映画『ナイトメア・アリー』の口コミ・レビュー
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ナイトメア・アリーの口コミ・レビュー
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(レビュー・口コミ)
ナイトメア・アリー
[ナイトメアアリー]
Nightmare Alley
2021年
【
米
】
上映時間:150分
平均点:6.83 /
10
点
(Review 12人)
(点数分布表示)
公開開始日(2022-03-25)
公開終了日(2022-06-22)
(
ドラマ
・
ホラー
・
サスペンス
・
ミステリー
・
小説の映画化
)
新規登録(2022-03-09)【
ぴのづか
】さん
タイトル情報更新(2025-04-30)【
TERU
】さん
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監督
ギレルモ・デル・トロ
キャスト
ブラッドリー・クーパー
(男優)
スタントン・"スタン"・カーライル
ケイト・ブランシェット
(女優)
リリス・リッター博士
トニ・コレット
(女優)
ジーナ・クルンバイン
ウィレム・デフォー
(男優)
クレメント・"クレム"・ホートリー
リチャード・ジェンキンス〔男優・1947年生〕
(男優)
エズラ・グリンドル
ルーニー・マーラ
(女優)
メアリー・エリザベス・"モリー"・ケイヒル
ロン・パールマン
(男優)
ブルーノ
メアリー・スティーンバージェン
(女優)
フェリシア・キンボール
デヴィッド・ストラザーン
(男優)
ピーター・"ピート"・クルンバイン
ホルト・マッキャラニー
(男優)
アンダーソン
ジム・ビーヴァー
(男優)
ジェデディア・ジャッド保安官
クリフトン・コリンズ・Jr
(男優)
ファンハウス・ジャック
ティム・ブレイク・ネルソン
(男優)
カーニー・ボス
デヴィッド・ヒューレット
(男優)
エルルード博士
スティーヴン・マクハティ
(男優)
ホーボー
声
東地宏樹
スタントン・"スタン"・カーライル(日本語吹き替え版)
塩田朋子
リリス・リッター博士(日本語吹き替え版)
藤貴子
ジーナ・クルンバイン(日本語吹き替え版)
内田直哉
クレメント・"クレム"・ホートリー(日本語吹き替え版)
安原義人
エズラ・グリンドル(日本語吹き替え版)
廣田行生
ブルーノ(日本語吹き替え版)
金尾哲夫
ピーター・"ピート"・クルンバイン(日本語吹き替え版)
斎藤志郎
少佐(日本語吹き替え版)
脚本
ギレルモ・デル・トロ
撮影
ダン・ローストセン
製作
ギレルモ・デル・トロ
ブラッドリー・クーパー
配給
ウォルト・ディズニー・ジャパン
衣装
ルイス・セケイラ
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[全部]
1.若い世代の人たちや、子どもたちには“イメージ”しづらいのかもしれないけれど、昭和56年生まれの私には、「見世物小屋」の記憶が、薄ぼんやりではあるけれど脳裏に残っている。
縁日の人だかりの奥に、その即席の小屋は建てられていて、おどろおどろしく、どこか淫靡な雰囲気で描かれた看板を、子どもながらに“遠慮”して遠目で見ていた記憶。親からも「見てはダメ」というようなニュアンスで興味を持つことを制されていた覚えもある。
あの小屋の中に存在していたものは、きっと下賤で愚にもつかないものだったのだろうけれど、それを「生業」として、日々を生きていた人たちも確かに存在していたわけで。四十路を越えた今、そういう人たちに人生模様にも、決して綺麗事ではないドラマを感じる。
少々個人的な前置きが長くなってしまったけれど、ギレルモ・デル・トロ監督が描き出した本作の映画世界は、1930年代のアメリカの「見世物小屋」を舞台として、そこに流れ着いた主人公と、その一行の生々しい人間模様を、おぞましく、不気味に、それでいて圧倒的に美しい映像世界で映し出した強烈な作品だった。
あまり作品情報を把握せぬまま鑑賞したので、鑑賞前は、てっきり“悪魔”や“呪い”的なものが描かれる類いの、ギレルモ監督得意の“ダークファンタジー”だとばかり思っていた。
