映画『マトリックス レザレクションズ』の口コミ・レビュー

マトリックス レザレクションズ

[マトリックスレザレクションズ]
The Matrix Resurrections
2021年上映時間:148分
平均点:5.00 / 10(Review 44人) (点数分布表示)
公開開始日(2021-12-17)
公開終了日(2022-04-20)
アクションサスペンスSFカンフーシリーズものネットもの
新規登録(2021-10-22)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2023-06-15)【イニシャルK】さん
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監督ラナ・ウォシャウスキー
演出鍛治谷功(日本語吹き替え版)
キャストキアヌ・リーヴス(男優)ネオ(トーマス・アンダーソン)
キャリー=アン・モス(女優)トリニティー
ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世(男優)モーフィアス
ジョナサン・グロフ〔男優〕(男優)エージェント・スミス
ジェイダ・ピンケット・スミス(女優)ナイオビ
プリヤンカー・チョープラ(女優)サティー
ニール・パトリック・ハリス(男優)アナリスト
クリスティーナ・リッチ(女優)グウィン・デ・ビア
ランベール・ウィルソン(男優)メロヴィンジアン
ダニエル・バーンハード(男優)エージェント・ジョンソン
ジェームズ・マクティーグ(男優)
トム・ハーディ〔男優〕(男優)(ノンクレジット)
小山力也ネオ(トーマス・アンダーソン)(日本語吹き替え版)
日野由利加トリニティー(日本語吹き替え版)
諏訪部順一モーフィアス(日本語吹き替え版)
中村悠一エージェント・スミス(日本語吹き替え版)
本田貴子ナイオビ(日本語吹き替え版)
内田真礼バッグス(日本語吹き替え版)
津田健次郎アナリスト(日本語吹き替え版)
水樹奈々サティー(日本語吹き替え版)
小野大輔セコイア(日本語吹き替え版)
江原正士メロヴィンジアン(日本語吹き替え版)
武内駿輔バーグ(日本語吹き替え版)
柴咲コウグウィン・デ・ビア(日本語吹き替え版)
間宮康弘ジュード・ギャラガー(日本語吹き替え版)
小原雅人(日本語吹き替え版)
原作ラナ・ウォシャウスキー(キャラクター創造)
リリー・ウォシャウスキー(キャラクター創造)
脚本ラナ・ウォシャウスキー
音楽トム・ティクヴァ
ジョニー・クリメック
撮影ジョン・トール
製作ラナ・ウォシャウスキー
ジェームズ・マクティーグ
グラント・ヒル〔製作〕
製作総指揮ブルース・バーマン
テリー・ニーダム
配給ワーナー・ブラザース
特撮ダブル・ネガティブ社(視覚効果)
フレームストアCFC(視覚効果)
BUFカンパニー(視覚効果)
日本語翻訳松崎広幸
スタントダグ・コールマン
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💬口コミ一覧

44.ネタバレ 20年越しの「復活(Resurrections)」という名の「強制再起動」。
昨今90年代前後の大ヒット映画のリメイクや続編製作が連発される映画界において、本作もプロジェクトの発端そのものはその例に漏れるものではないだろう。
ただ、本作には、そういった現在の映画界に蔓延するネタ不足と、マンネリ化を超越して、「マトリックス」という映画世界そのものとそれがもたらした文化を俯瞰して再構築するという“メタ視点”と“反則技”が満ち溢れていた。
そこには、単なる“アイデア不足”にはとどまらない意欲と、本作単体としてのアイデンティティがあったと思う。

1999年と同じく、主人公ネオ(=アンダーソン)を演じるキアヌ・リーブスが、かつて「マトリックス」という大ヒットゲームを生み出した伝説的クリエイターとして登場し、ゲーム会社に囲われるようにして、惰性の日々を貪っているというメタ的設定がまず面白い。
マトリックストリロジーの顛末を経て、「救世主」としての“役割”を全うし、機械支配からの解放を促したはずの彼が、再び囚われの身になっているという状況が、何を表しているのか。
映画史の文脈を超えて、文化的、社会的な革命の象徴となった「マトリックス」という映画世界が生み出した価値は、何を生み出し、その後時代の変遷と共にどのような位置づけに変わっていってしまったのか。

そこには様々な要素と解釈が入り混じり、我々映画ファンを再び“鏡の世界”へと誘っていた。
週末の深夜、眠気と戦いながら動画配信サービスで一度観ただけでは、正直理解しきれない部分は多いし、正確な解釈をしきれていないことは我ながら明らかだ。
やっぱり出来栄えに訝しがることなく公開時に映画館で観るべきだった、と後悔は否定できない。

