映画『イレイザーヘッド』の口コミ・レビュー(5ページ目)

イレイザーヘッド

[イレイザーヘッド]
Eraserhead
ビデオタイトル : イレイザーヘッド/完全版
1977年上映時間:89分
平均点:6.38 / 10(Review 116人) (点数分布表示)
ドラマサスペンスモノクロ映画
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タイトル情報更新(2021-07-26)【イニシャルK】さん
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監督デヴィッド・リンチ
キャストジョン・ナンス(男優)ヘンリー
ジャック・フィスク(男優)惑星の男
ジェニファー・チェンバース・リンチ(女優)少女
脚本デヴィッド・リンチ
音楽デヴィッド・リンチ
撮影フレデリック・エルムズ
製作デヴィッド・リンチ
配給東映
コムストック・グループ(リバイバル)
アルバトロス・フィルム(リバイバル)
特撮デヴィッド・リンチ(特殊効果)
フレデリック・エルムズ(特殊撮影効果)
美術デヴィッド・リンチ(プロダクション・デザイン&美術監督)
編集デヴィッド・リンチ
録音デヴィッド・リンチ
字幕翻訳岡枝慎二
その他シシー・スペイセク(スペシャル・サンクス)
ジャック・フィスク(スペシャル・サンクス)
あらすじ
印刷工のヘンリーはガールフレンドのメアリーから子供が出来たことを告げられる。責任のため彼女と結婚する羽目になってしまったが、生まれてきたのは人間の子とは思えないような奇形の赤ん坊だった。子供の世話に耐え切れなくなったメアリーは遂に家出、仕方なく残されたヘンリーが面倒を見ることに。しかし赤子の異様な鳴き声に煩わされ、ヘンリーは次第に悪夢の世界へと堕ちていくのだった・・・。 巨匠デヴィッド・リンチの長編デビュー作、第一弾。
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💬口コミ一覧

36.ネタバレ 本作の「未熟児なるもの」は誰がどう説明を施したところで、怪物である。視覚経験上それが未知なる何かであることがその証拠なのだが、なぜその未知なる怪物に何の説明も施さずにいられるのかという問いの発現こそがリンチの才を発見する口実であったように思う。わたしは未熟児の体調を心配して加湿器をあてている画に触れ、笑いを抑止できなかったのだが、それこそ未知なる才に気が触れた瞬間、シュールレアリスムの精神を正統に受け継いだ同時代の監督との遭遇であった。『イレイザーヘッド』は『勝手にしやがれ』や『ストレンジャーザンパラダイス』と同様に、大監督にふさわしい生気を纏った傑出したデビュー作である。
stroheimさん [ビデオ(字幕)] 10点(2006-04-15 02:51:25)
35.あえてこの点数をつけさせてください!という貴重な映画。ものすごい。こんなに精神から毛嫌いさせる映画は無い。下手な映画で不満足になるよりこれ見たほうが有効と思える。未だにあの鳥のような赤ん坊やホホが膨れ上がった女、そして主人公の顔がありありと思い出せる。
おっちょさん [DVD(字幕)] 0点(2006-07-09 16:44:51)
34.そこらにあるようなホラーとは違って、脳に直接響いてくる気持ち悪さ、怖さがすごいです。とはいってもホラー映画ではなく、人間の日常を描いている…ように解釈しました。観るものではなく、感じるものです。すごい映画です。
Balrogさん [DVD(字幕)] 9点(2007-09-04 01:35:29)
33.リンチが好き勝手やってます。悪夢を映像化するリンチワールドの原点であり、リンチワールド全開の作品。突然の結婚からその悪夢は始まっている。未熟児が怪物にしか見えないというのも一つの悪夢だと思うのだが、このあたりは個人的にいかにもB級ネタに感じられて、グロテスクな赤子の造形も含めてチープ感を拭えないのですが、踊り子登場からはリンチにしか作り得ない独特の意味不明感というか、いや意味は確実にあるのだが、そんなものはどうでもよくなるくらいのイマジネーションの奇抜さ、しかもただ奇抜なだけではないとても惹かれるセンスを擁したイマジネーションの洪水にただひれ伏すのみ。と言うものの、正直、私にとってこの映画は踊り子のシーン以外はどうでもよい。でも、反対にリンチといえばこの踊り子の笑顔が真っ先に思い浮かんでしまうのだ。
R&Aさん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-09-12 16:44:20)
32.ネタバレ だいぶ昔に観たんだけど、気持ち悪くてしんどかったって記憶が残ってる。変な頭の男が女性と一緒に住むんだけど、なんか周りの世界が変テコ。多分男の妄想かもしれんけど、すごい小人の女性なんかが急に出てきて歌を歌っちゃう。この女性の顔がまたなんとゆーかキモイ。生まれた赤ちゃんはエイリアンみたいな奴で、とにかく全体的に陰鬱でシュール、一人で観てたからかなり気分が暗くなりました。なんてゆーか映画に精神力を吸収されてるみたいで、しんどくなりました。ただ最後まではしっかり観れた。キモイ世界ゆえに先が気になりキショイの観たさの欲求に負けたため、でも正直しんどかった。あれはこの映画と俺の戦いだったのかもしれません。とにかくもう一回観ようとは思いません。精神が落ちてる時、小さい時期に見るとトラウマ感があります。おもしろさ皆無でしたが、今でもイメージが残ってるのはやはりすごい
なにわ君さん [ビデオ(字幕)] 10点(2007-09-12 21:57:37)
31.リンチ最強の不快作!!
アッパレ!!
ただただ不快。
凄すぎる。
にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 1点(2007-10-04 11:05:54)
30.ネタバレ 非常に暗く生理的にグロテスクなカルト映画です。
精神的に暗いところを見事に形にしています。
まるで心の癌細胞です。
社会的に見てはいけないものがたくさん凝縮されてます。
その中で闇が圧倒的な力を持ってます。
閉鎖的で暗い世界観ですがそれがアートみたいに展開するので、
アンダーグラウンドなのに愉快なところもあります。
畸形児はグロテスクに生々しいですが、不思議と可愛くも見えます。
マジで生きてるみたいです。
この作品の音には迫ってくるような怖さと深さと迫力があります。
映像には質感があります。
この映画を観ていると工場の狭いところにいるか、地底の深いところにいる気持ちになります。
デイビッドリンチの「闇」の世界が最も濃く表れ、圧倒的な暗い世界が広がる素晴らしすぎる作品です。

