ってたものの、なかなか楽しめたかな..ドキュメンタリー映画の体で進む展開..何が真実なのか分からないまま、映画になってるところが 本作のミソ..アメリカらしい アメリカの文化 家族が 象徴的で おもしろい..実話であるところが なんとも滑稽である..
コナンが一番さん [DVD(字幕)] 8点(2023-06-03 13:42:21)
1.前代未聞の衝撃的な事件を、軽いコメディタッチで描いているところがいい。たった1人のサンプルから十把一絡げに語るのは誤解の元ですが、こういうのを見ていると、やっぱりアメリカ人は逞しいなと思います。さんざん世間から叩かれて、さらに世界中から笑いものにされて、なおかつ自己主張を崩さないわけで。日本人なら、何はともあれ最初に謝って、あとはひっそり隠遁生活を送るんじゃないでしょうか。どちらが良い悪いという話ではありませんが。
余談ながら、毒親を演じられた方、かつてアメリカのドラマ「The West Wing」で大統領報道官を颯爽と演じられて、非常にカッコ良かった印象があります。この作品と立場的には真逆ですが、自己主張が強い点、けっして謝らない点ではやはり共通している気がします。そういえば失政で世界経済がどんなに破壊されようと、トランプも絶対に謝りそうにないですね。
眉山さん [インターネット(字幕)] 8点(2025-04-13 22:16:58)
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【点数情報】

Review人数 28人
平均点数 7.36点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
527.14%
6310.71%
7932.14%
81139.29%
9310.71%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review2人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 3.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

2017年 90回
主演女優賞マーゴット・ロビー候補(ノミネート) 
助演女優賞アリソン・ジャネイ受賞 
編集賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2017年 75回
作品賞(ミュージカル・コメディ部門) 候補(ノミネート) 
主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)マーゴット・ロビー候補(ノミネート) 
助演女優賞アリソン・ジャネイ受賞 

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