ただ一つ強く感じたことは、本作はオリジナルに引き続き監督を務めるラナ・ウォシャウスキー監督の極めてパーソナルな感情や心情、人生模様が如実に反映された作品として仕上がっていたということ。
マトリックストリロジーよって「自由」を掴み取ることの真意を文字通り革命的な映画世界の中で追求し、自分自身、映画人として、そして人間として、「自由」を追い続ける彼女の生き様とその強い思いが、この映画には満ち溢れている。
そう言うなれば本作は、「マトリックス」を生み出した一人であるウォシャウスキー監督だからこそ許されるセルフパロディであり、壮大な「個人映画」だったのではないかと思えるのだ。

1999年の「マトリックス」第一作のラストシーンを模した主人公たちの飛翔には、あの時と同じ高揚感を覚えた。
この後の続編がまた生み出されるのかは知らないけれど、時代が変わり、価値観が変わっても、「自由」を追求するための可能性は無限に広がり続ける。
鉄腕麗人さん [インターネット(字幕)] 8点(2022-05-16 00:33:06)
43.ネタバレ ウォシャウスキー「姉妹」の知的格闘の跡が見られて、とても面白かった。
が、これもDVDで見て、分からなくなると、再生を止めて考えて、また見ることを
したから何とか自分なりに解釈できたのであって、2時間強を一気に見せられたら、キツイと思う。

マトリックスシリーズの大胆な続編。
つまり、3までのマトリックスは、アンダーソン(キアヌ)のつくった仮想現実に
自分が取り込まれたからの話だったとする、全く新しい続編である。
そして、興味深いのは、もう一人、精神分析医が出てきて、彼のつくる物語に
色々関わってくるということ。

しかし、話は理詰めではない。
前回までの戦いの続きや、アンダーソンの世界のキャラが引き続き、
コンピューターのスミス(モーフィアスとの合体?)と戦ったり、
分析医との戦いにキャラたちが暴れまわったり、
ついには、この分析医の動きを読むアンダーソンの世界のキャラの登場、
スミスが人間の世界のさらに上手を行ったり、
実にかなり面倒だったろう監督とカウンセラーとのやりとりの苦悩が、映画の世界に膨らみをもたらしている。

そして、可哀そうなアンダーソンを救うのは、愛する女トリニティ(人妻であるとかないとかは不問)なのである。
最後、飛べないアンダーソンを救うのは、飛べるトリニティだった。
そして、彼女は分析医に蹴りを入れると、二人は世界を飛び回るのだった、というお話。

面白かった!
最高の続編!
トントさん [DVD(字幕)] 8点(2022-04-25 00:29:50)
42.ネタバレ 評判悪いですねぇ~(笑)。
「駄作」「失敗作」との巷の評価を気にしつつ鑑賞した本作、私は楽しく観る事が出来ました。

本題と逸れますが、キアヌ・リーヴスは無類のMotorcycleマニアとして有名です。
本作前半でキャリー・アン・モスが颯爽と乗り回しガレージでメンテナンスしているバイクは
「ARCH MOTORCYCLE」と言うキアヌ・リーヴスが手掛けたブランドのモデル。
数年前の鈴鹿8耐にてキアヌ本人と併せて実機を見る機会が有りました。
猛暑のサーキットで革ツナギを着込んで汗だくになりながらバイクに付いて熱く・楽しそうに語り、
自ら手掛けたバイクを操りながら楽しそうに来場者に手を振る彼の様子を見て、心の底からバイクが好きなんだなぁ...
と言う彼の人となりが良く判り、以前にも増して彼のファンになった事、
そして私自身もバイク乗りで有る事を誇りに思った事を思い出しました。
本作で自らのブランドを宣伝しちゃう所も、彼のあの時の様子を見るとそれは「商売有りき」では無く、
「どうだ、俺の作ったバイクってカッコいいだろ!?」と言っている様に思えて何とも微笑ましい感じがします。

本題に戻ります。
気が付けば前3部作から18年もの歳月が流れ、主役の二人もいい塩梅に年齢を重ねている模様。
本作での前3部作の位置付けが究極のセルフパロディとも言える設定でいわゆる「無かった事」にされているのが何とも痛快。
主要キャラが一部違う俳優になってしまったのは少々残念では有るものの、私的には違和感なく上手い具合に置き換えられていて思わず二ヤリ。
ご都合主義の設定はSFなんだし目くじら立てて批判するほどのものでは無いかと。

・これで次が有るのは興ざめ。本作でスッキリ終わる事に期待。
・新キャラの一人、アジア系のお姉ちゃんがどうしてもREBECCAのNOKKOに見えて仕方が無かった。
・日本に於ける本作の宣伝で「前3部作の1作目の正当な続編」と言うフレーズを見た気がするが、
 それを考えた宣伝担当者は恐らく本作を観ていない。「ふざけんな」と言いたい。
たくわんさん [映画館(字幕)] 8点(2022-01-06 17:25:49)
41.ネタバレ 完全にネタバレありありで。

