映画『1917 命をかけた伝令』の口コミ・レビュー(2ページ目)

1917 命をかけた伝令

[イチキュウイチナナイノチヲカケタデンレイ]
1917
2019年上映時間:119分
平均点:6.52 / 10(Review 54人) (点数分布表示)
公開開始日(2020-02-14)
アクションドラマ戦争もの
新規登録(2020-01-10)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2023-06-15)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督サム・メンデス
キャストジョージ・マッケイ〔男優・1992年生〕(男優)ウィリアム・"ウィル"・スコフィールド伍長
ディーン=チャールズ・チャップマン(男優)トム・ブレイク
マーク・ストロング〔男優・1963年生〕(男優)キャプテン・スミス
アンドリュー・スコット〔男優・1976年生〕(男優)レスリー中尉
コリン・ファース(男優)エリンモア将軍
ベネディクト・カンバーバッチ(男優)マッケンジー少佐
田中正彦キャプテン・スミス(日本語吹き替え版)
森田順平エリンモア将軍(日本語吹き替え版)
三上哲[声優]マッケンジー少佐(日本語吹き替え版)
小原雅人レスリー中尉(日本語吹き替え版)
脚本サム・メンデス
音楽トーマス・ニューマン
製作サム・メンデス
配給東宝東和
スポンサーリンク

💬口コミ一覧

34.マッドマックス怒りのデスロードの有名なレビューに「行って帰ってくるだけの映画」というのがあるわけですが、それに習えばこの映画は「行くだけの映画」という事になります。

売りである全編ワンカット風映像の見せ方や工夫は確かにすごいのですが、しかし観ているうちにそこはかとなく感じる安っぽさ。
「なんでだろうなぁ?」と思いながら観ていて途中で気づきましたが、これ全編ワンカット風で見せる事により結果的に「主人公視点の3Dゲームを俯瞰視点でプレーしてる感覚」に極めて近いからだと気づきました。
つまりめちゃくちゃ「ゲームっぽい」物として観ちゃってるんですよ。
バイオハザードの間のムービー部を延々と観ているようなそんな感覚です。だからなんか安っぽく感じちゃうっていう、そこが残念ではありました。

しかしD連隊に追いついてからカンバーバッチに会うまでのクライマックスは「これが映画のクライマックスだよ!」とばかりに引きずりこんでくれる圧倒的な圧。サムメンデスさすがです。

