映画『ソイレント・グリーン』の口コミ・レビュー(2ページ目)

ソイレント・グリーン

[ソイレントグリーン]
Soylent Green
1973年上映時間:97分
平均点:6.60 / 10(Review 43人) (点数分布表示)
ドラマサスペンスSF小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2017-11-24)【TOSHI】さん
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監督リチャード・O・フライシャー
キャストチャールトン・ヘストン(男優)ロバート・ソーン
エドワード・G・ロビンソン(男優)ソル・ロス
リー・テイラー=ヤング(女優)ヤング:シェリル
チャック・コナーズ(男優)タブ・フィールディング
ジョセフ・コットン(男優)ウィリアム・シモンソン
ブロック・ピーターズ(男優)ハッチャー
ロイ・ジェンソン(男優)ドノヴァン
スティーヴン・ヤング(男優)ギルバート
納谷悟朗(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
大塚周夫(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
撮影リチャード・H・クライン
製作MGM
配給MGM
美術エドワード・C・カーファグノ(美術監督)
ロバート・R・ベントン〔美術〕(装置)
衣装ベッツィ・コックス(衣装)
編集サミュエル・E・ビートリー
字幕翻訳清水俊二
スタントボブ・ヘロン(ノンクレジット)
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💬口コミ一覧

23.つい先日亡くなったフライシャー監督の作品を今まで観た事がなかったので、今更ながら鑑賞(そういえばチャールトン・ヘストン出演作も初体験。あ、「ボウリング・フォー・コロンバイン」は除いて、だけど)。冒頭の、今観ると全然未来っぽくないテレビを見て、低予算B級SF映画なのかな?と思ったのだけれども、観ている内に何だかグイグイ引き込まれてしまった。何つーか、独特の空気感、重さ、暗さ、生々しさがあったなー。民衆の暴動シーンのホコリっぽさとか人の命が非常に軽く扱われている世相とか良く描かれてたと思うし、C・ヘストン演じる主人公の刑事が夜の街を走り回るシーンとか、迫力あった。あと冒頭の、ちょっとザ・バンドっぽい曲とラストのクラシックの曲の使い方とか、あーそれに健全に不健全(?)なお色気シーンも良いねえ。オチを前もって知ってて観ても十分面白かったけど、これ公開当時予備知識なしで劇場で観たらインパクト凄かったろうなー。
ぐるぐるさん [DVD(字幕)] 9点(2006-03-31 19:04:47)
👍 1
22.ネタバレ チャールトン・ヘストンさんが身勝手なんだけど、とても魅力的。
カッコよさに惹かれ観続けるうちに、じわじわと怖さが染みてきた。
この作品の見せ場は、ショベルカーですくわれ、ダンプカーに積まれる人間達。
今ならさしずめCGなのでしょうが、そこは実写のもつ力(ちから)。
悲惨なさまには圧倒されました。
それから、男性ならばあのような”家具”のあるお家が羨ましいのでは?とも思いました。
だって007映画と見間違えましたよ、一瞬ですけれど(笑)
リー・テイラー・ヤングさん、キュートで可愛い♪家具にはもったいない。
たんぽぽさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-11-14 22:50:27)
21.ネタバレ 30年以上も前の作品ながら意外と古びてない内容が良かったです。美しい女性を「家具」と呼び、調べる人を「辞書」と呼んで不必要なら処分。考えてみれば結構感慨深い作品ですね(;^_^A) タイトルの「ソイレント・グリーン」は栄養食材で原料は・・・!! 思わず肉まんにダンボール入れる事件あったのを思い出しちゃいました・・・口に入ってしまうと分からないものなんでしょうか(><)
うさぎ大福さん [DVD(字幕)] 6点(2007-07-22 19:59:07)
20.今観るとオチとかストーリーとか古いと思います。特にストーリーは途中までは普通の刑事ものと変わらないので、しかもダラダラしてるしで、ちょっとダレましたが、暴動が起こるあたりから後半にいくにしたがって、この世界の深刻な状況や終末観がジワジワと観てる俺の心に浸透してきまして、それがラストのなんともいえないやるせない感覚となりまして。オチが読めても、この感覚は結構くるものがあります。それにこの映画では極端に描かれてますが、現実世界も広がる格差社会、崩壊がはじまってる食文化など、この映画を笑ってしまっていーものか。正直、怖いです。それでも、おもしろさは中間くらいでした。世界があまりにも極端すぎて、この映画への入り込み度が薄かったからかも。
なにわ君さん [DVD(字幕)] 5点(2007-09-13 01:23:01)
19.ネタバレ わかってはいるんです。1973年に作られた作品なんだから・・・でもやはり今見ると悲しい位に古臭い作品です。この作品は2022年を舞台に作られておきながら、例えば、テレビのチャンネルがダイヤル式だったり、TVゲームがインベーダーゲーム以下だったり、走る車が当時の物だったり、目茶苦茶リアリティーに欠ける。
しかし、ソイレント・グリーンの原材料が○○だったなんて!原材料隠しの偽装問題だけは未来を予測していたようだ。
みんてんさん [DVD(字幕)] 5点(2007-12-19 17:15:35)
18.中学生ぐらいのときに初めて観ましたが、E・G・ロビンソンが安楽死するときの全周スクリーンに美しい風景が映される場面で、大阪万博で観たどっかのパビリオンの映画みたいだと思ったことを鮮烈に覚えています。この映画の時代設定は西暦2023年ですが、E・G・ロビンソンが演じるソルは、実は自分とほぼ同年代の生まれであることに再見して気がつきました。ちょっとブルーな気分です。彼はこの後すぐに亡くなりますが、この映画が101本目の出演作でした。101本も映画に出演する俳優は今後でてくるのでしょうか。映画の出来は落ちの強烈さの割にはグダグダなのですが、未来予測としては地球の気候が暑くなっているということだけは的中しています。現在は地球温暖化が深刻な問題ですが、70年代当時は逆に氷河期が来て人類が滅亡すると予想する学者が多かったのですよ。
S&Sさん [映画館(字幕)] 6点(2009-06-04 22:21:22)
👍 1
17.ネタバレ 当時のSF映画のフトコロ事情ならば致し方ないのかもしれませんが、もう少し世界観の広さが欲しかった。世界観が、実に閉塞的で箱庭的。