先に評価は、最低7点。
お前ら厳しめなので8点付ける。

内容としては完全に「マトリックス3後」です。
ほぼ前情報なしで見たのでどう説明されているかですが、
「マトリックス1後の世界」ではなく、
「マトリックス3後から20年くらい経った世界」です。

一番残念な点は最初から出てくる青髪女が最後まで出てくる、
というより出番的にアンダーソン君の次に出てきます。
その上で、ラストのトリニティー救出シーン
(マトリックス内)では他モブ含め必要ないです。

次に残念な点はモーフィアスのキャラ。
前と違う人物なのは仕方ないにしても
最初の登場時がスミスとして出るのでちょっと理解しかねる。
また、いわゆる「ザイオン」(今回はアイオ)に戻ったあとは
人間ではない、端的に言ってロボットみたいなキャラとされ、
ネオ覚醒以降はほとんど登場シーンがなくなります。

邪魔シーンは、マトリックスの頃からザイオンシーンが
嫌いでしたが、今回もアイオ、特にババアのシーン要りません。

また、シーンで言うなら特に最初のほうのアクションシーンで
やたらスローモーションが用いられるのが気に入りません。
後半のモブ戦も要りません。
また、日本の電車内の映像は謎のジャパネスクはいいとして
小学生や中高生が全員布マスクをしてるのが気になります。
まるで「日本ではマスクが当たり前」みたいな書き方はやめましょう。
「マトリックス世界中でコロナ的なものが流行っている」か、
日本人もマスクをしない、かのどちらかにしないと白けます。

有線電話が少なくなったからか、今回の移動は鏡のようですが、
なんのドラマもなく、なんの必然性も感じられません。

また、エンディング曲がカバーになってるのも萎えた。
全然乗らない。
オリジナルこそ正義であり、そこにリザレクションは要らない。

はい、悪口はそこまでだ。
ここから良い点。

ネオとトリニティーは死にました。
だがなぜネオとトリニティーが生きているのか、
それが前半の謎です。

それと、最初からずっと引っ張っていた
「ネオは飛べるのか」というところ。

また、半分グダグダレベルですが、
最後のほうスミスが共闘するのもいいですね。

まぁ、一番のグダグダは、
管理者でもなさそうなセラピストが
時を止める、もしくは超高速に移動する能力をなぜ見つけたか
というところではありますが、
セラピストを今回のラスボスに据えたのは良かったと思います。

ここからの続編はあったとしても、
最強が二人になった状態でマトリックス世界と
戦うってのが、これ以上蛇足にしかならない感じがするので
やるとしてもこの話でやめておくのがいいレベルでしょうね。
興行的にもとても続編が見込めるレベルじゃないでしょうし。

てなわけで、上記の通り、7点を甘々にして8点です。
異論は認めます。
そもそもマトリックス自体を受け入れない人もたくさんいましたしね。
まぁ強いて言うと自分が女になったからって女要素がうるさいな、
というのが今回の話のなんかアレ、ですね。
トリニティーが強くなるのはいいとして
青髪とかジェネラルババアが前に出てくるのは邪魔。

っと、続けると悪口オンパレードになりそうだから止める。
にんじんさん [映画館(字幕)] 8点(2021-12-23 22:16:50)
40.ネタバレ 楽しみました!
やはりマトリックスはマトリックスでした!

伝説的な作品ですし、
18年待てばそりゃ期待が大きくなりますよ。
モーフィアス、スミスも役者が変わっているのはやはり悲しかったし、
皆さんが言うような、求めてたのはコレジャナイ感も正直わかります。

だがしかし!
たとえ期待を超えなかったとしても、
新しいマトリックスを見られる喜びや、
現代のスクリーンにネオが映る感動があるのは確かです。
ストーリーや映像技術ももちろん大切ですが、
何よりも、またマトリックスを映画館で体感できたことが嬉しい!
そう思わせてくれる稀有な作品です。

