映画『家族ゲーム』の口コミ・レビュー(6ページ目)

家族ゲーム

[カゾクゲーム]
1983年上映時間:106分
平均点:7.33 / 10(Review 132人) (点数分布表示)
公開開始日(1983-06-04)
ドラマコメディファミリー青春もの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2025-01-12)【イニシャルK】さん
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監督森田芳光
助監督金子修介
キャスト松田優作(男優)吉本勝
伊丹十三(男優)沼田孝助
由紀さおり(女優)沼田千賀子
宮川一朗太(男優)沼田茂之
松金よね子(女優)茂之の担任・英語
鶴田忍(男優)慎一の担任・英語
加藤善博(男優)茂之の担任・体育
伊藤克信(男優)茂之の担任・国語
清水健太郎(男優)若い先生
前川麻子(女優)田上由利子
戸川純(女優)近所の奥さん
白川和子(女優)美栄子の母
阿木燿子(女優)吉本の恋人
金子修介(男優)クボタ書店の店員
脚本森田芳光
撮影前田米造
猪本雅三(撮影助手)
製作佐々木史朗〔製作・1939年生〕
ATG
企画山田耕大
多賀祥介
配給ATG
美術中澤克巳
編集川島章正
録音小野寺修
照明矢部一男
その他IMAGICA(現像)
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💬口コミ一覧