ゴシックヘッドさん [DVD(字幕)] 9点(2007-12-04 01:04:01)
29.ネタバレ ど、どうしよう。あの赤ちゃんに愛おしさを感じている自分がいた・・・!
ペケジローさん [DVD(字幕)] 2点(2008-01-19 21:30:49)
28.10年ほど前にリバイバル上映を映画館で観ました。しかし何も記憶に残っていない。あまりにも面白くなくて記憶がないのか、あまりにも強烈で記憶がブッ飛んだのか、どっちだろう?これって別の意味ですごいことかもしれない。
爆裂ダンゴ虫さん [映画館(字幕)] 0点(2008-03-02 00:54:34)
27.ここまで気持ち悪い映画を作るのは、ある意味すごい。
eurekaさん [DVD(吹替)] 7点(2008-03-15 16:35:27)
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26.キモイ、エグイと評判の映画なので恐いモノ見たさで鑑賞しました。主人公の境遇は確かに最悪でしたが、結果、そうでもなかったです。しかも無駄に長い。正直退屈でちょいちょい早送りしながら見てしまいました。ただあの赤ん坊、嫌ですね。本当に何なんでしょうか…?
Kの紅茶さん [DVD(字幕)] 4点(2008-11-03 11:24:09)
25.間違って夜中にかみさんと二人で見てしまいました。アイタタタタ・・・。なんかもう無防備な心のままで買い物に出かけ、取り返しのつかない不幸な事故に巻き込まれたような感じです。クリスマスの夜に見た人は何人? 日教組や政治家や江原啓之や日野原重明先生のご感想は? 映画史に残る作品ではありますが、恐ろしくてもう二度と見れません・・・。
きのう来た人さん [DVD(字幕)] 9点(2009-01-19 06:09:00)
24.ネタバレ 冒頭のシーンで、もう意味なんか考えず、ただこの世界に浸ろうと思った。悪趣味もここまでいくと芸術になる。大まかなストーリーはあるものの、奇形の子供が出てくる前から、すでに意味不明な登場人物たちの行動多数。グロさが際立ってしまうが、妙な映像の美しさに魅了され、2回も観てしまった。終始BGM?として鳴り響く低音ノイズも不気味な雰囲気を際立たせている。まさに、「悪夢」をそのまま見事に映像化した作品。不快って言われてナンボ。好き嫌いは別として、映像作品としてはまさに唯一無二で、監督の才能を認めざるを得ないだろう。
おーるさん [DVD(字幕)] 9点(2009-01-24 17:13:37)
23.ネタバレ この映画だけは0点をつけても10点をつけても文句を言われない作品だと思う。
あの奇形児と周りの騒音と主人公の髪型がいつまでも頭と耳から離れない。
こういう作品はカルト映画と言われるのだろうが、その王道を行っていると思う。
いろんな意味でこれを超える映画は今後出てこないと思う。
超甘味王さん [DVD(字幕)] 10点(2009-04-12 17:31:30)
👍 1
22.ネタバレ 最初観た時の衝撃はマルホランドドライブと同レベル。これこそまさに世界の本質を描いている!と。まさしくこの世は消しゴム工場のようなものなんだと思います。
HAMEOさん [DVD(字幕)] 9点(2009-09-02 16:02:46)
21.あの髪形は何なんだ。赤ん坊は奇形というより妖怪じゃないか。うーん、気持悪さが面白かったんですが何のこっちゃでした。
すべからさん [DVD(字幕)] 6点(2009-10-18 02:45:14)
