映画『男はつらいよ お帰り 寅さん』の口コミ・レビュー

男はつらいよ お帰り 寅さん

[オトコハツライヨオカエリトラサン]
2019年上映時間:116分
平均点:6.97 / 10(Review 39人) (点数分布表示)
公開開始日(2019-12-27)
公開終了日(2020-07-08)
ドラマコメディシリーズものTVの映画化
新規登録(2019-08-14)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2022-09-26)【イニシャルK】さん
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監督山田洋次
助監督朝原雄三
キャスト渥美清(男優)車寅次郎
吉岡秀隆(男優)諏訪滿男
後藤久美子(女優)イズミ・ブルーナ(及川泉)
倍賞千恵子(女優)諏訪さくら
前田吟(男優)諏訪博
美保純(女優)朱美
佐藤蛾次郎(男優)源公
浅丘ルリ子(女優)リリー松岡
夏木マリ(女優)原礼子
池脇千鶴(女優)高野節子
桜田ひより(女優)諏訪ユリ
富田望生(女優)早苗
北山雅康(男優)三平ちゃん(カフェくるまや・店長)
カンニング竹山(男優)飯田編集長
濱田マリ(女優)書店の客
立川志らく(男優)噺家
出川哲朗(男優)山中(出版社社員)
松野太紀(男優)トミー
小林稔侍(男優)窪田
笹野高史(男優)御前様
橋爪功(男優)及川一男
出演桑田佳祐
森川信車竜造(アーカイブ映像)
松村達雄車竜造(アーカイブ映像)
下條正巳車竜造(アーカイブ映像)
三崎千恵子車つね(アーカイブ映像)
太宰久雄桂梅太郎(アーカイブ映像)
笠智衆御前様(アーカイブ映像)
中村はやと諏訪滿男(少年時代)(アーカイブ映像)
光本幸子坪内冬子(アーカイブ映像)
佐藤オリエ坪内夏子(アーカイブ映像)
新珠三千代お志津(アーカイブ映像)
栗原小巻春子/真知子(アーカイブ映像)
長山藍子三浦節子(アーカイブ映像)
若尾文子明石夕子(アーカイブ映像)
榊原るみ太田花子(アーカイブ映像)
池内淳子六波羅寛子(アーカイブ映像)
吉永小百合高見歌子(アーカイブ映像)
八千草薫志村千代(アーカイブ映像)
田中絹代旧家の奥様(アーカイブ映像)
岸恵子柳りつ子(アーカイブ映像)
十朱幸代木谷京子(アーカイブ映像)
樫山文枝筧礼子(アーカイブ映像)
太地喜和子ぼたん(アーカイブ映像)
京マチ子柳生綾(アーカイブ映像)
檀ふみ柳生雅子/奥村寿子(アーカイブ映像)
真野響子堤鞠子(アーカイブ映像)
藤村志保島田藤子(アーカイブ映像)
大竹しのぶ福村幸子(アーカイブ映像)
木の実ナナ紅奈々子(アーカイブ映像)
大原麗子荒川早苗/富永ふじ子(アーカイブ映像)
桃井かおり入江ひとみ(アーカイブ映像)
香川京子高井圭子(アーカイブ映像)
伊藤蘭すみれ(アーカイブ映像)
松坂慶子浜田ふみ/坂出葉子(アーカイブ映像)
音無美紀子倉富光枝(アーカイブ映像)
岸本加世子小田島愛子(アーカイブ映像)
いしだあゆみかがり(アーカイブ映像)
田中裕子螢子(アーカイブ映像)
都はるみ京はるみ(アーカイブ映像)
竹下景子朋子/上野りん子/江上久美子(アーカイブ映像)
中原理恵木暮風子(アーカイブ映像)
樋口可南子江上若菜(アーカイブ映像)
志穂美悦子島崎美保(アーカイブ映像)
秋吉久美子高井隆子(アーカイブ映像)
三田佳子真知子(アーカイブ映像)
吉田日出子聖子(アーカイブ映像)
風吹ジュン蝶子(アーカイブ映像)
かたせ梨乃宮典子(アーカイブ映像)
原作山田洋次
脚本山田洋次
朝原雄三
音楽山本直純
山本純ノ介
作詞星野哲郎「男はつらいよ」
作曲山本直純「男はつらいよ」
編曲沢田完
主題歌渥美清「男はつらいよ」
桑田佳祐「男はつらいよ」(オープニング唄)
撮影近森眞史
製作大谷信義(製作代表)
製作総指揮迫本淳一
プロデューサー深澤宏
制作松竹
配給松竹
特撮IMAGICA(VFX)
浅野秀二(VFXスーパーバイザー)
美術倉田智子
出川三男(美術監修)
編集石井巌
石島一秀
録音岸田和美
その他木下グループ(特別協賛)
山本純ノ介(指揮)
東京現像所(ラボ)
渥美清(献辞)
高羽哲夫(SPECIAL THANKS)
森川信(SPECIAL THANKS)
松村達雄(SPECIAL THANKS)
下條正巳(SPECIAL THANKS)
三崎千恵子(SPECIAL THANKS)
太宰久雄(SPECIAL THANKS)
笠智衆(SPECIAL THANKS)
山根成之(「男はつらいよ」プロジェクト)
あらすじ
六年前に妻を亡くして高校生の娘と二人で暮らす満男(吉岡秀隆)は、サラリーマンを辞めて作家になっていたが、ようやくサイン会も開くほどになっていた。そこに、国連の職員としてヨーロッパで働いている泉(後藤久美子)が突然現れる。二人は行きつけのスナックでリリー(浅丘ルリ子)と昔話に花を咲かせ、更に柴又の実家に行きさくら(倍賞千恵子)や博(前田吟)と再会を喜んだ。翌日、泉は養護施設に入っている父親(橋爪高)を訪れる。母親(夏木マリ)も来るが二人は対立する。自らも苦悩を抱える満男は、泉が置かれている厳しい現実と泉に対する自分の立ち難い思いに揺れる。こんな時、おじさんはどうしただろう。確かに、おじさんは言ってくれた。「困ったことがあったら、風に向かって俺の名前を呼べ」
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💬口コミ一覧