32.ホーム・ドラマの皮をかぶったとんでもシュールなサクセスストーリー。
とにかく松田優作がいい味出してる。あんな家庭教師がいたらそりゃ勉強しますよ。

今でこそあんなですが、若かりし頃の森田芳光の「熱」を感じさせる映画でした。
せかいのこどもさん [DVD(邦画)] 7点(2010-12-12 10:46:29)
31.オープニングから奇妙な雰囲気で、その中で行われるやりとりだからこそおかしみがあって良いものになっている。こういう邦画は好きです。非常に印象に残る作品。
さわきさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-01-02 03:01:49)
30.ネタバレ この映画はBGMが無い。無いけど有る。過剰なまでに取り入れられた効果音こそはまさにBGM、いやBGM以上に訴えかけてくるもの。肝心のセリフの方はむしろ、ボソボソと聴き取りにくく語られ、例えば食事中の食器の音など、挿入される効果音の方が鮮明に響いてくる。コミュニケーションの欠落、空虚さ(これに比べりゃ、“食卓の横並びの構図”なんて、はっきり言ってどうでもよい。茶番じみている)。メチャメチャな家庭教師がメチャメチャやって、でも何故か物事うまくいってしまい(成績向上・志望校?合格)、でもでもそのメチャメチャはさらに暴走、その挙句、「チャブ台返し」にて騒動は終焉する。家庭教師が巻き起こした嵐の後、残された家族はボー然と後片付けをするシーン、それまでバラバラだった家族が初めて一体化したような、しかしそれは全く一時的かつ表面的なものに過ぎないような。そして再び舞い戻る、弛緩した日常。………という、力作なんですけれども。うーんゴメン、やっぱりつまらん。長廻しの力演も、工夫を凝らされたカメラも、確かにスゴイとは思いますけど、何だかそれが、表に立ち過ぎているとでも言いますかね。“詩情”というオブラートで包み切ることのできなかった、そのクドさ。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2011-06-08 23:52:48)
29.行動心理や動機がつかみづらい映画は苦手なんですけど、これはなぜか楽しめましたね。なんででしょう?こういう子供は実際結構いると思います。周りが気付いていないだけで。生徒の答案をまるめて校舎の外に捨てて笑いをとるところに時代を感じました。個人情報の保護責任がやたら厳しい今の時代には、考えられないですね。
たきたてさん [DVD(邦画)] 6点(2011-07-06 21:11:24)
28.80年代の学校や家庭で浮き彫りにされていた問題点を、
風変わりな家庭教師を通して描いた風刺コメディー映画。
ストーリーはほとんど無いに等しいのだが、当時の何となく殺伐としたシラけた雰囲気を、
役者陣の飄々とした演技、独特の間、シニカルタッチの演出などでうまく表現している。
家庭教師役の松田優作は朴訥なキャラがハマったのか、本作で役者としての新境地を開いたが、
個人的には父親役の伊丹十三が良かった。今の若い人が観ても通じるんだろうか?
MAHITOさん [ビデオ(邦画)] 6点(2011-09-18 06:10:28)
27.ネタバレ 奇妙な映画だった。物語の最初から変である。テーブルに横一列に並んで食事、大事な会話は車の中で・・・。
おそろらくは家族の絆というものをテーマにしたのだろう、それが受験によってもろく崩れていく。そういった受験戦争の無意味さを皮肉った映画なのかもしれない。
人間の価値は、むろん学歴や学校の成績で決まるものではないし、それは誰もが知っている。しかし、受験戦争を仕方がないと追随してあきらめる者が、何と多いことだろう。
松田優作演ずる家庭教師は決して有能なわけではない。そばについて図鑑を見ているだけだし、茂之君にちょっとした刺激を与えただけだろう。それを志望校に合格したからと言ってお祝いし、茂之君の兄には学校に最近行っていないと父親は非難する。