20.D・リンチの変体趣味が爆発。徹底的に気分を害す伝説のカルト映画。しかし、ノイローゼとカタルシスの絶妙な狭間に落とし込まれたかのような意味不明な後味が残る。ぜぇぜぇ。未だに落ち着いて評価できません。
j-hitchさん [DVD(字幕)] 8点(2010-08-17 22:07:45)
19.リンチ先導の元、ただただ振り回される90分。もう一回見たいとは思わないし、友達にも薦めたいとは思わないし、その体験を共有しようとも思わない。本当に、なんだこれは・・・と見た後に必ず言えてしまうような怪作。
峠のわが家さん [DVD(字幕)] 5点(2010-12-24 00:01:35)
18.ネタバレ 忘れもしない高校生の期末テストの前の深夜2時ごろ。
数学でぼろぼろになった俺の目に奇形の赤子の姿が、耳には女の金切り声が・・・。
勉強しすぎで頭がおかしくなったのか、夢か現か幻か・・・。
不協和音まで聴こえてくるし、なぜかとりあえずこの映像を観なくてはという強迫観念にとりつかれ、見終わった後には完全に脳をヤラれていました。
結局追考査にひっかかりました。
そんなシチュエーションでこの映画に出会えたことに感謝しています。
ふつーにレンタルで借りていたらたぶん最後まで観れませんでした。
CBパークビューさん [地上波(字幕)] 8点(2011-02-11 00:58:43)
17.こういう悪夢ものってのは、非日常の世界に拉致されてそして日常の世界に戻ってきてヤレヤレってなるのが多いと思うんだけど、これ逆ね。日常のほうが悪夢なの。そしてラストで非日常の側に身を投げ出していってしまう。生活・暮らしそのものが悪夢だって言うんだよね。子どもに代表される鬱陶しさ。夜泣き・保護の義務、生活するってことはなんて鬱陶しいことなんだろう、というイメージを繰り返し見せつけてくる。子どもは積極的には主人公を攻めない、ただ弱々しく泣き続けるだけ、これがポイント。『エレファント・マン』でも舞台のイメージを重視していたけど、ここでも理想郷をそれで表現している。非生活の理想郷としての舞台。それと音響効果。スチームの音とか、遠くの工場の音とか、雑音がざわついている。妻がまぶたをグリグリやる音まで聞こえてくる。それとヌルヌルドロドロのイメージ。変な太ったヒルみたいのがピルンピルン動いていく。この人も好きですねえ。首から消しゴムなんて、どういう発想してるのか。コナをさっと払うとこがなんとも残酷・酷薄な感じ。全編を覆ううんざり感はハンパでなかった。D・リンチは日本ではまず『エレファント・マン』のヒューマンな監督として登場したのだが、次にこの処女作が紹介され、すぐに誤解が解けたのだった。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2011-02-22 10:16:18)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 116人
平均点数 6.38点
086.90%
132.59%
265.17%
332.59%
454.31%
51210.34%
61210.34%
71815.52%
82017.24%
91210.34%
101714.66%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.88点 Review9人
2 ストーリー評価 6.77点 Review9人
3 鑑賞後の後味 5.20点 Review10人
4 音楽評価 8.54点 Review11人
5 感泣評価 2.00点 Review6人

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