39.ネタバレ バブル破裂後、リストラの波で早々に会社をクビになった僕は、
実家に戻り、みんなから置いてかれる気がして、堪らなかった。

その時だった。
テレビ東京で月1回、男はつらいよシリーズを1話から順に放映してくれたのは・・
それが僕の中年の青春でもあった。
おかげでほとんど全話(うち2話まだ観てないが・・)観ることができた。

もうこの映画では、嗚咽しそうな気持がしてた。
ああ、なつかしの団子屋のお茶の間。
山田映画の常連も顔をそろえ、幸せな気分に浸れた。

どうか山田監督、お体気をつけて、長生きしてください。
山田監督の大事にしてたもの、僕も次の世代に伝えたいと思ってますよ。
トントさん [DVD(邦画)] 10点(2020-08-27 23:53:32)
👍 3
38.ネタバレ 恒例の夢のシーン、しかし、ああ夢かと呟くのはくたびれた満男だ。夢の内容も重い。現実に戻ると、亡き妻の法要が待っている。集まったのは、年老いたさくらに博、元気のない源公、なによりも柴又駅が新しい。時の流れを感じざるを得ない。久々に登場する泉も、世の中の不幸を一身に背負っている不幸な設定だ。リリーさんもオシッコが近くなっている。しかし救いはあった。そうです、時々挿入される満男の回想シーン。元気いっぱいの寅さんが笑わせて、そして泣かせてくれる。何度も見たはずの名場面に、また思わず見入ってしまう。ああ、これはある意味寅さんの法要のようなものかも知れない。集まった人たちが思い出話に花を咲かせているような。まあ、違うかも知れないが。という訳で、感無量でした。ちなみに、「お帰えり寅さん」という題名は、やや違和感がありますね。内容からすると「満男もつらいよ 助けておじさん」かな。
パセリセージさん [映画館(邦画)] 10点(2020-01-12 09:31:13)
👍 1
37.ネタバレ またこのような形で「寅さん」に会えるとは。いやほんとありがたいことです。 あの「大事件」もまた見ることができて嬉しい(もうぅ最高に面白い)  でもある程度作品を見た人じゃないと楽しめないかもしれんかな~~。とっても良かったです。最高です。どうもありがとうございました。
Kanameさん [映画館(邦画)] 10点(2019-12-30 08:49:41)
36.ネタバレ この映画ではないが、30年ほど前に単身赴任で東京にいる時、正月明けの休日に上野の映画館で、「男はつらいよ」と「釣りバカ日誌」の二本立てを見た。それまでも出身地の大阪で何回も見ていた時と比べて、上野の映画館では初めから終わりまでお客さんたちがみんなげらげらと大声笑っており、映画館にいることだけでも楽しい気分になった記憶があります。さすが下町の寅さんだなあと思いました。映画とはかくあるべきでお客さんを幸せな気持ちにさせただけで満点を上げたいと思います。なので、寅さん映画は全てに9点をあげましょう。すべての映画に地方の四季折々の景色が抒情的にカットインされている場面があり日本のよさを映画の中に記憶としてとどめているのもよい。惜しむらくは毎作、さくらに動揺・抒情歌を1曲歌わせる場面を作って欲しかったなあと思います。
黒部の太陽さん [映画館(邦画)] 9点(2021-02-09 10:20:16)
👍 2
35.ネタバレ 過去の映像が出てくる度に、涙が止まんない。
なんでここまで涙が出てくるのか、自分でもよく分かんない。
シリーズ全体の思い出か、寅さんが懐かしすぎたからか…