面白い作品だけに、惜しい。

蛇足ですが、鑑賞後に主人公たちの食事シーンを思い出し、やたら空腹を感じたのは私だけでしょうか?

そして蛇足・2。劇中、ソイレント・グリーンの配給日に「GREEN DAY」と貼ってありましたが…アレって、某バンド名と一緒ですねぇ…偶然ですか? ちょっとウケた。
aksweetさん [DVD(字幕)] 6点(2010-05-10 03:21:29)
16.時代を考えれば変に近未来の舞台を作るより何もしないほうが結果として良かったのかもしれないが、それにしたって当時じゃ「何もしない」ってのはなかなかの決断だったはず。それともお金が無かったのか。いや、フライシャーはわかってたんだ。背景は映画の側面的なものでしかないということを。そのぶん想像を絶する慢性的食糧難という未来社会がいやというほど映し出されて未来を強調する。その世界の中で俳優たちは現代劇となんら変わらぬ演技をする。妙にリアルで妙にうそ臭い。このうそ臭いリアルに不気味さがあり、またこれが映画なのだという喜びがある。なんともやるせないエンディングが70年代前半独特の後味でどこか懐かしい。と思うのは限られた世代だけですね。
R&Aさん [DVD(字幕)] 7点(2010-09-16 10:12:14)
15.ネタバレ 食料が潤う当時の先進国に対する痛烈な皮肉と将来への警鐘というメッセージを大いに感じました。
しかし、肝心の中身は退屈。
オッサン世代が食料が豊富だった時代を知らないということは、食糧難に陥って相当経っているはずですが、それほどの切迫感が描写されていませんでした。
随分前の作品なので仕方ないかもしれませんが、当時の町並みに「食糧がない」という設定だけを取って付けたような感じでした。
作品に華がないと思ったのか、これまた取って付けたような「家具」・・・この存在意義がよくわかりません。
また、これを鑑賞したのは「大どんでん返し映画22作品」で発表されていたからですが、サプライズはそれほどなく、正直言って「小どんでん返し」でした。
酷評並べましたが、最初に書いたメッセージを感じたので、かろうじてこの点数。
午の若丸さん [DVD(字幕)] 4点(2010-11-12 17:32:16)
14.ネタバレ 劇映画らしからぬドキュメンタリチックな出だし。これを作った人は、フィクションを超えて、オーディエンスに訴えたかったのではないかと思わせる。
近未来(当時からすれば、結構な未来か?)に、温室効果で地球が熱くなりすぎて、自然の恵みが失われるって、慧眼である。っていうか、その時代から温暖化判ってたなら、何か手が打てなかったのか?とも、今見ると思ってしまう。
そして人口の爆発的増加で、食糧難。極度の貧富の差で、人間の価値がおかしくなっている時代。実際には人口は爆発してないけど、富の偏りで、世界はおかしなことになっているのは間違いない。部屋に家具として女性が付いていたり、紙が貴重で本がなくなり、情報のスペシャリストを「本」と呼ぶのも、人を機能で評価しているという、人の価値が落ちた事を表す凄い発想だと思う。また、人を掬ってかき集めるブルトーザーは、人のゴミ化を印象づける凄いカットだった。
貧困が、倫理を失わせるのは、当時から判っていただろうけど、この刑事の、現場の品物をくすねまくる様を見ていると、貧富の差は罪悪だとさえ感じさせる。
人肉原料の新食品は、ショッキングではあるが、本当の罪悪は、安楽死-食品化のしくみを、一企業が秘密裏に行なっている、という事だと思う。
……公然とやっても問題か。
映画としては、この絶望的な社会の描写と主人公刑事の腐りっぷりがクドく、ソイレントグリーンの核心に迫る前に、嫌になっちゃうキライは否めない。また、仕事熱心って事なんだろうけど、この腐れ刑事がこの事件だけに執着しているのが、すんなり納得しづらい。古い映画の、物質的な未来描写がショボイなんていうのは、指摘するだけヤボというものだが、この映画は、そんな所は全く気にならない、関係ないと思わせる力はある。
【2011.7.25追記】実際に人肉カプセル事件が中国-韓国で起こるとは!世の中、思っていたより恐ろしいなぁ。