とはいえ、売りのワンカット風にこだわった結果として映画全体としては一定の枠を超えられなかった感はいなめず…この全編ワンカット風はもうちょっと安いB級映画とかでやってこそだよなぁ…と思いつつ、でもそれをあえて超大作でやったとこに価値あるんだよな、とあらためて思い、じゃぁもうこの映画はこれで十分な出来なんだよな、とそう思う事にしました。
…なんかまとまってねーなこの感想笑
あばれて万歳さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-01-20 03:05:43)
33.長回しいいですね。ありきたりな言葉だけど臨場感がある。ストーリーが派手ではないのに、話の元となったのが語り手なだけあって、ドキュメンタリータッチに感じ、緊迫感あった。正確には長回し風らしいけど、お金かけて面倒なことしただけのことはある。
ラグさん [インターネット(字幕)] 7点(2020-12-14 23:40:31)
👍 1
32.ネタバレ 1600名の命がかかった任務遂行にひたすら突き進む兵士2人の物語。カットの継ぎ目が有るか無いかは気にならず。無事帰還を願う者達が想像も出来ないような酷い遺体に、任務失敗により1600名が同じ姿となる事を思うと、成功するのだろうと分かっていても観ていて力が入りました。スタッフの労力に拍手を送りたい力作。コリン・ファース、マーク・ストロング、ベネディクト・カンバーバッチはワンカット風の作品上仕方無いとはいえ、彼等でなくてもいいようなキャラクターがやはり物足りません。意気に感じての出演だったのでしょうか?
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 7点(2020-09-21 18:45:39)
31.話題作なので、かなり期待して 鑑賞..う~ん 映像も お金のかけ方も すごいんだけど..なんとも 物足りないストーリー..やはり エピソードが単純すぎるからかな~ なんだかんだ言っても 伝令に行くだけの物語だからねぇ..(全編ワンカットで見せる手法には頭が下がります!スゴイ!)
コナンが一番さん [DVD(字幕)] 7点(2020-09-14 21:53:15)
30.ネタバレ ものすごく技巧的な映画でした。
全編ワンカット風の作品ということで鑑賞してみましたが、本当にどうやって撮ったのかなと思うシーンばかり。
よく見てると、ここでカット割ってるんだなというポイントが見受けられるのですが、
それにしてもそもそもなんのカメラで撮ってるんだろうとか、
ドローンみたいなので撮ってるのかなとか、そういうシチュエーションはやはり気になります。
演じている方々も、長いセリフ覚えてミスできないし大変だっただろうなとか余計な心配してしまいました(笑)。
ただ技巧的に凝ったハードに対してストーリーの方はそこまで心揺さぶられるものではありませんでした。
あろえりーなさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-09-06 08:32:52)
29.ネタバレ 凄い映画だ。
全編ワンカットというだけでも凄いのに、更に屋外での撮影。そして大規模な戦場のセットなど本当に自分たちもその場にいるような気がする没入感たっぷりの映画に仕上っている。
草原での昼寝からどんどんと塹壕に潜り、そして塹壕から出て行くシーンなどその場その場で起きる出来事はどれも緊張感たっぷりでドキドキだ。しかもノンストップに次々と状況が変わって行くので見ていてダレるどころか映画があっという間に終わってしまうほど見入ってしまった。
それになんといっても撮影監督ロジャー・ディーキンスのこれでもかと言わんばかりの悪夢のような幻想的なシーンの連続がたまらない。特に切られたサクラが舞うシーンや夜の町を照明弾に照らされながら走るシーンはカッコ良すぎますよ。
それと主役の脇を固める役者達も良かったですね。特にレスリー中尉役のアンドリュー・スコットはカッコ良かったです。
ただお話的にはかなりシンプルで、AからBまで行くだけのお話なので作家の意図などは明確には示されない。
なので逆にその後の余韻もなかなか深く、いろいろ映画を見た後も考え込んでしまう作品でした。
007シリーズからサム・メンデス監督を知った人間ですが本作は更に凄い事になっている一本でした。是非IMAXで見ていただきたい。
えすえふさん [映画館(字幕)] 7点(2020-02-25 10:41:44)
28.ネタバレ まさか全編本当にワンカットで撮影している訳では無いだろうけれど、その様に見せる事はかなり大変だった筈。
ワンカット形式だからこそ得られる緊迫感、逆に細かく綿密なカット割りを考えたが故の緊迫感、
どちらも一長一短だと思うが、本作はワンカット形式に拘り過ぎな感じがして、終始そこが気になった次第。
それでも、相棒の予想を裏切る早目の退場というショッキングな展開や、