言葉では言い現せない、涙腺を直接刺激される感覚。
おそらく他のどんなに感動する映画を見たとしても、この感覚の涙は出てこない。
とにかく、訳も分からず涙が出てきた。
こまった。

でも、まだ涙がひかないうちに、今度は寅さんの面白いシーンが出てきて、笑ったり。
やっぱり、渥美清さんの演技は絶妙に面白くて、何度同じシーンを見たか分かんないけど、何度見ても笑ってしまう!
にじばぶさん [インターネット(邦画)] 9点(2021-01-31 10:33:23)
👍 1
34.ネタバレ ■空港でのキスシーン、「ニュー・シネマ・パラダイス」のラストの、キスシーンのカット集に収めても違和感のないくらい、素晴らしいキスシーンだ。ここで鼻を啜る音がちらほら。私も啜る。などと思っていたら、なんとこの映画のラストこそが、「ニュー・シネマ・パラダイス」のラストに勝るとも劣らない、寅さんの、そして、寅さんへの、愛のカット集。この二段構えには参りました。
■寅さんシリーズは、最初の方こそ笑いと涙のバランスが良くとれていて、名作が多いのだけれど、段々と涙の方に比重が傾いてしまって、言っちゃあ難だが陳腐に感じてしまうものもちらほらある。今回、そんな陳腐なお涙頂戴な感じだったら嫌だな、と思って、あまり期待してなかったのだけれど、陳腐だなんてとんでもない、その涙が映画館を出ても止まらないのだから、まったく世話がない話である。
■思うに、ちゃんと満男のストーリーとして消化/昇華されているのが、成功の秘訣ではないか。その「観了感」が、他のどの寅さん作品とも違うものだったのは、これが満男の映画だからなのだと思う。
■寅さんシリーズは、さくらの女一代記でもある。ということで、さくらを主人公に、「女もつらいよ」シリーズの始動をお願いしたい。
麦酒男爵さん [映画館(邦画)] 9点(2020-01-04 17:49:07)
33.ネタバレ 柴又からほど近い、下町の空気が感じられる葛飾区の映画館で鑑賞。
冒頭、主題曲を桑田さんが歌うと言う事で、やや不安を感じていたものの、
奇をてらわずに、とうとうと歌唱した桑田さんに深い「寅さん愛」を感じた。
懐かしすぎる数々の思い出のシーンを挟みながら、寅さんの甥っ子、満男の現在を描いていく展開、
そこに登場する人物には、悪意など一切無い。
出来の良すぎる娘、優しさに溢れた編集者、偶然出会えた昔の恋人。。。
そして満男の中に、確実に寅さんの心意気が引き継がれている事、そこに何よりも安堵する。
ご都合主義でもなんでもなく、寅さんから満男に贈られた奇跡がそこにある。

