映画『銀河鉄道の夜(1985)』の口コミ・レビュー(2ページ目)

銀河鉄道の夜(1985)

[ギンガテツドウノヨル]
1985年上映時間:107分
平均点:7.52 / 10(Review 101人) (点数分布表示)
公開開始日(1985-07-13)
ファンタジーアニメ動物もの小説の映画化漫画の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-09-15)【Olias】さん
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監督杉井ギサブロー
前田庸生(アニメーション監督)
田中真弓ジョバンニ
坂本千夏カムパネルラ
金田龍之介学者/先生
常田富士男灯台守
渕崎ゆり子ただし
菊池英博青年
堀絢子ザネリ
一城みゆ希マルソ
納谷悟朗カムパネルラの父
大塚周夫鳥捕り
槐柳二雑貨屋の主人
青野武無線技師
仁内建之
原作宮沢賢治「銀河鉄道の夜」
ますむらひろし(原案)
脚本別役実
音楽細野晴臣
製作朝日新聞社
テレビ朝日
日本ヘラルド
プロデューサー原正人
制作シャフト(制作協力)
配給日本ヘラルド
作画江口摩吏介(キャラクターデザイン/作画監督)
名倉靖博(原画)
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💬口コミ一覧

81.哲学的思索にふけり、美しい映像を堪能し、宮沢賢治の浪漫に浸る。細野晴臣の不安げな音楽と、ますむらひろしの独特な解釈が融合し現実が遠く離れていく。あとはもう最高のプラネタリウムに酔いしれるべし。もう、何もいらない。
うべばんぼーさん 10点(2002-01-06 23:10:19)
👍 1
80.ネタバレ タイタニック号(細部は違うけど)から乗船してきたメンツ以外みんな猫になってしまったファンタジー。

ますむらひろしの可愛らしく躍動的なイメージの絵、細野晴臣の幻想的な音楽。

ストーリーは原作に沿っているが、あの宇宙空間に飲み込まれるような美しさ、絶望感、終盤の“別れ際”は或る意味原作以上のものがあるかも。この辺は映像で味わえる映画ならでは。
つうか船の件で乗ってきた女の子がスゲエ可愛い。

