映画『転校生(1982)』の口コミ・レビュー(3ページ目)

転校生(1982)

[テンコウセイ]
1982年上映時間:112分
平均点:7.54 / 10(Review 90人) (点数分布表示)
公開開始日(1982-04-17)
ドラマコメディファンタジー青春もの学園もの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2017-11-26)【イニシャルK】さん
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監督大林宣彦
助監督内藤忠司
吉田多喜男
キャスト小林聡美(女優)斉藤一美
尾美としのり(男優)斉藤一夫
佐藤允(男優)斉藤明夫(一夫の父)
樹木希林(女優)斉藤直子(一夫の母)
入江若葉(女優)斉藤千恵(一美の母)
宍戸錠(男優)斉藤孝造(一美の父)
志穂美悦子(女優)大野光子
加藤春哉(男優)校長先生
鶴田忍(男優)団体客の幹事
中川勝彦(男優)一美の長兄
大林千茱萸(女優)連絡船で8ミリカメラを回す女性
薩谷和夫(男優)エクセレントな英語の先生
原作山中恒「おれがあいつであいつがおれで」
脚本剣持亘
撮影阪本善尚
大林千茱萸(8ミリ撮影)
本田茂(撮影助手)
製作佐々木史朗〔製作・1939年生〕
ATG
日本テレビ
プロデューサー多賀祥介
大林恭子
森岡道夫
林昌平(仕上げプロデューサー)
配給松竹
美術薩谷和夫
白組(タイトル)
録音林昌平(音響デザイン)
その他IMAGICA(現像)
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💬口コミ一覧

