映画『チリンの鈴』の口コミ・レビュー

チリンの鈴

[チリンノスズ]
1978年上映時間:46分
平均点:8.00 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
公開開始日(1978-03-11)
ドラマアニメ動物もの小説の映画化
新規登録(2020-06-13)【せんべい】さん
タイトル情報更新(2025-06-26)【イニシャルK】さん
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演出波多正美
松島みのりチリン(子供時代)
神谷明チリン(青年時代)
加藤精三ウォー
中西妙子チリンの母
高木均語り
原作やなせたかし「チリンの鈴」
音楽いずみたく
作詞やなせたかし「チリンの鈴」
作曲いずみたく「チリンの鈴」
撮影八巻磐
製作辻信太郎
サンリオ
配給日本ヘラルド
美術阿部行夫
編集古川雅士
録音林昌平(音響)
あらすじ
 一つ一つのことが驚きと魅力に満ち溢れて幸せ一杯!…そんな子羊チリンの生活は、オオカミのウォーに、母親の命を奪われたことで一変する。「弱くてコソコソしている羊なんかより、強いオオカミのほうがずっと格好いいい。僕はオオカミになりたい」と、チリンはウォーに弟子入りするのだった…。  やなせたかし作の絵本「チリンのすず」を、サンリオがアニメ化。「強さ」とは何かを静かに問いかける名作。
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💬口コミ一覧(6点検索) [全部]

1.ネタバレ 弱肉強食の自然の摂理のなかでオオカミに母親を殺された子羊がその復讐を果たすまでのお話。前半はディズニーの「バンビ」、後半は梶原一騎の「タイガーマスク」って感じです。かなり奇妙な物語で、しかも救いのないバッドエンド。それをサンリオとやなせたかしが作ってる。これは、やはり敗戦国ならではの物語だと感じます。タイガーマスクであれ、あしたのジョーであれ、銀河鉄道999の鉄郎であれ、戦後日本の漫画の多くは、悲しい境遇を背負った主人公が復讐することの虚しさと悲しさに気づく戦中世代の物語ですよね。
1978年に発表された作品ですが、これは本来なら敗戦直後の1940〜50年代に親兄弟を亡くした子供たちに伝えるべき内容。広島や長崎にかぎらず、東京をはじめとする都市部には、そのような子供がたくさんいたのだから。
もちろん個人によって事情は違うけど、基本的に1970年代の子供たちは戦時中の復讐心などもってなかったし、いまいちピンと来てなかった可能性のほうが高い。まあ、戦中世代の人々が復讐することの虚しさを実感したのは、敗戦から数十年たった後だったのでしょう。
ただし、これは個人の物語であるのみならず国家の物語と解釈することもできます。第一次大戦の復讐を果たそうとしたドイツは、ふたたび第二次大戦でも敗北してる。近代以降の戦争で負けを知らずに対米戦で敗北した日本も、米国に復讐するのは現実的に不可能でした。国家的な復讐も不毛であって、むしろ復讐心を捨てたことで得るもののほうが大きい。ロシアや中国や韓国も、間接的には日本への復讐を果たしたけれど、そこから得たものはほとんどなく、むしろ米国への復讐心を捨てた日本のほうが、かえって得たものは大きかったというべきです。
一方、イスラエルは、本来ならキリスト教世界へ向けるべき復讐心をイスラム世界に転嫁してるわけですが、かえって自分の首を絞めてるだけです。アラブ諸国もイスラエルへの復讐を果たすのは不可能だと思います。
まいかさん [地上波(邦画)] 6点(2025-06-25 20:09:30)《新規》
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 8.00点
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200.00%
300.00%
400.00%
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6150.00%
700.00%
800.00%
900.00%
10150.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 10.00点 Review1人

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