カンパネルラ~!
すかあふえいすさん [DVD(邦画)] 9点(2014-12-18 19:27:07)
79.猫にしたのが当時は賛否両論だった。子ども向けに迎合してる、って意見があったけど、猫にしたことによって無表情が自然になってる、と私は断然「賛」だった。人間だと無表情は中間的表情というより陰気なイメージになってしまうが、猫だとほんとにニュートラルな表情となり、それが少年の純な心にピッタリする。そして賢治の世界にふさわしい。原作のイメージが素晴らしいんだけど、映画もそれを膨らませている。丘へ上る道が銀河につながっていくところ。静かに繰り返されるレールのガタンガタンのリズム。冒頭を初め、全編を通して振り子のイメージが貫いている。待合い所のメトロノーム、新世界交響楽の駅にも大振り子。ときどき流れ過ぎる輝く正四面体がちょっとつまらないのと、リンゴの皮を剥くとどんどん蒸発していく原作のイメージがなかったのは残念。ジョバンニが自分だけ違う切符を持っているあたりから忍び寄ってくる不安、「どこまでも一緒だよね」と何度も確認するあたりから、もう泣けてしまう。ジョバンニには妹を失った賢治がいるし、カムパネルラには、貧しい農民になれない地主の息子の後ろめたさを抱いている賢治がいる。そういったもろもろを静かな暗さの中で反芻していた賢治は、本当にいいなとあらためて思う。永訣の夜としての銀河鉄道。
なんのかんのさん [CS・衛星(邦画)] 9点(2012-08-22 10:04:56)
👍 1
78.決して子供たちに擦り寄らない大人たちが子供たちのために創った傑作だと思います。
正直初見の11歳の頃は、なーんもわかりませんでしたが、作品の持つ本気度は感じたものです。だからこそ大人になって観返そうと思ったし、当時わからないながらも観ててよかったと断言できます。これからの子供たちにも観て欲しい作品です。
ろにまささん [CS・衛星(邦画)] 9点(2011-12-12 22:29:49)
77.小学校の時、先生に3回くらい見させられました。当時からこの映画が大好きでした。始終暗くて、哀しい悲しい物語をたくさん乗せた列車の雰囲気が重々しいんだけど、なんだか放っておけないような‥不安で仕方がないんだけど、最後まで見届けなくなる。カムパネルラの悲しさ、ジョバンニの悲しさがわかる気がする。最期の絶叫はやっぱり胸に迫る。あと、あの白い鳥はおいしそうだ!
この映画は大人になってから初見したかったな。でも先生が見せてくれなかったらこの映画の存在を知らなかったかも。感謝だなー。
まりんこさん [ビデオ(邦画)] 9点(2008-12-14 23:32:38)
76.う~ん日本アニメ最高。音楽も最高。
原作を読んだ事ないが、この世界観をアニメで作り出した
コトに感服するよ。小さい頃に劇場に観に行って
その時の記憶がスゴクキレイな映画とインプットされてて
最近、観直したが昔の記憶は正しかった。
それにしても80年代の劇場アニメは名作揃いだなぁ。
突っ込みさん [映画館(邦画)] 9点(2008-05-21 14:55:12)
75.ネタバレ  登場人物が猫という以外は、宮沢賢治の作品を忠実に再現してると思う。どこか哀しい雰囲気もたまらない。旅をしている気分になる。旅の終りが近づくにつれてのあの物悲しい気分である。その旅の終りが、最大の友との永遠の終りならなおさらだろう。音楽も秀逸である。
パオ吉さん [DVD(邦画)] 9点(2007-10-09 22:58:37)
74.中学生の時、親がレンタルしたのを何気なしに観て、それから返却の日までほぼ毎日観続けたのを覚えてますね。まず、音楽。これは素晴らしい。ほの明るい曲が流れたと思えば、不気味さをかもし出す「ドゥロロロロロ」なんていう音が場を盛り上げ、心臓がゾクゾクしました。絵も素敵ですし、ネコちゃんもかわいいです。ザネリがいい味出してますね……いいよザネリ。
南の二等星さん [ビデオ(邦画)] 9点(2007-08-23 02:48:57)
73.宮沢賢治の世界を見事に映像化した作品。原作は短編集で他の話も賢治の独特の世界観が漂う。特にこの話はまだ未完成だと聞く。たしかに原稿が無い旨、記載されている。それでも、これだけ幻想を心地よく味わえる作品も珍しい。主な登場人物を猫と描写したことがまた深みを与えている。挿入曲であるドヴォルザークの交響曲「新世界」家路が心に響く。小学校の下校の音楽に使われていたのでより感慨深い。当時、この曲を聴くと必ず、何ともいえない寂しい気持ちになり、早く帰らなきゃと何故かおしっこがしたくなるような感覚に襲われ焦った記憶がある。
カリプソさん [ビデオ(邦画)] 9点(2007-02-17 14:50:36)
72.レンタルビデオとか知らなかった幼い時に、TVで偶然みて、それから何度となくTVで見ている。不思議なときに現れ、放送していると必ず見てしまう。この世界に身を浸していたいと見ているとき思う。現実逃避に最適
サイレンさん [地上波(字幕)] 9点(2005-11-15 09:42:47)
