映画『私は貝になりたい(1959)』の口コミ・レビュー(2ページ目)

私は貝になりたい(1959)

[ワタシハカイニナリタイ]
1959年上映時間:113分
平均点:7.80 / 10(Review 35人) (点数分布表示)
ドラマ法廷もの戦争もの刑務所ものモノクロ映画TVの映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-08-30)【イニシャルK】さん
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監督橋本忍
キャストフランキー堺(男優)清水豊松
新珠三千代(女優)清水房江
水野久美(女優)敏子
菅野彰雄(男優)清水健一
藤木悠(男優)酒田正士
加東大介(男優)竹内
藤田進(男優)矢野
多々良純(男優)根本
織田政雄(男優)三宅
藤原釜足(男優)足立少尉
小池朝雄(男優)立石上等兵
佐田豊(男優)滝田上等兵
稲葉義男(男優)木村軍曹
沢村いき雄(男優)理髪店に来る客
堺左千夫(男優)運転手
中丸忠雄(男優)大西三郎
笠智衆(男優)小宮
清水一郎(男優)西沢卓次
加藤和夫【俳優】(男優)田代
榊田敬二(男優)松田老人
千葉一郎(男優)
原作橋本忍(構成・物語)
加藤哲太郎(題名・遺書)
脚本橋本忍
音楽佐藤勝
撮影中井朝一
製作藤本真澄
配給東宝
美術村木与四郎
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💬口コミ一覧

15.”私は貝になりたい”ってタイトルが素晴らしい。夫の帰りを信じている妻が悲しかったです。戦争と言う理不尽が伝わってきました。
もちもちばさん 8点(2003-10-09 12:34:24)
14.日本の戦争映画の中でも本作と「明日」は、血なまぐさいシーンも爆薬の匂いもしないのに、へたなホラーよりよほど恐ろしい名作として心に残っている(明日はテレビドラマ版を鑑賞)。所ジョージのリメイクドラマも悪くはなかったが、白黒映像の中のフランキー堺の名演には戦慄した。
poppoさん 8点(2003-06-06 19:06:43)
13.子供のころに見ました。すべての善意が悪意として裁かれ、死をつきつけられる主人公が「そうだ・・私は貝になりたい」とつぶやくシーンが忘れられません。とても悲しい映画だと思いました。
あでりーさん 8点(2003-04-14 20:34:13)
12.国や時代が違っても「トカゲの尻尾切り」で解決するんですね・・・
cccpさん 8点(2002-11-11 00:54:20)
11.裁判にも欺瞞を感じるが、もともとは陸軍の上官たちの横暴が招いた不幸で、軍国主義時代のカースト制への批判である。これに近い世界は、現代の企業にも残ってるけどね。部下にやらせて責任を押し付ける。特に不況になると、その色が強くなる(愚痴)。時代や世相が変わっても、組織における人間関係はあまり変わっていない。勘違いしている上官と上司は同類です(また愚痴)。あんな上官にだけは、なりたくない。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-08-25 21:37:26)
10.ネタバレ これは真に迫った物凄い作品だ。
日本軍の末端たる二等兵が、上官からの命令により人を殺し、その罪が問われて死刑に処せられる。
縦社会の日本軍内で、上官に逆らうことなどできようはずもない。
つまり、フランキー堺演ずる主人公は、死刑というものから逃れようもなかったわけだ。
何たる悲劇。
戦争の愚かさと残酷さを、深刻に考えさせられた。