そして、鑑賞者たる自分たちにも、正月映画として新作の寅さん映画を劇場で観る事ができた奇跡。

米寿となられた山田洋次監督が、今この映画を通して伝えたかったもの。
それをしっかりと受け止めて、語り継いでいく事が寅さんを愛した者たちの責務だと思う。
こたさん [映画館(邦画)] 9点(2019-12-30 08:03:22)
👍 1
32.本シリーズをキチンと観たことはありません。親父が好きで、金曜ロードショーで放送していたものを小中学生の頃に家族で何本か観たくらいでしょうか。
寅さん、良いですね。めちゃくちゃで面倒くさいおじさんなんだけど人情に溢れて暖かい。ご存命だったら新作を撮ったのかな?どんな作品になったのかな?懐かしい街並みも大変興味深かったです。昔の作品も観てみようかな。
Kの紅茶さん [インターネット(邦画)] 8点(2021-08-02 12:01:36)
31.主役不在でどうやって映画にするのかと思っていたのですが、意外によかった。
一般に評判がよろしくないシリーズ終盤(満男シリーズ)の中でも、特に酷評喧しい「寅次郎の休日」が私はけっこう好きでして。満男が新幹線に飛び乗るシーンとか、その後に車窓の映像とともに德永英明の「最後の言い訳」が流れるシーンとか、自分の若かりし頃を思い出して胸がキュンキュンするわけです(そういう実体験があったわけではないが)。実際、寅さんにはけっしてできない芸当であり、満男がとうとう寅さんを追い越した瞬間だったようにも思います。その意味で、全シリーズの中でも重要な、記念碑的なシーンだったのではと勝手に解釈しています。
で、本作はそんな経緯を折り込みつつ展開したわけで、その後の年月の重みのようなものを感じさせてくれました。シリーズ中の暖かい雰囲気はそのままながら、しかし時間を遡ることのできない悲しさとか、人が離れていく寂しさとか、冷徹な現実も突きつけられた気がします。
しかし「作家」ってのは安易だよなぁ。よほど人気が出ないと、今どき食えないでしょう。もし第51作があるとすれば、満男父子は「とらや」の2階に居候してるんじゃないでしょうか。それとも池脇千鶴に食わしてもらっているか。
眉山さん [インターネット(邦画)] 8点(2021-07-31 03:26:34)
30.ネタバレ 某BS局で昨年から放映された全作品をコンプリートした後に鑑賞。
まさに50周年だからこそ企画製作された作品だろう。

他のレビューアーもご指摘のとおり、内容については気になる点は少なくない(ゴクミの棒読み、泉の父役の改変など)が、諏訪家とそれを取り巻く人々の「その後」を見たい、懐かしい寅さんの映像も見たい、という欲求にはきちんと応えてくれたと思う。
スター・ウォーズのジョージ・ルーカスではないが、多くのファンをもつ作品ほど、皆が納得できる続編を作るのは難しい。
でも、これは他でもない山田組による続編なのだからと納得するしかない……

「男はつらいよ」は、極端に一言にまとめてしまうと、フーテンの寅さんが故郷・柴又にふらりと帰ってくるお話だ。
なぜか間の悪いタイミングで帰ってくる寅さんに、とらやの面々はいつも慌てふためいてしまい、なかなか普通に「お帰り」と迎えることができなかった。

だから、今回は観客も含め、みんなで「お帰り、寅さん」と迎えてやろうじゃないか、というのが本作の魂ではないだろうか。
その時、寅さんの横にはきっと「女房」が伴われているに違いない。さくらはどれほど嬉し泣きをするだろうか……

ラスト、歴代マドンナの回想シーンが流れ、合間にあの懐かしい寅さんの笑顔が挿入される。
そうしているうちに、あのテーマ曲が聴こえてきて、渥美清さんの歌声と共にエンドクレジットが流れる。

私はこれでやっとこのシリーズが完結したのだと、瞼を熱くしながら思った。
田吾作さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2021-03-23 11:20:59)
👍 3
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29.ネタバレ 物語は終わっても、人生はダラダラと続いていく

