映画『ホテル・ムンバイ』の口コミ・レビュー(2ページ目)

ホテル・ムンバイ

[ホテルムンバイ]
Hotel Mumbai
2018年シンガポール上映時間:123分
平均点:7.16 / 10(Review 31人) (点数分布表示)
公開開始日(2019-09-27)
ドラマ犯罪もの実話もの
新規登録(2019-10-20)【ヴレア】さん
タイトル情報更新(2023-06-15)【イニシャルK】さん
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キャストデヴ・パテル(男優)アルジュン
アーミー・ハマー(男優)デヴィッド
ナザニン・ボニアディ(女優)ザーラ
ジェイソン・アイザックス(男優)ワシリー
星野貴紀デヴィッド(日本語吹き替え版)
音楽フォルカー・ベルテルマン
製作総指揮デヴ・パテル
配給ギャガ
編集ピーター・マクナルティ
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💬口コミ一覧

11.ネタバレ ホテル・ムンバイの中に連れて行かれたような凄まじい臨場感でした。回廊の中を逃げ惑い、非常階段を駆け下り、背後からあるいは頭上から雨あられと銃弾を浴びせられるような。実話だということで恐ろしさは五割増し、ダイ・ハードを観ていた時の‶ハラハラを楽しむ”心の余裕はゼロです。
そう、マクレーンのような絶対的ヒーローが実話にはいないのです。アーミー・ハマーが手縄をこっそりほどくことに成功しても活躍には至らない。「元」プロ軍人のロシア人ですら丸腰では戦えない。地元警官二人も犯人狙撃に成功しない。この ‶上手くいかなさ”が痛いほどに現実的なのです。
それなりの存在感を与えられていた人物が容赦なく死んでゆく。誰が生き残るか全く読めない。テロのリアルな恐ろしさがここにあります。
犯人らの余りに非道な行いには震えるほどの怒りを感じるけど、こんな凶行に及んだ彼らの目線も織り込んであって考えさせられます。絶望的な格差社会の底辺で貧困にあえぐ彼らの家族。希望したレストランが満席なくらいで機嫌を損ねる金持ちがいる一方で、水洗トイレすら知らずに育つ若者がいる。そしてそんな貧者の心に宗教をもって入り込んで人殺しの駒に使う指導者。悪いのは誰なのか。単純に答の出せない今世紀の大問題をも提起した作品でした。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-10-16 23:17:26)
👍 2
10.ネタバレ これが実話ということがとても胸が痛いのですが、映画としては実にエンターテイメントとして面白くできていると思います。
ただ、完全無欠のヒーローがいるわけでも英雄になるキャラいるわけでもない(一応アルジュンがその役を担う形にはなりますが)ので人が徹底的に無慈悲に死んでいきます。
変な微格も何もなくただただ「殺戮」という作業的な工程として。もちろん反撃も脱出劇も失敗します。そして「神に栄光あれ」という非常に馬鹿げた思想から利用されてしまったテロリストたちの滑稽さも相まって、首謀者の卑怯さも浮き彫りにされ非常に胸糞が悪くなる展開。初めから自分で実行しろって話です。
話がそれましたが、どうやって脱出するか?いつどこから弾が飛んでくるかわからない緊張感も相まって2時間集中しっぱなしでした。
ただ清々しい緊張感ではなかったです。
このテロで犠牲になった人の冥福を祈りながら、2度とこうした馬鹿げたことが起こらないことを祈ります
