52.ネタバレ この手の「内幕披露物」って案外沢山ありますよね。例えば「キャビン」や「ラヂヲの時間」、見方を変えれば「Back to the Future Part2」もそうですよね。本作は一本の作品中に本編と内幕がセットになっているのが新しい所。楽しい時間を過ごさせて貰いました。二番煎じは絶対に無理、正にアイディアの勝利。それにしても、本作の現場は大変ながらも楽しかったんでしょうね。なんだか羨ましいです。
48.ネタバレ 夏休みとったのに嫁と休みが合わず、1人職場近くのシネコンにて鑑賞。ワンカット長回しがあるよってそこだけは聞いてたのね。したら、冒頭からべろーんって微妙に自主映画臭い長回しが、ありゃーなんか変な間とか唐突な展開とか同じアングルが妙に続くとか画面ブレるなとか、えぇぇぇこんなのがいいの?って、まあハズレ引いたかな的な諦めみたいなものが頭をよぎり、One Cut of the Deadのタイトルが流れる…っていうとこまでがまあ伏線なのね。そっからよ、お父さん監督大活躍!なんか、中島らも原作の『お父さんのバックドロップ』をちょっと思い出しました。早い、安い、品質そこそこなんて言ってたくせに、走り回るなんか力強い、情熱的な、そしてやっぱり好きなんだな映画。娘の真央さんも、はじめは空回りしてる熱血バカだったのが(まあみんな、多かれ少なかれ若い頃はこうだったよね)、どんどん居場所にフィットしてはまってく。ああ、お父さんの血なんだなって、みててうるうるしちゃうよね。てか、観客巻き込んで一緒に映画撮ってる感あって、もうね、観終わってよっしゃ打ち上げいくぞ〜感半端ないよね。…ただね、お母さんの扱いが軽すぎるかなって、そのへんはちょっと娘世代、母世代から減点されそうかも。