Tolbieさん [DVD(字幕)] 5点(2011-07-11 14:48:19)
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13.ネタバレ 近未来SFモノ 人口増加・自然破壊・食糧難など当時としては相当ショッキングな内容だったでしょう  2022年の設定ですが、現在(2012年)の観点から観てもなかなか鋭い視点で描かれていますね   暴動鎮圧部隊が人をショベルカーですくって排除する場面など結構スゴイ  70年代の映画らしくかなりはしょった展開が、若干置いてけぼり感あり(苦笑)だけど コンパクトにまとまった良作だとオモイマス
Kanameさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-09-09 08:32:13)
12.その昔、トータル・リコールという映画があって、曲がりなりにも秘密諜報員の活躍を描くのに、なんで主演がシュワやねん(顔が作り物っぽいので特撮に使いやすい、ってのはあったかも)、と思っちゃう訳ですが、この映画の主人公をC・ヘストンが(それも『黒い罠』なんかのヘストンではなく、あくまでマッチョなヘストンが)演じてるのに通じるものがありますね。殺人事件の捜査から、やがて巨大企業の真相に迫る刑事の役だけど、ヒーローどころか、見るからに労働者風で、何とも頼りない。そんなこともあって、超絶的に地味なSF作品に仕上がってるんですけれども、その一事が万事、洗練されていないところが、まさに本作の持ち味。実際、このキタナらしさ、閉塞感、人間だけが有り余っている世界観。未来を言い当てる可能性がもっとも高いSF作品のようにも思えます。そして、真相を暴く事が必ずしも幸せではないこと、何も解決する訳ではないこと。もはやすでに、すべてにおいて取り返しがつかず、すべてが狂ってしまっているのだから。という絶望感。とは言え、まあ、やっぱり地味な作品なんですけれども(笑)、
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-11-12 17:42:36)
👍 1
11.ネタバレ 人が増えて食糧難なので安楽死して食料になる。まぁ人道的には許されないけど昨今の介護疲れを考えると一つの手立てでもある。残念ながら(いや幸い)日本はまだ食糧難には陥ってないのでこんなことありえないけどね。リーテイラーがお麗しゅうございました。
悲喜こもごもさん [DVD(字幕)] 5点(2013-08-06 00:16:03)
10.ネタバレ 某ベンチャー企業が試作製造中のソイレントという完全栄養食の存在や、
沙村広明の漫画にネタとして登場するのを見て、これはSFの教養として必見なのでは?と思い鑑賞。
CGの無い時代に制作されたものであり、特撮もそれほど使われてはいませんが、
ディストピア未来の世界観を巧みに表現していると感じました。
原作とやや違いがあるようですが、原作未読でも楽しめました。
設定がいくつかあるようですが、見ていれば分かるようなものが殆どで、
必要であればレビューサイトを見れば分かるでしょう。
公営安楽死施設は、おそらく木城ゆきとの銃夢に登場するエンドジョイに影響を与えているのではないでしょうか。
エンディングがやや香港映画のような尻切れ感がありますが、クライマックスではちゃんと刑事物の側面として落ちているので、鑑賞後の余韻は十分ありました。
SF好き、また、SF教養が欲しい方は見て損は無いと思います。
よこやまゆうきさん [インターネット(字幕)] 8点(2015-01-26 11:57:24)