紆余曲折経て、続編を企画し作ってくれたことは、
めちゃくちゃありがたいなと思います。
この楽しみを与えてくれたスタッフ・キャストの皆さんに、
本当にありがとうと言いたい!
ゆにおさん [映画館(字幕)] 8点(2021-12-20 17:15:00)
👍 1
39.第1作目の「マトリックス」の大ファンなので続編はすごく嬉しいです。当然1作目を超えることはないし、ストーリーもかなり強引で、よく分らんところも多いけど、同窓会的な気分もあって、なんとなく楽しかったです。ただ、続編はこれで最後にして欲しいかな。さすがに限界です。
ぽじっこさん [インターネット(字幕)] 7点(2022-02-01 19:28:27)
38.ネタバレ 同窓会的というかコメディに寄せた感じの本作。むしろ往年のファンに向けたサービス映画といった感じでした。このノリでやるならキャストはCGで若い姿を完全再現させるか、思い切って一新すべきでした。モーフィアスは別人なのにネオはご本人っていうのはやっぱりオカシイです。そもそもマトリックス=仮想空間=デジタルの記憶の中では年齢という概念は無視されるべきで、そういった意味では現実世界ではヨボヨボの本人たちが大活躍(笑)、マトリックス世界では昔のままの若々しい本人たちが大暴れ!が正解で、これがデジタルの本来あるべき姿です。それが出来ないのであれば、正規の監督が正規の続編として新キャストでパート1をなぞった”リブート”のほうがよほどファンは喜んだかもしれません。

内容はハッキリいって判り難いの一言。旧用語の新定義や新用語の数々、新旧キャラや新旧映像も入り乱れてストーリー的には取っ散らかった印象しかありませんでした。機械が味方についてくれているので緊張感もゼロだし、「これいる?」みたいなシーンも結構多いです。極めつけは壮大なようで実は主役二人のOLD LOVEの再現というショボさもお寒いというかなんというか。。

旧作のファンとしては観て損したという感じはありませんが、ちょっと笑わせてもらったという程度の評価が妥当でしょうか。哲学映画として旧トリロジーで言いたかったことを反故にするのであれば、パート1の時のような圧倒的説得力で押し切って頂きたかったところですが、どうにも本作は弱い、無理がある。他の方もおっしゃっているように「偉大なるウォシャウスキー監督がお遊びで作ってみた同窓会映画」という位置づけが一番シックリきます。
正規の関係者らによる正規の続編が見られたという歴史的な意味、そして旧トリロジーの世界観を残しつつ続編を作ってくれたということも踏まえ少々甘い評価といたしました。(画100インチ、音2.1)※ちなみに本作鑑賞後にパート1を再鑑賞しましたが、やはりパート1は古さを感じさせない名作でした。。
アラジン2014さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-01-30 11:42:49)
37.ネタバレ 本作は金を掛けたマトリックス公式同人誌、同窓会、ファン限定感謝祭みたいなものである。
マトリックス作品を少なくとも劇場版は全てみたうえで、その上思い入れが無いと厳しいかと思う。
自分は初代だけ物凄く好きで、リローデットは物足りないなぁ、レボリューションズは求めていたものと違うなぁという感じで終わったものの、初代への思い入れはまあまああるので、ある程度最初に書いたものなんだろうなという認識のもと鑑賞。
感想を書くのは遅くなってるけど、見に行ったのは初週だったと思う。
せっかくなのでパンフレットも両方購入。

作品としてはやはり前半のメタ的なシーンを楽しめるかどうかが肝となる。
ここが楽しくなかったらほぼ満足度は少ない状態での帰宅となるだろう。
逆にここが楽しければ、後の展開が楽しくなくても「まあこれが本当に監督がやりたかったことなんだろうな」とか思って満足が行くかは置いといて、納得がいく帰宅になっただろう。
正直観客が求めている物と全く違う物を見せ続ける監督の胆力はまあまあすごいなと思うし、よくこんな内容で撮らせてOKが出たなと。監督が好きにやらないと降りると言ってたんかな。
個人的にはここのシーンは実は結構好き。ゆえに点数は高めとした。

後半からはマトリックスという感じのアクションシーン連続展開になるが、まあこれがまた緊張感がない。
初代とリローデットでも大分アクションに爽快感が違いすぎたなと思ってたが、それは緊張感の有無かなと思ってる。初代は負けたら終わり、助かるには電話から脱出するしかないという緊張感があったからこそ、一般兵には無双する爽快感、そしてエージェントが出てきた時の緊迫感が生まれていたのだが、リローデット以降は「まあなんかスタイリッシュなアクションをして勝つんでしょ」という感じで見てしまってて、高速道路でバトルに爽快感が足りない。
その緊迫感を生み出す要因として、僕は「電話からの脱出」を挙げる。リローデットって、電話から現実世界に逃げ戻るというシーンがほぼ無いのよね。唯一あるのがスミスに追い込まれた人間がスミスに取り込まれ、現実にスミスがやってくる場面。
それ以外はとりあえず戦って、凌いだらネオが助けて終わりという。
この「ゴールがはっきりしているかどうか」が緊張感に結びついていると思う。