50.男女が入れ替わるというSF的ファンタジーと尾道を舞台とした日本的ノスタルジー。一見ミスマッチと思われるこの組み合わせを思いついた大林宣彦監督の発想を高く評価したい。主役コンビに美男美女を配さなかったことも本作がより多くの観客に感情移入させる大きなポイントとなっている。もちろん、その大林監督の期待に応えた尾美としのり・小林聡美の好演も素晴らしい。未見のかた、是非観てください。こんなに笑えて、それでいて胸が張り裂けそうなほど切なくなる青春映画はそうそうないですよ。
恭人さん 9点(2004-01-05 13:52:40)
49.やはり、B級映画の中では、名作と言っていいでしょう~ 映画ファンなら観ておくべき、邦画の一本です!..最近、二十数年ぶりにBSで観ることに..以前観たのは民放だったので、カットされていたのでしょうか..思ってたより、かなり稚拙で下品なシーンがちらほら..中高生を意識した監督の演出なんでしょうけど..しかしながら、主演の小林聡美の体当たり演技は、すごい!本当に入れ替わってるようにしか見えない..作品に引き込まれてしまいます..そのせいか、小林聡美がTVに出ていると 「あ、転校生の..」 って、今でも思ってしまう私です...
コナンが一番さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2004-01-31 13:11:38)
48.ネタバレ 楽しいんだけど、それでいてすごく切なくなる作品。何回も実写化(TVドラマ含む)された「おれがあいつで あいつがおれで」の中で、一番の出来。大林監督は尾道を舞台にした作品を多く作ったが、この作品の尾道が一番だと思う。別にどこが舞台でもいい内容なんだけど、妙にはまっているんだよねぇ。小林聡美も、最高にキュート。演技の面でも、一美と一夫の使い分けが上手。ラストの「さようなら、わたし」って台詞、やられました。
なおてぃーさん 9点(2004-05-01 23:55:05)
47.自分の中では大好きな映画。観た時期が主人公とほぼ同年代だったからに他ならない。このテのファンタジー作品は観る時期によって評価も大きく左右されるので、小学校高学年~中学生の間に観るのがベストではないだろうか。小林聡美の下着姿にもドキドキしていたのが懐かしい。ちょっとHな興味、異性へのはにかみ、成長過程にある気持ちの複雑さなど誰もが思い当たる思春期特有のエッセンスが詰め込まれている。思いやりと情緒に満ちた良心的な映画といえる。
やすたろさん 8点(2004-05-03 17:21:17)
46.ネタバレ この映画は小林聡美の存在がすべて。他のキャスティングだったら、ここまで面白くはなかったと思います。映画館で観た後、当時は一万円以上したVHSも買って何度も観た事を覚えています。終盤、少し中だるみを感じますが・・・最後の永遠の別れ(と思いたいですが)のシーンにグッときました。
カロさん [映画館(邦画)] 7点(2004-06-05 12:22:44)
45.この作品を見たおかげで大林監督の尾道三部作と呼ばれる,他の作品も見ちゃいましたもんね~。他の作品を先に見てれば,この作品も見てなかっただろうな~。この作品を最初に見といて良かった。。。
北狐さん 9点(2004-06-10 11:50:48)
44.小林聡美が文字通り「身体を張って」いた。バスタオル、ガバー、のシーンには感動すら覚えた。
マックロウさん 6点(2004-06-14 18:11:51)
43.ネタバレ 楽しくて、最後に切なくなる名作。
男女の違いがかなり大袈裟すぎるくらいに展開されるのだが、これを見ると女の子(男の子)の気分になれちゃうのは、それだけ脚本や主人公二人の演技が違和感がないからであろう。
それにカブトガニを暴走族に見たてたシーンのように笑えてホッとする場面が随所にあるから深刻にならなくて良い。
主人公二人は、難しい役を好演。「さよなら、オレ。さよなら、ワタシ」最後に別れるシーンは、べタだけれどシンプルさが心地よい。
やや大袈裟な音楽は微妙だが、大林ファンでなくとも一度は見ておきたい。
mhiroさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2004-07-10 16:24:36)
42.夏!夏!夏!って映画ですね。この映画で尾道っていう町を知りました。何故か懐かしのテレビ番組特集じゃ触れられないけど、「金八先生」の一番の出世魚は実は小林聡美じゃないかって気がします。既にこの頃から根性座った演技みせてますもんね。学校の屋上での志穂美悦子先生とのやり取り、二人で連絡船に乗ってどっかの島に行くシーン、良かったなあ。
放浪紳士チャーリーさん 8点(2004-07-10 17:23:04)
41.言及されてる方もいますが、私も最初入れ替わる前の一美は明るくて活発という感じだったので、尾美としのりの一美がいやにナヨナヨと女々しく、一夫もさほど男っぽく乱暴という感じでなかったのに小林聡美の一夫は思いっきりバンカラ風、
というのに違和感を感じてしまう。まぁ男女の入れ替わりネタという話自体が面白く、小林聡美が体当たりで男の子を演じて楽しいのでそれはそれでいいんですけどね。元に戻った一美は尾美としのりの時の一美を演じて(ややこしい、、)表情も仕草も
女の子らしくなって、この変身ぶりも鮮やかだった。
キリコさん 6点(2004-11-11 23:28:45)
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40.『転校生』とは、一夫と一美の「入れ替わり」というファンタジックな状況を設定することにより、思春期特有の男女の様々な心の揺れ、その微妙さをデフォルメした形で鮮やかに、そしてシリアスに取り出した青春物語である。。。と一般的に考えられているが、同時にこれは、当時、役者とも呼べないような普通の男の子と女の子、そう尾美としのりと小林聡美という2人のリアルにさざめく表情と彼らが演ずることを通して仄かに立ちのぼる何がしかの違和を克明に捉えたドキュメントであり、作品というテクストを超えた2人の演者の「実像」を捉えた記録そのものだったのではないか、と僕は思う。もちろん、2人の「実像」というのは、これが真実の姿というわけではなく、あくまで僕が鑑賞中に感じ続けた「実像」である。僕らは作品を超えて、演者としての小林聡美の像を観ており、そこから立ちのぼる違和のさざめきを感じているのである。だからこそ、この作品は、僕らにある感動を届けるのではないだろうか。おそらくこれは大林監督の意図でもあるだろう。ある意味で、アイドル映画のように、アイドルとしての像という作品としての外部の像を軸として映画が成り立つことに僕らが得も言われぬ違和感、作品としての破錠を見るのと同じように、というかそれを全く逆手にとって、最初から確信犯的に、作品の破錠を覚悟で監督はこの映画をそのように撮っていると感じるのである。
久しぶりに『転校生』を観て、僕はこのように感じたが、それは同時に演ずること、装うことに対する最もエッセンシャルな感慨を僕らに届ける。それを簡単に言えば、「恥ずかしさ」と「その乗り越え」「新たな不安」である。当時の全くアマチュアたる彼らの演技から立ちのぼるさざめきの表情と揺れこそは、役柄を超えた彼ら自身のリアルなものとして僕らに共感を伴う感慨をもたらすのである。