だが蓋を開けてみると、そこに映し出されたものは、ある“業”を背負った男の、あまりにも愚かで、あまりにも哀しい生き様を描いたまさにフィルム・ノワールだった。
ブラッドリー・クーパー演じる主人公は、決して“悪人”ではなかったはずだけれど、おそらくは幼少期から抱え続け、支配され続けてきた“或る苦悩”から抜け出せず、結果的には自ら「悪意」を育み、待ち受けていた苛烈な運命を受け入れざるを得なかった。
その様はやはり愚かだと思うし、共感しがたいけれど、これが人間の根幹的に孕む脆さであり本質であると言われれば確かにそうで、本作のラスト、彼が辿った顛末に対しては同情を越えて諦観めいたものが感じられた。
この主人公の男が、あの粗末で寒々しく、劣悪さが滲み出る生家で、憎み抜いた父親と共に、どのように成長し、どのように生活をしてきたのか──。本作においてその過去描写は全く無いけれど、見世物小屋に流れ着いた以降の彼の言動や選択を見るだけでも、その「不幸」が伝わってくる映画表現が見事だった。
主人公にとってのファム・ファタールとして登場する3人の女性のキャラクター像と、それらを演じた3人の女優たちの演技と存在感も素晴らしい。
トニ・コレット、ルーニー・マーラ、そしてケイト・ブランシェット、名優たちが演じる三者三様の女性たちが、主人公の人生に深く関わり、慰め、助言し、引導を渡す。
普通、物語に登場するファム・ファタールの存在は一人であることが多いけれど、この物語ではそれが三人も登場し、それぞれが強い存在感を放っていることも、この特異な映画世界の中で印象的な要素だった。
彼女たちの存在は、主人公の人生に大いに影響を与え、見え方によっては「破滅」へ導いたとも言えるかもしれない。
ただ、よくよく振り返ってみたならば、彼女たちは常に主人公に対して明確な“救い”も差し伸べていた。
結局、めくるめく破滅への螺旋階段を突き進んでいったのは、他の誰でもなく主人公自身の、惑いと決断によるものだったのだと思う。
ダークファンタジーではない本作には、悪魔も呪いも登場しないけれど、主人公自身は呪縛から逃れられず、自らの人間性の中に巣食う悪魔に支配され続けていたように見えた。
主人公が流れ着いた見世物小屋で出会った“獣人”の仕事をする男は、不潔な檻の中で「俺は違う こんなじゃない」と哀しく呻き続ける。
その台詞の真意は、主人公自身が行き着いた“人生の果て”で、涙すら出ない、乾いた笑いと共に結びつく。
不気味で淫靡な完璧な造形美に彩られた、人間のインサイド、すなわち「怪物性」の奥深い闇に、感嘆した。
映画の冒頭に映る螺旋が描かれた空洞の先、「罪人よ 己の姿を見ろ」のメッセージとともに立てかけられた鏡。あの鏡に映っていたものこそが、“怪物”の正体であり、この映画が表した暗示そのものだった。
【
鉄腕麗人
】
さん
[インターネット(字幕)]
9点
(2025-06-30 09:01:03)
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【点数情報】
Review人数
12人
平均点数
6.83点
0
0
0.00%
1
0
0.00%
2
0
0.00%
3
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4
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5
1
8.33%
6
2
16.67%
7
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66.67%
8
0
0.00%
9
1
8.33%
10
0
0.00%
【その他点数情報】
No
名前
平均
Review数
1
邦題マッチング評価
Review0人
2
ストーリー評価
7.00点
Review1人
3
鑑賞後の後味
8.00点
Review1人
4
音楽評価
Review0人
5
感泣評価
Review0人
【アカデミー賞 情報】
2021年 94回
作品賞
候補(ノミネート)
撮影賞
ダン・ローストセン
候補(ノミネート)
美術賞
候補(ノミネート)
衣装デザイン賞
ルイス・セケイラ
候補(ノミネート)
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