本作はどうしても固定電話という概念が無い為、それの代用品に選んだのが鑑。初代でも鑑は印象的なシーンで使われたが、それを出入り口として使うとは。鑑から出てくるシーンは印象的ではあるが、入り口としては良いが出口としてはいまいちな設定。
そして緊張感がない最大のポイントとして、ほぼセリフで語られるトリニティと接続するための機械都市への侵入劇。「ここが一番難しい」と語っている侵入劇を全て語りながらサクサクっとトラブルもなく見せてしまう。一番難しいところじゃないんかい。
まあ人間VS機械で機械のフィールドで戦うため人間側が超不利というのが緊張感のポイントでもあったが、機械側が味方に付くとほんと緊張感が薄れてしまうね。
その後のアクションもカンフーや銃撃戦よりも、ほぼ救世主能力の弾止めATフィールドばかりで面白みがない。ボットの墜落演出も、SFというよりゾンビ物だなという印象。求めていたものと違う感が半端ない。

あと過去作と今作の違いとして、マトリックス内に侵入した人間の表情がめちゃくちゃ豊になってるんだよね。ここは大きな違和感を感じるポイントかなと。過去作は基本的に能面だからこそ、ここぞというときに勘定が強く出るととても感情的に、印象深くなるんだよね。それが常に他の映画、通常の世界と変わらないので、感情的な奴はただの変な奴になってしまう。
その弊害が、モーフィアスかな。まあこのモーフィアスもキャラは良いんだけど・・・ちょっとウザいよねw

とまあ辛口批評をしてきましたが、後半はほぼCMで流れていたシーンばかりなものの見どころはきちんとあって決してつまらない映画でない。
あとは前半が楽しめれば5点は超えると思います。前半のメタシーンが楽しめなければ5点以下になるかな。
でもまあ過去作の出演者が元気そうにやってるのを見ると、ほっこりしましたね。出演したがっていたローレンスフィッシュバーン、なんで出してあげなかったんや・・・
みーちゃんさん [映画館(字幕)] 7点(2022-01-11 08:54:55)
👍 1
36.ネタバレ 評判悪い事を折込済で鑑賞しました。

まぁ、期待せず行ったことで
個人的にはそれなりに楽しめてしまったのですが
平日レイトショーとはいえ、お客さんが自分以外一人という
ほぼ貸切状態なのが地味に快適でした(笑)

で、よくよく考えると3作目がよくわからず終わったなぁって感じではありましたが
色々混乱した要因の一つが
ITとかでは一般的な単語が別の意味で使われてるせいだったりします。

マトリックスも網羅しているかどうかの表で使われますし
オラクルもDBを作ってる会社ですし
モーダルって同期表示されるダイアログで使いがちですし(背景をクリックできない)
バレットタイムとかマトリックスが有名にした撮影技法なのに
なんか違う事になってましたねぇ

結果的には過去三部作は実はゲームだけど
やっぱり仮想世界で電池代わりにされてるってことですので
ぜんぜん違う世界線のように鑑賞してました。

映像的にはやっぱり1作目が強烈すぎたので
そこを期待してしまいますが
今回バレットタイムすら使われなかったので

その辺りやっぱり物足りないです。

ただ、仮想世界で現実ではありえない描写だったり(終盤某ゾンビ映画ぽい流れとか)
高速移動の描写とかは個人的には結構好きだったりしましたし

なんやかんやで、やっぱり好きなんだなぁって思いました。
なんとなく評価は6.5ぐらいな気分ですが、
7にしました。

ちなみにPS5とかでやれるマトリックスの無料のゲームがリアルすぎるのでおすすめです。
シネマレビュー管理人さん [映画館(字幕)] 7点(2022-01-07 11:28:20)
35.ネタバレ 実は評判が良くなかったのでスルー予定にしていたんだけど、正月の実家訪問の帰りに何か観に行こうとなって、呪術廻戦と天秤にかけて中国嫁に選ばせました。リローデッド、レボの事もあるし、過度な期待をせずに観たおかげもあって割と面白かった。斬新さ、中二病的かっこ良さや、意外性も無かったけどもまあアリかなと思います。

中国嫁の方はと言うと途中で寝てました。。。過去三部作を観ておくように言っていたんだけど、置いてけぼりを喰らってイマイチだったようです。過去作は一応観ておいた方が良いかと思いますが、本作は絶対観て欲しい!という事は全然ないので推して知るべし。