必死で伝令を伝えてもすぐに別の命令が来るという現実をまざまざと突きつけられる終盤の流れ等、
画面が暗転してからの緊迫感の途切れと疲労感、そしてやるせなさは半端なかった。
たくわんさん [映画館(字幕)] 7点(2020-02-24 12:00:20)
27.全編ワンカット(風)、とか言ってるけど、途中、主人公が気絶するので、全編ツーカット(風)です。だからどうという訳でもありませんが。
戦争映画というと、どれだけ派手にスペクタクルを演出するか、がキモみたいなところがありますが、本作は比較的その点、抑制されています。むしろ静かなシーンが多いとも言える中、代わりに、打ち捨てられたような無数の死体とか、人間を後目に我が物顔のネズミたちの姿とかが、戦争の恐怖を物語っています。加えて、どこまで続くとも知れぬ塹壕が示す、戦争の巨大さ。
上空からの俯瞰で一気に規模感を示すのも一つの手ではあるのでしょうが、本作では主人公とともにカメラも地を這い続けることで、この映画ならではの規模感を出しています。
はたまた、主人公の移動に伴って画面に登場する、様々な光景。ときには、この近所で本当に凄惨な戦いが繰り広げられているのだろうか、と思わせる牧歌的な平原も登場しますが、それでもドンヨリとした雰囲気が晴れることは無く。
かつてヒッチコックが『ロープ』でカット割りなし映像に挑戦した時は、「いかにカットを割らずに、カットを割ったような効果を上げるか」みたいな、もはや意味不明の努力にハマりこんでいたようなところがありましたが、本作も、サテ、このワンカット風の映像がどこまで効果的なんだろうか、ってな面はあって、しばしば作品の制約にもなってます。例えば、作品に赤ん坊が登場したら、やっぱりカメラがその表情を捉えて欲しい、と思うのが人情ですが、ワンカットの制約下ではそういうこともできないし。
一方で、上述の塹壕の表現などはワンカットならではだし、飛行機の墜落シーンなどもワンカットと(おそらくは)CGとの組み合わせで独特の緊迫感を出しています。
そして何よりも、あの、出撃する大勢の兵士たちが走っていく中を、主人公だけが異なる方向に走り続けるシーンの、印象的なこと。直前までボロボロでヨロヨロだった主人公が一人、周囲を異なるベクトルを持ち、人とぶつかってこけつまろびつ、いやむしろぶつかるたびに走りの力強さを増していくようなその姿。これは、本作の白眉と言ってよいと思います。
鱗歌さん [映画館(字幕)] 7点(2020-02-22 05:34:51)
👍 2
26.ネタバレ 佳作。面白いとは思うけど、これがアカデミー賞で本命視されていたのか、という印象。あと、全編ワンカットという宣伝文句はどうなんだろうね。【ネタバレ注意】もちろん実際に全編ワンカットと思っていたわけではなく、ワンカット“風”だろうと理解はしていたが、そんなに長くない時間単位で「ああ、ここはつないでるんだな」と分かる場面がしばしば出てくる。このあたり、同じワンカット風の「バードマン」の方が、まだそれっぽかったと思う。それくらいはしょうがないと思うが、ワンカットというからには上映時間が映画内での経過時間なんだろうと思っていた。序盤で「目的地まで14.5キロ」というセリフがあり、徒歩なら3時間くらいかかりそうだが(映画内で6~8時間くらいかかる、と言っていたと思う)、クルマに乗る場面で「なるほど」と納得し、だから「暗くなる前」には決着するのだろうと思っていた。なのに、なぜ気絶して時間が経過する場面があるのか。それはもう「編集でのワンカット」じゃないよね。(英語版 wikipedia にも "one-shot film" に分類されてはいるけれど) 意図的なミスリードなのかもしれないが、ちょっと納得できない。
ストーリーとしては、序盤で2人で出かけた時点で「ああ、一人は死にそうだな、上官の方かな」ということが予想されて、その通りではあった。あと、“牛乳”を赤ちゃんに飲ますなよ。(分かっててもやむを得ないという切羽詰まった状況の描写ではあるんだろうけれど)
mohnoさん [映画館(字幕)] 7点(2020-02-17 02:06:12)
25.ネタバレ 本国ではどうか知りませんが、日本では「全編ワンカット/映画の歴史が変わる」というキャッチコピーで宣伝されていたので、どうしても全編ワンカットの凄さを体験することが第一目的になってしまいました。皆さんもうお気づきでしょうが、全編ワンカットではありません。全編ワンカットと聞けば素人考えで「監督がヨーイスタートと言ってからカットと言うまでカメラを止めずに映画の最初から最後まで撮影すること」だと思うじゃないですか。でも実際は「全編ワンカットに見えるように作った映像」です。だってパンフレットにそう書いてあるんですもん。素人目には、気絶して暗転したり水中に潜ったり壁の向こう側を走ったりして姿が見えなくなったシーンなどでつないだんだなと想像できます。ただし監督の名誉のために言っておくとカット数は普通の映画に比べてものすごく少ないと思います。