9.ネタバレ 子供の頃テレビ放送で観て以来三十数年ぶりの鑑賞。ソル爺さんの食事シーンが凄く好きになりました。僕の知人が過去に食品製造関係の仕事をしていて、その人は飲み会などの付き合い以外、決して外食をしない人でしたし、コンビニやスパーの惣菜さえ利用せず、完全な自炊生活にこだわっていました。過去の職場で目にしてきた物がよほど強烈だったろうことが、詳しい話を聞かなくても分かる徹底したこだわりでした。今や、完全手料理にこだわっても、元々の野菜や肉の品質にさえ大きな「?」がつきまとう時代ですから、もうこの映画はほとんど今の時代を言い当てていると言えると僕は感じました。昔観ていたので、社会背景もオチも知っていましたが、今回観てみてホームというものの存在があまり示されず、わりと目隠し状態で展開されていたのだなぁと思いました。この社会背景が強烈に印象着いちゃうとオチは簡単に予想できそうですもんね。ところで、今回この映画を観終わって一番思ったのは「もしタルコフスキーがこの物語を撮ったら、どんなものになっただろう?」という強い興味でした。
だみおさん [DVD(字幕)] 6点(2015-02-14 12:33:44)
8.必要なだけ作り、必要なだけ食べる。もし余れば食べれない人に回す。地球の未来のために我々が考えなければならないのは、金儲けではなく、こういうことなんじゃないかな。
マー君さん [DVD(字幕)] 5点(2015-04-25 11:22:16)
7.ネタバレ 人口爆発による荒廃しきった2022年のニューヨークを舞台にした不気味な現実味を感じるSF作品。
「田園」と共に流れる曾ては確かに存在した地球の風景を見ながら安楽死するソル。
ソーン刑事はその美しさとソルとの別れに涙しました。
私はその撮影シーン数週間後に他界したというエドワード・G・ロビンソンのキャリア最後の姿に涙しました。
共生が置き去りにされた発展の末路を見せられた傑作です。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 9点(2018-04-22 01:10:08)
6.何か、未来の話だと言ってる割には未来感が全然ないし、登場人物の行動様式が制作時代そのまんまなんですよね。また、かといって終末感や絶望感が漂っているわけではなく、主人公はただうろうろしているだけ。何がしたかったのか、よく分かりません。
Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2018-07-21 20:14:33)
5.未来感の無い未来。この時代の退廃した絶望感の表現だろうか。
気持ち良い作品ではなく、個人的には盛り上がりも難しい。
simpleさん [CS・衛星(字幕)] 3点(2019-06-15 10:51:46)
4.1970年代から「地球温暖化」なんていう概念があったことに驚き。「安楽死」もかなり現実味があります。その意味では、けっこう今日(2022年)を言い当てている気がします。
オチを最後まで言わないのはずいぶんまどろっこしいし、主人公がいきなり捜査先の女とデキてしまうのも意味がわかりません。しかし要するに、アメリカ版「姥捨て山」ということで。
それからもう1つ、国家独占資本主義的な社会の描き方が面白い。「ソイレント・グリーン」を提供しているのは国家ではなく、あくまでも巨大民間企業です。マルクスはこういう社会の後に共産主義革命が起こると予言したわけですが、現実の2022年以降はさてどうなるでしょう。
眉山さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2019-06-23 04:01:36)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 43人
平均点数 6.60点
000.00%
100.00%
200.00%
324.65%
424.65%
5716.28%
6818.60%
71125.58%
8716.28%
9613.95%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 6.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review2人
4 音楽評価 7.00点 Review3人
5 感泣評価 4.00点 Review1人

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