挿入曲としてホワイト・ラビット/ジェファーソン・エアプレインが使われていました、トレーラーでも使われてたやつね、何かそのままMTVに焼き直しされてそうなぐらい。この曲は僕の中では「プラトーン」のMTVサントラとのイメージ強すぎて何か複雑な気持ちでした。
歌詞の内容としてはプラトーンよりもネオの心情に合ってる気はします。僕が知らないだけでその他作品にも使われているんだと思いますけどね、僕が生まれる前の作品らしいですしヒット曲なのかどうかも知りませんw
ないとれいんさん [映画館(字幕)] 6点(2022-01-05 12:16:08)
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34.ネタバレ  ただの焼き直しだったり一作目に比べて極端に精彩を欠いてたりとかしてたらヤだなぁっていう不安と、新しいマトリックスの物語が見られるっていう期待と。見終っての感想としては、前者と後者の印象が4:6くらいの割合だったので6点ね。
 前者についてはきっと作ってる側もかなり意識したのよね、3部作をメタ化する事で作ってる側の心情の吐露とかホンネとか言い訳とかにも思わせて楽しませてくれたし、後者は結局なんだったのよ?ふざけてんの?って状態だった『レボリューション』を仕切り直してネオとトリニティの更なる物語を見せてくれたし。

 ただ、いくら言い訳しても茶化しても精彩の欠きっぷりは如何ともし難いわ。映像表現と美術と音楽、明らかにレベルダウンしてるわ。一作目の独特なフィルムノワール感は失われて最近のCGいっぱい使ってます系映画の中に埋もれてしまうようなフツーなカンジになって。アクションも一作目こそが元祖で以降多くの作品で真似されたけれど、本家ですらそこに及ばなくて残念ね。
 クライマックスなんてラナ監督ってばゾンビ映画やりたかったのねぇ、って。大したデキでもなかった『新感染半島 ファイナル・ステージ』のクライマックスの再現したかったのかしら?みたいな(カーチェイスとゾンビね)。
 モーフィアスはメタ発言ばっかりで軽過ぎだし、スミスは妙に人間臭くなって喋り過ぎだし。
 そうね、この映画、デキの悪いアニメみたいに設定をセリフで説明しまくりだわ。それだけ説明しなければならないほど、『レボリューション』で世界をややこしい事にしちゃってたっていうのもあるんでしょうけれど、仕切り直しに時間かけ過ぎね。押井守のウザいトコまで真似しなくていいのよ?

 でも一作目の映像表現の最大の見せ場だったバレットタイムをキーワードに時間を操られたサスペンスシーンは見ていて面白かったし、女性艦長の活躍やトリニティの覚醒等、ラナ監督の変遷を感じられて良かったわ。ネオとトリニティの関係はちょっと某古典SFを思わせたりもしたけれど。

 何かと不満はあるけれど、でも『リローデッド』以降そーんなには褒められたモンでもなかった気もするので、これもまあそんなモンよ、ってところ。
あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 6点(2021-12-21 20:39:15)
33.ネタバレ マトリックス 1作目を何十回も見ているということもあり、
1作目を彷彿とさせるシーンの数々は皆さんの感想とは逆でかなり好印象でした。
が、同時にいつまで1作目にすがっているのかという印象も受けますね。

アクションに関しては1作目のような感動はなく・・・
正直、良いところはスミスとの戦闘シーン くらいでしたかねー・・・
覚醒した能力(見えないバリア的なやつ)を多用しすぎてイマイチでした
個人的にボットは余計でしたね 使うにしてもプログラムなんですからもっと論理的に使ってほしいところです。
大群戦・カーチェイスは好きじゃないのも伴って、さらに減点

結局二人が揃ったらなんでそんなに強いのか という謎はわからないままでしたが
そこが揺るがないのは良かったです。機械が二人を復活させた理由や過去の記憶を精神の病気にしている点も
大きな矛盾もなく、よく考えられた設定だと感じました。