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71.ちょうど宮澤賢治の原作を読んだ直後に観たのだが、これってものすごく原作に忠実に映像化してますね。台詞もほとんどそのまんま。確かに退屈きわまりない映画ですが、だからといってこれをもっと明るいタッチのアニメにするのもおかしい気もするし。僕も原作を読んだ時にそれぞれの場面で「絵」を想像したりしていたわけですが、この映画の「絵」には驚きの連続だった。プリオシン海岸やアルビレオ観測所がこの監督にはこのように映っていたんだなぁ。改めて原作のすごさを思い知らされました。また読もう。
とかげ12号さん [地上波(吹替)] 9点(2005-10-30 11:35:43)
70.別役実の脚色、細野晴臣の音楽、美術どれを取っても素晴らしい。なのに、なのに、なんでキャラクターがますむらひろしなんだぁーーーっ!宮沢賢治の世界を全てネコ漫画のイメージにしてしまった彼の罪は大きいと思う!!
denny-joさん 9点(2004-03-15 22:52:02)
69.ネコであることに少しの違和感も感じない幻想的な世界。それでいて、寂静とした死の影がつきまとう。まさにこの作品自体が「メメントモリ」。死を想え…。
FSSさん 9点(2003-10-20 12:53:49)
68.千と千尋は、この映画を一部ぱくっていませんか?心の中に、深く沈みこんでくる作品です。静謐で美しい。
山本さん 9点(2003-05-09 07:09:32)
67.幻想的な映画です。特に音楽は耳に引っかかりました。観れば観るほどハマってゆきました。カムパネルラが去ってしまってから、ジョバンニが大粒の涙をひとつ流すところが好きです。
りんりんさん 9点(2002-12-09 16:12:05)
66. 最後にミルク抱えてはしるシーンがすきだな。
ハマハマさん 9点(2002-05-06 13:14:41)
65.めったに泣くことのない私が、珍しく映画館の中で泣いた映画です。個人的には途中の電信技士がいらないなあと思う。それで-1点。音楽は最高です。映画を見た直後にサントラを即買いました。途中の客船が沈むところ。何で人間?とおもいながらも泣きました。最後のほうの電車の中でカムパネルラを追いかけるシーン、ジョバンニが扉を開けると前の扉がすっとしまるところ。切なかったです。
のんのんさん 9点(2002-03-27 12:36:03)
64.大好きです。映画全体に漂う静かで不思議な雰囲気も、押し付けがましくない深さも本当に素晴らしいです。ラスト近くの場面は、忘れられません。細野晴臣の音楽も印象的です。キャスティングも、文句ありません(田中真弓、坂本千夏の二人は本当に少年役が素晴らしい)。原作の方はもう十年ほど前に読んだきりで、殆ど内容を忘れてしまいましたが、原作の持つ不思議な雰囲気は全く壊していないと思います。
マーチェンカさん 9点(2002-02-26 00:00:32)
63.主人公が走るシーンなど、ミニマルミュージックのような繰り返しの動作が随所に見られ、ふとそこに、変則的な動作が緻密なアニメーションによって描かれることで、ハッとさせられる。こういったところは、アニメという人工世界ならではの表現ですね。宮沢賢治の有名な童話に、基本的な流れとしてはおおむね忠実に作っているのですが、印象としてはかなり異なったものを感じます。このアニメ作品は、なんだか不気味でコワイんです。いや、登場人物がネコだからという理由じゃないですよ(多分)。例えば、ジョバンニが鳥を食べるように勧められる場面、勧められるというより、殆ど強要されてるじゃないですか。こんな感じで全編にわたって、観てて「不安」を感じさせるのです。ジョバンニの“カンパネルラといつまでもいっしょにいたい”という気持ちも、何だかまるで、彼にすがりついているような。この不安で寂しい感じこそ、原作のイメージを大きく崩すことなく、このアニメ作品が備え得た、オリジナリティと言ってよいのではないでしょうか。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-12-13 11:45:29)
62.ネタバレ この時代に、日本がこんなレベルの高いアニメ映画を作っていたことに驚かされます。登場人物をネコにしてしまうセンスは秀逸。ひとつひとつのシーンに、子供のようなワクワク感を覚え、さらに音楽が雰囲気を引き立てています。何度でも観たい映画です。
ramoさん [ビデオ(邦画)] 8点(2011-07-25 18:07:18)
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【点数情報】

Review人数 101人
平均点数 7.52点
000.00%
121.98%
232.97%
332.97%
443.96%
565.94%
654.95%
71615.84%
82423.76%
91716.83%
102120.79%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.33点 Review9人
2 ストーリー評価 7.53点 Review13人
3 鑑賞後の後味 7.33点 Review12人
4 音楽評価 7.92点 Review14人
5 感泣評価 6.45点 Review11人

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