ついに家庭教師は頭に来たのだろう、最後の食卓をひっくり返しめちゃめちゃにした。
この場面だけが本当に痛快である。後始末を家族全員でやっていたので、変化が見られるのかと思ったら、ラストはまったくの無気力、ますますおかしな家族になってしまった。
ESPERANZAさん [映画館(邦画)] 6点(2011-09-26 06:19:44)
26.ネタバレ 唯一無二の雰囲気を纏った良質コメディ映画。独特なカメラワークもセンスに溢れている。
ラストの食卓シーンはゲラゲラ笑ってしまった。
eurekaさん [DVD(邦画)] 9点(2011-11-03 21:10:24)
25.ネタバレ それぞれのカットが写真の様で見ていて飽きない。その意図を素直に心地良く考えながら見れ楽しい!それはセリフや各出演者の動きにも溢れでている。話し声が聞こえなかったり、レコードを流しているのにBGMが入らなかったりー。戸川純がトイレットペーパーを持っているのは往年のウォシュレットトイレCMへの裏返しなのだろーかー…とか。今回見て、ラストにどの様な意図があるのか考え、ネットで検索して様々な考えに接しれて楽しかった。黙祷。「キミを吸ってるじゃないか。いつも。」
reitengoさん [CS・衛星(邦画)] 9点(2011-12-26 17:00:54)
👍 1
24.大昔に観た時は松田優作が好きでした。今回は伊丹十三にハマりました。「チュウチュウ出来ないじゃないか」のシーン最高です。「あなたから言ってやってくださいな」「おまえねえ、俺が深入りすると、バット殺人が起こるんだよ」映画が終わった後、このシーンをもう一度巻き戻して笑いました。ハングルラジオのシーン、西日本ならアルアルネタなのですが、関東で起こり得るのでしょうか笑 あと大人になってしまったのか当時32-3?の由紀さおりがカワイイと思いました。
kocyanさん [CS・衛星(邦画)] 10点(2011-12-28 11:28:35)
👍 3
23.あえて焦点を絞りきらない作品という気がした。何か滑稽でいながら不気味なものが描かれているんだけど、それがはっきりしない曖昧なままくっきりと(!)提示されてる感じ。くっきりと提示された曖昧さ、ってつまり「夕暮れを完全に把握しました」っていうようなこと。曖昧さは周囲に充満しているんだけど、それを焦点を絞らないまま明晰に描ききった労作。それは思春期の曖昧さでもあり、家族というものの曖昧さでもある。映画は登場人物の人物像を結ばない。いわゆる「人間が描けてる映画」にはしていない。登場人物は人と関わることでのみ描かれ、ぼそぼそとした会話と行動だけが手掛かりだ。その会話を含むリズム感が抜群で、二度目に殴られても鼻血が出ないあたり、先生のガールフレンド美人ですか? と尋ねられてゆっくりハンカチを取り出すあたり、おかしい。これを最初に観た当時は想像することも出来ないことだったが、ラストのヘリコプターの音、サリンを撒いてるオウム真理教を今回はふと思った。カーラジオで事件が起こってないか確かめたり、そういうことにつながってもおかしくないような不穏の気配は、曖昧な夕暮れのようにひしひしと迫っていたのだ。それにしても監督が亡くなっても、もう夭折と言われないだけの時がたってしまっていたのだなあ。その間に松田優作の若死、伊丹十三の自殺、と不幸もあった。戸川純より健全そうだった妹さんの自殺もあった。ちょっとだけ顔見せた清水健太郎の逮捕は何度もあったなあ。
なんのかんのさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-01-14 10:06:55)
👍 1
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22.ネタバレ シュールで不思議な魅力を持った映画で好きです。