序盤の流用や会議シーン 辺りは無駄に長くマイナス点ですねー
ラストは嫌いじゃないです
メメント66さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-12-19 21:20:31)
32.ネタバレ 1作目の続編という触れ込みでしたがしっかりと三部作の続編です。
マトリックスといえばストーリーで見せる、というよりは最先端の映像技術とスタイリッシュアクションが売りの作品、そう考えると本作は、非常に微妙、アクションも同様のものが氾濫している昨今においては、もはやこちらがパk、オマージュしてるのでは?というものになってしまっているのが悲しい所。
続編としてみても、全三部作を観ていること前提なので、1本の作品として非常に微妙な出来で、正直コレガ「マトリックスの続編じゃい!」と言われても、「そんなバカな(笑)」という印象です。
ですが、個人的には、学校の友達みんなして弾丸避けやカンフーの真似をしていたいわゆるド直球世代なので、同窓会映画としては「懐かしいな~」という妙な安心感があったり、ワーナーの名前を出して「望まない続編を無理やり作らされる気持ち」を皮肉っていたりと、そういう部分ではとても単染めたのも事実。
まどろっこしいですyが、1作目にあった「本当にこれは現実かどうか?」という演出や、冒頭がそのまんま1作目のシークエンスなので、そうしたところでもなつかしさが感じられました。
カンフーについても、以前はいまいちだなと思っていた部分はあったのですが、今回は「ジョン・ウィック」などの肉体アクション映画を撮ってきているせいか、以前よりも「ダメージがありそう」な殺陣が多かったように感じます。
大絶賛、とまではいきませんが、こういう続編もありなのか、という意味で、楽しい作品でした。
クリムゾン・キングさん [映画館(字幕)] 6点(2021-12-19 14:45:49)
31.ネタバレ Ressurections 復活、ね。ふーん。
楽しみ半分、どころか楽しみ10%不安90%の心持ちで観に行きましたが・・・
なかなかしっかりした旧三部作の続編になってましたね。ロッキーでいうなら、5ではなくファイナルくらいの出来栄えはあったと思います。
序盤では旧作を主人公が開発したゲームの話に矮小化したり、2作目登場の下品なフランス人のスピンオフがどうたらというセリフ、さらにクレジット後の小話もあって、製作者サイドの、虚構と現実の境目をあいまいにしたいという狙いが感じられはするのですが、これらは完全に失敗していて、話を理解しづらくしているだけでした。そもそもタイトルに、ressurectionsってつけてるじゃん。
あと、映画におけるアクションの表現は、まさにこのシリーズが革命を起こしたものだけに期待してましたが、今作にも十分なほどの見せ場はあるものの、心に残るほどのシーンはなかった気がします。ちょっと演出面はヘタになった?
でも、結局何を見せられたかわかんなかったレボリューションよりも、もう少し明快な完結編を見せてくれた、というところは高く評価したいと思います。
ああ、でも、まだ続編が作れそうな終わり方ではありましたね。
Northwoodさん [映画館(字幕)] 6点(2021-12-18 17:05:02)
30.ネタバレ “Resurrections”『蘇生』。または『(死体の)発掘』って皮肉なタイトルにも取れます。レボリューションズから18年も経って、マトリックス・シリーズで、なにか観たいもの(やり残したこと)があるか?…と言われると、私は後者の気持ちのほうが強かったです。
そもそも私にとってマトリックスは、至高の1作目と、オマケで蛇足の2~3作目という印象だったので、キアヌ主演であの続きを創る事に、そんなにワクワク感は感じませんでした。

違う人の演じるトリニティ(モーダル)、スミスがモーフィアスで、これもどちらも違う人。でもすぐにトリニティ(ティファニー)が出てきてひと安心。アンディ(リリー)が抜けてラリー(ラナ)だけで創ったから、主要メンバーも半分ってか?
出だしは心配になったけど、マトリックス・トリロジーを“かつて大ヒットしたゲーム”にして、社会現象や続編制作について、制作会社やキアヌ、キャリーに語らせるメタ的展開はとても面白かったです。現実と物語の世界。ホワイト・ラビット(歌)がまた印象深く、現実と物語の世界の狭間に苦しむアンダーソン君の心の表現に上手く使われていて、ネットでよく見るベンチに座る(ハリウッドスターのオーラのない)キアヌ画像とも重なり「あ、結構イイじゃん」って思いました。このあたり、バードマンで感じたのと同じワクワクを感じられましたね。

過去映像が多々出てきて、アンダーソン君がアイオに行った辺で興味がストンと失速します。真っ白い部屋で難しい話。東洋の建物でカンフーの修行。まぁこういうのもマトリックスだけど、過去作をなぞるような展開に、リブート作品な感じが強く出てしまいます。特にザイオンの話は観客ウケが良くなかったんだから、サラッとで良かったんだけどね。オリジナルのナイオビ=ジェイダが出てるからかな。
トリニティ覚醒からの展開は鳥肌ものでした。おぉスミスかっけぇ!屋上ダイブからの、え?そっち?アナリストへの“ママのお仕置き”もスカッとしました。…なんかね、マトリックスに続編(リロ&レボ)が創られるってなった時、勝手に期待したエンディングはこんな感じのものでした。それを22年越しに観ることが出来たって感じ?私はレボのあの終わり方より、こっちの方がずっと好きです。
トリニティがネオを覚醒せた1作目と、ネオがトリニティを覚醒させる本作が対になっていて、そこにラリー(ラナ)の人生の選択も大きく影響したであろう展開がとても興味深かったです。

