映画『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生』の口コミ・レビュー(5ページ目)

ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生

[ナイトオブザリビングデッドゾンビノタンジョウ]
NIGHT OF THE LIVING DEAD
(LA NOTTE DEI MORTI VIVENTI)
ビデオタイトル : 生ける屍の夜(LD)
1968年上映時間:96分
平均点:7.62 / 10(Review 82人) (点数分布表示)
公開開始日(2022-06-17)
ホラーサスペンスSFシリーズものモノクロ映画ゾンビ映画
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タイトル情報更新(2024-12-09)【イニシャルK】さん
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監督ジョージ・A・ロメロ
キャストデュアン・ジョーンズ(男優)ベン
ジュディス・オディア(女優)バーバラ
ジョン・A・ルッソ(男優)ワシントン軍事記者(ノンクレジット)
ビル・ハインツマン(男優)共同墓地のゾンビ
ジョージ・A・ロメロ(男優)ワシントン記者(ノンクレジット)
諏訪部順一(日本語吹き替え版)
遠藤綾(日本語吹き替え版)
安原義人(日本語吹き替え版)
土井美加(日本語吹き替え版)
石丸博也(日本語吹き替え版)
沢城みゆき(日本語吹き替え版)
小西克幸(日本語吹き替え版)
三木眞一郎(日本語吹き替え版)
細谷佳正(日本語吹き替え版)
森川智之(日本語吹き替え版)
脚本ジョン・A・ルッソ
ジョージ・A・ロメロ
撮影ジョージ・A・ロメロ(ノンクレジット)
ビル・ハインツマン(ノンクレジット)
編集ジョージ・A・ロメロ(ノンクレジット)
ジョン・A・ルッソ(ノンクレジット)
動物シェパード
あらすじ
父の墓参りに出かけたジョニーとバーバラの兄妹はリビングデッドに襲われ、ジョニーが犠牲になってしまう。バーバラは辛くも近隣の民家に逃げ込み、黒人の青年・ベンに助けられる。リビングデッドの群れから身を守るため、ベン達と他の生存者7人は民家の窓や扉を補強して立てこもる。人間とリビングデッドの悪夢の夜が始まる。   「人間を襲って食べる」「噛まれるとその人もゾンビになる」「脳を破壊しない限り不死身」なゾンビを作り上げたジョージ・A・ロメロの処女作にしてゾンビ映画の原点。
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💬口コミ一覧

2.ネタバレ 群雄割拠、今や星の数ほど存在する数多のゾンビ映画の始祖にして最高傑作。

内容に付いては今更感満載なのでここでは敢えて触れない。

先日、Webで本作出演陣が撮影の合間に撮ったであろう一枚の集合写真を目にする機会が有った。
本作がモノクロと言う事も有り、カラー写真で有る事が妙に新鮮で最も強く印象に残ったのは
皆本当に演技では無い屈託の無い明るい笑顔だったと言う事。
それは作成当時の現場の雰囲気の良さが判る良い写真だった。

55年前の本作作成当時は現代以上に人種差別が色濃く残っていた事は想像に難くなく、
その様な時代背景の中で、何故皆がここまで良い笑顔を見せてくれたのか?をと色々考えてみたのだが、
やはりロメロ監督自身が本作に込めるテーマ・メッセージを出演者の皆に丁寧に説明し、
それを皆が納得してくれたが故の笑顔なのかと自分なりに結論付けた次第。

チームロメロは一作目から機能していたのだと言う事を想像出来、何だか嬉しい気持ちになった。
たくわんさん [映画館(字幕)] 10点(2023-07-24 17:08:54)
1.ネタバレ “NIGHT OF THE LIVING DEAD”『生ける屍の夜』。
全てのゾンビ映画の起源。モノクロでレトロな雰囲気が漂うけど、'68年と意外と新しい。この作品までの『ゾンビ』とは、ヴードゥー教の“畑とかで奴隷労働をさせられる死体”が原点で、人を襲うことはしません。本作よりもっと昔、'32年に『恐怖城』というゾンビ映画があったようですが、怖いのはゾンビではなく、ゾンビを作り出すマスター(祈祷師)の方だったみたいです。なので、この作品からゾンビ自体が恐怖のモンスターとなりました。

そして本作で追加された新設定①人を襲う。②頭を破壊しないと死なない。…といった今ではスタンダードな設定が誕生しました。また⑤火を怖がる。⑥動きが遅い。といった、宗教ルーツのモンスターらしい特徴も備えていますね。ここは恐らく次作までは継承されてます。
※だけどベンの話だと猛スピードの給油トラックを襲ったらしいので、新鮮なゾンビは足が速いのかも?
作中ではモンスターを『ゾンビ』とは言ってなくて、これらの設定は、映画の中で徐々に解っていくようになっていきます。
※基礎として、多くの人が本作を観る前にゾンビの設定を知っているので、徐々に明かされるモンスターの特徴を、新鮮な気持ちで観る視点は要求されます。

本作で一番の衝撃設定が、人を襲うだけでなく③襲った人を食う=カニバリズム。でしょう。ゾンビを怖いものにした最大の要素がこの“共食い行為”で、映画も残すところ20分って辺りに行われます。この映画のハイライトですね。人間の形をしたモンスターが、第三者ではなく映画の登場人物・トムとジュディの手や内臓を食う映像は、当時は倫理的に相当際どい描写だったと思います。’68年なのにモノクロ作品だったのも頷けます。
そして④噛まれた者もゾンビになる。この描写は、残り10分って辺りに、クーパーの娘と、バーバラの兄の登場で明らかになります。ゾンビが延々と増え続ける絶望感に繋がっていますが、作中では、クーパーの娘が父を食い、母を刺し殺すというおぞましい描写が描かれます。更に普通の映画だったら助かるヒロイン・バーバラが兄ジョニーに抱き抱えられて連れ去られます。その場で殺すのでなく“集団で女性を連れ去る”という行為が強姦(しかも兄妹)を連想させます。

物語も終盤に来て、カニバリズム、親殺し、近親相姦(を連想させる描写)といった、宗教倫理上の“禁忌行為”をバンバン入れてきます。この辺りが作中のモンスターを“ヴードゥー教のゾンビと同一のモノ”としなかった要因だったのかもしれません。後々を考えると、宗教ではなく原因不明(彗星や隕石とも言われますが)としたことが、他のモンスターと比べ、ゾンビの使い勝手の良さを拡大させたんでしょう。
恐怖の夜が明け、保安官達によって、ゾンビ騒動の鎮圧が成功しそうな方向で終わります。そうでもしないと、あまりに救いがなかったからでしょう。
ちなみに私が最初に観たの(レンタルビデオ)は、今となってはレアな着色カラーバージョンでした。普通のカラーと比べてそんなに違和感はなかったけど、炎の表現は透明感のないベタ塗りのオレンジでしたね。
K&Kさん [ビデオ(字幕)] 8点(2024-12-08 11:44:27)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 82人
平均点数 7.62点
000.00%
100.00%
200.00%
311.22%
411.22%
544.88%
61012.20%
72328.05%
81821.95%
91720.73%
1089.76%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.60点 Review5人
2 ストーリー評価 9.33点 Review6人
3 鑑賞後の後味 7.83点 Review6人
4 音楽評価 8.40点 Review5人
5 感泣評価 6.50点 Review2人

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