この時代の受験戦争、受験生を抱えた家族がよく描かれていると思います。
横並びの食卓なんか家族間の希薄さ伝わって、家族のようなもの(家族ゲーム)に思えた。
終盤、家庭教師がその食卓で暴れた後、皆揃って料理の残骸を片付けるとこに一瞬、本当の家族に一歩近づいたように見えた。

あと意味ありそうでない?生活音が繰り返されるに、何か引き込まれちゃいました。

そして初めて観た時は、しっかり母親役に見えた由紀さおりさんが、今観ると妙に艶っぽくて結構自分の守備範囲に入る女性に見えて時が経ったんだなぁ~と。

更に、この映画観た時から目玉焼きは半熟が好みになった私であります。

ぐうたらパパさん [DVD(邦画)] 9点(2012-01-22 04:59:57)
😂 1
21.いろいろ趣向を凝らしているようですが、散漫だし安っぽい。それに映像も汚らしい。おそらく制作者の意図は「意味ありげ」に見せることだけで、実はあまり深く考えていないような気がします。いろいろ勝手に解釈されたり、誰かが社会性だの時代性だのと絡めて評論してくれたらラッキー、という感じ。主演が松田優作じゃなかったら、単に「思わせぶりで中身のない映画」として一笑に付されていたのではないでしょうか。だいたい森田作品は、面白かったためしなし。この作品もその一つ。
眉山さん [地上波(邦画)] 2点(2012-01-23 03:00:50)
20.賛否別れる作品でしょうね。当時はすごく話題になりました。個性派の森田監督、アングルや音にフォーカスを当てやや実験的な映画でも有りました。でも、松田優作さんがこの役を演じられていなかったら評価はどうだったかなって印象です。由紀さおりさんは良かった。個人的には長渕剛さんと松田洋二さんのドラマ版の方が面白かった。「殿村くぅ~ん、一緒に学校へ参りましょう♪
movie海馬さん [地上波(邦画)] 5点(2012-07-19 01:41:44)
19.ネタバレ 森田監督と松田優作だから出来た傑作ですね。
あ、もちろん伊丹さん、由紀さん、宮川さんの好演もあってこそですが。
生活音だけのBGMや横並びの食卓、笑ってもいいのかな?ってゆーギリギリのコメディ感、そしてあまりにも有名な食卓での大立ち回り!すべてがうまく機能してこの作品を名作にまで昇華させました。
この手腕は相当スゴイ!
もう30年も経つんですね、家族の有り様ってのも変わってきましたが、この作品をコメディとして笑えなくならないようにしたいものですね。
ろにまささん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-03-14 10:14:38)
18.ネタバレ 横並びの食卓、今見ても斬新!終盤の食卓ひっくり返しは唖然としちゃいました。ストーリーうんぬんよりも、映像と音がおもしろかったです。
kanekoさん [DVD(邦画)] 6点(2013-05-09 18:13:54)
17.最近の同名ドラマを観ていたので、そういう内容かと思いましたが全然違うのですね。こっちのほうが断然良いです。息子たちに何も言えない両親と自分では何にもしない息子たちに吉本同様に腹が立ちました。シリアスなのにコメディっぽい。面白かったです。
ぽじっこさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-05-25 18:24:36)
16.ネタバレ 不安を楽しんでいた時代ということをあとで思うだろうなとその時代のなかで先取りさせた不思議な不安な映画。伊丹十三と松田優作が奇妙な味を印象づけている(まさか早世の予兆でもあるまいが)。
ひと3さん [映画館(邦画)] 10点(2014-02-03 09:01:02)
15.ネタバレ 怪作ですね。伊丹十三と松田優作の距離感のキワドさに笑い、家庭教師吉本と茂之の会話の間に笑い…。ここ笑いどころですよ!というこれみよがしなギャグはほとんどなくて、むしろギャグでもなんでもないシーンでずーっとニヤけさせられるような、不思議なコメディです。家族が向き合うことのない食卓の歪な存在感が象徴するように、本作はとにかく歪んでいます。弟が勉強を頑張るように慣れば兄が怠けだし、子供部屋に行くのにエレベーターを使ったり、その場所では音楽が流れているシーンでも映画上では音楽を流さなかったり、ニヤけた息子が母親に生理のことを質問しだしたり、伊丹十三の玉子焼きチューチュー…気持ち悪い!すべてをぶち壊すラストの7分間長回しは圧巻の一言。いつ松田優作が壊れ始めるのか、兄弟が便乗し始めるのかは繰り返し見なおさないとわからない。両親が3人の壊れた行動を無視しているからそういう「テイ」なのかと思ったら「さっきからなにしてるんだお前!」って、そりゃないよ!この家族壊れすぎ!母親は茂之の将来を案じる一方で若いうちに子供を産んでしまったことを後悔しているし、父親は「金属バット殺人が起こるから」という理由で子どもの教育に介入しないし、吉本は金を貰うためだけに茂之に勉強を教えていて、茂之はいじめてくる幼馴染への嫌がらせ目的で勉強している。まさに偽りの家族。家族ゲームに興じているだけだったんですねえ。これを見破って歪な食卓返しをした吉本は流石。…そういえば、レーザーディスクに付属されていた解説文では松田優作の無表情とバスター・キートンの無表情を重ねあわせる一文があったけど、それはいくらなんでも考え過ぎでは?
カニばさみさん [レーザーディスク(邦画)] 10点(2015-06-10 19:56:23)
👍 1
14.シュールで、でもちょっと可笑しい。当時、流行となった「家族ゲーム」。
音楽が無くて、何となく不思議な感じが続いて終わる。面白い作品だと思う。でももう別にいいか、とも思わせる。
simpleさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-03-11 23:14:15)
13.日本の家族の虚構性をシュールに描いたコメディといった寸評をどこかで見たような気がしますが、確かに一体感の無い横並びの食卓とか受験によって変っていく家族の描写は非現実的です。人間のストレスは周囲との優劣という相対的な関係に強く影響されるように思いますが、兄と弟の評価が逆転していく様子をもっと丁寧に描いてほしかったです。全編せわしない飲食音が効果音になっているようでちょっと鬱陶しいですが、その後に続くバブル時代の虚栄の始まりの雰囲気が伝わってくる映画でした。
ProPaceさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-03-12 01:41:23)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 132人
平均点数 7.33点
000.00%
100.00%
221.52%
321.52%
475.30%
5107.58%
61410.61%
73123.48%
83123.48%
91914.39%
101612.12%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.25点 Review4人
2 ストーリー評価 7.85点 Review7人
3 鑑賞後の後味 8.14点 Review7人
4 音楽評価 4.40点 Review5人
5 感泣評価 6.66点 Review3人

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