クリムゾン・キングさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-11-03 04:22:01)
9.ネタバレ テロリストについては、背景も目的も説明一切なし。作戦らしい作戦もなし。単純に、目の前で動くものをひたすら撃っていくだけ。奪われたものを取り返すとかもっともらしいことを言いつつ、どう見ても関係なさそうな老人や従業員まで当たり前に撃っていく。だからこそ、終わらない恐怖感が迫ってくる。●従業員や客側には、救世主もいなければ技術も武器もない。ただ隠れ、様子を窺い、隙を見て移動し、可能なら逃げる、というだけ。そこがさらに生々しさを感じさせるし、それゆえに「諦めないこと」の重要性を普遍性をもって伝えている。「ひたすらテレビを見守るしかない主人公の妻」にすら、その立ち位置が考えられている。●そして周到なのがそれらを支える脚本であり、導入部では、様々な登場人物を一気に手際よくストーリーに組み込み、またその後も出し入れのタイミングが絶妙で、作品を一気に最後まで見せ切ることに成功している。またよく考えられているのは、客側の代表を、そこはかとなく鼻持ちならない存在に描写していることで、そうであるからこそ、「そういう客でも守る」従業員の職業理念の崇高さが際立っている。●そして、実は一番強烈だったのは、すべてが終わってまだ現場では騒ぎが続いている中、誰からも構われず誰も構わず、いつものようにスクーターで帰っていく主人公の姿なのです。
Oliasさん [DVD(字幕)] 7点(2021-11-18 01:35:41)
👍 1
8.とても評価が高いので期待値大で見ましたが・・・。
撮影技法というか臨場感は素晴らしかったと思います。が、しかし、この映画からはまったくメッセージ性を感じませんでした。
どこまでが実話なのか分かりませんが、テロへの恐怖と嫌悪感を視聴者に与えることが最大の目的だったとしたら、成功しているとは思います。
めたもんさん [インターネット(字幕)] 5点(2021-12-22 16:24:32)
7.ネタバレ 短銃ならともかく、機関銃など発明した者の罪は重い。動物狩猟以外に銃って必要ない物だと思えるのですが、こんな物を世に想像させ作り与えたアラーを恨むべし。とんでもなく恐ろしい境地に嵌ってしまった話だ。その地はインドでありながら、オーストラリア主体の映画っていうところが不思議な気がする。その後インドの特殊部隊は強固なものへと変わっていったのだろうか、はたまたインドでは銃の個人所有率は日本同様に少ない筈なのですが、この事件を機にスイスやアメリカみたくなっていったりしていないかなと心配になったりもいたします。など、とにかく空想を元にホビー化されたホラーなんぞとても及ばないレベルのリアルな恐ろしさを体感いたします。
ただ、公式サイトの一隅に謳ってあるのですが、完璧な傑作だとか、手に汗握る傑作だとか、その手のPRは止めにしてほしく思います。こんだけ犠牲者が出た事件に対してそのような表現ってちょっとなんか違うと思います。
3737さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-02-01 23:35:25)
👍 1
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6.ネタバレ 大袈裟な演出がなく淡々と状況が描かれているせいか同種の映画と比べて頭1つ抜けた緊張感がすごいです。
BGMもない静かなホテルの中に死体がゴロゴロ転がっている風景の緊迫感がすごいんですよね。

