映画『教誨師』の口コミ・レビュー

教誨師

[キョウカイシ]
2018年上映時間:114分
平均点:7.22 / 10(Review 9人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-10-06)
ドラマ刑務所もの
新規登録(2018-11-02)【ヴレア】さん
タイトル情報更新(2025-05-03)【タコ太(ぺいぺい)】さん
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監督佐向大
キャスト大杉漣(男優)佐伯保
烏丸せつこ(女優)野口今日子
古舘寛治(男優)鈴木貴裕
光石研(男優)吉田睦夫
五頭岳夫(男優)進藤正一
青木柚(男優)佐伯健一
十貫寺梅軒(男優)
足立智充(男優)
原作佐向大(原案)
脚本佐向大
プロデューサー大杉漣(エグゼクティブプロデューサー)
あらすじ
教誨師として死刑囚と向き合う牧師の佐伯。面会する6人の死刑囚たちは、年代も性別も性格も生活歴も事件に至った経緯も様々。そして、死刑囚たちにとって佐伯は数少ない面会相手であり、それぞれに意味や位置付けは異なるものの大切な話し相手になっていた。しかし、死刑囚たちに自らのことを曝け出しつつ聖書の言葉を伝え、心から犯した罪を悔い改めるように誘おうとする佐伯にも重く辛い過去があった。死刑囚たちと向き合う度、彼もまた煩悶し葛藤するのだった。
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2.ネタバレ 「教誨」=【教え諭すこと。】または、
【あやまちを悔い改め、善に返すために教誨師が囚人を教え諭すこと。】
とのこと。

よけいな前振りはなくいきなり教誨のシーンから始まります。6人の死刑囚それぞれと、それぞれに合わせつつも忍耐強く神の教えを説く大杉漣さん演じる教誨師。確かに少し説教がくどいところはあるが、あんな人に話聞いてもらえたらなんだかほっとしますよね。囚人たちが一様に彼に心を開いていくのもわかる気がする。

毎回の教誨で物事の正悪について議論しようとする高宮。彼は彼であんな態度ながら牧師との話を楽しみにしていた節がある。自分が持っている今の社会への鬱憤を牧師を論破することで晴らそうとしているような。実際、本当に賢ければあそこで牧師を論破しても何にもならないことは分かりそうなものだが。それでも毎回彼は牧師に突っかかっていく。あれはあれで彼の救いになってたんだろうなぁ。彼は認めないだろうが。

あとは、字の読み書きができない進藤さんのことが心に残った。あの年で字を覚え始めてどうなるのとか、そうこうしてるうちに死刑になるんじゃ…などと色々頭をよぎった。そんな彼が最後、晴れてキリスト教徒になった後で牧師に渡したグラビアのページの裏に書いてあった言葉が牧師の心に刺さります。

まあ、例えばあの教誨師さんが10人の囚人の教誨を担当していたとして、じゃあ10人の考え方やその生き様全てに感情移入したり心を砕くことは現実にはきっと不可能だと思う。現実はもっと事務的で割り切ったものだろう。じゃないと心がやられる。少し形は違うが、教誨師さんは刑務所版カウンセラーのような役割も果たしているんでしょうね。
TANTOさん [インターネット(邦画)] 6点(2021-06-23 12:04:43)
1.死刑制度の是非を問うのがテーマなのだろうが、群像劇にしてしまったことで少々わかりにくくなってしまったような。かと言って、設定上、こうならざるを得ないのも仕方ないのかもしれない。語り中心なので人間ドラマとしても弱い部分もあるのだが、メインの囚人である高宮との対話を通じて、牧師の方も気づかされていく展開は興味深いものがあった。印象に残ったのは、子供をバカにされて殺人をしてしまった父親だが、人はちょっとしたことでカッとなって殺人をしてしまうものなのかもしれないなとあらためて思い知らされた。背景には経済的な問題があるようだが、人生はちょっとしたことで狂ってしまう危うさがあるのではないか。これから残りの人生、トラブルには巻き込まれないように気を付けたいという教訓にはなった。自分が加害者になるのか、被害者になるのかはわからないが、それも紙一重ではないのかと。
東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2023-01-04 00:48:44)
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【点数情報】

Review人数 9人
平均点数 7.22点
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100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6222.22%
7444.44%
8222.22%
9111.11%
1000.00%

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