…じゃあ、面白い映画か?というと、私は2回寝てしまい、3回目でやっと完走できました。アイオが強敵でした。
やっぱりモーフィアスもスミスもオリジナル・キャストに拘ってほしかったな。特にモーフィアスは、フィッシュバーンが劇中の(軽めの)モーフィアスを演じていたら、説得力は増したと思います。どうにもターミネーター3以降の作品を観ているような気分。特にTVドラマのサラ・コナー・クロニクルズを観た時のような、面白いんだけど、安っぽさも感じてしまうんだよ。
K&Kさん [DVD(字幕)] 5点(2024-11-17 14:14:51)
29.この世界観が続くことはあり得るのだが、驚きを創ることは難しい。ファン向けの映画か。
simpleさん [インターネット(字幕)] 5点(2024-06-30 21:36:18)
28.ネタバレ うーん・・・。普通・・・とにかく普通・・・。
別にあの三部作に続編はいらないと思うけど、久々に見られてよかった。と、そんな感想・・・。
物語的には無理くり作った感がすごく、前作の納得感を台無しにされた感じです。
ただ久しぶりに見たトリニティがあまり変わってなかったのがびっくりした。
前作、前々作で1作目よりすごく老けてたからあまり違和感なかったのかも。
ネオはジョン・ウィックにしか見えなかった(笑)。
まあ退屈しのぎにはいいかも?
わたたさん [インターネット(吹替)] 5点(2023-09-22 15:59:51)
27.ネタバレ 第1作目のころ、「いま生きている世界は偽りの世界だ。覚醒せよ」という話にいまいち乗れなかった。というか90年代映画って某スリラーや某暴力系まで「見えている世界と本当の世界は違う」的なモチーフがあふれてたような気がして、そのなかでは本作はあまりに「中二病」的でダサくみえてしまったのでした。そこから20年あまり経って、正直いまのほうが本作にとっては難しい時代なはず。なぜって、このモチーフはまるまる「陰謀論」の世界観でもあって、それが現実の政治やら生活にも影響を及ぼしている昨今、本作が描く「覚醒」や「革命」も文字通りに感情移入するのは難しくなってしまったから。ただ、そんな難しい時代にあえて本作を問うことに、ラナ・ウォシャウシキー監督自身がどういう意図をもってるのか、軽い興味はあった。

で、見た結論としては、残念な結果に落ち着いてました。それは、物語上は「覚醒」を求めながらも、どこかで「なんちゃって」というメタ視点を留保し続けることで「本気になるなよ、これは作り話だよ」という構造にしてしまったことです。世界観への没頭力やら物語の推進力は大幅に後退し、2時間半を持たせるのはかなり辛かった。序盤のグダグダした展開はコミカルにテンポよくすることができたと思うし、モーフィアスとスミスというオリジナル・キャストの変更は、物語上の理由付けも中途半端で製作上の理由だろうというのが見え見えだった。前作以降のアクション描写、スペクタクル描写の進展についていけておらず、あまりに「進歩」がないのはあえてのレトロ趣味かと思えてしまうほど。いろいろ足りない部分を謎かけっぽい会話でなんとか補っても、物語に没入できないメタ構造がそれを邪魔する・・・。

ただ、それでもある意味、元祖陰謀論のような本作シリーズに自ら落とし前を付けた部分はあったと思うし、そうするしかなかったんじゃないのかな、という風にも思います。決して無意味な商業映画ではなく、トランプやコロナを経験したあとの2020年代という時代を象徴した一作だったのかもしれない、というふうに思います。それが「いい映画」だったかどうかは別として。
ころりさんさん [インターネット(字幕)] 5点(2022-10-16 09:03:44)
👍 1
26.続編にしては悪ふざけがひどすぎる。マトリックスってもう少しハードなストーリだったはず。それこそアバターとかの仮想現実ものの先駆けだったのに全部否定しちゃった感じ。大好きだったあの人に久しぶりに会ったら、こっちはすごく大切な思い出だったのに全部茶化された感じ。いや、例えばの話ね。
木村一号さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-10-10 20:51:31)
25.ネタバレ 1を見た時のような鳥肌が立ち脳汁が出まくるような革新的な演出は皆無で、20年経って逆に大幅に退化した感じですね。その後あまり評価されてないウォッシャウスキー監督ではなく別の監督にやらせた方が良かったんじゃないかな。バトルシーンのアイディアの面でもジョン・ウィックの足元にも及ばない感じで残念でした。
映画大好きっ子さん [インターネット(字幕)] 5点(2022-09-30 22:27:53)
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【点数情報】

Review人数 44人
平均点数 5.00点
000.00%
112.27%
200.00%
3818.18%
4818.18%
51329.55%
6511.36%
749.09%
8511.36%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review2人
2 ストーリー評価 6.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 6.66点 Review3人
4 音楽評価 7.00点 Review2人
5 感泣評価 5.00点 Review2人

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