だが、何分、後味が悪すぎる。
戦争の何たるかについて真剣に考えさせられるし、フランキー堺の名演もあって、素晴らしい作品だが、とにもかくにも後味が悪すぎる。
あー、辛い。
にじばぶさん [ビデオ(邦画)] 7点(2008-04-10 23:41:12)
9.昔、所ジョージ版を観た時も堪りませんでした。なんかもう映画としてどうのというより、不条理すぎる現実にやり切れなくなってしまいます。今もどこかで延々とこんな事が繰り返されていると思うと言葉も出ないです。だから点数はつけられないのですが、何だかわからないけど7点。何人も必ず一度は観るべき作品と思いますね。絶対に観て、そして何度も考えるべきです。
じふぶきさん 7点(2004-09-01 21:55:46)
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8.橋本忍らしいしっかりした脚本で見応えがあり、メッセージを伝えるラストも心に響く。
主演のフランキー堺は確かに善良という印象は受けるし、好演しているとは思うけど、
ふっくら健康的で悲壮感はあまり感じなかったかな。そのおかげか、
重たい内容がさらりと見れたけど・・・。力作ですな。
MAHITOさん [DVD(邦画)] 6点(2011-08-26 15:16:30)
7.私も貝になりたい時があります。不条理です。
きーとんさん [DVD(邦画)] 6点(2010-08-08 13:03:24)
6.ネタバレ タイトルとラストシーンが何よりも強烈です。これだけで、ドラマとしての一定水準は約束されたようなものですね。ストーリー自体があまりにも有名となってしまった作品ですが、この作品の本質的テーマは何なのかと考えると意外と難しい。私は、組織の中に組み込まれて自我を喪失することへの恐怖と警告なのではないかと考えています。あと、映画としては、ところどころ妙にホームドラマチックで緊張感が抜けてしまうのが難点。
Oliasさん [DVD(邦画)] 6点(2009-05-15 02:00:07)
5.ネタバレ この映画を最初に観たのは昭和30年代の半ばでしたが、その当時と比べて日本人の意識はどの程度変わっているのかと言うと基本的な部分は全く同じようにも思えます。上官に対して「あなたは捕虜の殺害を命じた。」で死は免れる。兵卒に「あなたは捕虜を殺した。」で絞首刑。それで日本の軍隊での兵卒が上官の命令に従わずに捕虜を殺さなかったらどんな目に遭うか(軍法会議にはかけられないけれどリンチに遭うでしょう)ことは全く考慮されないことを不条理、不運としてこの床屋の言い分を受け入れてしまうところに恐ろしさがあって、それが軍隊でなくても多くの組織での組織防衛のためのルール破りの源泉になっているのですから。だからこの不運な男が汚物として扱われるのが当然とに意識が整うときまでは真の意味での自立などは難しいのかも知れません。恐らく日本人が戦犯裁判に関わっていたらこの不運な兵卒は死刑を免れたでしょうけれど、そんなことで責任を上にも下にも追及しない社会が多くの道徳的退廃を招いているようです。本当はこの不運な男の遺族とかが上官に対する訴訟とかを起すことが正論なんですが、それを抑圧する社会構造が問題の根源のようです。 この裁判の正当性とかへの疑問は別として裁判を通じて主人公は行為と責任について何も重要なことを学んでいないので、せめてまた人間に生まれかわることは勘弁して貰いたいと言うのは酷なのでしょうか。
たいほうさん 6点(2004-11-01 00:51:51)
👍 1
4.橋本忍の脚本はさすがで考えさせられる内容ではありましたが、所々能天気な音楽が流れたりして拍子抜けしてしまう場面があったのが惜しいです。
川本知佳さん [DVD(邦画)] 5点(2014-06-07 21:11:33)
3.橋本忍自身によるテレビ用脚本の劇場版だが、撮影・音楽・美術など東宝黒澤組の錚々たるスタッフの支えによって、映画として差別化が図られている。縦構図を多く取り入れ、画面に奥行きをもたせると共に、随所で丹念な長回しを多用してフランキー堺他の演技の持続から迫真性を引き出している。最期の笠智衆との静かな対話場面などがその白眉といえるだろう。村木与四郎氏による床屋の細やかな内装美術とその画面内配置は、主人公夫婦の人となりや戦中戦後の生活実感をよく表現し、対照的に巣鴨プリズン内の殺風景をより際立たせている。暗闇に浮かぶ絞首台の俯瞰ショットとハイライトも強い余韻を残す。そうした「善良なる」主人公への感情移入や共感を促す作劇や演出はそつない故に、映画自体の宿命ながら「反戦」という理性的主題論においては非常に弱い。例外的エピソードに基づくドラマは横浜裁判という国際問題のもつ欺瞞性を日本のヒエラルキーの問題へと矮小化させ、「戦犯」裁判の本質を見誤らせる危険を多分に孕んでいる。
ユーカラさん [ビデオ(邦画)] 5点(2009-02-09 21:45:27)
2.
田口さん 5点(2001-10-05 16:25:43)
1.田舎の床屋の親父がある日突然赤紙一枚で召集され、上官の命令は天皇陛下の命令という号令と共に戦争犯罪人となる。確かにこの男は不運といいたい気持ちは判るし、助かりたいという気持ちも判るが、余りにもエゴ丸出しで共感は出来ない。自分の人生を省みる気持ちが13階段を登る時まで少しも感じられない。階段を登り死の直前まで自分は何になりたいだなんていう逃避思考の人間に同調できない。彼の上官のように、自分の罪は罪と認め、死を迎えるまで他人のために尽くす、こんな人間こそ生きる価値がある人間だと思う。
亜流派 十五郎さん [ビデオ(字幕)] 3点(2005-05-16 21:21:03)
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【点数情報】

Review人数 35人
平均点数 7.80点
000.00%
100.00%
200.00%
312.86%
400.00%
538.57%
6411.43%
738.57%
81131.43%
9822.86%
10514.29%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 7.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review2人
4 音楽評価 2.00点 Review1人
5 感泣評価 6.00点 Review1人

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