肝心の映画の内容は、WWIの様子がよくわかる上にワンカット効果でシームレスに没入できてとても良いと思いました。

あと、いくら配給会社が同じ(UNIVERSAL)とはいえパンフレットの最後に、別の映画である「007 NO TIME TO DIE」の広告を入れるのはいかがなものかと思います。
MASSさん [映画館(字幕)] 7点(2020-02-16 16:37:48)
👍 1
スポンサーリンク
24.ネタバレ 全編ワンカットで2時間だから、とある戦場の「2時間」を切り取った映画かと思いきや、一ヶ所暗転して時間飛んでるシーンがあるので、約半日強の尺の物語だし、厳密にはワンカットとは言えないと思う(些末な事だが)。

作戦の内容的に(ワンカットだし)マジで全編息もつかせない展開になるかもと少々身構えたが、その実、特に前半は割とヴォルテージ高くないシーンも多く、後半も適宜息継ぎは入るため、観終わって疲れ果てた、とかいうことは無かった(まあ商業映画なんだから当たり前か)。あとWWⅠの話なので、流石に戦闘描写は(いつも見ているWWⅡのよりは)少し地味で、特に大規模戦闘なんかを楽しみにしていくとやや肩透かしを喰らうかも、とも思う。

ただし、やはり超・長回しが続くので、単純に目を切れないのもあってどんどん画面に引き込まれ(否、引きずり込まれ)、映画に文字通り「没入」できる(その没入する深さと、没入している時間の長さが、あまり体験したことの無いレベルになっていた様に思う)。ここまで2時間があっという間な映画も久しぶりだし、非常に気持ちのいい映像体験だった。良作。
Yuki2Invyさん [映画館(字幕)] 7点(2020-02-16 03:30:47)
23.全編1カットという事が気になって見ました。1カットと言われればそうなのですが、実際は画面が真っ黒になったり、建物や手前を横切る物なので上手く繋いでいるように感じてしまい、1カットという意味があったのか少し疑問です。ただ、それとは別にストーリーはシンプルでありながら、終始惹きつけられる魅力は十分にありました。間延びするような会話のシーンも、見終わった後に思い返すと、上手く物語の進行に彩りを添えていたと感じられ、戦争という悲惨さも目をそらさずに見れる按配がありました。2時間の映画ですが、時間軸にも違和感がなく、企画の時点で完成度の高い映画だった事が伺い知れます。評価が7なのは、結局何を伝えたかったのか分かりかねたから。1カットという縛りにこだわり過ぎた為の奥深さが足りなかった点は残念です。
sirou92さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-02-16 00:46:04)
22.ネタバレ 走れ、はしれ、ハシレ…将軍の攻撃停止命令を携えて、戦地を駆ける。キャメラ長回し、全編ワンシーンで撮られた戦争アドベンチャー。最前線にいるアニキを助けようとする相棒を失っても、その歩みは断じて止めねえ。車で進む湿って緩い山道、崩れた橋、敵が潜む廃墟、急流な滝壺、遺体が浮く川、砲弾飛び交う最前線。様々なステージを観衆と共に乗り越えていく感覚。そして任務達成。第一次大戦、戦況を変えたかもしれない取り留めもない漢のファインプレーやな。良作。
獅子-平常心さん [映画館(字幕)] 7点(2020-02-16 00:12:13)
21.ネタバレ  うーん・・・全編1カットってウリにしない方が良かったんじゃないかしら。ついつい継ぎ目探しちゃったわよ。実際ワンカットじゃないし(1箇所暗転するところがあるのでそこで完全に途切れてるし)、上映時間=劇中の経過時間ではないので(冒頭からラストまでで1日くらい経過してるわ)シーンの連続性が維持されてる訳じゃないし。

 めくるめく戦争の地獄絵巻、それは臨場感と没入感を伴ってとても生々しく伝わってきたわ。脇役的な彼が主人公にならざるを得ない状況で遭遇する様々な戦争の恐怖。突然訪れる死、無数の死体、狂騒的な混乱、人からもたらされた破壊の風景。
 でも、どうしてもテクニックが先走ってる気がしちゃうのよね。これってTPSの世界なわけ。弾数が極端に少ないTPSをIMAXのでっかい画面でプレイしているような感覚。『コール・オブ・デューティー』(弾数的には『コール・オブ・ファレス』かしら)の世界で『ゼログラビティ』的な流れの繋がった映像を見てるカンジ。実写なのだから、そこにはもの凄い物量と大勢の人の手が加えられているのだけれども、CGで作ったゲームの映像と同感覚なのよね。実際CGも多用されているワケで、そこら辺はボーダレスになりつつあるというか、映画がゲームに近づいてる感じでもあって、ゲームが必死に映画に近づいてゆこうとしてきた歴史を見てきた身からすると、こういうのってちょっと複雑なキモチね。生身の人間の演技はともかく、映像表現的にはもはやゲームの方が先へ進んだのかしらねぇ、って思ってしまって。