onomichiさん 9点(2005-01-09 15:38:49)
👍 1
39.私が思うに「入れ替わり」というプロットが多くの人々を惹きつけるのは,それが常に「秘密」とセットになっているからだ。いやむしろ,そのような「秘密」こそが魅力の源泉で,入れ替わりは「秘密」を物語に導入する単なる手段に過ぎないといってもいい。秘密でない入れ替わりなど面白くともなんともないに違いないのだから....。そう考えれば,この映画の舞台は断じて尾道でなければならないし,季節は夏でなくてはならないし,主人公は尾美としのりと小林聡美でなければならない。きっと,このうちのどれが欠けても「秘密」の魅力は半減していただろう。いってみれば,奇跡的な結びつきの化学変化によってもたらされるきらめきと匂い,そして「秘密」の総和がこの映画なのだと私は思う。例えば想像してみて欲しい。季節が夏でなかったら...主人公が尾美と小林という新人でなかったら...舞台が尾道でなかったら...あのムッとするような,だが爽やかな生命力溢れる草いきれの懐かしい匂いを映像から感じとることができただろうか?そして,ひいてはそのような「匂い」から想起される観客個人の甘酸っぱい「秘密の体験」を,この映画の2人の「秘密」と重ねあわせてみることができたろうか?私が言うまでもないが,名作には何らかの奇跡が起こっている。この映画がこれほどまでに人を惹きつけて止まないのなら,この映画にもやはりそういった類の奇跡が起こっていたのだとはいえまいか。
veryautumnさん 9点(2005-03-04 13:23:44)
👍 1
38.「 坂の町 心と体が 入れ替わり 異性にとまどう 初心な青春 」 詠み人 素来夢無人・朝
スライムナイトのアーサーさん [映画館(字幕)] 7点(2005-05-31 20:08:23)
37.ネタバレ 大林宣彦監督の訃報を聞いて、改めて書き直す。大林宣彦監督が好きになったきっかけとでも言うべき記念の作品。モノクロ、セピア色の美しい映像と共に忘れる事の出来ない音楽、そして男から女、女から男へと入れ替わる主役の二人の演技といい全てが良い。物語の舞台となっている尾道の美しい風景も何度見てもまた観たくなるぐらい素晴らしい。入れ替わった二人が元の自分に戻った後に「俺、立ちションする。」と男に戻った事が嬉しそうな顔で立ちションする一夫、それに対して 「見せて、見せて、私、見ててあげる。」と一夫の立ちションを見ている一美、これがもしも逆の立場だとしたらそれはまずいだろ!と思ってしまうし、同じく最後の別れのシーンも「さよなら俺」「さよなら私」だから良いのであって反対の場合だとこの映画は成立しないと思う。一夫の乗るトラックを追いかける一美、この別れのラストシーンの一夫の寂しそうな表情とは裏腹に振り返り、スキップする一美、これを見ると男よりも女の方が強く感じて、色んな意味で切なくなります。若い二人だからこその切なくてほろ苦い物語に自分が次第に歳を重ねるに連れ、この二人の様な青春はもう感じる事が出来ないのかな?と思ってしまうぐらいこの映画は青春の全てが詰まってます。最後にもう少しだけ、この映画をリスペクトした映画がその後、沢山、撮られている。大ヒットアニメ、君の名は正しくこの映画をリスペクトした映画だ。大林宣彦監督の残した、素晴らしい映画を私は一生、忘れません。今まで沢山の素晴らしい映画をありがとうございました。どうか安らかにお眠りください。2020年4月11日訂正
青観さん [DVD(字幕)] 10点(2005-06-09 22:00:35)
👍 1
36.ふと“尾道”へ行こうと思いたち、「それならば大林監督の映画を観なければ!」と思い、初めてあまりにも有名な今作を観た。
いやー、スゴイ映画だと思う。知名度の高い映画なので、内容を知っていた分、今まで敬遠してきたことをうらめしく思う。
大林監督の、まさに郷里への愛情溢れるノスタルジー。可笑しくそれでいて切ないストーリー性。郷里の美しさ、感情の美しさ、過ぎ去った時間の美しさ、あらゆる美しさが合わさり、また違う美しさが映画いっぱいに溢れている。
それにしても、何よりスゴイのは、この映画に主演した“新人”俳優二人の発見である。この映画の、特に主人公の二人の間での台詞がいちいち完璧なのは、もちろん脚本の素晴らしさもあるが、演じる二人の俳優のチカラに他ならない。ほんとに「天才じゃないか」と感嘆してしまう。
良い役者というものは、そのキャリアの発端から“巧い”ということをつくづく感じた。
鉄腕麗人さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-08-08 02:30:23)
35.大林宣彦監督の作品の中では、面白いと思える。 いいんじゃないの? 変な映像処理をしないで、ストーリー勝負なところがよいかと。
とっすぃさん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-20 00:41:29)
34.いやいや面白かったです、「セーラー服と機関銃」よりよっぽど!
ぷりしら19号さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2006-11-13 00:13:36)
33.この作品を観て以来、小林聡美=転校生という図式が出来上がってしまった。小林聡美は体を張ってよく頑張っていたと思う。
doctor Tさん [DVD(邦画)] 8点(2006-12-24 18:57:10)
32.もう随分前に見た作品だが色褪せることなく益々味が出てくる。瑞々しくリアリティのある主演2人が新鮮であるし、また背景である尾道の風景が何処かノスタルジックで美しい。その淡い風景と重なるように流れるシューマンの“トロイメライ”が切なくて胸にじーんときたりもします。何か遠い昔の出来事を想い起こさせるようなそんな感じのする作品です。







カリプソさん [DVD(邦画)] 9点(2007-01-25 02:37:03)
31.尾道の景色がとても綺麗です。色々なシーンで電車が通過しますが、そのタイミングや位置が画面の中にピッタリ納まっていて、旨いと思いました。
あと、小林聡美の体を張った演技で、男になった一美を表現する様に感動しました。公開当時スクリーンで観ていたら、今で云う「バベル」の菊地凛子以上の衝撃だったと思います。
ありあさん [DVD(邦画)] 9点(2007-07-24 15:10:17)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 90人
平均点数 7.54点
000.00%
100.00%
211.11%
300.00%
422.22%
577.78%
61011.11%
71820.00%
82426.67%
92426.67%
1044.44%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review3人
2 ストーリー評価 8.16点 Review6人
3 鑑賞後の後味 8.60点 Review5人
4 音楽評価 7.20点 Review5人
5 感泣評価 6.75点 Review4人

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