寅次郎という「祭り」が消えた後、取り残された身内の者たちは、「男はつらいよ」という年に2回の「祭り」を失った我々の象徴のように感じました。
TMさん [DVD(邦画)] 8点(2020-12-20 21:01:49)
28.寅さんが大好きな父と劇場で観ました。考えてみたら、私が子供の頃、父に怪獣映画に連れて行ってもらったときに、併映でやってたなというくらいの印象ですが、過去のシリーズのエピソードがまぶしてあって他の作品を見てみたくなりました。
NOBUKさん [映画館(邦画)] 8点(2020-02-22 09:36:23)
27.ネタバレ オープニング、江戸川の風景をバックに寅さんのテーマ曲が流れる。
しかし、「ん?歌声が違うぞ・・・?」と、不安になるオープニング。
終盤の泉の家族のドラマはちょっときついものはありましたが、
寅さんをこよなく愛する者にとっては山田監督がもう1度寅さんを見せてくれた、それだけで十分でした。
当然、現在の時が流れるドラマの登場人物としての寅さんは登場しませんが、
現在を生きる登場人物が懐かしく回想するという形で、過去の作品の中にいる寅さんが登場します。
その1つ1つが懐かしい。そして無理やり登場させているという感が無いんです。
今を生きる登場人物の心の中に生き続ける寅さんがふとした出来事をきっかけに当たり前のように顔を出す。
裏の工場はもうありませんが、あけみが裏から出入りする生活の動線が何も変わって無いとか細かい所も良かった。
特に今を生きるリリーが登場し、寅さんとの思い出を語るシーンも見どころの1つ。
(僕の希望としては「リリー、俺と所帯持つか・・・。」の方を使ってほしかったですが)
今のリリーさんがさもありなん、という感じで。

僕以外のお客さんも、みんな寅さんが好きな方ばっかりだったんだろうな。
例えば、さくらが仏壇に供えられたメロンを見て、「メロンと言えばお兄ちゃんを思い出すのよ。」
その後にはあのメロン騒動が出てくるのが分かっているから、もうこの時点で笑いが起こるんですよ。
第1作から随分時は流れましたが、寅さんの作品の世界の中の時の流れ、
演じる俳優さんたちの時の流れに、今、本作を見る者の時の流れが重なり合う。今年最初の劇場での映画鑑賞は、
何も考えることなく実にゆったりとした気分で、心が温まるいい時を過ごすことができました。

ラストに次々と登場する歴代マドンナたち。そして交互に挿入される満男の表情。
この「ニュー・シネマ・パラダイス」のラストを彷彿させる本作のラストと、
高羽哲夫さんや、今は亡き主要キャストに捧ぐspcial thanksからは
山田監督の寅さん愛が溢れ出ているかのようでした。
とらやさん [映画館(邦画)] 8点(2020-01-08 20:06:47)
👍 4
26.ネタバレ 最後のマドンナたちのシーンは、ニュー・シネマ・パラダイスのキスのシーンのよう。山田監督が最終回の構想として持っていたという、子供らとかくれんぼをしていて、隠れているうちに息を引き取る、ってシーンが見たかったなあって思います。でもそれは、どんなに技術が進んでも、かなわないことなんだと思います。
なたねさん [映画館(邦画)] 8点(2020-01-02 17:00:39)
25.ネタバレ 「男はつらいよ」シリーズの50周年の50作目。山田洋次監督の映画は「幸福の黄色いハンカチ」を初めて見た時から好きで、もちろんこのシリーズも好きなのだが、シリーズ全作を通しては一回通りしか見ていなかったので、ちょっと今まで見るのを迷っていたが、ようやく見た。満男(吉岡秀隆)と泉(後藤久美子)の再会物語に回想としてシリーズこれまでの名シーンを絡めた同窓会的な作品という感じだが、ツギハギ感を感じることなく見れたのは良かったし、過去作の名シーンだけではなく、とらや(くるまや)の周辺やさくら(倍賞千恵子)をはじめとしたレギュラー陣も雰囲気はそのままなので新しく撮影された部分も懐かしく感じて実家に戻ってきたような安心感を持って見ることができた。さくらはどことなくおばちゃん(三崎千恵子)を思わせる風貌になっているように感じたのには驚いたが、やっぱりいちばん懐かしかったのはあけみ(美保純)が登場したことだった。とはいえ、満男と泉の部分だけ見ると何か薄みで付け足し感があり、合間のおまけのように見えてしまうし、ゴクミの風貌や喋り方がすっかり外国人のようになっていて、回想シーンで登場するときとの落差が激しい。それに、満男が作家になっているという設定はたぶん「三丁目の夕日」シリーズの影響なんだろうなぁとつい思ってしまう。それでもラストの走馬灯のように出てくる歴代マドンナの映像にやっぱり感慨深いものがあり、最後まで見て本作は山田監督が渥美清が亡くなって突然終わったこのシリーズをちゃんと完結させておきたくて作った映画なのだと素直に感じることができた。本作は結局いちばんそれに尽きる映画で、そしてそれはじゅうぶんに果たされていると思う。少し甘めに7点を。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 7点(2022-07-10 18:54:18)
👍 1
24.ネタバレ やっぱり寅さんというキャラクターは苦手。あの言動は俺にはキツくて、そのせいかシリーズをほぼ見たコトがない。(伝説の「メロン事件」はやはりツライ!)。ですから立ち位置としては【『シン・エヴァ』が初エヴァです!】みたいな状態での鑑賞となりました。
まずオープニングの桑田圭祐に「マジか!」と一瞬度肝を抜かれましたが、これは儀式の一環(降霊術?)なのだと考え、なんとか自分を納得させました…。