 カットを割っても臨場感や没入感が出せない訳ではないワケで、そこに固執しなくても良かったんじゃ?とは思うのだけど、それだとウリになる点がなくなっちゃうのかも、って考えるとちょっとジレンマに陥っちゃうわね。
あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 7点(2020-02-14 19:22:17)
👍 2
20.ネタバレ ほとんど予備知識なしで映画館へ。まさかの疑似ワンショット演出に最初はかなり戸惑いましたが、2人の若い兵士の視点から少しずつ第一次世界大戦の西部戦線の有様が見えてくる構成は見事です。とくに、廃墟の町での夜〜早朝にかけてのシーンは、撮影監督ロジャー・ディーキンスらしい赤い炎と光と影が交錯する美しいシーンながら、ワンショット演出のサスペンスが冴えまくり、戦場の恐ろしさも体験させてくれる唯一無二の経験ができます。この一連のシーンを見るためだけに、映画館で見る価値はあると思います。ただ、「戦争映画」ではありますが、『プライベート・ライアン』のような「大作戦」ではなく、作戦の中止を伝える伝令を描いた映画なので、戦闘シーンそのものはとても控えめです。阿鼻叫喚の戦場描写というよりは、どこから狙われるかわからないサスペンス演出が中心で、「迫力の戦闘シーン」を期待してしまうと思ってたのと違う映画と感じてしまうかも。また、戦争映画ではおなじみの極限的な人間ドラマも、中盤で予想外のことは起きますが、基本的にはベタで新しさには欠ける。展開もちょっとご都合主義的。ドラマや脚本よりも、徹底した兵士目線で生まれる緊迫感とディーキンスの凝りまくった映像を堪能するタイプの映画なのかなと思います。
ころりさんさん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2020-01-20 20:39:09)
19.第一次世界大戦中。西部戦線。ドイツ軍の罠を察知した連合軍側の伝令役として、突撃作戦中止の緊急伝令を最前線部隊に伝えに行く若い兵士の話。主人公視点でシームレスにカメラを回し続ける手法は、戦争映画としては珍しいと思います。一兵卒から見た戦争体験の再現という意味で、テーマと手法がうまくマッチしていたと思います。戦線に張り巡らされた塹壕のリアルな再現、まったく映えない粘土質の土地を進んだ後の一瞬戦争を忘れさせるような平穏な草原との対比など、戦争のドンパチ以外の緻密な絵づくりへの繊細な気配りが見て取れました。終盤、描写の客観性が失われるところも含めて、一般的な戦争映画に多く見られる、戦争の壮大さや壮絶さを、俯瞰的な視点や多視点により、物量で見せていく方向性とは、力の入れどころが違っていて興味深かったです。
camusonさん [インターネット(字幕)] 6点(2023-02-07 19:29:07)
18.ネタバレ 長回しは大好きなので、当然、見ている間は十分に楽しめました。ただ、ここまで振り切ってしまうと、今度は、回想も視点変換も時系列操作もできないという長回し手法の弱点が、逆に如実に出てきてしまうのですね。加えて、台詞とか演技はほとんど機能していないので、結局は技術先行というか、制作スタッフの側が際立って優秀だったというだけなのでは?という疑問を持ってしまいます。
Oliasさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-09-06 01:06:38)
👍 1
17.ネタバレ 臨場感は凄い。
実話に基づくなのかもだけど、諸々リアリティーに近づけ過ぎたかな。
変な雰囲気作りなし。モキュメンタリー的な感じ。
でもちょっと神がかり的に運がいいかな。
movie海馬さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2022-01-01 16:34:10)
16.ネタバレ 音楽も良く
ワンカット風映画でカメラワーク・撮影技術は本当に素晴らしいと思います。
が、内容がおもしろいかどうかはまた別

臨場感はあれど、展開が乏しくなっているように感じます。
洞窟では都合のいいように崩落していき、
見つかっているのになぜかドイツ兵は集まらず、挙句の果てに吐くほどの酒を食らい
追いかけたドイツ兵は都合よく転び、弾は周りをかすめるばかり
廃墟になり果てた町で何故か荒らされてない家に偶然滑り込み ひと時の休息

ラストのお兄さんとの会話は悪くないですが、基本内容はスッカスカ
戦争映画はどうしてもプライベートライアンと比べてしまい、
映像技術だけの自己満足映画になっているように思いました。
メメント66さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-12-31 15:55:16)
15.ワンカットに見える映像はすごいと思う。それゆえ単調な映像になっているように思います。
どうでも良いけど、第一次世界大戦中は飛行機を使った通信(伝令)とかってなかったのかな? 制空権をとっているなら人が行かなくても、通信筒を届ければよかったのではと思ってしまった。(まぁ、映画がなり立たなくなるけど)
あきぴー@武蔵国さん [DVD(字幕)] 6点(2021-03-06 17:42:59)
スポンサーリンク
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 54人
平均点数 6.52点
000.00%
123.70%
211.85%
300.00%
447.41%
535.56%
6916.67%
72138.89%
81018.52%
947.41%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review3人
2 ストーリー評価 6.50点 Review4人
3 鑑賞後の後味 6.25点 Review4人
4 音楽評価 6.33点 Review3人
5 感泣評価 2.33点 Review3人

【アカデミー賞 情報】

2019年 92回
作品賞 候補(ノミネート) 
監督賞サム・メンデス候補(ノミネート) 
脚本賞サム・メンデス候補(ノミネート) 
撮影賞ロジャー・ディーキンス受賞 
作曲賞(ドラマ) 候補(ノミネート) 
視覚効果賞 受賞 
音響効果賞 候補(ノミネート) 
音響賞 受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2019年 77回
作品賞(ドラマ部門) 受賞 
監督賞サム・メンデス受賞 
作曲賞トーマス・ニューマン候補(ノミネート) 

■ ヘルプ