最後が記録映像で〆られるのも実話ベースならでは。

犯人たちの最後のシーン、ちょっと「明日に向かって撃て」のラストのようでした。意図されたものではなく私が勝手にそう感じただけなんでしょうけど。

人質のメイン層の好感度がいちいち低いところが観客にとっては救いなわけですが、これホラー映画で殺される若者がだいたい好感度が低いのとある意味一緒の手法ですよね。
映画とはいえ、いい人が無為に殺されていくのを見るのはきついだろうからなぁ…
インドにきて「牛肉食わせろ」と空気を読まずに言うとか、下品に商売女を呼びつけるとか…そういうのは全部フラグだったというわけです。
あばれて万歳さん [インターネット(字幕)] 8点(2022-05-05 03:32:28)
5.ネタバレ これどこの映画でしょうか?
実際のテロ事件をもとに映画化しただけじゃ、映画としてあまり存在意義がないと思います。
映画を見る前に知ってる情報からイメージした範囲を超えてないのなら見るだけ無駄だと思います。

特殊部隊が突入してきて射殺されることがわかっているのに電話の指示に無条件に従うバカ実行犯。
こいつらが吹き飛ぶシーンがあってスッキリしました。
こいつらって結局、金を払う約束で騙されて使い捨てにされたわけですね。

安全な場所にいた女が子供に会いたいから部屋を出たいとか言い出しましたが、これは多分事実ではなく観客を引き付けるための演出でしょうね。

映画って観客をヤキモキさせるためにわざと理不尽なことをするキャラクタが配置されたりするものです。

見て損したというのが率直な感想です。
承太郎さん [インターネット(吹替)] 5点(2022-05-28 09:20:41)
4.ネタバレ テロを題材にした社会派映画は欧米中心で観てきました。
インドは文化もコミュニティも新鮮です。

あたりまえですがテロ事件って平和な日常の中で突如悲劇に見舞われるわけで、予知できるものなら事件にはなりません。
前触れもなく何が襲ってきているのかもわからず、パニックを起こして、そこがたまたまホテルで、ホテルマンはお客様を守るか自分の命を守るかマインドが試されるわけで…
逼迫した状況で人は人間性を試されますが、今日この場で初めて会った人と手を取り合うのか、立ち向かうのか、蹴落とすのか。
凄惨さと人間のリアルな心理が絶妙に描かれてました。
怖さはありますが、目を背けないためにも世に発信すべき映画だと思います。
mighty guardさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-06-28 12:12:54)
3.ネタバレ 無差別に殺戮される無慈悲な世界。
だが、簡単に加害者と被害者に分けられるだろうか。
主人公女性は子への愛情、(私には幼な子の母が主人公に思えた)
実行犯は親兄弟への愛情、
という点は共通しているが、
同じ家族愛も貧富により行動が真逆になる。
主人公女性は神など信じないと言い
子の救出に向かうが、目の前で夫を殺害され
万策尽きた時、神に祈る。
実行犯は貧困により万策尽き家族への入金を
条件に殺害計画を請け負い、神の加護を求める。
両者の大きな違いは、生まれた環境だけに思える。
こまさん [インターネット(吹替)] 7点(2023-01-15 04:33:46)
2.一応オーストラリア映画みたいですが演出も構成もハリウッドのスタンダードから逸脱するところはなく、オリエンタルなインドの風景に美味しそうな料理、そこにハラハラドキドキする刺激的なテロ事件が加わるわけで、商売上手ですねえとしか思えません。インド人は礼儀正しく白人はただのテロに巻き込まれた犠牲者、ただしロシア人だけは買春を行う道徳的に退廃した人物というあからさまに悪意を感じる描き方(笑)、そしてもちろんテロリストはイスラム系、なんかめちゃくちゃ露骨に偏見剥き出しでタチの悪い作品だと思いますよ。テロリストがイスラム系なのは事実なのだから仕方ないにしても、その事実をわざわざ映画化するという選択に何らかの意図は働いてしまうのですから。結局この映画を見てもインドが今どんな社会なのかなんてろくに理解できませんし、徹頭徹尾外国の観光客のための物語でしかないのです。
Сакурай Тосиоさん [インターネット(字幕)] 2点(2023-10-10 22:17:53)
1.ネタバレ スリル感の演出やテロリストの稚拙さ、メディア・SNSの愚行などはうまく表現されていたと思います。

赤ちゃんの存在やテロリストの数・隠れていた場所等どこまでが事実かはわかりませんが、ノンフィクション映画としてはバランス良く作られていると感じました。
自分では一切理解出来ませんが、育つ環境によっては宗教や何かに心酔することがあるのだろうか?とすこっしだけ思いました
メメント66さん [インターネット(字幕)] 7点(2025-01-01 23:18:26)
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【点数情報】

Review人数 31人
平均点数 7.16点
000.00%
100.00%
226.45%
300.00%
400.00%
539.68%
626.45%
7619.35%
81445.16%
939.68%
1013.23%

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