そして、今作の奇跡はゴクミが出演したことでしょう!長期間芸能界を離れていた分の演技のぎこちなさが、かえって不思議なリアルをかもし出していましたね。しかしながら、満男との蘇る青春の日々的なアレコレは「いやいや、そうはならんやろ?」と思いましたけど…。まぁ海外在住だからキスくらいなら挨拶みたいなものだったのかなぁ…。満男、いい夢見たな!(涙)

そして浅丘ルリ子のリリー、夏木マリのゴクミの母も良かった!そして…病室でのくしゃくしゃの万札には涙腺大崩壊(笑)ひょっとして『北の国から』の泥万札のオマージュだったりして…なんてコトを考えながらも【怒涛のマドンナメモリーズ】に俺が謎の懐かしさで泣いてしまうこのカンジこそが、寅さんの存在感なのだなぁと!シリーズ全然見てないのに!←ソレを言っちゃあオシマイよォ…
幻覚@蛇プニョさん [インターネット(邦画)] 7点(2021-11-05 17:36:49)
23.総集編というだけでなく、後藤久美子が登場した新作ということで評価できる。安心して観られるし、いい感じで物語は進む。
そして、振り返りだとしても最後はちょっと感動した。加点したくなる。
寅さんは現実的では無いが、いたらいいかな、でも付き合うのはやだな、でもいて欲しいな...という不思議なキャラ。
simpleさん [インターネット(邦画)] 7点(2021-08-12 19:47:33)
22.寅さんに関しては素直に見たいんです。斜に構えて見たくないんです。
ゲラゲラ笑って泣いて見たいんです。
でもこの50作目・・・・・・う~~ん微妙っていうか、複雑な気持ち
いまさら映画にする意味があったのかとすら思いました。

桑田佳祐の主題かも違和感あるし、なんで渥美清の声じゃないの?って思ったし
渥美さんがこれ見たらなんて言うかな・・・・
「まだ俺で儲けするの?」って笑うかな・・・・・

DVDでもう1回見てみます
ひろみつさん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2020-12-22 16:04:12)
21.最後の歴代マドンナが次々と登場する回想シーンを見て、寅ちゃんの失恋の多さに こっちが泣けました。映画館でほんまに泣きました。そりゃつらいわ。
ケンジさん [映画館(邦画)] 7点(2020-02-07 22:24:47)
20.ネタバレ 楽しみな反面、落胆する事を恐れつつ劇場へ。
結果、期待以上でも以下でもなく。
ただ一つ言わせてもらえば、シリーズ50作目にして初めて劇場へと足を運び そして気付く、今さらにして気付く、あの四角い顔って意外とヤバイくらいにスクリーン映えするんだなあと。今さらながらにして気付いた良い発見。
も一つ言わせてもらえば、あの丸いメロン事件はやはり歴史に残る大爆笑事件だったんだな と。
そして結果、本家本元渥美清が唄うほうの主題歌を最後に持ってきた事により締まりは良かったかなっと。
ただもう続編などは絶対に望みませんですよっと。そのへん何卒よろしくお願いしたく思います。
3737さん [映画館(邦画)] 7点(2019-12-31 23:50:33)
👍 3
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 39人
平均点数 6.97点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
412.56%
5512.82%
61230.77%
7717.95%
8717.95%
9410.26%
1037.69%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review2人
4 音楽評価 7.50点 Review2人
5 感泣評価 8.50点 Review2人

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