映画『SKIN 短編』の口コミ・レビュー

SKIN 短編

[スキンタンペン]
Skin
2018年上映時間:21分
平均点:7.33 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(2020-06-26)
ドラマ犯罪ものショート(短編映画)
新規登録(2021-06-07)【movie海馬】さん
タイトル情報更新(2024-06-15)【Cinecdocke】さん
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監督ガイ・ナティーブ
キャストジョナサン・タッカー(男優)
ダニエル・マクドナルド(女優)
脚本ガイ・ナティーブ
製作ガイ・ナティーブ
製作総指揮トルーディ・スタイラー
あらすじ
ある日、レイシストのジェフリーが妻子とともにスーパーマーケットで買い物していると、隣のレジで買い物を袋詰めしていた黒人男性が、手にした人形を見せながらトロイに微笑みかける。そのことが気に入らないジェフリーは、クルマに乗り込もうとしていたその黒人男性に対し、仲間とともに暴行を加え大怪我をさせてしまう。そしてその一件が契機となり、ジェフリーは思いがけない恐怖に晒されることとなるのだった。
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1.ネタバレ 観ていて重い空気に包まれざるを得ない展開。まだまだ根強く米国社会に残っているのであろう差別主義。そして、ここで描かれているジェフリーのような人間は、家族や友人、ひいては国家を愛する(あるいは愛していると思い込んでいる)が故に、その意識に導かれるがままに行動し、躊躇うことなく暴力を振るってしまうのでしょう。

幼い愛息にライフル射撃を教えるジェフリーは、家族思いの良き父親なのかもしれません。が、ライフルの照準の向こう側にあるものは紛れもない差別の対象者たち。差別意識を幼年期から植え付けられているトロイには両親の教えや行為は絶対であり、彼にとって差別の対象に照準器を当てることは極めて自然な行動だったに違いありません。

ジェフリーの悲劇は本作を観る限りにおいては自ら招いた悲劇。しかし、より長いスパンでジェフリーという人物を眺めた場合、彼もまた差別意識を幼少期から刷り込まれていた一人に過ぎないのかも。彼の妻子はこの悲劇を受け止め切れるのか。出来るとしてもどう受け止めるのか。それは復讐心という意識に転じて更なる悲劇の連鎖の起点となって行くのか。とりわけトロイの心の崩壊が懸念されます。

対する黒人側にしても、白人を拉致し昏睡状態にして墨を入れるという異常な行動のすべてを目撃した少年は、この先一体何を考えて生きて行くのか。この連鎖はシンプルな1本の鎖ではなく、複雑に絡み合った鎖になって行くのか。全て氷解する日が来るとしても、まだまだ遠い未来のように思えてなりません。
タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(字幕)] 8点(2025-07-09 00:28:42)《新規》
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 7.33点
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100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7266.67%
8133.33%
900.00%
1000.00%

【アカデミー賞 情報】

2018年 91回
短編映画賞ガイ・ナティーブ受賞 

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